2026年時点で「世界陸上マラソンコース」として確認しておきたいのが、2025年9月に開催された東京2025世界陸上競技選手権大会の公式ルートです。コースは国立競技場をスタート・フィニッシュとする全長42.195km。神保町、秋葉原、銀座四丁目、日本橋、皇居周辺、東京駅など、東京を代表するエリアを巡る都市型のマラソンコースに設計されました。
最大の特徴は、神保町から始まる約13kmの周回コースを2周する構成と、レース終盤の37km過ぎから40km付近まで続く上り坂です。ワールドアスレティックス(WA)の認証を受けた正式なコース図、高低差、3か所の折り返し地点、交通規制の内容まで、公式発表をもとに詳しく解説します。
この記事の重要ポイントまとめ
- コース全長: 国立競技場発着の42.195km。東京の中心部を巡るルート。
- 周回区間: 神保町を起点とする約13kmのコースを2周。秋葉原・銀座・東京駅などを通過。
- 折り返し地点: 秋葉原、銀座四丁目、東京駅中央口の3か所。
- 最大の難所: 37km過ぎから40km付近まで続く、標高差約25mの上り坂。
- 公式認証: WA認証コース、日本陸上競技連盟公認コース。
【2026年最新】世界陸上マラソンコースはどこを走る?東京2025の公式ルート

東京2025世界陸上のマラソンは、東京都新宿区の国立競技場を発着地点とする42.195kmのコースで実施されました。
2025年8月13日、世界陸連と東京2025世界陸上の大会組織側から、マラソンと競歩の正式なコース詳細が発表されました。加えて、マラソンコースは8月25日付でWAの認証が正式に完了しています。
2026年時点で確認できる公式ルートは、この確定版です。
国立競技場から東京の中心部へ向かうルート
コースの全体像は次のとおりです。
国立競技場
国立競技場
スタート後は国立競技場内を約1周と4分の1周してから一般道路へ出ます。その後、富久町西、水道橋を経由して神保町へ向かいます。
神保町からは約13kmの周回区間に入り、秋葉原、銀座、日本橋、皇居周辺、東京駅などを巡ります。この周回を2回終えると、再び神保町から水道橋方面へ進み、国立競技場に戻ってフィニッシュです。
2026年に知っておきたいコースの特徴
東京2025のルートは、単純に東京の観光名所をつなげたものではありません。
国立競技場というスタジアム型の発着地点、都市中心部の比較的平坦な周回区間、そして終盤の上り坂という異なる特徴を組み合わせています。
特に、同じ約13kmの周回を2回走るため、選手の順位や集団の変化を同じ地点で比較しやすい構造になっています。
【公式コース図】秋葉原・銀座四丁目・東京駅を巡る13km周回ルート
東京2025のマラソンコースで最も特徴的なのが、神保町から始まる約13kmの周回区間です。
大会公式発表では、1周につき3回の折り返しを設け、東京の歴史や文化を感じられるエリアを通過する設計と説明されています。
第1折り返し地点:秋葉原
秋葉原は、神保町から須田町方面へ進んだ先に設けられた最初の折り返し地点です。
電気街やサブカルチャーの発信地として知られる秋葉原は、東京の現代的な文化を象徴するエリア。コースの東側に位置し、選手たちはここで方向を変えて銀座方面へ向かいます。
第2折り返し地点:銀座四丁目
銀座四丁目は、東京2025のマラソンコースにおける2番目の折り返し地点です。
高級ブランド店や百貨店が並ぶ銀座の中心部を走る区間であり、東京らしい都市景観を楽しめる場所でもあります。
ここから須田町、神保町方面へ戻るルートに入ります。
第3折り返し地点:東京駅中央口
3番目の折り返し地点は東京駅中央口です。
赤レンガの駅舎で知られる東京駅は、東京の玄関口として象徴的な存在です。ここで折り返した選手は神保町方面へ戻ります。
この区間では日本橋や皇居周辺もコースの見どころに含まれています。つまり、秋葉原だけを走るコースでも、銀座だけを巡るコースでもありません。東京の東側と都心部をつなぐ周回ルートです。
【地点別比較】マラソンコースの折り返し地点と主要スポット一覧
コース上の主要地点を整理すると、それぞれの役割が明確になります。
この表から分かるのは、各地点が単なる観光スポットではなく、競技コースの構造と密接に結び付いていることです。
特に3つの折り返し地点は、選手が方向を変える要点です。同じ場所を2周するため、1周目と2周目で選手の位置関係や走り方がどう変化するかも観戦のポイントになります。
なお、東京駅中央口や銀座四丁目はスタート地点・フィニッシュ地点ではありません。あくまで周回区間内の折り返し地点です。
【高低差・標高図】37km過ぎの上り坂が最大の勝負どころ
