第110回日本陸上競技選手権大会は、一般的にイメージされる6月のトラック&フィールド本大会だけでなく、混成競技、リレー競技、10000mなどが別日程で実施されます。
そのため、「日本選手権は6月14日に終わった」と考えると、12月の10000mを見落としてしまいます。
2026年の主要大会スケジュール
6月6日(土)~7日(日)日本選手権・混成競技

岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場
男子十種競技・女子七種競技
6月12日(金)~14日(日)第110回日本選手権・本大会
愛知・パロマ瑞穂スタジアム
男子17種目・女子17種目
10月10日(土)~11日(日)日本選手権・リレー競技
東京・MUFGスタジアム(国立競技場)
男女4×100mリレー・4×400mリレーなど
12月5日(土)日本選手権・10000m
東京・世田谷区立総合運動場陸上競技場
女子10000m・男子10000m
この4大会は、すべて第110回日本選手権に関連する競技会です。主催者は日本陸上競技連盟で、開催地や実施種目、代表選考の対象となる国際大会が異なります。
各大会の位置づけと関係性
| 大会・関連エンティティ | 開催日・会場 | 大会の役割 |
|---|---|---|
| 日本選手権混成競技 | 6月6~7日・岐阜 | 十種競技・七種競技の日本一を決定 |
| 第110回本大会 | 6月12~14日・名古屋 | トラック&フィールドの日本一を決定。アジア大会代表選考 |
| 日本選手権リレー | 10月10~11日・国立競技場 | 男女のリレー種目で日本一を決定 |
| 日本選手権10000m | 12月5日・世田谷 | 男女10000mの日本一を決定。世界選手権・アジア選手権代表選考 |
特に押さえたいのは、12月の10000mが6月の本大会の単なる延期種目ではないことです。独立した日程・会場で実施され、北京2027世界陸上競技選手権大会とアモイ2027アジア陸上競技選手権大会の代表選考競技会を兼ねています。
【本大会の競技日程・タイムテーブル】男子100m・女子100m決勝はいつ?
6月12日から14日までの本大会は、日によって競技開始時刻が異なりました。
日本陸連が公開した競技日程によると、1日目は予選と準決勝を中心に進み、2日目には100mの男女決勝、最終日には200mや400mなどの決勝が行われる構成です。
3日間の競技時間
| 日程 | 競技開始 | 競技終了予定 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 6月12日(金) | 13:20 | 20:40 | 100m予選・準決勝、女子5000m決勝など |
| 6月13日(土) | 11:30 | 18:40 | 男女100m決勝、女子400m・男子1500m決勝など |
| 6月14日(日) | 14:08 | 18:40 | 男女200m、男女400mH、男子5000mなど |
※競技終了時刻は予定であり、当日の進行や競技状況によって変わる場合があります。
男子100m・女子100mの決勝時間
短距離ファンが最も気になるのが、男女100mの決勝です。
2026年6月13日(土)
女子100m決勝18:20
優勝:井戸アビゲイル風果 11秒44
2026年6月13日(土)
男子100m決勝18:30
優勝:多田修平 10秒17
男子100mは多田修平(住友電工)が10秒17で優勝。5年ぶりの日本選手権制覇となりました。
2位は西岡尚輝(筑波大)の10秒20、3位は桐生祥秀(日本生命)の10秒24です。連覇を狙った桐生が3位となったことも、決勝の注目ポイントでした。
女子100mでは井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が11秒44で優勝。2位は御家瀬緑の11秒50、3位は君嶋愛梨沙の11秒52でした。
6月12日は予選・準決勝、13日は決勝に注目
男子100mは6月12日に15時35分から予選、20時25分から準決勝が予定されていました。
女子100mは14時05分から予選、18時10分から準決勝という流れです。
したがって、男女100mの勝負を追うなら、12日の予選・準決勝で決勝進出者を確認し、13日の18時台に決勝結果を確認するのが基本的な見方でした。
