すでにクレジットカードを持っている人は、新たにゴルフ保険を契約する前に、カード付帯保険を確認しておきましょう。
カードによっては、ゴルフ中の賠償事故、用品の盗難・破損、ホールインワン費用まで補償される場合があります。
三井住友カードの「ゴルフ安心プラン」
三井住友カードには、7つの補償プランから選択する「選べる無料保険」があります。
2026年4月16日以降の補償開始分では、カードの種類によってゴルフ安心プランの補償額が異なります。
- Visa Infinite・プラチナ:賠償責任1億円、用品補償10万円、ホールインワン費用10万円。
- プラチナプリファード・ゴールドなど:賠償責任5,000万円、用品補償5万円、ホールインワン費用なし。
- その他の対象カード:賠償責任20万円、用品補償3万円、ホールインワン費用なし。
同じ三井住友カードでも、カードのランクによって補償内容に大きな差があります。
また、無料保険は選択して加入する仕組みであり、すべてのカードに同じゴルフ保険が自動付帯されるわけではありません。
対象カードや選択条件も確認が必要です。
JCBザ・クラスにもゴルファー保険がある
JCBザ・クラスには、損害保険ジャパンを引受保険会社とするゴルファー保険が用意されています。
主な補償は次のとおりです。
- 賠償責任:国内・海外1億円
- 死亡・後遺障害:100万円
- 入院日額:1,500円
- 通院日額:1,000円
- ゴルフ用品損害:5万円
- ホールインワン・アルバトロス費用:国内10万円
本会員・家族会員が対象となるサービスですが、対象カードがJCBザ・クラスに限定される点には注意してください。
クレジットカード付帯保険だけで十分?
判断の要点は、次の3つです。
1. 賠償責任の補償額が十分か。
2. ゴルフ用品の損害がどこまで補償されるか。
3. ホールインワン費用や自分のケガもカバーされるか。
カード付帯保険の限度額が低い場合、別のゴルファー保険で補う方法もあります。
ただし、賠償責任保険は複数契約しても、実際の損害額を超えて受け取れるわけではありません。重複契約による保険料の無駄を避けるためにも、既存の火災保険や自動車保険に付いている個人賠償責任特約も確認しましょう。
【初心者必見】ゴルフ保険の失敗しない選び方!プレー頻度別の判断基準

初めてゴルフ保険を契約する場合、どの補償を優先するべきか迷う人も多いはずです。
選び方の基本は、プレー頻度、ゴルフ用品の価値、既存保険の有無の3点です。
年間を通じて何度もプレーする人
年間契約型がおすすめです。
毎回申し込む必要がなく、プレー中の事故に継続して備えられます。
特に、賠償責任1億円以上と用品補償を重視するなら、三井住友海上や楽天損保が比較候補です。
年に数回しかプレーしない人
短期加入型を検討しましょう。
例えば、au損保は日帰り428円から、ソニー少額短期保険は1日147円(30歳女性の基本プラン)で加入できます。
ただし、補償内容は同じではありません。
au損保のゴールドコースは賠償責任1億円ですが、ソニー少短の1日ゴルフプランは個人賠償責任1,000万円です。
単に1日当たりの保険料を比べるのではなく、必要な補償額に対してどれだけ費用がかかるかを比較してください。
日本損害保険協会も、年に数回程度のレジャーであれば、国内旅行傷害保険に賠償責任や用品損害の特約を付ける方法を選択肢として紹介しています。
ゴルフ初心者は賠償責任を最優先にする
初心者の場合、最初からホールインワン費用や高額な用品補償を重視する必要はありません。
優先順位は次のように考えると分かりやすくなります。
第一優先:第三者への賠償責任
打球事故などで他人に損害を与えた場合に備え、1億円以上を一つの目安にします。
第二優先:自分自身のケガ
転倒や事故による入院・通院に備えます。特に通院日額や手術補償の有無を確認しましょう。
第三優先:ゴルフ用品の損害
高価なクラブを所有している場合は、用品補償の限度額と自己負担額を確認します。
第四優先:ホールインワン費用
祝賀会や記念品などの慣習的な支出に備えたい場合に選択します。
初心者ほど、補償項目の多さよりも、実際に起こり得る事故に対応できるかを重視することが大切です。
高額なゴルフクラブを持っている人は用品補償を重視する
高価なドライバーやアイアンセットを所有している人は、用品補償の金額だけでなく、損害額の計算方法も確認してください。
例えば、補償限度額30万円の商品でも、時価額や修理費によって実際の支払額は変わります。
また、キャディバッグの盗難は対象でも、キャディバッグ自体の破損は対象外となる商品があります。
「用品補償30万円」という数字だけで判断しないことが重要です。
海外ゴルフを楽しむ人は国内外の補償範囲を確認する
海外ゴルフでは、国内契約の補償がすべて適用されるとは限りません。
