2026年の杉本健勇の成績を理解するには、上半期の特別大会と、2026/27シーズンの通常リーグ戦を分けて見る必要がある。
Jリーグ公式選手データに掲載された11月3日までの記録は次のとおりだ。
2026/27 J2リーグの成績
杉本健勇|RB大宮アルディージャ
FW 23

杉本 健勇
1992年11月18日生まれ・大阪府出身
188cm・80kg・右利き
14
0
1
対象:2026/27明治安田J2リーグ。2026年11月3日の試合までの公式出場履歴。
注目したいのは、出場数だけでなく起用方法だ。
公式の試合別記録では、掲載された14試合はいずれも途中出場となっている。8月の新潟戦、今治戦、札幌戦などから出場を重ね、9月から11月にかけても途中出場が続いている。
つまり、現状は先発の中心選手として長時間プレーする立場ではなく、試合途中から攻撃に加わる役割が目立つ。
もちろん、出場機会があること自体はチーム内で戦力として評価されていることを示す。ただし、2017年にJ1で22得点を挙げたストライカーの実績と比べれば、現在は得点面で厳しい状況にある。
2026年上半期の百年構想リーグは17試合2得点
もう一つ押さえておきたいのが、2026年2月から6月に開催された明治安田J2・J3百年構想リーグだ。
この大会は、2026/27シーズンへの移行に伴って設けられた特別大会であり、通常のJ2リーグとは別の競技記録として扱われている。
杉本はRB大宮アルディージャの選手として、次の成績を残した。
- 出場:17試合
- 得点:2得点
- 出場時間:818分
通常のリーグ戦とは異なる大会方式の中で17試合に出場し、2得点を記録した。
2026年の数字を調べる際には、この特別大会の17試合2得点と、2026/27 J2の14試合0得点を混同しないことが大切だ。
【J1・J2・J3通算成績】杉本健勇のキャリアを数字で比較
杉本健勇の実績を評価するうえで、最も重要なのがカテゴリー別の通算記録だ。
Jリーグ公式の過去のシーズン記録と、2026/27シーズンの最新出場履歴を組み合わせると、11月3日時点のリーグ戦通算成績は以下のように整理できる。
カテゴリー別通算成績
Jリーグ通算記録
296
55得点113
25得点34
10得点
J1・J2・J3合計443試合・90得点
J2の113試合は、2025年終了時点の99試合に、2026/27シーズンの14試合を加えた数値だ。J1の296試合55得点、J3の34試合10得点は公式のシーズン別記録に基づいている。
年度別の主要成績一覧
Jリーグ公式記録を中心に、キャリアの転換点となったシーズンを整理した。
| 年度・大会 | 所属・カテゴリー | 出場 | 得点 |
|---|---|---|---|
| 2012 | 東京ヴェルディ・J2 | 18 | 5 |
| 2016 | C大阪・J2 | 41 | 14 |
| 2017 | C大阪・J1 | 34 | 22 |
| 2018 | C大阪・J1 | 30 | 5 |
| 2019 | 浦和・J1 | 21 | 2 |
| 2020 | 浦和・J1 | 33 | 2 |
| 2021 | 浦和・横浜FM・J1 | 27 | 5 |
| 2022 | 磐田・J1 | 30 | 1 |
| 2023 | 磐田・J2 | 4 | 0 |
| 2023 | 横浜FM・J1 | 8 | 1 |
| 2024 | 大宮・J3 | 34 | 10 |
| 2025 | 大宮・J2 | 36 | 6 |
| 2026特別 | 大宮・百年構想リーグ | 17 | 2 |
| 2026/27 | 大宮・J2 | 14 | 0 |
※2021年は浦和レッズと横浜F・マリノスの合算。2026/27は11月3日までの途中経過。特別大会は通常リーグと別集計。
J1通算296試合55得点の意味
杉本のJ1通算記録は296試合55得点だ。
2011年のセレッソ大阪でのJ1デビューから、川崎フロンターレ、浦和レッズ、横浜F・マリノス、ジュビロ磐田などで経験を積み上げてきた。
特筆すべきは、2017年だけで22得点を記録していることだ。J1通算得点のうち約4割を、この1シーズンで挙げた計算になる。
これは、杉本のキャリアを語る際に2017年が特別な意味を持つ理由でもある。
J2通算113試合25得点
J2では東京ヴェルディ時代の2012年に18試合5得点を記録。その後、2016年のセレッソ大阪では41試合14得点と、主力ストライカーとして活躍した。
2023年にはジュビロ磐田で4試合無得点を経験したが、2025年には大宮で36試合6得点を挙げている。
J2では通算25得点を記録しており、異なるクラブでのプレーを通じてカテゴリーへの適応力を示してきた。
J3通算34試合10得点
