厄除けに行く時期として昔からよく知られているのが、年始から節分までです。
その背景には、厄年を数え年で考える習慣があります。数え年では新年を迎えると年齢が一つ上がるため、新しい年の始まりに厄を祓い、無事な一年を願うという考え方が定着しました。
ただし、節分までに厄払いを済ませなければならないという全国共通の決まりはありません。
2026年の節分は2月3日、立春は2月4日
国立天文台が公表した2026年の暦要項によると、2026年の節分は2月3日、立春は2月4日です。
節分は本来、季節を分ける日を指します。現在では主に立春の前日を意味し、旧年から新しい季節へ移る節目として意識されています。
厄除けの時期を考える際には、次のように整理すると分かりやすくなります。
- 1月1日〜松の内: 新年の始まりに合わせて厄払いを受ける時期。
- 松の内〜2月3日: 節分までに厄を祓いたい人に適した時期。
- 2月4日以降: 節分後でも祈願できる。時期を気にせず都合のよい日を選べる。
- 誕生日・記念日: 自分の人生の節目に合わせて参拝する方法もある。
- 年末: その年の厄払いを受けていない場合も、神社やお寺が受け付けていれば祈願できる。
節分を過ぎても大丈夫なのはなぜ?
神社本庁の厄祓いに関する案内では、地域独自の風習がない限り、厄払いをいつまでに受けなければならないという決まりはないとされています。
また、明治神宮の公式FAQにも、古くから正月の松の内や節分が目安とされてきた一方、現在は一年を通して厄祓いを受ける人が多いと記されています。
つまり、節分を逃したからといって、その年の厄除けができなくなるわけではありません。
2026年の厄年に該当していて、まだ祈願を受けていない人も、11月や12月に参拝して差し支えありません。大切なのは、期限に追われることではなく、自分が納得できるタイミングで祈願することです。
【2026年版】厄年早見表!男性・女性の前厄、本厄、後厄は何年生まれ?

厄除けに行く時期と同じくらい気になるのが、自分が2026年の厄年に該当するかどうかです。
厄年は一般的に数え年で判断します。神社本庁が公表している令和8年用の厄年早見表をもとに、男性・女性の前厄、本厄、後厄を整理しました。
2026年の男性の厄年
| 区分 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
|---|---|---|---|
| 25歳の厄 | 24歳・2003年生 | 25歳・2002年生 | 26歳・2001年生 |
| 42歳の大厄 | 41歳・1986年生 | 42歳・1985年生 | 43歳・1984年生 |
| 61歳の厄 | 60歳・1967年生 | 61歳・1966年生 | 62歳・1965年生 |
2026年の女性の厄年
| 区分 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
|---|---|---|---|
| 19歳の厄 | 18歳・2009年生 | 19歳・2008年生 | 20歳・2007年生 |
| 33歳の大厄 | 32歳・1995年生 | 33歳・1994年生 | 34歳・1993年生 |
| 37歳の厄 | 36歳・1991年生 | 37歳・1990年生 | 38歳・1989年生 |
| 61歳の厄 | 60歳・1967年生 | 61歳・1966年生 | 62歳・1965年生 |
出典:神社本庁「厄祓い(男性・女性の厄年、本厄等)」令和8年用。女性の61歳は、厄年に含めない神社・地域もあります。
2026年に特に意識される大厄は?
一般的に大厄とされるのは、次の2つです。
- 男性:数え年42歳(1985年生まれ)
- 女性:数え年33歳(1994年生まれ)
大厄は、人生の転換期にあたる年齢として特に慎重に過ごす習慣があります。
ただし、厄年は災難が必ず起きるという予言ではありません。神社本庁も、体力や家庭環境、社会的な立場などが変化しやすい人生の節目として説明しています。
健康管理や生活習慣を見直す機会として捉えると、厄年の意味を前向きに受け止めやすくなります。
【数え年と満年齢の違い】厄年は誕生日で判断するの?
