リオネル・メッシのバロンドール受賞回数は、2026年11月現在、男子部門で歴代最多の8回です。2009年に初受賞してから、2010年、2011年、2012年と4年連続で栄冠を手にし、その後も2015年、2019年、2021年、2023年に受賞しました。2位のクリスティアーノ・ロナウドが5回であることを考えると、メッシが築いた記録の大きさが分かります。
2026年10月26日には、バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインが2026年のバロンドールを受賞しました。一方、メッシは同年のランキングで5位に入り、依然として通算8回の最多記録を保持しています。ここでは受賞年と所属クラブの一覧、C・ロナウドとの比較、2020年の授賞中止の理由、そして2026年時点での最新ランキングまで詳しく解説します。
【結論】メッシのバロンドール受賞回数は歴代最多の8回!

メッシは2009年から2023年までの間に、男子バロンドールを合計8回獲得しました。これは2026年11月現在も破られていない歴代最多記録です。
バロンドールは、フランスのサッカー専門誌「France Football」が1956年に創設した個人賞です。世界各国のジャーナリストによる投票を通じて、その年に最も優れた活躍を見せた選手が選ばれます。
メッシの特徴は、単に受賞回数が多いだけではありません。2009年から2012年まで4年連続で受賞したこと、そして所属クラブや代表チームでの活躍を通じて、異なる時代に何度も最高評価を獲得したことにあります。
特に2021年の受賞はアルゼンチン代表としてコパ・アメリカを制した年、2023年の受賞はカタール・ワールドカップ優勝を成し遂げた後の受賞でした。クラブでの実績だけでなく、長年悲願とされていた代表でのタイトルも評価を後押ししました。
なお、ここでいう8回は男子バロンドールの受賞数です。女子バロンドールやFIFA最優秀選手賞など、別の賞は含めていません。
【受賞年一覧】2009年から2023年までの8回と所属クラブ
メッシの受賞歴を確認すると、2009年から2019年まではバルセロナ時代に6回、2021年はパリ・サンジェルマン時代に1回、2023年はインテル・マイアミ所属時に1回受賞しています。
UEFAが公開している歴代受賞者一覧に基づく、受賞年と所属クラブの対応は次のとおりです。
| 受賞年 | 所属クラブ | 受賞の位置づけ |
|---|---|---|
| 2009年 | FCバルセロナ | 初受賞 |
| 2010年 | FCバルセロナ | 2年連続受賞 |
| 2011年 | FCバルセロナ | 3年連続受賞 |
| 2012年 | FCバルセロナ | 4年連続受賞 |
| 2015年 | FCバルセロナ | 5回目の受賞 |
| 2019年 | FCバルセロナ | 6回目の受賞 |
| 2021年 | パリ・サンジェルマン | 7回目の受賞 |
| 2023年 | インテル・マイアミ | 8回目の受賞 |
注目したいのは、2023年の所属クラブです。この年の受賞は2022-23シーズンを中心とした活躍が評価対象であり、メッシは当時、パリ・サンジェルマンでプレーした後、2023年7月にインテル・マイアミへ移籍しました。10月30日の授賞式時点ではインテル・マイアミの選手だったため、受賞者一覧では同クラブの所属として記録されています。
2009〜2012年:前人未到の4年連続受賞
メッシの最初の大きな記録は、2009年から2012年まで続いた4年連続受賞です。
2009年はバルセロナの中心選手としてチャンピオンズリーグ制覇などに貢献し、初めてバロンドールを獲得しました。その後もドリブル、得点力、チャンスメークのすべてで高い水準を維持し、3年連続、4年連続と受賞を重ねます。
この期間のメッシは、単なる得点者ではありませんでした。中盤に下がって攻撃を組み立て、相手守備の間を抜け、最後は自らゴールを決めるという複数の役割を高い精度でこなしていました。