J3の成績は2024年の大宮アルディージャで残したものだ。
34試合に出場して10得点。シーズンを通して主力としてプレーし、J3ベストイレブンにも選ばれた。
単純な得点数だけでなく、34試合すべてに出場した継続性も評価すべきポイントだ。
【歴代所属クラブ】杉本健勇のキャリア推移と転換点
杉本健勇は大阪府出身で、1992年11月18日生まれ。188cmの体格を持つ右利きのフォワードだ。
育成年代からセレッソ大阪と関わり、国内の複数のJリーグクラブで経験を重ねてきた。
所属クラブの変遷
- FCルイラモスヴェジット
- セレッソ大阪U-15
- セレッソ大阪U-18
- セレッソ大阪
- 東京ヴェルディ
- 川崎フロンターレ
- 浦和レッズ
- 横浜F・マリノス
- ジュビロ磐田
- 大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)
これらのクラブを渡り歩いたキャリアには、期限付き移籍による環境の変化も含まれている。
年代別に見るキャリアの重要な出来事
2011~2015年:J1で経験を積んだ若手時代
セレッソ大阪でプロとしてのキャリアをスタート。2012年には東京ヴェルディへの期限付き移籍を経験し、J2で18試合5得点を記録した。
その後セレッソ大阪に復帰し、2015年には川崎フロンターレでプレー。J1で複数のクラブを経験した。
2016~2018年:得点力が開花したセレッソ大阪時代
2016年はJ2で14得点。翌2017年にはJ1で22得点を挙げ、個人として最も輝いた時期を迎える。
2018年もJ1で30試合5得点を記録しており、セレッソ大阪での複数シーズンにわたる活躍が確認できる。
2019~2023年:新しい環境での挑戦
2019年から浦和レッズに所属。2021年には横浜F・マリノスへの期限付き移籍も経験した。
2022年はジュビロ磐田へ移り、2023年には横浜F・マリノスで再びプレーするなど、所属クラブと役割が変化した。
この時期は、2017年のような得点ペースを維持することが難しくなった時期でもある。
2024~2026年:大宮での再出発
2024年、ジュビロ磐田からの期限付き移籍で大宮アルディージャに加入。J3で34試合10得点という結果を残した。
2025年には完全移籍で大宮に加入し、J2で36試合6得点を記録。2026年1月にも契約更新が発表され、現在もRB大宮アルディージャの一員としてプレーしている。
【全盛期は2017年】22得点を記録した杉本健勇の実力と2024年の復活
杉本健勇のキャリアを評価するとき、2017年の成績は外せない。
セレッソ大阪に所属していたこの年、J1リーグ34試合に出場して22得点を記録。加えて、明治安田J1ベストイレブンにも選ばれた。
2017年はなぜ特別なのか
最初に、34試合で22得点という数字そのものが際立っている。
1試合当たりの得点数に換算すると約0.65得点。単発の活躍ではなく、シーズンを通じてゴールを積み重ねたことが分かる。
また、杉本は身長188cmの大型フォワードであり、前線での高さや身体的な存在感を備えている。
そのサイズを生かしたプレーに加えて、得点を重ねる能力を示したことが、2017年の高い評価につながった。
J1ベストイレブンへの選出は、単に所属クラブで得点を量産しただけではなく、リーグ全体の中でも評価されたシーズンだったことを裏付けている。
2024年のJ3で再び証明した得点能力
2017年のピークから時間が経過し、杉本は複数のクラブで異なる役割を経験した。
その中で注目されたのが、2024年の大宮アルディージャでの活躍だ。
J3リーグ34試合10得点という成績を残し、JPFA J3最優秀選手賞とJ3ベストイレブンを受賞した。
特に重要なのは、J1で22得点を挙げた選手が、カテゴリーを下げた環境でもシーズンを通じて結果を残した点だ。
2024年の受賞は、単なる過去の実績への評価ではない。そのシーズンのパフォーマンスに対する評価でもあった。
2025年にはJ2で36試合6得点を記録しており、J3からJ2に舞台を移した後も一定の出場機会と得点を確保している。
2017年と2024年を比較すると見えること
2017年はJ1で22得点、2024年はJ3で10得点。
数字だけを比較すると2017年が圧倒的だが、両シーズンとも所属クラブで継続的に出場し、チームの攻撃を支えた点は共通している。
一方で、2026/27シーズンはJ2で14試合0得点。途中出場が中心になっている。
この変化を踏まえると、杉本の全盛期は2017年、再評価につながった時期は2024年、そして2026年は出場機会の確保と得点復活が課題となる時期、と整理できる。
【日本代表・受賞歴】杉本健勇はどんな実績を残してきた?
