星野源は、2015年の第66回NHK紅白歌合戦で初出場を果たしました。その後、2024年の第75回まで10年連続で出場し、2025年の第76回では特別企画として出演。通算11回の紅白出演となっています。
初出場時の歌唱曲は「SUN」。翌2016年にはドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌「恋」を披露し、2017年は「Family Song」と、ヒット曲を軸に存在感を高めてきました。
紅白では白組歌手としての出場が続いていましたが、2025年は特別企画という形に変化しています。この違いは、単なる出演枠の変更ではありません。楽曲の背景や披露する場所を含め、番組内での見せ方が変わった点に注目したいところです。
なお、2018年と2019年には通常の歌唱に加えて、星野源が出演する音楽番組『おげんさんといっしょ』とのコラボ企画も実施されました。こちらは毎年の通常出場回数とは区別して考える必要があります。
【完全一覧】星野源の紅白歴代歌唱曲と出場回数

星野源の紅白出演を振り返るうえで、欠かせないのが歴代の歌唱曲です。
2015年から2025年までの11回を整理すると、ポップス、ドラマ主題歌、社会的なメッセージを持つ楽曲、そして自身の音楽的な原点に関わる作品まで、幅広い選曲が並びます。
| 年度・放送回 | 出場回数 | 歌唱曲 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2015年・第66回 | 初出場 | SUN | 紅白デビュー |
| 2016年・第67回 | 2回目 | 恋 | ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』主題歌 |
| 2017年・第68回 | 3回目 | Family Song | 家族をテーマにした楽曲 |
| 2018年・第69回 | 4回目 | アイデア | NHK連続テレビ小説『半分、青い。』主題歌 |
| 2019年・第70回 | 5回目 | Same Thing | 英語詞を取り入れた楽曲 |
| 2020年・第71回 | 6回目 | うちで踊ろう(大晦日) | コロナ禍の時代背景と結びついた特別版 |
| 2021年・第72回 | 7回目 | 不思議 | ドラマ『着飾る恋には理由があって』主題歌 |
| 2022年・第73回 | 8回目 | 喜劇 | アニメ『SPY×FAMILY』エンディング主題歌 |
| 2023年・第74回 | 9回目 | 生命体 | 世界陸上・アジア大会テーマソング |
| 2024年・第75回 | 10回目 | ばらばら | 当初の予定から曲目変更 |
| 2025年・第76回 | 11回目 | 創造 | 特別企画・事前収録 |
※2018年、2019年には『おげんさんといっしょ』とのコラボ企画にも出演しています。表は各年のメインとなる出場・歌唱記録を整理したものです。
この一覧から見えてくるのは、星野源が単に最新のヒット曲を披露するだけではなく、その年の音楽活動や社会的な背景と結びつく選曲を重ねてきたことです。歴代の歌唱記録は音楽活動の変化を読み解く資料にもなります。歴代出場記録と楽曲一覧の情報は、紅白歌合戦の出演記録や各年の番組資料に基づいています。
初出場の2015年「SUN」が紅白出演の出発点
2015年の第66回で歌った「SUN」は、星野源の紅白出演を象徴する楽曲です。
同年にリリースされたこの曲は、明るく軽快なサウンドが印象的で、シンガー・ソングライターとしての星野源の知名度を広げる代表曲の一つになりました。
初出場から毎年出演を重ねたことで、星野源は紅白における常連歌手として定着していきます。
2016年「恋」は社会現象級のヒットに
翌2016年の「恋」は、紅白の歴代歌唱曲のなかでも特に知名度の高い一曲です。
TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌として知られ、ドラマのエンディングで披露された「恋ダンス」も大きな話題になりました。
楽曲と振り付けが一体となったヒットは、音楽を普段あまり聴かない視聴者にも星野源の名前を広げました。
