『七つの大罪』に登場するドレファスは、リオネス王国の元二大聖騎士長の一人です。厳格な性格と高い戦闘能力を持つ人物ですが、物語の中盤で、その身体を〈十戒〉の魔神族フラウドリンに乗っ取られていたという衝撃の事実が明らかになります。
加えて、先代聖騎士長ザラトラスの暗殺事件、親友ヘンドリクセンとの関係、息子グリアモールとの絆など、ドレファスには物語の根幹に関わる重要な秘密があります。フラウドリンから解放された後は聖騎士として復職し、続編『黙示録の四騎士』でも登場します。
2026年11月現在の作品情報も踏まえ、ドレファスの正体、強さ、最後の結末、声優まで詳しく整理します。なお、後半には原作・アニメの重要なネタバレが含まれます。
【人物プロフィール】ドレファスとは何者?リオネス王国の元聖騎士長

ドレファスは、鈴木央による漫画『七つの大罪』に登場するリオネス王国の聖騎士です。
物語序盤では、ヘンドリクセンとともに王国の二大聖騎士長を務めていました。王国の騎士団を統率する立場にあり、戦闘能力だけでなく、組織をまとめる指導力も備えています。
長い黒髪と口髭、落ち着いた雰囲気が特徴で、厳格かつ威圧感のある人物として描かれています。部下に対しても厳しい一方、聖騎士としての誇りを持った存在です。
ドレファスの基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ドレファス |
| 種族 | 人間 |
| 出身 | リオネス王国 |
| 立場 | 元二大聖騎士長 |
| 息子 | グリアモール |
| 兄 | ザラトラス |
| 親友 | ヘンドリクセン |
| 魔力 | 砕貫(ブレイク) |
| 声優 | 小西克幸 |
アニメ公式サイトを制作会社スタジオディーンが掲載したキャラクター紹介でも、ドレファスは元二大聖騎士長であり、ザラトラスの弟、グリアモールの父として紹介されています。
重要なのは、物語序盤に登場するドレファスの言動を、すべて本人の意思によるものだと考えてはいけない点です。彼の身体には別の存在が入り込んでおり、長い間、周囲の人々を欺いていました。
【正体と乗っ取りの真相】ドレファスの身体にいたフラウドリンとは?
ドレファスの正体を理解するうえで欠かせないのが、魔神族のフラウドリンです。
フラウドリンは〈十戒〉に関係する強力な魔神族で、リオネス王国の聖騎士たちを裏から操り、魔神族復活に向けて暗躍していました。
その際に利用されたのが、ドレファスの身体です。
フラウドリンがドレファスを乗っ取った経緯
事件の発端は、物語開始より前にさかのぼります。
ドレファスとヘンドリクセンは、かつて滅びたダナフォール王国の調査に関わりました。その過程でフラウドリンが介入し、ドレファスの身体を乗っ取ります。
さらにフラウドリンはヘンドリクセンの精神にも干渉し、彼を洗脳しました。
その結果、10年前のザラトラス暗殺事件をはじめ、リオネス王国の権力構造を揺るがす一連の事件が引き起こされます。
『七つの大罪 憤怒の審判』公式サイトの年表でも、ドレファスの身体にフラウドリンが入っていたことが明記されています。また、スタジオディーンのキャラクター紹介は、ヘンドリクセンもフラウドリンによって洗脳されていたと説明しています。
フラウドリンと「無欲」の戒禁の関係
ここは検索時に特に混同されやすいポイントです。
フラウドリンは「無欲」の戒禁に関係する人物として紹介されることがあります。しかし、物語上の本来の所有者は、〈七つの大罪〉の一人であるゴウセルです。
公式アニメの年表では、フラウドリンがデンゼルたちに対して、自分は本当の〈十戒〉の一員ではなく、真の「無欲」はゴウセルだと明かす場面が説明されています。
つまり、フラウドリンはゴウセルが十戒を離れた後、その代理として活動していた存在です。戒禁の本来の所有者と代理の立場は区別する必要があります。
なぜドレファスはフラウドリンに利用されたのか?