また、陸上競技はトラック種目とフィールド種目が同時進行します。テレビで映らない時間帯にも、跳躍や投てきで日本一が決まることがあるため、全種目を追う場合は公式タイムテーブルの確認が欠かせません。
【混成競技・リレー・10000mの結果】大会ごとの注目選手と見どころ
日本選手権を深く理解するには、6月の本大会だけでなく、前後に開催された関連競技の結果も確認する必要があります。
それぞれの大会には、異なる競技特性と代表選考上の意味があります。
6月6日~7日:日本選手権混成競技
会場は岐阜メモリアルセンター長良川競技場です。
男子は十種競技、女子は七種競技が行われ、2日間にわたる総合得点で順位を争いました。
特に注目を集めたのが女子七種競技の田中友梨(スズキ)です。
田中は6050点の日本新記録を樹立し、2連覇を達成しました。日本女子として初めて七種競技で6000点を突破した記録です。
加えて、アジア大会派遣設定記録の6019点も上回り、愛知・名古屋2026アジア競技大会の日本代表に内定しました。
男子十種競技では奥田啓祐(ウィザス)が7512点で優勝。最終種目の1500mで逆転し、4年ぶり2回目の日本選手権制覇を果たしています。
10月10日~11日:日本選手権リレー競技
日本選手権リレーは、東京のMUFGスタジアム(国立競技場)で開催されました。
個人種目とは違い、リレーでは走力だけでなく、バトンパスの精度や走順、チームとしての連携が勝敗を左右します。
2026年大会の主な優勝チームは次のとおりです。
- 男子4×100mリレー:東洋大学、38秒45
- 男子4×400mリレー:関西学院大学、3分04秒74
- 女子4×100mリレー:福岡大学、44秒19
- 女子4×400mリレー:立命館大学、3分36秒12
男子4×100mリレーでは、東洋大学が38秒45を記録。学生タイ記録であり、大会新記録となりました。
2位の中央大学も38秒49の大会新記録、3位の大東文化大学も38秒66の大会新記録を記録しています。
上位3チームが大会記録を更新する展開は、学生チームの競技力の高さを示す結果となりました。
12月5日:日本選手権10000m
2026年の日本選手権関連競技で、これから開催される最大の注目イベントが10000mです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年12月5日(土) |
| 会場 | 世田谷区立総合運動場陸上競技場 |
| 女子10000m | 14:05開始 |
| 男子10000m | 14:50開始 |
| 主催 | 日本陸上競技連盟 |
| 兼ねる大会 | 北京2027世界陸上・アモイ2027アジア選手権代表選考会 |
今回の10000mは世田谷区で初開催となります。
加えて、北京2027世界陸上とアモイ2027アジア陸上競技選手権大会の日本代表選考競技会を兼ねるため、単なる国内タイトル争いではありません。
10000mはトラック25周の競技です。序盤の位置取り、集団のペース変化、残り数周からのスパートなど、レース全体の駆け引きが見どころになります。
【出場選手・エントリーリスト・結果速報】日本陸連の公式情報を確認する方法
日本選手権の出場選手を調べる際は、エントリーリストとスタートリストを区別することが大切です。
エントリーリストとスタートリストの違い
- エントリーリスト:大会に申し込んだ選手や出場資格を確認する資料。
- スタートリスト:実際に競技に出場する選手の組分けやレーンなどを確認する資料。
- リザルト:競技終了後の順位、記録、風速などを確認する公式結果。
6月の第110回本大会では、桐生祥秀、山縣亮太、多田修平、北口榛花、久保凛、田中希実など、国内トップクラスの選手がエントリーしました。
日本陸連は5月29日に暫定エントリーリストと競技日程を公開し、6月5日に確定版を掲載しています。
12月の10000mはエントリー受付が始まったばかり
11月5日時点で、10000mの出場選手情報は6月本大会とは異なるスケジュールで更新されています。
日本陸連の公式大会ページによると、参加申し込み期間は次のとおりです。
- 11月4日13時:エントリー受付開始
- 11月17日13時:エントリー受付締切
- 11月20日13時:暫定エントリーリスト公開予定
