2. 2位:埼玉西武ライオンズ — 79勝60敗4分、勝率.568、11.5ゲーム差
3. 3位:北海道日本ハムファイターズ — 78勝62敗3分、勝率.557、13.0ゲーム差
4. 4位:オリックス・バファローズ — 65勝76敗2分、勝率.461、26.5ゲーム差
5. 5位:千葉ロッテマリーンズ — 63勝77敗3分、勝率.450、28.0ゲーム差
6. 6位:東北楽天ゴールデンイーグルス — 58勝84敗1分、勝率.408、34.0ゲーム差
ここでいうゲーム差は、首位ソフトバンクを基準にした数字だ。たとえば西武の11.5ゲーム差と日本ハムの13.0ゲーム差を比べると、両チームの間は1.5ゲームとなる。
【3連覇の理由】ソフトバンクの優勝はいつ決まった?

2026年9月17日、福岡ソフトバンクホークスのリーグ優勝が決まった。優勝マジックを2としていたソフトバンクは、京セラドーム大阪で行われたオリックスとの23回戦に7対1で勝利。同日に2位西武が敗れたことで、3年連続22度目のパ・リーグ優勝を確定させた。
NPBの公式発表によると、これによりソフトバンクは10月14日から始まるクライマックスシリーズのファイナルステージに直接進出することも決まった。レギュラーシーズンを最後まで戦い抜く前に優勝を決めたことは、シーズンを通じた安定感を示している。
打撃と投手力がかみ合った91勝
ソフトバンクの強さを数字で見ると、打撃と投手力の両面で高い水準を維持していたことが分かる。
チーム打率は.261でリーグトップ。得点は707点と6球団最多で、本塁打も162本を記録した。さらに防御率は2.88でリーグ2位。失点は452点に抑え、守備率も.990と優秀だった。
攻撃力だけに依存せず、投手陣が失点を抑え、守備でも大きな崩れを見せなかったことが91勝につながった。特定の試合で大量得点を挙げるだけではなく、シーズンを通して勝ちを積み重ねられるチーム構成だった点が大きい。
【6球団を徹底比較】順位を分けた打撃・投手・守備の成績
最終順位を理解するには、勝敗と勝率だけでなく、得点力や投手成績、守備の数字も確認したい。NPBが公表した2026年度のチーム成績を整理すると、各球団の特徴が浮かび上がる。
出典:NPB 2026年度パシフィック・リーグ チーム打撃・投手・守備成績。失策はシーズン合計。
2位西武:リーグ最高の防御率で上位を確保
西武の大きな武器は投手力だった。チーム防御率は2.87でリーグトップ。失点も464点に抑え、ソフトバンクに次ぐ少なさだった。
一方、得点は503点でリーグ3番目。ソフトバンクの707点とは200点以上の開きがある。打撃で大量得点を狙うというより、投手陣を中心に試合を組み立てるチームだったことが数字から読み取れる。
79勝を挙げて2位を確保したものの、優勝ソフトバンクとの11.5ゲーム差は小さくない。投手力という明確な強みを持ちながら、優勝争いを最後まで続けるには攻撃面の上積みも課題として残った。
3位日本ハム:177本塁打の破壊力と守備面の課題
日本ハムは177本塁打でリーグ最多を記録した。チーム得点も591点で、ソフトバンクに続く2番目の数字だった。長打力という点では、優勝球団に対抗できる武器を備えていた。
ただし、防御率は3.38で、失点は529点。さらに失策は88とリーグ最多だった。得点力がある一方、守備や投手運用を含めた総合力ではソフトバンクや西武に及ばなかった。
それでも78勝62敗3分、勝率.557で3位を確保。2位西武とは1勝差、ゲーム差にして1.5だった。上位2球団との差が大きく開いていたわけではなく、シーズン終盤まで順位争いを意識させる成績だった。
4位オリックス:上位3球団との間に生まれた13.5ゲーム差
オリックスは65勝76敗2分で4位。3位日本ハムとのゲーム差は13.5に達した。
得点は483点、防御率は3.96。いずれも上位球団と比較すると厳しい数字となった。特に失点は605点でリーグ最多。攻撃力を上げるだけでなく、投手陣の失点抑制も求められるシーズンだった。
5位ロッテ:4位との差は1.5ゲーム
千葉ロッテマリーンズは63勝77敗3分、勝率.450で5位となった。4位オリックスとは1.5ゲーム差で、上位への浮上が手の届く位置にあったことが分かる。
チーム本塁打は131本で、オリックスの96本を上回った。しかし得点は492点、防御率は3.84。得点力だけで順位が決まるわけではなく、失点を抑える投手力も含めたシーズン全体のバランスが順位に影響した。