フラウドリンの目的は、単にドレファスの身体を奪うことだけではありませんでした。
彼はリオネス王国の内部に入り込み、聖騎士団の権力を利用することで、魔神族復活に必要な環境を整えようとしていました。
ドレファスの立場を利用すれば、王国の騎士たちを動かし、国王や周囲の人物にも接近できます。正体を隠したまま王国の中枢に入り込めることが、乗っ取りの大きな意味でした。
フラウドリンは単純な戦闘要員ではなく、長期的な計画を実行するための策略家でもあったのです。
【人物相関図・関係性】グリアモール、ヘンドリクセン、ザラトラスとの関係
ドレファスの物語を深く理解するには、周囲の人物との関係を整理する必要があります。
特に重要なのが、実の息子グリアモール、長年の友人ヘンドリクセン、そして実兄ザラトラスです。この3人との関係が、ドレファスの過去と解放後の行動を大きく左右します。
ドレファスとグリアモールは実の親子
グリアモールはドレファスの実の息子です。
リオネス王国の聖騎士であり、第二王女ベロニカの護衛を務めていた人物でもあります。大柄で屈強な体格が特徴で、父親を強く尊敬しています。
父親が王国を裏切ったように見える状況でも、グリアモールにとってドレファスは大切な存在でした。
特に印象的なのが、フラウドリンから解放されたドレファスがグリアモールを抱きしめる場面です。MBSの公式番組紹介でも「おかえり、ドレファス……」という名場面として取り上げられています。
この場面は、父親が本来の自分を取り戻したことを象徴する重要なシーンです。
ドレファスとヘンドリクセンは親友同士
ヘンドリクセンはドレファスとともに二大聖騎士長を務めていた人物です。
2人は単なる仕事上の同僚ではありません。長い時間を共有し、互いを理解してきた関係です。
しかし、フラウドリンの介入によって、その関係は悲劇的な方向へ進みました。
ヘンドリクセンは洗脳され、ドレファスの身体もフラウドリンに奪われます。2人は知らないうちに魔神族の計画に利用され、王国を混乱に陥れることになりました。
それでも、ドレファス解放の際にはヘンドリクセンが彼を取り戻そうと戦います。これは2人の友情が簡単には失われていなかったことを示す出来事です。
ドレファスとザラトラスは異母兄弟
ザラトラスは、ドレファスの実兄であり、リオネス王国の先代聖騎士長です。
公式アニメの設定資料では、ザラトラスはドレファスの兄で、グリアモールにとっては伯父に当たると説明されています。2人は母親を異にする兄弟です。
ザラトラスは高い実力と人格を兼ね備えた騎士として知られ、王国でも大きな信頼を集めていました。
一方、ドレファスは偉大な兄に対して複雑な感情を抱えていました。この兄弟関係が、フラウドリンにつけ込まれる要因の一つとなります。
主要人物の関係一覧
| 人物 | ドレファスとの関係 | 物語上の重要性 |
|---|---|---|
| グリアモール | 実の息子 | 父子の絆と再会 |
| ヘンドリクセン | 親友・同僚 | 洗脳と友情の再生 |
| ザラトラス | 実兄・異母兄弟 | 暗殺事件と解放 |
| ギルサンダー | 甥 | ザラトラスの息子 |
| フラウドリン | 身体を乗っ取った魔神族 | 10年間の事件の黒幕 |
この関係性を整理すると、ドレファスの物語は単純な裏切り者の正体発覚ではないことがわかります。
兄への複雑な感情、親友との関係、息子への愛情が重なり、フラウドリンの策略によって多くの悲劇が生まれました。
【強さと魔力を解説】ドレファスの「砕貫」はどれほど強い?
ドレファスは、リオネス王国の聖騎士の中でも高い戦闘能力を持つ人物です。
特に剣術と攻撃魔力を組み合わせた戦い方を得意としており、正面から相手を圧倒するパワー型の戦士として描かれています。
魔力「砕貫(ブレイク)」の特徴
ドレファスの固有魔力は「砕貫(ブレイク)」です。
一直線上に強力な破壊エネルギーを放ち、対象を貫く攻撃能力を持っています。
単純な剣による斬撃とは異なり、魔力によって攻撃の貫通力を高められる点が特徴です。
主な技には次のようなものがあります。
- 砕貫(ブレイク):直線状に強力な破壊エネルギーを放つ魔力。
- 羅貫(ラカン):剣先から高い貫通力を持つ衝撃波を繰り出す技。
- 羅貫扇弾:羅貫を連続して放つ攻撃技。
- 天漢破獄刃:全魔力を凝縮して解き放つ必殺技。
これらの技からも、ドレファスが剣術だけでなく魔力の制御にも長けた聖騎士であることがわかります。
ドレファスの闘級は3000
『七つの大罪』の公式ファンブック『罪約聖書』に基づく設定値として紹介されるドレファスの闘級は、3000です。
内訳は以下のとおりです。
| 能力 | 数値 |
|---|---|
| 魔力 | 1000 |
| 武力 | 1000 |
| 気力 | 1000 |
| 総合闘級 | 3000 |
魔力・武力・気力が均等に配分されている点が特徴です。
突出した一つの能力だけに依存するのではなく、攻撃魔力、剣術、精神的な強さをバランスよく備えています。
なお、フラウドリンが乗っ取っていた時期の戦闘能力と、本人の本来の闘級は同一視できません。フラウドリン自身も魔神族としての能力を持っているため、両者を区別して考える必要があります。
ドレファスの強さは、単純な数値以上に、経験を積んだ聖騎士としての技術と判断力にあります。
【解放後と最後の結末】ザラトラスの犠牲でドレファスは救われた?
