紅白歌合戦の勝敗は、単純にゲスト審査員の投票だけで決まるわけではありません。
近年の紅白では、次の3つの審査部門によって紅組と白組の勝敗が決まる方式が採用されています。
紅白の3つの審査部門

① 視聴者審査員
テレビで視聴する人たちの投票1点
② 会場審査員
NHKホールで観覧する人たちの投票1点
③ ゲスト審査員
番組に出演する著名人の投票1点
優勝条件3ポイント中2ポイント以上
各部門で得票数が多かった組に1ポイントずつ加算。
この3部門方式は、視聴者の参加を大切にしながら、会場の熱気とゲスト審査員の判断も反映させる仕組みです。
2025年の第76回でも、NHKは3部門それぞれの最多得票組に1ポイントを与え、2ポイント以上を獲得した組を優勝とする方式を発表しました。
① 視聴者審査員の仕組みと投票方法
視聴者審査員とは、テレビを通じて紅白の勝敗に参加する視聴者のことです。
2025年の第76回では、テレビ1台につき最大5票が与えられる方式でした。投票できる票数は、番組をどれだけ視聴したかによって増える仕組みです。
2025年の視聴者投票の仕組み
視聴開始で1票
放送を見始めると、まず1票を獲得。
連続視聴で追加票
5分間の連続視聴を10回達成するごとに1票追加。
最大5票まで
テレビ1台につき最大5票まで増やせる。
全対戦終了後に投票
テレビのリモコンで紅組・白組を選択する。
投票は総合テレビのデータ放送、BSプレミアム4K・BS8Kのデータサービスを利用する方式でした。
紅組はリモコンの赤ボタン、白組は青ボタンで投票します。また、持っている票を一方の組にまとめるだけでなく、紅組3票・白組2票のように分けることもできました。
一方、2025年の案内では、NHK ONEやワンセグ放送からの投票は対象外とされていました。一般的なインターネットアンケートやSNS投票とは異なる仕組みです。
② 会場審査員の投票方法
会場審査員は、NHKホールなどの会場で紅白を観覧する人たちです。
テレビの前の視聴者とは別の投票部門として扱われ、会場で支持された組に1ポイントが与えられます。
2025年の放送記録では、NHKホールの観客が支持する組のペンライトを掲げ、集計する様子が紹介されました。
ただし、ペンライトなどの具体的な運用方法は開催年によって異なる可能性があります。2026年の会場投票については、NHKから発表される当年の案内が基準になります。
③ ゲスト審査員の投票方法
ゲスト審査員は、NHKが選んだ著名人が担当する審査部門です。
例えば、2025年の第76回では、小田凱人さん、髙石あかりさん、仲野太賀さん、野沢雅子さん、松嶋菜々子さん、三浦知良さん、三宅香帆さんの7人が選ばれました。
ゲスト審査員それぞれが投票し、部門内で得票数が多かった組に1ポイントが与えられます。7人が参加したからといって、7ポイントになるわけではありません。
この点は、紅白の審査方法を理解するうえで特に重要です。
④ なぜ審査方法が分かりやすくなったのか
現在の3部門方式を理解するには、過去の変更も知っておく必要があります。
2017年の第68回では、視聴者・会場・ゲスト審査員の各部門をそれぞれ1票として扱い、合計票数で勝敗を決める方式への変更が発表されました。
その背景には、以前の審査方法で視聴者・会場の投票結果とゲスト審査員の票の重みが異なり、結果が分かりにくいという批判があったことが報じられています。
その後の審査方式は開催年によって調整されており、近年の3ポイント方式では、視聴者・会場・ゲストの3部門がそれぞれ独立して勝敗に影響します。
2026年の投票ルールは、11月5日時点では未発表です。 最大5票の視聴者投票や3ポイント方式がそのまま継続するかどうかは、年末のNHK公式発表で確認する必要があります。
【よくある誤解を検証】紅白歌合戦の審査員について知っておきたいこと
審査員に関する検索では、過去の出演情報と現在の出演情報が混同されることがあります。特に注意したいポイントを整理します。
誤解1:司会者はゲスト審査員も兼任する?
必ずしもそうではありません。司会者は番組進行を担当し、ゲスト審査員は紅白の勝敗を決める投票に参加する役割です。
芦田愛菜さんと堺雅人さんは過去にゲスト審査員を務めていますが、2026年の公式発表では司会者として紹介されています。
誤解2:ゲスト審査員は俳優や芸能人だけ?