4年連続受賞という実績は、特定の大会で一時的に活躍しただけでは到達できないものです。長期間にわたり世界最高水準のパフォーマンスを維持した証拠といえます。
2015年・2019年:ライバルとの競争を経て再び頂点へ
2013年と2014年はクリスティアーノ・ロナウドが受賞しました。メッシは2015年に再びトップに立ち、通算5回目の受賞を達成します。
その後、2018年にはルカ・モドリッチが受賞。2019年にはメッシが再び選ばれ、通算6回目となりました。
この時期は、ロナウドとの競争だけでなく、モドリッチやネイマールなど、世界トップクラスの選手が個人賞を争った時代でもあります。メッシはその競争の中で、再び最高評価を獲得しました。
2021年・2023年:代表での栄光が加わった2つの受賞
2021年の受賞では、アルゼンチン代表としてコパ・アメリカを制した実績が大きな意味を持ちました。メッシは代表でのタイトル獲得を長く期待されており、ブラジルとの決勝を制したことはキャリアにおける大きな転換点でした。
2023年は、2022年カタール・ワールドカップでアルゼンチン代表を優勝に導いた実績が中心的な評価材料となりました。決勝ではフランス代表と対戦し、メッシは大会を通じて7得点を記録。大会最優秀選手に贈られるゴールデンボールも獲得しています。
この受賞によって、メッシはバロンドール通算8回という新たな歴史を築きました。
【徹底比較】メッシ8回・クリスティアーノ・ロナウド5回!歴代最多ランキング
メッシの記録を語るうえで欠かせないのが、長年にわたり最大のライバルとして比較されてきたクリスティアーノ・ロナウドです。
両者は2000年代後半から2010年代にかけて、世界最高のサッカー選手をめぐる競争を繰り広げました。受賞回数を比較すると、メッシが8回、ロナウドが5回です。
メッシとC・ロナウドの受賞年を比較
メッシの受賞年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 2015年
- 2019年
- 2021年
- 2023年
クリスティアーノ・ロナウドの受賞年
- 2008年
- 2013年
- 2014年
- 2016年
- 2017年
2人の受賞回数の差は3回です。
興味深いのは、2017年の時点では両者が5回ずつで並んでいたことです。ロナウドが2017年に5回目を獲得した際、メッシと歴代最多記録で並びました。
しかし、2019年にメッシが6回目、2021年に7回目、2023年に8回目を獲得したことで、両者の差は3回に広がりました。
バロンドール歴代最多受賞者ランキング
2026年11月現在の男子バロンドールの歴代最多受賞者を整理すると、次のようになります。
- リオネル・メッシ:8回
- クリスティアーノ・ロナウド:5回
- ミシェル・プラティニ:3回
- ヨハン・クライフ:3回
- マルコ・ファン・バステン:3回
3回受賞の選手は同数で並びます。プラティニは1983年、1984年、1985年、クライフは1971年、1973年、1974年、ファン・バステンは1988年、1989年、1992年に受賞しました。
このランキングで際立つのは、メッシとロナウドが3回受賞の歴代レジェンドを大きく上回っていることです。特にメッシの8回は、2位のロナウドにも3回の差をつける数字です。
2人のどちらが優れているかは受賞回数だけで決まる?
受賞回数という客観的な指標ではメッシが上回っています。ただし、サッカー選手としての総合的な評価をバロンドールの回数だけで決めることはできません。
メッシは卓越したドリブル、ゲームメーク、得点力を持つ選手です。一方のロナウドは、圧倒的な身体能力、空中戦、左右両足からの得点力、そして異なるリーグで結果を残した実績が際立ちます。
また、両者は異なる戦術的役割を担うこともありました。個人賞の受賞数は歴史的な評価を比較する材料になりますが、プレースタイルやチームへの貢献度まで一つの数字で完全に比較できるわけではありません。
【2020年の謎】バロンドールはなぜ授賞中止になった?メッシの9回目は?