6位楽天:58勝でシーズンを終了
東北楽天ゴールデンイーグルスは58勝84敗1分、勝率.408で最下位となった。
得点は473点でリーグ最少。失点は555点だった。ロッテとのゲーム差は6.0。勝率も.450のロッテに対して.408と差がつき、上位争いに加わることはできなかった。
翌シーズンに向けては、得点力の改善と失点の抑制をどう両立させるかが、チーム再建を考えるうえでの焦点になる。
【ゲーム差の読み方】西武と日本ハムの1.5差、上位と下位の13.5差
2026年の順位表で注目したいのは、ゲーム差が示す各球団の距離感だ。単純に勝利数だけを比較すると見落としやすいが、敗戦数と引き分け数も含めて見ることで、順位の意味がより明確になる。
ゲーム差は首位からの距離だけではない
ゲーム差は、2球団の勝敗の差をもとに計算する。一般的な計算式は次のとおりだ。
ゲーム差=(上位球団の勝利数-下位球団の勝利数+下位球団の敗戦数-上位球団の敗戦数)÷2
2026年の西武と日本ハムを例にすると、西武は79勝60敗、日本ハムは78勝62敗だった。勝利数では西武が1勝上回り、敗戦数では日本ハムが2敗多い。この差を計算すると、両球団のゲーム差は1.5となる。
順位表に記載される13.0ゲーム差は、日本ハムと首位ソフトバンクの差であり、西武との直接の差ではない。この2種類の数字を混同しないことが、順位表を正しく読むポイントだ。
2026年の順位争いで生まれた3つの境界線
最終順位を球団間のゲーム差で整理すると、次の3つのポイントが見えてくる。
- 首位と2位:11.5ゲーム差。ソフトバンクが西武を大きく引き離した。
- 2位と3位:1.5ゲーム差。西武と日本ハムは接近した順位争いを展開した。
- 3位と4位:13.5ゲーム差。CS進出圏と4位以下の間に大きな隔たりが生じた。
とりわけ3位と4位の13.5ゲーム差は、上位3球団と下位3球団の成績に明確な差があったことを示している。2026年は単純な首位争いだけでなく、CS出場権を獲得した3球団と、それを逃した3球団の差も際立ったシーズンだった。
【CS進出チーム】西武と日本ハムの対決、その後の展開は?
パ・リーグのクライマックスシリーズには、レギュラーシーズンの1位から3位までの3球団が出場する。2026年はソフトバンク、西武、日本ハムの3球団が進出した。
2位西武と3位日本ハムは10月10日から12日までファーストステージで対戦。初戦は西武が3対2で勝ったものの、日本ハムが第2戦を1対0、第3戦を4対1で制し、2勝1敗でファイナルステージへ進んだ。
その後、日本ハムは10月14日からソフトバンクと対戦した。ソフトバンクは第1戦を6対4、第2戦を6対2、第3戦も6対2で勝利。3連勝で日本シリーズ進出を決めた。
2026年から変わったCSファイナルステージのルール
2026年のCSで見逃せないのが、ファイナルステージの新ルールだ。NPBは2026年8月24日、一定の条件を満たす場合に1位球団のアドバンテージを2勝に増やし、最大7試合制にする変更を発表した。
通常のファイナルステージは、1位球団に1勝のアドバンテージを与え、最大6試合で先に4勝した球団が勝者となる。一方、次のいずれかに該当する場合は方式が変わる。
- 1位球団とファーストステージ勝者のレギュラーシーズンのゲーム差が10ゲーム以上。
- ファーストステージ勝者のレギュラーシーズン勝率が5割未満。
この場合、1位球団には2勝のアドバンテージが与えられ、最大7試合、アドバンテージを含めて5勝先取となる。
2026年のソフトバンクと西武のゲーム差は11.5。日本ハムとのゲーム差も13.0だった。どちらがファーストステージを勝ち抜いても10ゲーム以上の条件に該当するため、ソフトバンクには2勝のアドバンテージが与えられた。
その結果、日本ハムがファイナルステージで3連敗した時点で、アドバンテージを含むソフトバンクの勝利数は5勝に到達。全日程を消化することなく、日本シリーズ進出が決まった。
なお、ソフトバンクは日本シリーズでも横浜DeNAベイスターズに4連勝。10月28日の第4戦を4対2で制し、2年連続13度目の日本一に輝いた。リーグ優勝からCS、日本シリーズまで、2026年のポストシーズンを最後まで勝ち抜いた。
【順位決定方法】パ・リーグは何を基準に順位を決める?