厄年を調べるときに混乱しやすいのが、数え年と満年齢の違いです。
普段の生活では誕生日を迎えるたびに年齢が一つ増えますが、厄年では数え年を採用する神社やお寺が多くあります。
数え年とは生まれた時点で1歳とする数え方
数え年は、生まれた時点を1歳とし、年が明けるたびに一つ年齢を加える伝統的な年齢の数え方です。
一方、満年齢は生まれた日を起点に、誕生日を迎えるごとに一つ年齢が増えます。
明治神宮の説明では、数え年は満年齢に対して、誕生日を迎える前なら2歳、誕生日を迎えた後なら1歳を加える方法として紹介されています。
例えば、2026年における2002年生まれの人は、満年齢では23歳または24歳ですが、数え年では25歳です。
そのため、2026年の男性25歳の本厄に該当します。
前厄・本厄・後厄は3年間続く
厄年は、本厄だけでなく、その前後も含めて考える習慣があります。
それぞれの意味は次のとおりです。
- 前厄: 本厄の前年。厄年に入る前の年として慎重に過ごす時期。
- 本厄: 一般的に厄年とされる中心の年。大厄もこの本厄にあたる。
- 後厄: 本厄の翌年。厄年の期間を締めくくる年。
例えば、1985年生まれの男性は、2026年が数え年42歳の本厄です。
2025年は前厄、2027年は後厄にあたります。
このように、厄年は単年だけでなく、3年間を一つの区切りとして考えるのが一般的です。
2月3日以前に生まれた人は注意したい
厄年の年齢は全国の神社やお寺で完全に統一されているわけではありません。
例えば、福岡市の警固神社では、数え年について「生まれた時を1歳とし、以後2月4日を迎えるたびに1歳ずつ加えていく」と説明しています。
同神社の2026年厄年早見表では、2月4日から翌年2月3日までの生年月日を基準に区分しています。
一方、神社本庁の一般的な説明では、元日を迎えるごとに一つ年齢を加える数え方が示されています。
この違いから、特に1月1日から2月3日までに生まれた人は、参拝予定の神社が採用している基準を確認しておくと安心です。
自分で早見表を確認するだけでなく、実際に祈願を受ける場所の基準に合わせることがポイントです。
【神社本庁・明治神宮・警固神社】厄払いの受付時期を公式情報で比較
厄除けの時期を調べると、神社によって案内の仕方が異なることに気づきます。
ここでは、神社本庁、明治神宮、福岡の警固神社を取り上げ、それぞれの公式情報から受付時期を整理します。
神社本庁は厄払いの期限を設けていない
神社本庁の公式サイトでは、厄年を迎えた人が厄祓いを受ける時期について、正月に年齢が一つ上がることから、年始に祈願することが多いと説明しています。
一方で、地域独自の風習がなければ、いつまでに厄祓いを受けるべきという決まりはないとしています。
誕生日など、自分にとって都合のよい日を選んで参拝することも勧めています。
明治神宮は毎日、厄除祈願を受け付けている
公式FAQによると、古くから正月の松の内や節分が目安とされてきましたが、現在は一年を通して祈願する人が多いとのことです。
個人のご祈願については、公式案内で次の受付時間が示されています。
- 受付時間:午前9時〜午後4時20分
- 個人の予約:不要
- 祈願祭:午前9時30分ごろから午後4時30分ごろまで、おおむね30分ごと
受付時間や祭典の予定は変更される場合があるため、参拝前に最新情報を確認しましょう。
警固神社は通常の厄除けを常時受け付けている
加えて、毎月第一日曜日を「厄除強運の日」とし、午前11時から特別厄除強運祈祷を行っています。
公式案内によると、この祈祷は厄年の人だけでなく、厄年ではない人も受けられます。
警固神社の特徴は、厄を祓う御神徳に加え、新しい活力や強運を願う祈祷を行っている点です。
年始や節分に参拝できなかった人にとっても、選択肢の一つになります。
3つの公式情報から分かること
| 対象 | 厄除けの時期・受付 | 特徴 |
|---|---|---|
| 神社本庁 | 全国共通の期限なし | 誕生日など良き日柄を選んで参拝できる |
| 明治神宮 | 毎日受付 | 年始や節分に限らず厄祓祈願が可能 |
| 警固神社 | 通常祈祷は常時受付 | 毎月第一日曜日に特別厄除強運祈祷を実施 |
この3つの案内を比べると、年始から節分までという習慣は大切にされているものの、実際の祈願受付は年間を通して行われていることが分かります。
厄払いを受ける時期を決める際は、一般的な慣習だけでなく、参拝先の公式案内を確認するのが確実です。
【厄除けは神社とお寺どっち?】祈祷方法と選び方の違い
厄除けを受けようと考えたとき、神社とお寺のどちらに行けばよいのか迷う人もいるでしょう。
結論からいえば、どちらを選んでも構いません。
ただし、祈願の形式や信仰の対象には違いがあります。
神社の厄払いは神様に災厄除けを祈願する
神社で受ける厄払いは、一般に「厄祓い」「厄除祈願」などと呼ばれます。
神職による祝詞奏上やお祓いなどを通して、神様の御加護を願う神道の儀式です。
一般的な祈祷では、次のような流れで進みます。
1. 社務所や祈祷受付で申し込む。
2. 初穂料を納める。
3. 拝殿などで祈祷を受ける。
4. お札やお守りなどを受け取る。
神社によって細かな手順は異なります。
お寺の厄除けは仏様への祈願が中心
お寺では「厄除け」「開運厄除」「厄難消除」などの名称で祈祷を受けられます。
代表的な例が、千葉県の
同寺では、釈迦堂で開運厄除御祓を受け付けています。
公式案内によると、受付時間は午前8時から午後3時30分までで、予約は不要です。祈祷後には御護摩札が授与されます。
また、厄年以外の人も祈願を受けられます。
神社とお寺を選ぶときの判断基準
どちらを選ぶか迷った場合は、次のような考え方が参考になります。
- 神社がおすすめの人: 神道の形式で厄祓いを受けたい人、地元の氏神様や普段から参拝する神社を大切にしている人。
- お寺がおすすめの人: 仏教寺院での厄除けを希望する人、護摩祈祷など寺院独自の祈願を受けたい人。
- 家族の慣習を重視する人: 以前から家族が参拝している神社やお寺を選びたい人。
厄除けと厄払いという言葉だけで、どちらが優れているかを判断する必要はありません。
祈願内容、受付日時、初穂料・祈祷料、予約の必要性を比較して、自分が納得できる場所を選びましょう。
【失敗しない参拝方法】誕生日・節分後・年末に厄除けへ行く場合の注意点
厄除けは時期を自由に選べる一方、参拝前に確認しておきたいポイントがあります。
誕生日に厄除けへ行っても大丈夫?
