2026年シーズンの同志社大学ラグビー部は、関西大学ラグビーAリーグで上位争いを展開しています。2026年11月上旬現在、リーグ戦は3勝1敗、勝ち点14で3位。次の大一番となる天理大学戦は11月7日、京都産業大学戦は11月22日に予定されています。伝統校としての復活を目指すチームにとって、残りのリーグ戦は全国大学選手権への道を左右する重要な局面です。
チームを率いるのは永山宜泉監督。主将のHO荒川駿を中心に、上嶋友也、田中心温、中谷陸人、丹羽雄丸ら実力者がそろいます。大学選手権4度の優勝を誇る歴史と、平尾誠二ら名選手を輩出した伝統を受け継ぎながら、現在の同志社はどこまで強豪校に迫っているのでしょうか。
【2026年最新】同志社大学ラグビー部の試合結果と関西Aリーグ順位

2026年の同志社大学ラグビー部を理解するうえで、まず押さえておきたいのが関西大学ラグビーAリーグの成績です。
2026ムロオ関西大学ラグビーAリーグは、9月13日に開幕し、11月29日まで全7節の日程で開催されています。同志社は序盤から勝利を重ねた一方、近畿大学との接戦を落とし、現在は追い上げる立場にあります。
2026年Aリーグの同志社大学の試合結果
関西ラグビーフットボール協会が公開している公式記録によると、同志社のここまでの結果は次のとおりです。
- 9月13日・第1節:同志社大学 26-14 関西大学(勝利)
- 9月26日・第2節:同志社大学 24-26 近畿大学(敗戦)
- 10月4日・第3節:同志社大学 40-31 立命館大学(勝利)
- 10月25日・第4節:同志社大学 31-5 摂南大学(勝利)
4試合を終えた時点で3勝1敗。勝ち点は14となり、Aリーグ3位につけています。
順位争いでは、京都産業大学が19点、天理大学が17点、同志社大学が14点という上位構図です。ただし、各校の消化試合数は異なるため、単純な勝ち点だけで最終的な順位を判断することはできません。
摂南大学戦で見せた守備の改善
10月25日の摂南大学戦は、今季の同志社を評価するうえで注目したい試合です。
同志社は31-5で勝利。前半を12-5で折り返すと、後半は相手を無得点に抑え、19点を追加しました。トライ数は同志社5本、摂南1本。3トライ差以上の勝利によるボーナスポイントも獲得しています。
この試合では、NO.8西本龍太がプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されました。悪天候のコンディションでチームを引っ張った働きが評価されています。
特に後半の無失点は重要です。40-31で勝った立命館大学戦では攻撃力を示した一方、31点を許しています。摂南大学戦では守備面の改善も結果につながりました。
近畿大学戦の24-26という惜敗も含め、同志社は得点力を備えながら、強豪との接戦を勝ち切る力が問われている段階です。
【試合日程】天理大学戦・京都産業大学戦はいつ?
2026年シーズンの同志社にとって、残りのAリーグは非常に重要です。特に天理大学と京都産業大学は現在の上位争いを担うライバルであり、両校との直接対決が順位を大きく左右します。
同志社大学の2026年残りの試合日程
- 11月7日(土)13:00:天理大学 vs 同志社大学/天理親里競技場
- 11月22日(日)14:00:同志社大学 vs 京都産業大学/たけびしスタジアム京都
- 11月29日(日)11:45:関西学院大学 vs 同志社大学/東大阪市花園ラグビー場 第Iグラウンド
いずれも2026ムロオ関西大学ラグビーAリーグの公式日程に掲載されている対戦カードです。キックオフ時刻や会場変更などの最新情報は、大会主催者の発表を確認してください。
11月7日・天理大学戦は優勝争いの分岐点
最初の注目カードは、11月7日の天理大学戦です。
天理大学は2026年シーズンも高い競技力を維持しており、リーグ戦序盤から安定した成績を残しています。同志社にとっては、上位との差を縮めるためにも勝利が欲しい試合です。
注目したいのはFWの攻防です。同志社はHO荒川駿、LO・NO.8を担う中谷陸人、NO.8西本龍太らを中心に、セットプレーと接点での強さを発揮したいところ。スクラムやラインアウトから安定して攻撃を組み立てられるかが焦点になります。
また、SH田中心温とSO丹羽雄丸によるゲームコントロールも見逃せません。相手の守備配置を見ながら、キックとパスを適切に使い分けられるかが重要です。
11月22日・京都産業大学戦は関西の頂上争い
もう一つの大きな山場が、11月22日の京都産業大学戦です。
京都産業大学は2026年シーズンの上位候補であり、同志社が全国大学選手権出場を視野に入れるうえでも、直接対決での勝利には大きな意味があります。
京都産業大学の強みであるFWの圧力に対し、同志社がどれだけ自分たちのテンポを維持できるかがポイントです。相手の接点での圧力に後退せず、BKまでボールを展開できれば、同志社らしい攻撃を生かせる可能性があります。
天理大学戦、京都産業大学戦の両方で結果を残せるか。2026年の同志社の現在地を判断するうえで、最も重要な2試合といえます。
【現在の実力】同志社大学ラグビー部は復活したのか?