2017年以降は楽曲の表現領域が広がる
2017年の「Family Song」、2018年の「アイデア」、2019年の「Same Thing」と、選曲は多様化します。
2018年には『おげんさんといっしょ』の紅白コラボ企画も行われ、高畑充希、藤井隆、宮野真守、三浦大知ら、おげんさんファミリーとともに番組を盛り上げました。
2019年にも同企画が再登場しています。通常の歌唱ステージとは異なる、音楽番組の世界観を紅白に持ち込んだ演出でした。
2020年の「うちで踊ろう(大晦日)」は、新型コロナウイルス感染症の流行で社会生活が大きく変化した時期の出演です。楽曲が持っていた人と人とのつながりというテーマが、年末の放送と重なりました。
2021年以降も「不思議」「喜劇」「生命体」と、ドラマやアニメ、スポーツイベントなどとの関係を持つ楽曲が選ばれています。
【2024年の真相】「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」へ変更した理由と経緯
星野源の紅白出演歴で最も大きな議論を呼んだのが、2024年の第75回です。
当初、星野源の歌唱曲は「地獄でなぜ悪い」と発表されていました。しかし、12月26日にNHKが変更を発表。最終的には「ばらばら」をギター弾き語りで披露しました。
変更の背景には、楽曲そのものの制作背景と、同名映画の監督をめぐる問題がありました。
変更の発端は映画監督をめぐる報道
「地獄でなぜ悪い」は、2013年公開の映画『地獄でなぜ悪い』の主題歌として知られる楽曲です。星野源自身も同作に出演しています。
一方、同作の監督を務めた園子温氏については、後年、性加害疑惑に関する報道がありました。
2024年12月23日に紅白の歌唱曲が発表されると、この映画との関係から、紅白の舞台で同曲を披露することへの疑問や批判がSNSなどで広がりました。
問題の中心は、星野源本人の行為ではなく、楽曲と映画、そして映画監督をめぐる関係性でした。
星野源側が説明した楽曲の制作背景
12月26日、星野源の公式サイトに掲載された「第75回NHK紅白歌合戦」出場楽曲変更についての声明では、楽曲の成り立ちが詳しく説明されました。
「地獄でなぜ悪い」は、2012年に星野源がくも膜下出血で倒れた後、闘病中に病院で作詞した楽曲です。
公式発表では、歌詞は本人の個人的な経験や思いをもとに執筆されており、映画のストーリーを音楽として表現したものではないと説明されています。
ただし、映画と楽曲の関係が完全に切り離せるわけではありません。
声明では、映画タイトルの「地獄」という言葉にヒントを得たことや、映画と同名の楽曲であることも認めています。
加えて、紅白で歌うことが二次加害につながる可能性について、完全には否定できないとの見解を示しました。
星野源とスタッフは、あらゆる性加害行為を容認しないという姿勢も明らかにしています。
12月26日にNHKと協議して変更を決定
NHKは、12月23日の曲目発表後に寄せられた意見や反響を受け、紅白制作チームとアーティスト側が協議したと説明しました。
最終的には、番組全体の構成や演出面などを総合的に判断し、「ばらばら」への変更を決定しています。
変更までの経緯を整理すると、次のようになります。
| 日付 | 出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 2024年12月23日 | 当初の曲目発表 | 「地獄でなぜ悪い」と発表 |
| 12月23日以降 | 批判や意見が広がる | 映画監督をめぐる報道との関係が議論に |
| 12月26日 | NHKが変更を発表 | 制作チームと星野源側の協議を経て「ばらばら」に決定 |
| 12月26日 | 本人側が公式声明 | 楽曲の制作背景と変更を決断した理由を説明 |
| 12月30日 | NHK制作統括が取材対応 | 反響を受け、協議して総合的に判断したと説明 |
| 12月31日 | 本番で歌唱 | 「ばらばら」をギター弾き語りで披露 |
NHK制作統括の大塚信広氏も、12月30日の紅白リハーサル後の取材で、星野源側と協議したうえで総合的に判断したと説明しています。
変更後の「ばらばら」はどのように披露された?