メッシの受賞年を調べると、2019年の次が2021年になっていることに気づきます。その間にあたる2020年には、バロンドールの授賞そのものが行われませんでした。
これはメッシが選ばれなかったという意味ではありません。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、主催者のフランス・フットボールが賞の授与を取りやめたためです。
新型コロナウイルスで公平な評価が難しくなった
2020年は世界各国のサッカーリーグが中断や日程変更を余儀なくされました。無観客試合や大会方式の変更もあり、通常のシーズンとは大きく異なる競技環境になっていました。
フランス・フットボールは、選手を公平に評価できる環境が整っていないことを理由に、2020年のバロンドールを授与しないと発表しました。
BBCが報じた主催者側の説明でも、コロナ禍によって十分に公平な競争環境を確保できないことが判断の背景にありました。
つまり、2020年の授賞中止は特定の選手への評価を取り消したものではなく、賞そのものの信頼性を守るための措置だったのです。
2020年の受賞者は存在しない
ここで注意したいのは、2020年の受賞者を別の選手と考えたり、メッシが受賞を逃した年と解釈したりしないことです。
2020年の男子バロンドールは受賞者なしです。メッシの受賞回数にも加算されませんし、他の選手の受賞回数にも加算されません。
そのため、2019年に6回目を獲得したメッシは、2020年を挟んで2021年に7回目、2023年に8回目を獲得したという流れになります。
なお、2020年は女子バロンドールも授賞が行われていません。男子だけの中止ではありませんでした。
【記録を深掘り】メッシが8回も受賞できた理由と歴史的な価値
バロンドールは単純な得点王ランキングではありません。選手個人のパフォーマンス、所属チームでの成果、国際大会での活躍など、複数の要素が評価されます。
メッシが8回も受賞した背景には、長期間にわたって複数の評価軸で高い実績を残したことがあります。
1. クラブと代表の両方で結果を残した
メッシはFCバルセロナで長年にわたり中心選手として活躍しました。スペイン国内の大会だけでなく、UEFAチャンピオンズリーグでも実績を残し、個人としてもチームとしても高い評価を受けました。
加えて、アルゼンチン代表ではコパ・アメリカとワールドカップを制覇。クラブでの実績に加えて、国を代表する大会でも結果を残したことが、キャリア後半の受賞につながっています。
2. 4年連続受賞という圧倒的な継続性
2009年から2012年まで4年連続で受賞したことは、メッシのキャリアを象徴する実績です。
通常、バロンドールは毎年のパフォーマンスを基準に選ばれるため、前年に受賞した選手が翌年も選ばれるとは限りません。新しいスター選手が台頭し、チーム事情や大会結果によって評価も変わります。
そのような競争環境で4年連続の受賞を実現したことは、メッシが一時的なスターではなく、長期にわたり世界最高水準を維持した選手であることを示しています。
3. FIFAバロンドール時代も記録に含まれる
受賞回数を調べる際に、混同されやすいのが2010年から2015年までのFIFAバロンドールです。
この期間は、France FootballのバロンドールとFIFA年間最優秀選手賞が統合され、FIFAバロンドールとして授与されていました。
その後、2016年に両者の提携が終了し、バロンドールはFrance Footballの賞として独立した形に戻っています。
2010年から2015年のメッシの受賞は、歴代バロンドールの記録に含まれています。別の賞だからといって除外する必要はありません。
また、FIFA最優秀選手賞とバロンドールは別の賞です。両方を受賞した年があっても、バロンドールの回数を二重に数えることはありません。
4. メッシの8回は今後更新される可能性がある?
バロンドールは現役選手にも受賞の可能性があるため、将来的にメッシの記録を上回る選手が登場する可能性はあります。
2026年にはハリー・ケインが初受賞し、キリアン・エムバペやラミン・ヤマルなども上位に入りました。ただし、1回の受賞からメッシの8回に到達するには、長期間にわたる継続的な活躍が必要です。
記録更新の条件は、単年の爆発的な活躍だけではありません。クラブと代表で安定して結果を残し、毎年の投票で世界トップクラスの評価を獲得し続ける必要があります。
【2026年最新】ハリー・ケインがバロンドール受賞!メッシの記録はどうなった?