同志社大学ラグビー部の現在の実力を評価する際には、伝統や過去の優勝回数だけではなく、直近数年間の成績と2026年の試合内容を合わせて見る必要があります。
2021~2025年の関西リーグ成績
J SPORTSの大学ラグビー・チーム紹介によると、同志社の近年の関西リーグ順位は次のように推移しています。
- 2021年:4位
- 2022年:3位(大学選手権ベスト8)
- 2023年:8位
- 2024年:6位
- 2025年:4位
2023年にはリーグ最下位に沈み、7戦全敗という厳しいシーズンを経験しました。入替戦では大阪体育大学に62-21で勝利し、Aリーグ残留を決めています。
この結果は、過去に全国制覇を経験したチームであっても、大学ラグビーの競争環境が変化するなかで、常に強さを維持できるわけではないことを示しています。
その後、2024年に6位、2025年に4位と順位を上げました。2026年は4試合消化時点で3位につけており、再び上位を争う位置まで戻ってきています。
永山宜泉監督のもとで進むチーム強化
2025年度から監督に就任した永山宜泉氏は、2026年度も引き続きチームを指揮しています。
永山監督は、摂南大学のFWコーチとしてスクラム強化に携わった経歴を持ちます。J SPORTSの2026年チーム紹介では、同志社が昨季の反省を踏まえ、朝練でのウエートトレーニングを実施し、選手のサイズアップを図っていることも紹介されています。
これは単に選手個人の筋力を高める取り組みではありません。大学ラグビーでは、スクラム、モール、タックル、接点での攻防が試合の主導権を左右します。フィジカル面の強化は、強豪校と互角に戦うための基盤づくりにつながります。
2026年の同志社は、攻撃力だけで勝負するチームから、FWの強さとBKの展開力を両立するチームへの進化が求められています。
【メンバー・注目選手】2026年の同志社を支える中心選手
2026年度の同志社大学ラグビー部は、4回生を中心とした学生幹部がチームをまとめています。
公式発表によると、主将はHO荒川駿、副将はWTB上嶋友也とSH田中心温。森岡蒼良と西川康士郎がリーダーを務め、永山宜泉監督のもとでチームを運営しています。
2026年度の主な学生幹部
- 主将・荒川駿:HO。東海大大阪仰星高校出身。
- 副将・上嶋友也:WTB。東福岡高校出身。
- 副将・田中心温:SH。東福岡高校出身。
- 主務・末次晴登:法学部。長崎北陽台高校出身。
- リーダー・森岡蒼良:CTB。京都成章高校出身。
- リーダー・西川康士郎:SO。東海大大阪仰星高校出身。
J SPORTSも取り上げた注目選手
2026年の同志社で特に注目したいのが、FWとBKの中心を担う選手たちです。
荒川駿(HO)
チームの主将を務めるフッカーです。東海大大阪仰星高校出身で、セットプレーの中心的存在。J SPORTSは春の日本代表選出にも触れており、大学ラグビーの枠を超えて注目される選手です。FWのリーダーとして、スクラムやラインアウトでの働きが期待されます。
中谷陸人(LO・NO.8)
U23日本代表でキャプテンを務めた経験を持つ選手です。FWの前線で存在感を発揮し、接点での強さや運動量が期待されています。ポジションをまたいだ対応力も注目ポイントです。
丹羽雄丸(SO)
U20日本代表の経験を持つスタンドオフです。攻撃の方向を決める司令塔として、田中心温との連係が重要になります。キックによる陣地獲得とパスによる展開の使い分けに注目です。
田中心温(SH)
副将を務めるスクラムハーフです。素早い球出しによって攻撃のテンポを作り、FWとBKをつなぐ役割を担います。ゲームの流れを左右する重要なポジションです。
西本龍太(NO.8)
10月25日の摂南大学戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた選手です。FWの攻防でチームを支え、後半の得点力にも貢献しました。
ファイアラガ義信ダビデ(CTB)
BKの中央で攻守に関わるセンターです。J SPORTSも注目選手として紹介しており、相手ディフェンスに対する突破力や味方との連係が見どころになります。
2026年の主要人物・チーム関係一覧
| 分類 | 人物・チーム | 役割・実績 | 2026年の注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 監督 | 永山宜泉 | 2025年度から監督に就任 | FW強化とチーム全体の競技力向上 |