2024年12月31日の本番で星野源が披露したのは、2010年リリースのアルバム『ばかのうた』に収録された「ばらばら」です。
ステージではアコースティックギターによる弾き語りを披露しました。
「地獄でなぜ悪い」の特別バージョンから一転し、初期の作品を選んだことは、星野源の音楽活動の原点を感じさせる構成でもありました。
なお、この変更は「地獄でなぜ悪い」という楽曲自体を否定したものではありません。公式声明でも、同曲が多くのファンに愛され、本人にとっても大切な作品であることは変わらないと説明されています。
ここで押さえておきたいのは、楽曲の制作意図と、社会においてその楽曲がどのように受け取られるかは、必ずしも同じではないという点です。
【2025年最新の出演】第76回紅白で「創造」を特別企画として披露
2025年の第76回NHK紅白歌合戦では、星野源の出演形式に変化がありました。
NHKは2025年12月16日、星野源が特別企画として出演すると発表しました。これが通算11回目の紅白出演です。
歌唱曲は、オリジナルアルバム『Gen』に収録された「創造」。京都府宇治市にあるニンテンドーミュージアムを舞台にしたパフォーマンスが企画されました。
「創造」はスーパーマリオブラザーズ35周年のテーマ曲
「創造」は、ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』35周年のテーマ曲として提供された楽曲です。
2021年に発表されたこの作品には、星野源が大切にしてきたものづくりや創作への思いが込められています。
2025年に発売されたアルバム『Gen』にも収録され、アルバム制作の原点となった楽曲として紹介されました。
この曲を紅白で披露することには、単に過去のヒット曲を再演するのとは違った意味があります。
音楽とゲームという異なる創作ジャンルが交差し、任天堂が積み重ねてきたものづくりの歴史と、星野源の音楽表現を組み合わせる企画になったからです。
ニンテンドーミュージアムでの事前収録という特別な演出
今回のパフォーマンスの舞台となったのは、京都府宇治市のニンテンドーミュージアムです。
任天堂のゲームや娯楽の歴史を紹介する施設であり、「創造」という楽曲のテーマとも親和性があります。
NHKの企画紹介では、ものづくりの喜びや遊び心を表現するスペシャルパフォーマンスとして位置づけられました。
重要なのは、当日の生中継ではなく、事前収録だったという点です。
| 項目 | 2025年の内容 |
|---|---|
| 放送回 | 第76回NHK紅白歌合戦 |
| 出演形式 | 特別企画 |
| 出場回数 | 通算11回目 |
| 歌唱曲 | 創造 |
| 収録場所 | 京都府宇治市・ニンテンドーミュージアム |
| 収録方式 | 事前収録 |
| 関連作品 | アルバム『Gen』 |
| 楽曲の背景 | スーパーマリオブラザーズ35周年テーマ曲 |
ニンテンドーミュージアムからアーティストがパフォーマンスを届けるのは初めてと紹介されました。
なお、NHKが示した企画の見どころは、楽曲の創作テーマと任天堂のものづくりの歴史を組み合わせた演出です。特別企画への起用について、これ以上の個別の選考理由が公表されたわけではありません。
2024年の曲目変更という話題性の高い出演から、2025年は創作というテーマを前面に出した企画へ。2年連続で出演していても、そのステージの性格は大きく異なっています。
【評判と評価】星野源の紅白出演が注目され続ける理由
星野源の紅白出演に対する評価を考えるとき、楽曲の人気だけでなく、番組の企画との相性や社会的なメッセージ性にも注目する必要があります。
代表曲の幅広さと紅白との親和性
「SUN」「恋」「Family Song」など、星野源には幅広い世代に知られた楽曲があります。
ドラマ主題歌として認知された作品も多く、普段から音楽番組を見ていない視聴者にも届きやすいことが特徴です。
加えて、2018年と2019年の『おげんさんといっしょ』とのコラボは、音楽とトーク、キャラクター性を融合させた企画でした。
2025年の「創造」も、任天堂という世界的なゲーム文化との接点を生かした演出です。
こうした実績から、星野源は通常の歌唱ステージだけでなく、番組全体の企画を成立させるアーティストとしても起用されてきたことが分かります。
