2026年10月現在、高須クリニックの高須克弥院長は81歳。2014年に尿管がんが見つかって以来、複数回の手術や抗がん剤治療を経験し、2018年には自身が「全身がん」であることを公表した。2026年5月には、現代医療ではがんを治せないと判断したことを明かし、自らの意思で「攻撃的緩和ケア」を始めると発表している。
一方、2026年9月にはパートナーの西原理恵子と大相撲を観戦し、10月にはXで仕事を続ける姿を発信。病気と向き合いながらも、仕事や趣味、人との交流を続けている。現在の病状、過去の手術歴、治療方針、高須クリニックでの活動を時系列で整理する。
【2026年10月現在】高須克弥の病状は?全身がんと緩和ケアの最新状況

高須克弥の現在を理解するうえで最も重要なのは、2026年5月14日に本人が発表した治療方針の変更だ。
テレビ朝日やスポニチなどの報道によると、高須氏は自身のXで、がんが治療に抵抗して広がっていることを伝え、従来の現代医療による治療では治せないと判断したことを明かした。
本人は次のように投稿している。
何をしても現代治療では僕の癌が治らないことがわかった。
加えて、今後の生き方について、次の決意を示した。
癌と二人連れで人生劇場を演じきることに決めた。
そして、同日から「攻撃的緩和ケア」を始めると発表した。
これは、長年続けてきたがんとの闘いについて、治癒を目指す従来の治療だけに固執するのではなく、自身の生活や人生のあり方を重視する方向へ軸足を移したことを示す発言だ。
2026年10月までに病状はどう変化した?
5月の発表以降も、高須氏は日常生活や仕事の様子をXで発信している。
5月17日には「挑戦的緩和ケアなう」と投稿し、ゴルフ場を訪れた様子を公開。食事を楽しむ動画も投稿し、J-CASTニュースなどが取り上げた。
10月3日には、病院で看護師と撮影した動画を投稿し、「バンバン働くかっちゃん。生涯現役なう」と仕事を続ける姿勢を示した。
ただし、こうした活動的な姿だけで、がんが縮小した、あるいは病状が改善したと判断することはできない。
2026年10月末までの報道では、5月の発表を覆すような治癒の報告や、具体的な新しい病期・予後の公表は確認できない。
また、「全身がん」という言葉は本人が公表時から使用してきた表現であり、一般的な病期分類の名称と同一視することはできない。現在の詳しい転移部位や臓器ごとの状態、余命などについても、公開情報だけでは確定できない。
【がん闘病の経緯】2014年の尿管がん発覚から全身がん公表まで
高須克弥のがん闘病は、2014年に受けた検査がきっかけだった。
本人が2025年12月の「婦人公論.jp」の連載「高須の遺言」で振り返った内容によると、人間ドックでは大きな異常が見つからなかったものの、尿検査で血尿が確認された。
その後、詳しい検査を受けた結果、尿管や腎臓、膀胱にがんが見つかったという。
2014年に尿管・腎臓・膀胱の手術を決断
高須氏は、発見されたがんに対処するため、尿管と膀胱の半分、左側の腎臓を切除する手術を受けた。
このとき、膀胱をすべて摘出する選択肢もあったが、本人は半分を残すよう希望した。
その理由は、仕事を続けるためだった。
美容外科医として自ら手術を行う生活を維持するには、人工膀胱の管理が負担になると考えたためだという。
この判断は、高須氏が治療において重視してきた価値観をよく表している。
2018年9月に「全身がん」を公表
2018年9月、高須氏は自身のXで全身にがんがあることを公表した。
当時は、複数の部位にがんが見つかっていることを明かしながらも、仕事を続けていることを伝えていた。
同年11月にはフジテレビの番組「直撃!シンソウ坂上」に出演し、がんの発見から治療までの経緯を説明。
がんの公表後も、美容外科医としての仕事や社会活動を続ける姿勢が話題になった。
2021年以降も続いた治療への挑戦
2021年には、膀胱内に抗がん剤を直接投与する治療にも挑戦した。
同年10月には、抗がん剤がよく効き、がん細胞がほとんど消滅したという本人の報告が注目された。
しかし、その後も再発や新たながんの発見が続き、治療は終わらなかった。
2023年4月には膀胱がんの手術を受け、摘出部位などの検査から尿路上皮がんが検出されたことを報告している。
2024年4月22日にもがんの手術を受け、同年5月には新たながんが見つかったとXで発信した。
2025年7月には大量の血尿によって緊急入院し、24日に大手術を終えたことを報告。その後、8月には生検結果についても公表している。
こうした経過を経て、2026年5月の緩和ケア開始発表に至った。
【手術歴を時系列で整理】尿管がん・膀胱がん・腎臓がんの治療内容
高須克弥の手術歴は、2014年の尿管がん発見から始まる。
これまでの本人の発信やスポニチ、オリコン、婦人公論などの報道を整理すると、主な転換点は次のとおりだ。
| 時期 | 出来事・治療 | 関連人物・組織と確認事項 |
|---|---|---|
| 2014年 | 尿管がんを発見。尿管、膀胱の半分、左腎臓を切除 | 高須克弥本人が手術内容を説明 |
| 2018年9月 | 全身がんを公表 | Xで本人が病状を発信 |
| 2021年10月 | 膀胱内への抗がん剤直接投与に挑戦 | 本人が治療効果を報告 |
| 2023年4月 | 膀胱がんの手術 | 摘出部位などから尿路上皮がんを検出 |
| 2024年4月 | 4月22日にがんの手術 | 同年5月には新たながんの発見を報告 |
| 2025年7月 | 血尿による緊急入院と大手術 | 7月24日に本人が手術後の生還を報告 |
| 2025年8月 | 生検結果を公表 | がんが疑われた部位の検査結果を発信 |
| 2026年5月 | 攻撃的緩和ケアの開始を発表 | 従来の治癒を目指す治療から方針を転換 |
| 2026年9月 | 西原理恵子と大相撲を観戦 | 日刊スポーツが現地での姿を報道 |
| 2026年10月 | 仕事を続ける様子をXで発信 | テレビ朝日が10月3日の投稿を報道 |
高須克弥は膀胱を全部摘出したのか?