ドレファスの物語で最も重要な転換点が、フラウドリンからの解放です。
この出来事は『七つの大罪 戒めの復活』の終盤に描かれ、ザラトラス、ヘンドリクセン、グリアモールの3人が深く関係しています。
ザラトラスがドレファスを救うために戦う
フラウドリンの正体が明らかになった後、ヘンドリクセンはドレファスを取り戻すために行動します。
そこへ現れたのが、復活したザラトラスです。
ザラトラスは、ドレファスの身体からフラウドリンを分離させるため、ドルイドの秘術である「浄化(パージ)」を使用します。
浄化は、自然ならざる魂を取り除く力です。フラウドリンをドレファスの身体から引き離すために、極めて重要な役割を果たしました。
しかし、その代償は非常に大きなものでした。
ザラトラスはドレファスを救うために全生命を使い果たします。MBSの公式番組紹介でも、この場面はザラトラスの最期として取り上げられています。
ドレファスは正気を取り戻し、グリアモールと再会
フラウドリンが分離したことで、ドレファスは本来の自分を取り戻します。
そして、息子グリアモールとの再会を果たします。
このとき、ドレファスはグリアモールを抱きしめます。
それまで父親を失ったと思っていたグリアモールにとって、再会は大きな意味を持つ出来事でした。
また、ヘンドリクセンもドレファスの生還を喜び、涙を流します。
この場面は、ドレファスをめぐる親子関係と友情の両方が回復する象徴的な瞬間です。
フラウドリンの最後はどうなった?
ドレファスから分離したフラウドリンは、その後メリオダスと対峙します。
両者の戦闘では、圧倒的な闘級の差が描かれました。
フラウドリンは魔神族として強大な力を持っていましたが、最終的にはメリオダスに撃破されます。
『七つの大罪 憤怒の審判』公式サイトの年表でも、ザラトラスによるフラウドリンの分離と、その後のメリオダスによる撃破が確認できます。
ここで重要なのは、フラウドリンは倒されたものの、ドレファス本人は生き残ったという点です。
ドレファスとフラウドリンは同一人物ではありません。身体を乗っ取られていた側と、その身体を利用していた側は明確に異なります。
解放後は聖騎士長に戻ったのか?
フラウドリンから解放されたドレファスは、以前のように二大聖騎士長の一人として復帰するわけではありません。
スタジオディーンの公式キャラクター紹介によると、ドレファスは聖騎士長を辞し、聖騎士として復職しています。
これは、過去の事件に関わった責任を受け止めたうえで、自分の立場を改めて選び直した結果として捉えられます。
肩書きを取り戻すことよりも、王国のために一人の騎士として働く道を選んだのです。
【2026年現在と声優】ドレファスは続編にも登場する?
ドレファスは『七つの大罪』本編で退場する人物ではありません。
正気を取り戻した後も生き続け、正統続編『黙示録の四騎士』にも登場します。
『黙示録の四騎士』では剣術指南役に
『黙示録の四騎士』は、『七つの大罪』の聖戦から16年後を描く物語です。
この時代のドレファスは、かつての二大聖騎士長という立場から離れ、リオネス王国の剣術指南役として後進の育成に関わっています。
また、ヘンドリクセンも聖騎士長としての立場から離れ、施薬院に関わる生活を送っています。
続編では、かつて国を揺るがす事件に関わった人物たちが、次世代を支える側に回っています。
ドレファス自身も、かつての戦闘経験や剣術を次の世代に伝える立場になりました。
2024年放送のTVアニメ第1期第23話「王国聖騎士VSメラガラン」でも、リオネスの聖騎士たちが強敵に立ち向かう展開が描かれています。ドレファスは続編でも戦闘能力を発揮する人物です。
ドレファスの声優は小西克幸
ドレファス役・フラウドリン役
重厚な声質と幅広い演技で知られる声優。
アニメ版でドレファスを演じているのは、声優の小西克幸です。
興味深いのは、ドレファスの身体を乗っ取っていたフラウドリンも小西克幸が担当していることです。
同じ身体を共有する2人の人物を同じ声優が演じることで、物語上の正体の秘密にも一貫性が生まれています。
特にドレファス本人とフラウドリンでは、人物としての性格や感情表現が異なります。解放前後の演技の違いにも注目すると、物語をより深く楽しめます。
『七つの大罪 憤怒の審判』の公式キャスト情報でも、ドレファス役は小西克幸と記載されています。
なお、2026年時点でのドレファスの現在を整理すると、次のようになります。
| 時代 | ドレファスの状況 |
|---|---|
| 『七つの大罪』序盤 | 元二大聖騎士長として登場 |
| 物語中盤 | フラウドリンの憑依が判明 |
| 『戒めの復活』終盤 | ザラトラスの浄化で解放 |
| 解放後 | 聖騎士として復職 |
| 『黙示録の四騎士』 | 剣術指南役として後進を指導 |
つまり、ドレファスの現在は死亡や完全な退場ではなく、王国の次世代を支える人物として描かれています。
【よくある質問】七つの大罪のドレファスに関するFAQ
Q1:ドレファスの正体はフラウドリンだったのですか?