| 主将 | 荒川駿 | HO・4回生 | セットプレーとFWの統率 |
| 副将 | 上嶋友也 | WTB・4回生 | BKの攻撃と得点力 |
| 副将 | 田中心温 | SH・4回生 | 攻撃のテンポとゲーム運び |
| 攻撃の司令塔 | 丹羽雄丸 | SO・U20日本代表経験 | キックとパスによるゲームメーク |
| FWの中心 | 中谷陸人 | LO・NO.8・U23日本代表主将経験 | 接点とフィジカルの強さ |
| 注目ライバル | 天理大学 | 関西Aリーグ上位校 | 11月7日の直接対決 |
| 注目ライバル | 京都産業大学 | 関西Aリーグ上位校 | 11月22日の直接対決 |
| 歴代の象徴 | 平尾誠二 | 1982~1984年度の大学選手権3連覇に貢献 | 同志社ラグビーの黄金期を象徴する存在 |
こうして見ると、同志社の2026年はFWの強化を進める荒川、中谷、西本らと、ゲームを組み立てる田中、丹羽らの連係が鍵を握っています。
なお、ここで紹介した選手はチームの公式登録情報やJ SPORTSの注目選手紹介に基づくもので、全員が毎試合先発するという意味ではありません。実際の先発メンバーやリザーブは、試合ごとの公式発表で確認する必要があります。
【新入部員】2026年度のルーキーと同志社の育成方針
チームの現在だけでなく、次の世代を担う新入部員にも注目です。
同志社大学体育会ラグビー部は、2026年4月25日に2026年度の新入部員決定を公式発表しました。5月5日の同志社ラグビー祭でも新人紹介が行われています。
2026年度の主な1回生メンバー
公式メンバー一覧に掲載されている1回生には、次の選手たちがいます。
- 朝倉久喜:PR。東海大大阪仰星高校出身。
- 伊藤陽生:FL。同志社香里高校出身。
- 稲塚潤:HO。天理高校出身。
- 田中蓮聖:NO.8。常翔学園高校出身。
- 近藤烈:CTB。大阪桐蔭高校出身。
- 仁保顕隆:PR。サウスランドボーイズハイスクール出身。
- 松嶋仁汰:FB。報徳学園高校出身。
- 南悠介:SO。常翔学園高校出身。
FWからBKまで幅広いポジションの選手が加入しており、今後の選手層を厚くする存在として期待されます。
特に、PRやHOといったスクラムに関わるポジションの新入生が、上級生のもとでどのように成長するかは、チーム強化の観点からも注目したいところです。
強化寮喫食制度で競技環境も変化
2026年度の新入生からは、強化寮喫食制度が導入されています。
同志社大学ラグビー部の入部案内によると、栄養士監修の食事を提供し、早朝や夜間のトレーニングを実施することを目的とした取り組みです。
大学ラグビーでは、技術や戦術だけでなく、体格や筋力、回復力を含めた総合的な身体づくりが欠かせません。寮生活と食事、トレーニングを連動させる制度は、長期的な競技力向上を目指す施策といえます。
2026年の新入部員がすぐにトップチームの主力になるとは限りませんが、数年後の同志社を支える人材として、今後の成長を追う価値があります。
【歴代の戦績】大学選手権4回優勝と平尾誠二が築いた黄金時代
同志社大学ラグビー部を語るうえで欠かせないのが、全国大学選手権での実績です。
1911年に創部された同志社大学ラグビー部は、日本の大学ラグビーを代表する伝統校の一つです。全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、これまでに4度の優勝を記録しています。
大学選手権での4度の優勝
- 1980年度:全国大学選手権で初優勝。
- 1982年度:2度目の優勝。
- 1983年度:3度目の優勝。
- 1984年度:4度目の優勝。大会史上初の3連覇を達成。
1982年度から1984年度にかけての3連覇は、同志社大学ラグビー部の歴史を象徴する記録です。
当時のチームは、関西の大学ラグビーを代表する存在として全国の強豪と競い合い、関東の有力校にも勝利して日本一をつかみました。
この黄金時代を支えたのが、平尾誠二、大八木淳史、林敏之、土田雅人らの選手たちです。
平尾誠二は同志社大学ラグビー部に何を残したのか
同志社の歴代名選手を語る際、特に大きな存在感を持つのが平尾誠二です。
1963年1月21日、京都市生まれ。伏見工業高校で全国高校ラグビー大会優勝を経験し、同志社大学に進学しました。