東京2025のマラソンコースは、都心を巡る都市型ルートで、序盤と終盤を除けば比較的平坦な区間が続きます。
しかし、フルマラソンの勝負を左右する可能性があるのが、37km付近から40km付近までの上り坂です。
前半はアップダウン、その後は比較的フラット
大会公式のコース紹介によると、序盤には上り下りがありますが、6km付近からはほぼ平坦なコースになります。
およそ8km地点の神保町からは周回区間に入り、秋葉原、銀座、日本橋、皇居周辺などを巡ります。
周回区間は比較的走りやすい地形ですが、平坦だからといって選手の負担が小さいわけではありません。約13kmを2回走るため、ペース配分や集団内での位置取りが重要になります。
37kmから40kmに待ち受ける約25mの上り坂
東京2025の公式資料で特に注目されるのが、37km過ぎから40km付近までの上り坂です。
この区間は、約25mの標高差を上る厳しい坂道として紹介されています。
フルマラソンでは、30kmを超えると筋肉の疲労やエネルギー不足が表面化しやすくなります。37km地点は、すでにレースの大部分を走り終えたタイミングです。
その状態で上り坂に入るため、平坦な区間と同じペースを維持することは容易ではありません。
特に注目したいのは次の3点です。
- 脚への負担: 疲労が蓄積した状態で上り坂を迎える。
- ペース管理: 無理な加速はフィニッシュ前の失速につながりかねない。
- 順位争い: 余力を残した選手が終盤に差を詰める可能性がある。
コースの高低差を簡単に整理
| 区間 | 地形の特徴 | レースへの影響 |
|---|---|---|
| スタート直後 | 上り下りあり | 序盤のペース調整 |
| 6〜36km付近 | おおむね平坦 | 安定したペース維持 |
| 37〜40km付近 | 約25mの標高差を伴う上り | 終盤の勝負どころ |
| 40km以降 | 再びアップダウン | フィニッシュまでの粘り |
東京2025の高低差図を見ると、序盤に標高が変化した後、中盤は低い位置で比較的安定し、終盤に向かって大きく上昇する形状が確認できます。
見た目には平坦な都市型コースでも、最後まで楽に走り切れるコースではないという点が、東京2025の特徴です。
【WA認証コース】東京2025のマラソンルートが正式認定された理由
世界陸上のマラソンでは、競技としての公平性を保つため、距離やコース設定について一定の基準を満たす必要があります。
東京2025のマラソンコースは、ワールドアスレティックス(WA)の認証を受け、日本陸上競技連盟の公認コースとしても認定されました。
2025年の公式発表から認証までの流れ
| 日付 | 出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 2024年9月14日 | コース発表 | 国立競技場発着の基本ルートを公表 |
| 2025年8月13日 | 詳細確定 | キロポイント・高低図などを公表 |
| 2025年8月25日 | WA認証完了 | マラソンコースの認証を正式に確認 |
| 2025年9月14日 | 女子マラソン | 国立競技場発着で実施 |
| 2025年9月15日 | 男子マラソン | 国立競技場発着で実施 |
WA認証コースとは?
WAは、世界の陸上競技を統括する国際競技団体です。
マラソンの認証では、競技距離の正確性やコースの測定などが関係します。
東京2025の場合、正式なコース確定時にキロポイントと高低図も公開されました。
これは、単に東京の道路をつないだだけのルートではなく、国際大会として競技の正確性を担保するための検定を経たコースであることを意味します。
東京マラソンとの違いにも注意
「東京のマラソンコース」という言葉で混同しやすいのが、東京マラソンとの違いです。
東京2025世界陸上のマラソンは、世界陸上選手権のために設定された専用の競技ルートです。
国立競技場を発着地点とし、神保町から約13kmの周回区間を2周する構成が特徴です。
東京マラソンと同じコースを走る大会ではありません。
【交通規制】世界陸上マラソン開催時に影響した東京の道路
東京2025では、マラソン開催に伴い、コース周辺で長時間の交通規制が実施されました。
大会公式の交通規制案内は2025年9月13日に公開され、女子マラソンと男子マラソンの開催日に合わせた規制内容が案内されています。
マラソン開催日とスタート時刻
| 競技 | 開催日 | スタート時刻 |
|---|---|---|
| 女子マラソン | 2025年9月14日(日) | 7時30分 |
| 男子マラソン | 2025年9月15日(月・祝) | 7時30分 |
当初の予定から、猛暑による選手の健康と安全への影響を考慮して、最初の3日間のロード種目はスタート時刻が30分繰り上げられました。