検索されることの多い疑問が「高須克弥は膀胱を摘出したのか」という点だ。
結論からいえば、2014年の手術では膀胱を全摘していない。
2020年の日刊ゲンダイのインタビューで、高須氏は尿管と膀胱の半分、左側の腎臓を切除したと説明している。
加えて、膀胱を全部取る選択肢もあったが、自らの仕事や生活の質を考えて半分を残したと明かした。
その後、2023年や2024年にも膀胱に関わるがんの手術を受けている。
したがって、「膀胱を全摘した」という説明と、「膀胱がんの手術を繰り返している」という事実は区別する必要がある。
【攻撃的緩和ケアとは】高須克弥が選んだ治療方針の意味
2026年5月に高須氏が発表した「攻撃的緩和ケア」は、今回の闘病における大きな転換点だ。
緩和ケアという言葉から、治療を完全にやめて最期を待つ状態を想像する人もいるかもしれない。
しかし、医学的な意味での緩和ケアは、それだけを指すものではない。
緩和ケアは終末期だけの医療ではない
厚生労働省は、がんの緩和ケアについて、診断された時点から身体的・精神的な苦痛を和らげ、患者と家族の生活の質を高めることを重視している。
国立がん研究センターのがん情報サービスでも、緩和ケアはがんに伴う心身のつらさを軽減する取り組みと説明されている。
つまり、緩和ケアと抗がん治療は必ずしも対立するものではない。
治療中であっても、痛みや吐き気、倦怠感、不安などに対処するために緩和ケアを利用できる。
高須克弥のいう「攻撃的緩和ケア」とは?
高須氏の場合、2026年5月14日の投稿には、現代の治療ではがんを治せないという本人の判断が示されていた。
そのうえで、がんと共に人生を続けるという考えを表明した。
「攻撃的」という言葉には、受け身で病状の進行を待つのではなく、自分の意思で生活や治療のあり方を決めていく姿勢が表れている。
ただし、具体的にどの薬剤を使用するのか、どのような処置を継続するのか、従来の治療をどこまで残すのかといった詳細は公表されていない。
そのため、本人独自の表現である「攻撃的緩和ケア」を、特定の医学的治療法の名称として理解するのは適切ではない。
治療方針の変化から見える高須氏の価値観
高須氏の闘病で一貫しているのは、病気の治療だけでなく、仕事や生活を維持することを重視している点だ。
2014年には膀胱を半分残す判断をし、2021年には新しい治療に挑戦した。
そして2026年には、治癒が難しいと判断したうえで、緩和ケアを自ら主導する方針を示した。
これらは単純な治療の断念というより、人生において何を優先するかを自分で決めてきた経緯として理解できる。
【仕事・X・西原理恵子】2026年10月の高須克弥の生活と近況
高須克弥は、全身がんを公表した後も高須クリニックの院長として知られ、仕事を続けてきた。
2026年10月までの本人の投稿や報道からは、仕事、趣味、パートナーとの交流という複数の側面が見えてくる。
高須クリニック院長としての活動は続いている
高須クリニックの公式サイトには、2026年の活動履歴が掲載されている。
7月には日本美容外科医師会の理事会への参加、8月には第44回日本美容皮膚科学会での登壇など、美容医療に関する活動が記録されている。
また、9月にはNetflixシリーズ「ダウンタイム」の制作において、高須クリニックが美容外科に関する描写の監修・指導を担当したことも公式に発表された。
クリニック全体としての対外活動や医療分野での取り組みは続いている。
一方、本人が現在どの程度の頻度で執刀しているのか、具体的な診療日数や手術件数までは公表されていない。
2026年10月3日には「生涯現役」と発信
テレビ朝日が10月3日に報じたのは、高須氏の10月2日と3日のX投稿だ。
2日には、パートナーの西原理恵子と質店を訪れ、腕時計の査定を受けた様子を公開。
本人によると、時代遅れだと思っていた腕時計に2万ドル相当、約300万円の査定額がついたという。
その後、3日には病院で看護師と撮影したショート動画を投稿し、「バンバン働くかっちゃん。生涯現役なう」と発信した。
この投稿は、緩和ケアを始めた後も仕事を続けようとする本人の姿勢を伝えるものだった。