違います。歴代の一覧には、スポーツ選手、漫画家、作家、歌人、バレリーナ、研究者などが含まれています。
青山剛昌さんや吉田都さん、小田凱人さんなどの選出は、その幅広さを示しています。
誤解3:審査員に選ばれれば紅白への出場も決まる?
ゲスト審査員と出場歌手は別の出演枠です。歌手としてステージで歌うことと、番組の審査に参加することは異なります。
そのため、審査員に選ばれたことだけを理由に、歌唱出演や特別企画への参加まで確定したと判断することはできません。
誤解4:SNSの人気投票が紅白の正式な勝敗を決める?
正式な勝敗は、NHKが発表する審査方法に基づいて決まります。SNSのアンケートやファンによる独自投票は、公式審査とは別のものです。
視聴者審査員という名称も、SNS上で投票する人を意味するわけではありません。2025年はテレビのデータ放送などを使う仕組みでした。
【紅白歌合戦の審査員】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の紅白歌合戦の審査員は誰ですか?
A1:2026年11月5日時点では、NHKからゲスト審査員の正式発表はありません。司会者は芦田愛菜さん、堺雅人さん、二宮和也さん、鈴木奈穂子アナウンサーの4人です。
Q2:紅白歌合戦の審査員はいつ発表されますか?
A2:近年は12月中旬から下旬に発表されています。2025年は12月17日、2024年は12月18日、2023年は12月20日でした。2026年の正式な発表日は未定です。
Q3:芦田愛菜は紅白の審査員を務めたことがありますか?
A3:あります。2022年の第73回でゲスト審査員を担当しました。2026年の第77回では司会者に選ばれています。
Q4:堺雅人は何年の紅白で審査員を務めましたか?
A4:2023年の第74回です。2026年は司会者として出演します。
Q5:青山剛昌と横浜流星は何年の審査員ですか?
A5:2人とも2024年の第75回NHK紅白歌合戦でゲスト審査員を務めました。青山剛昌さんは漫画家、横浜流星さんは俳優として選ばれています。
Q6:紅白の勝敗は誰が決めるのですか?
A6:近年の方式では、視聴者審査員、会場審査員、ゲスト審査員の3部門が投票し、それぞれ最多得票の組に1ポイントが入ります。2ポイント以上を獲得した組が優勝です。2026年の審査方法は正式発表待ちです。
Q7:視聴者審査員になるには事前登録が必要ですか?
A7:2025年の方式では、視聴者がテレビのデータ放送などから投票する仕組みで、一般的な事前登録制の審査員募集とは異なりました。2026年の参加条件と投票方法は、当年のNHKの案内を確認してください。
まとめ:2026年の紅白審査員は正式発表と投票ルールを確認しよう
2026年11月5日時点で、第77回NHK紅白歌合戦のゲスト審査員は未発表です。一方、12月31日(木)の開催と、芦田愛菜さん、堺雅人さん、二宮和也さん、鈴木奈穂子アナウンサーの司会は公表されています。
歴代の審査員を見ると、芦田愛菜さんや堺雅人さんのような俳優だけでなく、青山剛昌さんのような漫画家、横浜流星さんのような俳優、羽生結弦さんや村上宗隆さんのようなスポーツ選手まで、多彩な人物が選ばれてきました。
NHK担当者の過去の説明からは、その年に活躍した人物や話題を集めた人物、節目を迎えた人物などが人選の重要な要素になっていることが分かります。
また、紅白の勝敗はゲスト審査員だけで決まるものではありません。視聴者・会場・ゲストの3部門がそれぞれ投票に参加する点も押さえておきたいところです。
2026年の審査員を確認する際は、次の3点を基準に情報を見極めるとよいでしょう。
- NHKの正式発表があるか:報道や予想と決定事項を区別する。
- 過去の審査員歴と今年の役割が一致しているか:司会とゲスト審査員を混同しない。
- 当年の投票ルールが公表されているか:前年の方式を無条件に引き継がない。
2026年のゲスト審査員発表では、どの分野から誰が選ばれるのかだけでなく、NHKがその人物を選んだ背景にも注目したいところです。第77回の正式発表と年末の審査方法が明らかになれば、今年の紅白をより深く楽しめるはずです。