大学時代にはスタンドオフとして活躍し、1982~1984年度の大学選手権3連覇に貢献。その後は神戸製鋼に進み、日本代表選手としてワールドカップにも出場しました。
さらに1997年には日本代表監督に就任し、選手としてだけでなく指導者としても日本ラグビーに大きな影響を与えています。2016年10月20日に53歳で亡くなりました。
平尾の存在が特別なのは、単に優勝メンバーだったからではありません。同志社の展開力を生かしたラグビーを全国に印象づけ、日本代表や社会人ラグビーの舞台でも活躍したからです。
大八木淳史らとともに築いた黄金時代は、現在も同志社ラグビーを語る際の基準となっています。
2015年度以降の課題と2026年の意味
一方、全国大学選手権の優勝からは長い時間が経過しています。
同志社は2015年度に関西リーグを制しましたが、その後は関西の上位争いで苦戦するシーズンも増えました。2023年度にはAリーグ最下位となり、入替戦で残留を決めるという苦しい経験もしています。
2025年度は4位まで順位を回復し、2026年度は3位で上位校を追っています。J SPORTSも、同志社が2015年度以来の関西リーグ制覇と、全国大学選手権への復帰を目標にしていると紹介しています。
ここで整理しておきたいのは、大学選手権の優勝回数と関西大学リーグの優勝回数は別の記録だということです。同志社の大学選手権優勝は4回。関西リーグでの順位や優勝実績とは分けて考える必要があります。
2026年の同志社に求められているのは、黄金時代の実績を語ることだけではありません。現在の選手たちが、天理大学や京都産業大学といったライバルを相手に勝ち切り、全国の舞台で結果を残すことです。
【よくある質問】同志社大学ラグビー部に関するFAQ
Q1:同志社大学ラグビー部の大学選手権優勝回数は何回ですか?
A1:全国大学ラグビーフットボール選手権大会で4回です。優勝年度は1980年度、1982年度、1983年度、1984年度。1982~1984年度には大会史上初の3連覇を達成しました。
Q2:2026年の同志社大学ラグビー部の成績は?
A2:2026年11月上旬時点で、関西大学Aリーグは4試合消化で3勝1敗、勝ち点14です。第4節終了時点で3位につけています。
Q3:2026年の天理大学戦はいつですか?
A3:2026年11月7日(土)13時キックオフです。会場は天理親里競技場です。
Q4:京都産業大学戦はいつ開催されますか?
A4:2026年11月22日(日)14時キックオフの予定です。会場はたけびしスタジアム京都です。
Q5:2026年の同志社大学ラグビー部で注目の選手は誰ですか?
A5:主将のHO荒川駿、副将のSH田中心温とWTB上嶋友也、U20日本代表経験のあるSO丹羽雄丸、U23日本代表主将経験のある中谷陸人、摂南大学戦でPOMに選ばれた西本龍太などが注目選手です。
Q6:2026年度の新入部員にはどんな選手がいますか?
A6:公式メンバー一覧には、PR朝倉久喜、HO稲塚潤、NO.8田中蓮聖、CTB近藤烈、SO南悠介などが掲載されています。今後の成長と上級生との競争が注目されます。
まとめ:同志社大学ラグビー部は2026年に黄金期への第一歩を踏み出せるか
2026年の同志社大学ラグビー部は、関西大学Aリーグで3勝1敗、勝ち点14の3位につけています。近畿大学に惜敗した一方、立命館大学に40-31、摂南大学に31-5で勝利するなど、攻撃力と守備の改善を示してきました。
今後の最大の注目点は、11月7日の天理大学戦と11月22日の京都産業大学戦です。上位校との直接対決でどこまで力を発揮できるかが、今季の評価を決めることになります。
主将の荒川駿を中心に、中谷陸人、田中心温、丹羽雄丸、西本龍太らが支える現在のチームには、次のステージへ進むための戦力がそろいつつあります。永山宜泉監督のもとで取り組むFW強化や選手育成も、今後の成長を左右する要素です。
同志社は大学選手権4回優勝、1982~1984年度の3連覇という輝かしい歴史を持っています。しかし、2026年の実力を判断する基準は、過去の栄光ではなく、現在の試合内容と勝敗です。
天理大学戦、京都産業大学戦を経て、どこまで順位を上げられるのか。そして2015年度以来となる関西リーグ制覇に近づけるのか。伝統校の新たな挑戦から、今後も目が離せません。
主な確認資料: 同志社大学体育会ラグビー部公式発表、関西ラグビーフットボール協会公式記録、J SPORTSの2026年度チーム紹介、朝日新聞の大学ラグビー関連記事、神戸新聞の平尾誠二氏経歴資料。