交通規制の対象となった主なエリア
コースが都心部を広く通過するため、規制の対象も複数の地域に及びました。
- 国立競技場周辺
- 富久町西・水道橋周辺
- 神保町・須田町周辺
- 秋葉原周辺
- 銀座四丁目周辺
- 日本橋・東京駅周辺
大会公式は、コースおよび沿道で長時間にわたる交通規制を行うと案内し、車両利用を控えて公共交通機関を利用するよう呼び掛けていました。
なお、これらは2025年の大会開催時に実施された交通規制です。2026年現在、東京2025の大会に伴う規制日程を、現在の交通規制情報として扱うことはできません。
【プロの結論】東京2025のマラソンコースで本当に注目すべきポイント
東京2025世界陸上のマラソンコースを理解するうえで、押さえておきたい要点は3つあります。
1つ目は、国立競技場発着というスタジアム型のコース設計です。
沿道だけでなく、スタジアムの観客席からも選手を応援できる構成になっています。スタートとフィニッシュが同じ場所であることは、大会の演出面でも大きな特徴です。
2つ目は、約13kmの周回区間を2回走ることです。
秋葉原、銀座、日本橋、皇居周辺、東京駅という東京の象徴的なエリアを巡りながら、同じ区間を繰り返す構造です。観戦する側にとっても、1周目と2周目の選手の変化を比較しやすいルートです。
3つ目は、37km以降の上り坂です。
中盤の平坦な区間だけを見ると走りやすいコースに見えますが、終盤には約25mの標高差を伴う上り坂が待っています。疲労が蓄積するタイミングで難所を迎えるため、競技面では見逃せないポイントです。
コース情報を調べるときの判断基準
- 正確なルートを知りたい人: 2025年8月13日公表の確定版コース図を基準にする。
- 坂道の位置を知りたい人: 公式高低図の37〜40km付近を確認する。
- 折り返し地点を知りたい人: 秋葉原、銀座四丁目、東京駅中央口の順に把握する。
- 大会当日の交通事情を調べたい人: 2025年の交通規制資料と、現在の道路情報を区別する。
公式ルートを確認するなら、初期発表よりも2025年8月13日の詳細確定資料を優先するのが適切です。
【世界陸上マラソンコース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:世界陸上マラソンコースのスタートとフィニッシュはどこですか?
A1:東京2025世界陸上のマラソンは、東京都新宿区の国立競技場がスタート・フィニッシュ地点です。スタート後は競技場内を約1周と4分の1周して一般道路へ出て、都心部を巡った後に再び国立競技場へ戻ります。
Q2:銀座四丁目はマラソンコースの何km地点ですか?
A2:銀座四丁目は周回区間の第2折り返し地点です。秋葉原の第1折り返しを通過した後に向かう地点で、そこから須田町、神保町方面へ進みます。
Q3:東京2025のマラソンコースは何周しますか?
A3:神保町から始まる約13kmの周回コースを2周します。これとは別に、国立競技場から神保町までの序盤区間と、神保町から国立競技場へ戻る終盤区間があります。
Q4:マラソンコースで最もきつい坂はどこですか?
A4:公式発表で難所として紹介されているのは、37km付近から40km付近までの上り坂です。標高差は約25mで、レース終盤の重要な勝負どころです。
Q5:東京2025世界陸上のマラソンコースはWA認証を受けていますか?
A5:はい。2025年8月25日付でワールドアスレティックス(WA)の認証が正式に完了しています。また、日本陸上競技連盟の公認コースにも認定されています。
まとめ:世界陸上マラソンコースは東京の名所と終盤の難所が特徴
東京2025世界陸上のマラソンコースは、国立競技場を発着地点とする42.195kmの都市型ルートです。
神保町から約13kmの周回区間を2周し、秋葉原、銀座四丁目、日本橋、皇居周辺、東京駅中央口など、東京を代表するエリアを通過します。
特に覚えておきたい要点は次のとおりです。
- スタート・フィニッシュは国立競技場。
- 周回区間は約13kmを2周。
- 秋葉原が第1、銀座四丁目が第2、東京駅中央口が第3折り返し地点。
- 37km過ぎから40km付近まで約25mの標高差を伴う上り坂がある。
- マラソンコースはWA認証、日本陸連公認を取得している。
2026年に東京2025のコース情報を調べる場合は、初期発表ではなく、2025年8月13日に公開された確定版のコース図と高低図を基準にすることが大切です。
東京の名所を巡る華やかな景観と、最後の最後に待ち受ける厳しい上り坂。その両方を知ることで、世界陸上マラソンのコース設計と競技の奥深さがより鮮明に見えてきます。