- 11月27日13時:確定エントリーリスト公開予定
つまり、11月5日現在はエントリー受付期間中であり、出場選手がすべて確定した段階ではありません。
選手名を調べる場合は、過去大会の出場者や有力選手の予想だけで判断せず、11月20日以降に公開されるリストを確認する必要があります。
日本選手権陸上結果速報・リザルトの確認方法
6月の本大会はすでに終了し、日本陸連の公式ページに正式リザルトが掲載されています。
結果を確認するときは、次の順番で見ると分かりやすくなります。
1. 大会1日目・2日目・3日目のリザルトを確認する。
2. 種目別の順位と記録を確認する。
3. 風速などの条件を確認する。
4. アジア大会代表選考の内定情報と照らし合わせる。
特に短距離では、100mの記録だけでなく風速の確認も重要です。追い風が強い場合、記録の扱いが異なることがあります。
また、予選・準決勝の結果と決勝の正式結果を混同しないよう注意してください。
12月の10000mについては、開催前のため結果はまだありません。大会終了後に日本陸連の大会ページで正式結果を確認するのが確実です。
【日本選手権陸上チケット・観戦ガイド】会場へのアクセスと席選び
パロマ瑞穂スタジアムへのアクセス
6月の本大会が開催されたパロマ瑞穂スタジアムは、愛知県名古屋市瑞穂区山下通に位置する競技場です。
2026年4月18日に完成した新しいスタジアムで、愛知・名古屋2026アジア競技大会のメイン会場にも位置づけられています。
主なアクセスは名古屋市営地下鉄です。
- 桜通線「瑞穂運動場西駅」2番出口からメインスタンド側へ徒歩約10分。
- 名城線「瑞穂運動場東駅」3番出口からバックスタンド側へ徒歩約5分。
名古屋駅からは桜通線を利用して瑞穂運動場西駅へ向かうルートが便利です。
12月の10000mは世田谷会場で開催
今回の10000mはパロマ瑞穂スタジアムではなく、東京都世田谷区の世田谷区立総合運動場陸上競技場が会場です。
この違いは観戦計画で間違えやすいポイントです。
また、10000m大会の開場時刻は次のように設定されています。
- 12時40分:RIKUJOファンクラブ有料会員の先行入場
- 13時00分:一般入場
- 14時05分:女子10000m開始
- 14時50分:男子10000m開始
女子と男子の両方を観戦する場合は、一般入場開始の13時を目安に到着しておくと、会場内で落ち着いて準備できます。
日本選手権10000mのチケット販売状況
11月5日時点では、12月5日の大会に向けた一般販売が10月31日から始まっています。
日本陸連の発表によると、販売されるチケットは合計2,400枚です。
主な席種は以下のとおりです。
- メインS席:フィニッシュライン側の自由席
- メインA席:スタート側の自由席
- サイドバックエリア:バックストレート側などの自由席
- インフィールド:選手の走りを近くで見られる立ち見エリア
インフィールドは300枚限定で、整理番号順の入場です。競技開始30分前から15分前までの指定時間に入場する方式となっています。
チケットはチケットぴあでのWeb販売のみで、会場窓口での販売はありません。
一般販売は12月4日23時59分まで、当日販売は12月5日0時から16時までのWeb受付予定です。販売状況によって購入できる席種が変わるため、購入画面で最新の在庫を確認してください。
【日本選手権陸上テレビ放送・ライブ配信】NHKと公式配信の視聴方法
6月の本大会はNHK BS・総合で放送済み
第110回本大会では、NHK BSとNHK総合によるテレビ中継が実施されました。
| 日程 | 放送局 | 放送時間 |
|---|---|---|
| 6月12日(金) | NHK BS | 18:30~19:30 |
| 6月12日(金) | NHK総合 | 19:30~20:42 |
| 6月13日(土) | NHK総合 | 16:30~18:43 |
| 6月14日(日) | NHK総合 | 16:30~18:43 |
13日と14日は、17時59分~18時05分に総合サブチャンネルでの放送も組まれました。
ライブ配信は2チャンネル体制
本大会では、日本陸連による公式ライブ配信も行われました。
特徴は、メインチャンネルとフィールドチャンネルの2系統に分かれていたことです。
- メインチャンネル:トラック種目と一部のフィールド種目