クラブでの成績に加え、日本代表での経験や個人タイトルも杉本のキャリアを理解するうえで重要だ。
日本代表の出場試合数と得点
杉本健勇の日本代表A代表での記録は次のとおり。
- 国際Aマッチ出場:8試合
- 国際Aマッチ得点:1得点
代表での活動は2017年から2018年にかけて行われた。
Jリーグでの22得点を記録した2017年は、クラブだけでなく代表でもプレーした時期に当たる。
ただし、代表での出場数はクラブでの通算出場数と比べると限定的だ。杉本のキャリアを評価する際には、日本代表での実績とJリーグでの実績を分けて考える必要がある。
主な個人タイトル・受賞歴
| 年度 | 賞・タイトル | 所属 |
|---|---|---|
| 2017年 | 明治安田J1ベストイレブン | セレッソ大阪 |
| 2017年 | JリーグYBCルヴァンカップMVP | セレッソ大阪 |
| 2024年 | JPFA J3最優秀選手賞 | 大宮アルディージャ |
| 2024年 | J3ベストイレブン | 大宮アルディージャ |
2017年のJ1ベストイレブンは、杉本のキャリアを象徴する受賞歴だ。
加えて、2024年にはJ3の最優秀選手賞とベストイレブンを獲得。異なるカテゴリーで個人タイトルを手にしたことは、キャリアの大きな特徴といえる。
【プロの結論】杉本健勇の現在の実力と今後の評価ポイント
杉本健勇のキャリアを客観的に整理すると、3つの時期に分けて評価できる。
第一は2017年のJ1での全盛期。
34試合22得点という成績は、J1で通用するストライカーとしての能力を示したものだ。J1ベストイレブンという受賞歴も、その評価を裏付ける。
第二は2024年の大宮での再評価。
J3で34試合10得点を挙げ、最優秀選手賞とベストイレブンを獲得した。過去の実績に頼るだけでなく、現在のカテゴリーで結果を出したことに価値がある。
第三は2026年のJ2での新しい役割。
2026年上半期の百年構想リーグでは17試合2得点を記録したが、2026/27シーズンのJ2では11月3日時点で14試合0得点。途中出場が中心となっている。
この数字から判断すると、現状は2017年のような得点源としての存在感を取り戻す途上にある。
今後チェックしたい3つのポイント
1. 先発出場の増加: 途中出場中心の起用から、先発メンバーとしてプレーする機会が増えるか。
2. 得点の復活: J2での無得点状態を脱し、リーグ戦でゴールを記録できるか。
3. チーム内での役割: 経験豊富なフォワードとして、得点だけでなく前線での起点づくりや若手への影響力を発揮できるか。
選手の評価では、過去の得点数だけを見ても現在の実力は分からない。出場時間、先発回数、得点、アシスト、チーム内での役割を総合的に見ることが重要だ。
杉本の場合、J1での実績、J3での受賞、そして現在のJ2での起用状況を並べることで、キャリアの変化をより正確に理解できる。
杉本健勇の成績に関するよくある質問(FAQ)
Q1:杉本健勇の2026年最新成績は何試合何得点?
A1:2026年上半期のJ2・J3百年構想リーグでは17試合2得点。2026/27 J2リーグでは11月3日時点で14試合0得点、1アシストを記録している。
Q2:杉本健勇のJ1通算出場数と得点数は?
A2:J1通算296試合55得点。2017年のセレッソ大阪時代には、34試合22得点を記録した。
Q3:杉本健勇のJ2・J3通算成績は?
A3:2026年11月3日時点で、J2は113試合25得点、J3は34試合10得点。2026年の特別大会は別集計となる。
Q4:杉本健勇の全盛期はいつ?
A4:2017年のセレッソ大阪時代が最大のピークと評価できる。J1で22得点を挙げ、J1ベストイレブンに選ばれた。
Q5:杉本健勇は日本代表で何試合出場した?
A5:日本代表A代表では国際Aマッチ8試合に出場し、1得点を記録している。
Q6:杉本健勇は2024年にどのようなタイトルを獲得した?
A6:大宮アルディージャでのJ3での活躍が評価され、JPFA J3最優秀選手賞とJ3ベストイレブンを獲得した。
まとめ:杉本健勇の成績から分かる全盛期と2026年の現在地
杉本健勇は、J1・J2・J3のすべてでプレーし、通算443試合90得点という実績を積み重ねてきたフォワードだ。
2017年のJ1・22得点とベストイレブン、2024年のJ3・10得点と最優秀選手賞は、キャリアを代表する2つの実績である。
一方、2026年11月現在はRB大宮アルディージャでJ2に挑戦しているものの、通常リーグ戦では14試合0得点。過去の実績と現在の数字には明確な違いがある。
今後の注目点は、途中出場から先発へと役割を広げられるか、そしてJ2で再び得点を積み重ねられるかという部分だ。
杉本健勇のキャリアは、2017年の全盛期だけで語れるものではない。2024年の再評価を経て、2026年のJ2でどのような結果を残すのか。今後の出場数と得点数こそ、現在の実力を判断する重要な指標となる。