プロ野球の順位表では、勝利数が最も多い球団が必ず1位になるわけではない。基本的に重要なのは勝率であり、引き分けの扱いも順位に影響する。
勝率の計算方法
勝率は、勝利数を勝利数と敗戦数の合計で割って算出する。
勝率=勝利数÷(勝利数+敗戦数)
引き分けは勝率の計算に含めない。そのため、同じ勝利数でも敗戦数が少ない球団のほうが勝率で上回る場合がある。
2026年の西武と日本ハムはその例だ。西武は79勝60敗4分、日本ハムは78勝62敗3分。西武が勝利数で1勝上回り、勝率も.568対.557で上回った。
勝率が同じ場合の順位決定
パ・リーグでは、勝率が同じ球団が発生した場合、原則として次の順序で順位を決める。
1. 当該球団同士の対戦勝率
2. リーグ内対戦成績の勝率
3. 前年度の順位
セ・リーグでは勝利数が最初の比較基準になるが、パ・リーグでは直接対決の成績が先に考慮される。この違いは、同率でシーズンを終えた場合に特に重要になる。
また、ゲーム差は順位そのものを決める基準ではなく、チーム間の成績の隔たりを示す指標だ。順位を正確に確認するときは、勝率とリーグの順位決定規定を優先して見る必要がある。
【パ・リーグの順位は】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のパ・リーグ優勝チームはどこ?
A1:福岡ソフトバンクホークスだ。91勝49敗3分、勝率.650で、2026年9月17日に3年連続22度目のリーグ優勝を決めた。
Q2:2026年のパ・リーグ2位と3位はどこ?
A2:2位は埼玉西武ライオンズ、3位は北海道日本ハムファイターズ。両球団のゲーム差は1.5だった。
Q3:2026年のCS進出チームは?
A3:ソフトバンク、西武、日本ハムの3球団。西武と日本ハムはファーストステージで対戦し、日本ハムが勝ち抜いた。
Q4:パ・リーグのゲーム差は何を意味する?
A4:2球団の勝敗成績から算出する順位上の距離を意味する。2026年はソフトバンクと西武が11.5ゲーム差、西武と日本ハムが1.5ゲーム差だった。
Q5:パ・リーグの順位は勝利数だけで決まる?
A5:勝利数だけでは決まらない。基本的には勝率が高い球団が上位となり、同率の場合はパ・リーグの順位決定規定に従って直接対決の成績などを比較する。
Q6:2026年の日本シリーズを制したのはどこ?
A6:ソフトバンクだ。横浜DeNAベイスターズとの日本シリーズで4連勝し、2年連続13度目の日本一を達成した。
まとめ:2026年パ・リーグはソフトバンクが独走、上位3球団がCSへ
2026年のパ・リーグ最終順位は、ソフトバンク、西武、日本ハム、オリックス、ロッテ、楽天の順となった。
ソフトバンクは91勝49敗3分、勝率.650で3連覇を達成。打撃成績と投手成績の両面で高い水準を保ち、2位西武に11.5ゲーム差をつけた。
2位西武と3位日本ハムの差は1.5ゲーム。日本ハムは177本塁打というリーグ最多の数字を残した一方、守備面では88失策という課題も抱えた。4位オリックス以下は上位3球団から大きく離れ、特に3位と4位の13.5ゲーム差が2026年の順位争いを象徴している。
順位表を見る際には、勝敗だけでなく勝率、ゲーム差、得点、失点、防御率を組み合わせて判断することが大切だ。加えて、2026年から導入されたCSの2勝アドバンテージ制度も、レギュラーシーズンの順位がポストシーズンに与える影響を大きくした。
2026年はソフトバンクがリーグ優勝と日本一の両方を手にしたシーズンとなった。西武、日本ハムを含む各球団が2027年にどのような戦力強化を進め、王者に挑むのか。来季のパ・リーグ順位争いにも注目が集まる。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)2026年度パシフィック・リーグ公式勝敗表、チーム打撃・投手・守備成績、2026年9月17日優勝発表、2026年クライマックスシリーズ開催要項・試合結果、SMBC日本シリーズ2026公式記録。