- フィールドチャンネル:跳躍・投てきなどのフィールド種目
テレビ中継が始まる前の競技も視聴できる構成で、会場で同時進行する種目をできるだけ多く追える仕組みでした。
この形式は、短距離だけでなく、走高跳や走幅跳、やり投などを楽しみたい陸上ファンにも便利なものでした。
12月5日の10000mはテレビ・配信情報に注意
12月の10000mについては、11月5日時点で具体的なテレビ放送局やライブ配信の開始時刻が公式大会ページに掲載されていません。
6月の本大会がNHKで放送されたからといって、12月の10000mも同じ放送体制になるとは限りません。
観戦・視聴を予定している場合は、次の情報を確認してください。
- 日本陸上競技連盟の10000m大会公式ページ
- 大会のオンエア情報
- NHKの番組表
- 日本陸連の公式発表や動画配信案内
特に、10000mは女子14時05分、男子14時50分という競技開始時刻が決まっています。テレビやネット配信で視聴する場合は、競技開始時刻と配信開始時刻を分けて確認することが大切です。
【日本選手権陸上日程2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の日本選手権陸上はいつ開催されましたか?
A1:第110回日本陸上競技選手権大会の本大会は、2026年6月12日(金)~14日(日)に愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで開催されました。
Q2:男子100m・女子100m決勝は何時でしたか?
A2:2026年6月13日(土)に実施され、女子100m決勝は18時20分、男子100m決勝は18時30分でした。
Q3:日本選手権の混成競技はいつ、どこで開催されましたか?
A3:6月6日(土)~7日(日)に岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催されました。女子七種競技では田中友梨が6050点の日本新記録で優勝しました。
Q4:日本選手権リレー競技はいつ開催されましたか?
A4:10月10日(土)~11日(日)に東京のMUFGスタジアム(国立競技場)で開催されました。男子・女子の4×100mリレーと4×400mリレーなどが実施されました。
Q5:2026年の日本選手権10000mはいつですか?
A5:12月5日(土)です。世田谷区立総合運動場陸上競技場で開催され、女子は14時05分、男子は14時50分に競技開始予定です。
Q6:12月の10000mに出場する選手は決まっていますか?
A6:11月5日時点ではエントリー受付期間中です。暫定リストは11月20日13時、確定リストは11月27日13時に公開予定となっています。
Q7:日本選手権陸上はどこでテレビ・ネット視聴できますか?
A7:6月の本大会はNHK BS・総合と日本陸連の公式ライブ配信で中継されました。12月の10000mについては、具体的な放送・配信情報の公式発表を確認する必要があります。
Q8:12月の10000mは当日券を会場で購入できますか?
A8:会場での窓口販売はありません。当日販売もWeb受付のみの予定です。チケットぴあの販売情報を確認してください。
まとめ:2026年の日本選手権陸上は12月5日の10000mが残る注目日程
2026年の第110回日本陸上競技選手権大会は、6月の本大会を中心に、混成競技、リレー競技、10000mと複数の日程に分かれて開催されています。
6月のパロマ瑞穂スタジアムでは、多田修平の男子100m優勝や井戸アビゲイル風果の女子100m優勝など、注目の結果が生まれました。混成競技では田中友梨が日本新記録を樹立し、10月のリレー競技では東洋大学が男子4×100mで大会新記録をマークしています。
そして、2026年11月5日時点で残されている大きな注目日程が、12月5日の日本選手権10000mです。北京2027世界陸上とアモイ2027アジア選手権の代表選考にも関わる重要な大会となります。
今後の情報確認では、エントリーリストの11月20日・27日の更新、チケット販売状況、放送・ライブ配信の正式発表を押さえておくことがポイントです。日本陸連の公式情報を基準に、出場選手と競技開始時刻を確認すれば、2026年の日本選手権を最後まで追いかけられます。