A1:いいえ。ドレファス本人は人間の聖騎士です。フラウドリンが彼の身体を乗っ取って活動していました。2人は別々の存在です。
Q2:フラウドリンは無欲の戒禁を持っていたのですか?
A2:「無欲」の本来の所有者はゴウセルです。フラウドリンはゴウセルの代理として十戒に加わっていました。公式年表でも、その違いが説明されています。
Q3:ドレファスとグリアモールは本当の親子ですか?
A3:はい。グリアモールはドレファスの実の息子です。フラウドリンから解放された後、父子は感動的な再会を果たします。
Q4:ドレファスとザラトラスは兄弟ですか?
A4:はい。ザラトラスはドレファスの実兄で、母親が異なる異母兄弟です。グリアモールにとってザラトラスは伯父に当たります。
Q5:ドレファスとヘンドリクセンの関係は?
A5:かつての二大聖騎士長であり、長年の友人です。フラウドリンの介入によって悲劇的な事件に巻き込まれましたが、ドレファス解放後も関係は続いています。
Q6:ドレファスは最後に死亡しますか?
A6:いいえ。フラウドリンから解放されたドレファスは生存します。死亡するのはドレファスではなく、彼の身体から分離したフラウドリンです。
Q7:ドレファスの魔力と闘級はいくつですか?
A7:魔力は「砕貫(ブレイク)」で、公式ファンブックに基づく設定値として紹介される闘級は3000です。魔力・武力・気力がそれぞれ1000となっています。
Q8:ドレファスの声優は誰ですか?
A8:小西克幸です。フラウドリンも同じ小西克幸が演じています。
Q9:ドレファスは『黙示録の四騎士』にも登場しますか?
A9:はい。続編ではリオネス王国の剣術指南役として登場し、次世代の聖騎士たちを支えています。
まとめ:ドレファスの本当の結末は贖罪と次世代への継承
ドレファスは、『七つの大罪』の中でも特に複雑な過去を持つ人物です。
物語序盤ではザラトラス暗殺事件に関わった裏切り者として描かれますが、その裏にはフラウドリンによる身体の乗っ取りとヘンドリクセンへの洗脳がありました。
そして、ザラトラスの命を懸けた浄化によって本来の自分を取り戻し、息子グリアモールや親友ヘンドリクセンとの関係も回復していきます。
解放後に聖騎士長への復帰を選ばず、一人の聖騎士として再出発したことも要点です。
さらに続編『黙示録の四騎士』では剣術指南役として登場し、かつての経験を次世代へ伝える存在になっています。
【プロの結論】ドレファスという人物を理解する3つの視点
1. 裏切り者という評価だけでは人物像を理解できない。 10年前の事件や王国での行動にはフラウドリンの介入がありました。本人の意思と魔神族による支配を分けて考えることが大切です。
2. グリアモールとの親子関係とザラトラスの犠牲が物語の核心。 ドレファスの解放は、単なる敵の撃破ではありません。家族を取り戻し、過去の悲劇に向き合うための転換点です。
3. 最後に描かれるのは権力への復帰ではなく、次世代への継承。 聖騎士長という地位を手放し、剣術指南役として活動する姿は、過去の過ちを経て選び直した人生を象徴しています。
ドレファスは、フラウドリンに身体を奪われた被害者であると同時に、過去の罪と向き合い続ける一人の聖騎士でもあります。その変化を追うことで、『七つの大罪』の人間ドラマをより深く味わえるはずです。
主な参照資料:講談社『七つの大罪』公式ファンブック『罪約聖書』、TVアニメ『七つの大罪 戒めの復活』公式サイト、TVアニメ『七つの大罪 憤怒の審判』公式サイト、株式会社スタジオディーンのキャラクター紹介、MBS番組情報、TVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』公式情報。