例えば、楽天損保は賠償責任、本人のケガ、用品損害について国内外に対応していますが、ホールインワン費用は国内限定です。
三井住友海上も、賠償責任、傷害、用品補償は海外プレーに対応する一方、ホールインワン費用は国内限定です。
海外でのプレーが多い人は、補償地域を必ず確認しましょう。
【保険金が支払われないケース】免責・証明書・請求条件をチェック
ゴルフ保険で後悔しやすいのが、契約した補償内容と実際の事故が一致しないケースです。
日本損害保険協会が紹介している一般的な支払対象外の例を確認しておきましょう。
ゴルフ用品の盗難・破損で対象外になりやすいケース
代表的な例は次のとおりです。
- ゴルフボールだけを盗まれた。
- クラブを置き忘れて紛失した。
- 自然消耗によって用品が劣化した。
- 故意や重大な過失によって用品を破損させた。
- 契約上の補償対象ではない用品を壊した。
特に、盗難と紛失は区別されます。
盗難は第三者による持ち去りですが、置き忘れや紛失は盗難として扱われないことがあります。
また、ゴルフボールだけの盗難は対象外とする一般的な条件もあります。
ホールインワンはセルフプレーでも条件がある
ホールインワン補償は、達成した事実だけでなく、証明方法が重要です。
日本損害保険協会が説明する一般的な条件では、次の点が挙げられています。
- 国内のゴルフ場で達成したこと。
- 原則としてパー35以上の9ホールを正規にラウンドしていること。
- 同伴競技者などによる証明があること。
- 保険会社所定の書類を提出できること。
セルフプレーでは、キャディがいないため証明方法が問題になることがあります。
ただし、商品によっては第三者の目撃証明や客観的な映像資料によって認められる場合があります。
楽天損保では、同伴競技者と同伴競技者以外の第三者による証明、または客観的な映像資料などを条件として案内しています。
ホールインワンを達成した際には、必要な証明を確保し、費用の領収書やスコアカードも保管しておきましょう。
事故発生後に保管したい書類
保険金を請求する際には、事故状況や損害額を確認できる資料が必要になります。
主なものは以下のとおりです。
- 事故状況を記録した書類
- ゴルフ用品の購入時の領収書
- 破損した用品の写真
- 修理見積書
- 盗難届の受理を確認できる書類
- ホールインワン証明書
- 祝賀会や記念品購入などの領収書
事故直後は、まず保険会社に連絡し、指示に従って対応してください。
特に賠償事故では、保険会社の承認を得ずに示談を進めると、保険金の全部または一部が支払われない可能性があります。
ソニー少額短期保険のように示談交渉サービスがない商品もあるため、契約時点で事故対応の仕組みを把握しておくことが重要です。
【ゴルフ保険おすすめ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゴルフ保険で一番安いおすすめ商品はどれですか?
年間保険料だけなら、東京海上日動のお手軽プランが年2,710円です。ただし、賠償責任1億円は追加特約で、ホールインワン費用もありません。賠償責任1億円を含む年間契約なら、三井住友海上のAコースが年3,820円から選べます。
Q2:ゴルフ保険の賠償責任は1億円あれば十分ですか?
1億円は比較の目安になります。打球事故などで高額な損害賠償が発生する可能性を考えると、2億円まで補償するプランも検討する価値があります。三井住友海上のB・Cコースは2億円です。
Q3:ゴルフ保険は1日だけでも加入できますか?
加入できます。ソニー少額短期保険は1日144円から、au損保は日帰り428円からのプランがあります。加入前に賠償責任や用品補償、ホールインワン費用の有無を比較してください。
まとめ:2026年のゴルフ保険は保険料より補償の実用性で選ぶ
2026年11月のゴルフ保険比較では、保険料だけでなく、賠償責任、ケガ、用品損害、ホールインワン費用の4項目を総合的に見ることが重要です。
今回紹介した商品から選ぶなら、次の判断が目安になります。
- 総合バランス重視: 楽天損保のゴールドコース。
- 年間保険料を抑えて賠償責任1億円を確保: 三井住友海上のAコース。
- 用品補償の免責金額を重視: 東京海上日動。
- 短期・旅行中の補償: au損保。
- 1日単位の加入やケガへの備え: ソニー少額短期保険。
- カード付帯保険を活用: 三井住友カードやJCBザ・クラスなどの対象サービス。
プロの視点から特に伝えたいのは、ゴルフ保険はホールインワンのお祝いよりも、第三者への賠償事故への備えを優先して選ぶべきということです。
そのうえで、自分のクラブの購入価格、プレー頻度、既存の個人賠償責任保険を確認すれば、必要以上に保険料を支払うことも避けられます。
保険会社の公式サイトで最新の重要事項説明書、普通保険約款、特約、免責条件を確認し、自分のプレースタイルに合う商品を選んでください。