西原理恵子との関係は?2026年も一緒に行動
高須克弥のパートナーとして知られるのが、漫画家の西原理恵子だ。
2人は長年にわたって親しい関係を続けており、2026年も一緒に行動する様子が報道されている。
特に9月14日には、東京・両国国技館で開催された大相撲秋場所を一緒に観戦した。
日刊スポーツによると、高須氏はピンク色のドラえもんのニット姿で西原氏とともに観戦。Xでも安青錦の化粧まわしについて投稿していた。
また、10月2日の質店訪問でも2人のツーショットが公開された。
こうした近況からは、病気と向き合いながらも、パートナーとの時間や趣味を楽しんでいる様子がうかがえる。
なお、10月下旬のXでは別件の話題も発信している。10月27日には、ネット上でのやり取りをめぐり、顧問弁護士から刑事告発の準備が整ったとの報告を受けたことを投稿したとJ-CASTニュースが伝えている。
これは病状の更新ではなく、本人のSNS活動の一例として区別しておきたい。
【プロの結論】高須克弥の現在を正しく理解するための3つの判断基準
高須克弥の2026年10月までの近況を整理すると、重要なのは次の3点だ。
1. 病状の発表と日常生活の様子を混同しない
仕事をしている、外出している、食事を楽しんでいるという事実は、生活を続けていることを示す。
しかし、それだけでがんが治った、転移が止まった、病状が改善したと判断することはできない。
病状については、2026年5月14日の本人の発表が重要な基準となる。
2. 膀胱全摘や余命に関する情報は慎重に判断する
2014年の手術では膀胱の半分を残しており、全摘したという説明は正確ではない。
また、本人が余命を公表したという情報があっても、発言の時期や文脈を確認する必要がある。
医学的な予後は、病状や治療経過を総合的に判断するものであり、SNSの写真や短いコメントだけでは分からない。
3. 「緩和ケア=何もしない」という誤解をなくす
高須氏が選んだのは、自分の意思を重視しながら人生を続けるための治療方針だ。
緩和ケアそのものも、痛みや身体的・精神的な苦痛を和らげ、生活の質を支える医療である。
今回の発表は、長年にわたる治療の経緯と本人の価値観を踏まえて理解する必要がある。
高須克弥の現在に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高須克弥は2026年10月現在も全身がんを患っている?
A1:本人は2018年に全身がんを公表しており、2026年5月にも現代医療では治せないと判断したことを明かしている。10月には仕事を続ける姿を投稿しているが、がんが完治したという発表は確認されていない。
Q2:高須克弥は膀胱を全部摘出した?
A2:2014年の手術では膀胱の半分を切除し、残りを維持する選択をしたと本人が説明している。その後も膀胱がんの手術を受けているが、2014年に膀胱を全摘したという説明は誤りである。
Q3:高須克弥は緩和ケアを始めて仕事を辞めた?
A3:仕事を辞めたという発表はない。2026年10月3日には「生涯現役なう」とXで発信しており、本人は仕事を続ける姿勢を示している。ただし、具体的な診療日数や執刀状況は公表されていない。
まとめ:高須克弥は2026年もがんと向き合いながら活動を継続
2026年10月現在、高須克弥は81歳。2014年の尿管がん発見から約12年間、複数回の手術や抗がん剤治療を経験してきた。
2026年5月には、現代医療でがんを治すことは難しいと判断し、自ら主導する攻撃的緩和ケアを始めると発表した。
一方、10月には仕事を続ける様子をXで公開し、西原理恵子との交流や大相撲観戦など、日常生活も発信している。
高須克弥の現在を理解するうえで大切なのは、病状の深刻さと本人が選んだ生き方の両方を見ることだ。
病気があるからといって、仕事や趣味、人との交流をすべて手放すわけではない。高須氏の発信からは、がんと向き合いながらも、自分らしい人生を続けようとする姿勢が伝わってくる。
今後も注目すべきなのは、本人が公表する治療方針の変化と、高須クリニックでの活動、そしてXを通じて届けられる日々の近況だ。