誕生日に厄除けを受けても問題ありません。
神社本庁も、厄払いを受ける日について、誕生日など自分にとって良き日柄を選んで参拝するよう案内しています。
誕生日は、自分の人生を振り返り、新しい一年の健康や安全を願う節目でもあります。
例えば、次のような人には誕生日の参拝が向いています。
- 年始は仕事や帰省で忙しく、神社に行く時間がない人。
- 自分の誕生日を新しいスタートの日にしたい人。
- 節分までに厄払いを受けられなかった人。
- 家族と一緒に都合のよい日を選びたい人。
誕生日当日にこだわる必要もありません。前後の休日など、無理なく参拝できる日を選んで構いません。
節分後や年末に行く場合は何を確認する?
節分後の厄除けでも、基本的な祈願の流れは通常と変わりません。
ただし、神社やお寺によっては、正月期間や年末年始に受付場所・受付時間・祈祷の回数を変更する場合があります。
参拝前には次の項目を確認しておきましょう。
- 厄除け祈祷を受け付けている日
- 受付時間と祈祷開始時間
- 予約が必要かどうか
- 初穂料・祈祷料
- 家族や付き添いの人が同席できるか
- お札やお守りの授与方法
特に年末は通常と受付体制が異なる可能性があります。公式サイトや電話で確認しておくと安心です。
厄除けに行くときの服装や持ち物
厄除けの服装に、全国共通の厳格な決まりがあるわけではありません。
一般的には、清潔感のある落ち着いた服装を選べば問題ありません。
男性ならジャケットや襟付きシャツ、女性ならワンピースや落ち着いたデザインの服などが適しています。
祈祷を受ける場合は、帽子やサングラスを外すなど、神社やお寺の案内に従いましょう。
持ち物としては、次のものを用意しておくと便利です。
- 初穂料・祈祷料
- 財布
- 祈願する本人の氏名や住所を確認できるもの
- 以前に受けたお札やお守り(返納を希望する場合)
初穂料や祈祷料は、神社・お寺ごとに金額が異なります。必ず事前に確認してください。
【厄除けいつ行く】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:厄除けは節分を過ぎてから行っても大丈夫ですか?
A1:問題ありません。神社本庁は、地域独自の風習がなければ厄払いの期限に決まりはないと案内しています。明治神宮でも毎日厄祓祈願を受け付けています。2月4日以降や年末でも、受付可能な神社・お寺であれば祈願できます。
Q2:厄除けは誕生日に行ってもよいですか?
A2:誕生日に参拝しても大丈夫です。神社本庁も誕生日など、自分にとって良き日柄を選ぶことを案内しています。年始や節分にこだわらず、自分や家族の都合がよい日を選びましょう。
Q3:厄年は満年齢と数え年のどちらで判断しますか?
A3:一般的には数え年で判断します。数え年は生まれた時点を1歳とし、元日を迎えるたびに一つ年齢が増える数え方です。ただし、神社やお寺によって独自の基準を設けている場合もあるため、参拝先の厄年早見表を確認してください。
まとめ:2026年の厄除けは自分に合ったタイミングで受けよう
厄除けは、年始から節分までに行くのが昔からの目安ですが、必ずその期間内に済ませなければならないわけではありません。
神社本庁は誕生日などの良き日柄を選んでよいと案内しており、明治神宮では一年を通して厄祓祈願を受け付けています。
2026年の厄年に該当する人は、次のポイントを確認しましょう。
- 男性の大厄は1985年生まれ、女性の大厄は1994年生まれ。
- 厄年は原則として数え年で判断する。
- 前厄・本厄・後厄の3年間を意識する。
- 節分を過ぎても厄除けを受けられる。
- 誕生日や年末など、自分の都合に合わせた参拝も可能。
- 神社とお寺のどちらを選んでもよいが、祈祷内容や受付条件は事前に確認する。
厄年は、必要以上に不安を感じるためのものではありません。健康や暮らしを見直し、これからの一年を穏やかに過ごすための節目として捉えることもできます。
2026年の厄除けをまだ受けていない人も、今から遅いと考える必要はありません。 自分に合った神社やお寺を選び、落ち着いて祈願できる日を見つけてみてください。