2026年10月26日、ロンドンで開催された第70回バロンドール授賞式で、ハリー・ケインが男子部門の受賞者に選ばれました。
ケインはバイエルン・ミュンヘンとイングランド代表で活躍し、2025-26シーズンにはクラブと代表を合わせて73得点を記録。バイエルンの国内タイトル獲得にも大きく貢献しました。
UEFAの公式発表によると、2026年の男子バロンドールランキングは次のようになっています。
- ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)
- キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)
- ラミン・ヤマル(バルセロナ)
- ロドリ(マンチェスター・シティ/バルセロナ)
- リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)
注目すべきなのは、メッシが2026年のランキングでも5位に入っていることです。歴代最多の8回を保持するだけでなく、2026年も世界トップクラスの選手として評価されています。
ハリー・ケインはメッシの8回に近づいたわけではない
2026年の受賞によってケインは初めてバロンドールを獲得しました。歴代最多記録を更新したわけではなく、メッシの8回という数字にも変化はありません。
ケインは2026年の受賞によって、2001年のマイケル・オーウェン以来となるイングランド人受賞者になりました。イングランド人としては25年ぶりの快挙です。
また、2026年11月5日にはバイエルンとの契約を2029年6月まで延長したことがロイター通信によって報じられました。2026年のバロンドールを獲得したケインは、今後もバイエルンを中心に活躍を続ける見通しです。
2026年時点でのメッシの位置づけ
2026年の受賞者はケインですが、歴代最多受賞者は引き続きメッシです。この2つは似ているようで異なる記録です。
「2026年のバロンドール受賞者は誰か」という質問にはハリー・ケイン、「バロンドールを最も多く獲得した選手は誰か」という質問にはリオネル・メッシが正解となります。
また、2026年のメッシはランキング5位であり、受賞者ではありません。順位と受賞回数を混同しないことが、最新情報を正しく理解するポイントです。
【よくある質問】メッシのバロンドール回数に関するFAQ
Q1:メッシのバロンドール受賞回数は何回ですか?
A1:2026年11月現在、男子バロンドールを通算8回受賞しています。2009年、2010年、2011年、2012年、2015年、2019年、2021年、2023年です。歴代最多記録です。
Q2:メッシとクリスティアーノ・ロナウドではどちらが多く受賞していますか?
A2:メッシが8回、クリスティアーノ・ロナウドが5回です。メッシが3回上回っています。
Q3:メッシは何年連続でバロンドールを受賞しましたか?
A3:2009年から2012年まで4年連続で受賞しました。男子バロンドール史上でも特に際立つ記録です。
Q4:2020年のバロンドールは誰が受賞しましたか?
A4:2020年は新型コロナウイルスの影響で授賞自体が中止されたため、受賞者はいません。メッシが受賞を逃した年というわけではありません。
Q5:メッシがバロンドールを受賞したときの所属クラブはどこですか?
A5:2009年、2010年、2011年、2012年、2015年、2019年はFCバルセロナ、2021年はパリ・サンジェルマン、2023年は授賞式時点でインテル・マイアミでした。
Q6:2026年のバロンドール受賞者は誰ですか?
A6:2026年10月26日にハリー・ケインが受賞しました。バイエルン・ミュンヘン所属のイングランド代表ストライカーです。メッシは同年のランキングで5位でした。
Q7:メッシのバロンドール8回は今後更新される可能性がありますか?
A7:可能性はあります。ただし、8回という記録を超えるには、複数のシーズンにわたって世界最高水準の活躍を継続しなければなりません。2026年時点では、メッシが単独で歴代最多です。
まとめ:メッシの8回は2026年も破られていない歴代最高記録
メッシのバロンドール受賞回数は、2026年11月現在も8回で歴代最多です。2009年の初受賞から2023年の8回目まで、長期間にわたって世界最高峰の選手として評価され続けてきました。
クリスティアーノ・ロナウドは5回で2位。2017年には両者が5回で並びましたが、その後メッシが3回追加受賞したことで差が広がりました。
2020年は新型コロナウイルスの影響で授賞が中止され、2026年にはハリー・ケインが新たな受賞者となりました。しかし、最新の受賞者が変わっても、歴代最多というメッシの記録は変わっていません。
バロンドールの情報を確認するときは、次の3点を区別することが大切です。
- 歴代最多受賞者:リオネル・メッシ(8回)
- 2位の受賞者:クリスティアーノ・ロナウド(5回)
- 2026年の最新受賞者:ハリー・ケイン(初受賞)
クラブでの圧倒的な実績、アルゼンチン代表でのタイトル獲得、そして15年近くにわたる受賞歴。メッシの8回という数字は、個人技だけではなく、長いキャリアを通じて結果を残し続けた選手だからこそ到達できた記録です。2026年にケインが新たな歴史を刻んだ今も、メッシの男子バロンドール最多受賞記録はサッカー史に残る偉業として輝いています。
主な事実確認資料