2024年の曲目変更では社会的な議論も発生
一方、2024年の「地獄でなぜ悪い」をめぐる問題では、楽曲の制作意図を尊重することと、作品に関係する人物の問題をどう扱うかという論点が表面化しました。
星野源本人が闘病中に作詞したという背景を知るファンにとっては、大切な楽曲を紅白で披露できなくなったことに複雑な思いがあったはずです。
その一方、映画監督をめぐる性加害疑惑報道との関係から、紅白という公共性の高い舞台で歌うことに疑問を持つ人もいました。
星野源側が楽曲の背景を説明し、NHKと協議して変更に至ったことは、この問題を考えるうえで重要な経緯です。
出場に対する評判を見極める3つの視点
星野源の紅白出演について情報を確認するときは、次の3点を分けて考えると理解しやすくなります。
1. 歌唱曲への評価: 楽曲そのものの完成度や、ファンにとっての思い入れ。
2. 番組演出への評価: 通常ステージ、特別企画、事前収録など、披露方法の違い。
3. 社会的な受け止め方: 楽曲に関連する出来事や出演をめぐる議論。
特に2024年の問題は、星野源本人の楽曲制作と、映画監督をめぐる報道を混同しないことが大切です。
また、SNS上の一部の意見を、視聴者全体の総意として扱うことも適切ではありません。NHKの公式説明や本人側の声明と、個人の感想や推測は区別して受け止める必要があります。
【2026年最新】第77回NHK紅白歌合戦に星野源は出場する?
2026年11月5日時点で、第77回NHK紅白歌合戦に星野源が出場するという正式発表は確認されていません。
したがって、2026年の出場は現段階では未確定です。
出場しないと決まったわけでも、出演が内定しているわけでもありません。
第77回の出場歌手発表はまだ確認できない
2026年の紅白は12月31日に放送される第77回です。
11月4日時点の番組情報を扱った報道でも、出場歌手の正式な一覧は未発表とされています。NHKからの正式発表があるまでは、出演者予想や内定報道を確定情報として扱うことはできません。
過去の紅白では、出場歌手が11月中旬に発表される傾向があります。2025年は11月14日に出場歌手が発表されました。
ただし、2026年の発表日が同じ時期になるとNHKが確約したわけではありません。
2026年の星野源の出場を予想する際の判断材料
星野源には、2015年から2025年までの連続出演という実績があります。2024年の通常出場、2025年の特別企画出演と、直近2年間も紅白との関係が続いています。
ただし、過去の出場回数だけで翌年の出演が決まるわけではありません。
2026年の音楽活動、新作の発表状況、NHK側の番組構成、特別企画の有無などが判断材料になります。
特に2025年のように特別企画で出演する可能性と、白組歌手として出場する可能性は分けて考える必要があります。
現段階では、星野源の2026年出演についてはNHKの正式発表を待つのが最も確実です。
【よくある質問】星野源の紅白歌合戦に関するFAQ
Q1:星野源の紅白初出場はいつですか?
A1:2015年の第66回NHK紅白歌合戦です。初出場時には「SUN」を披露しました。
Q2:星野源の紅白出場回数は何回ですか?
A2:2025年の第76回までに通算11回です。2015年から2024年までは10年連続で出場し、2025年は特別企画で出演しました。
Q3:2024年の紅白で「地獄でなぜ悪い」を歌わなかったのはなぜですか?
A3:同名映画の監督をめぐる性加害疑惑報道との関係で、歌唱に対する疑問や批判が寄せられたためです。NHKと星野源側が協議し、12月26日に「ばらばら」への変更を発表しました。
Q4:「地獄でなぜ悪い」は映画のストーリーをもとに作られた曲ですか?
A4:星野源側の公式声明では、歌詞は2012年のくも膜下出血による闘病中に書かれたもので、本人の個人的な経験や思いがもとになっていると説明されています。映画のストーリーを音楽として表現したものではないとしています。
Q5:2024年の紅白で実際に披露した曲は何ですか?
A5:「ばらばら」です。2010年リリースのアルバム『ばかのうた』に収録された楽曲を、アコースティックギターの弾き語りで披露しました。
Q6:2025年の紅白で星野源が歌った曲は何ですか?
A6:「創造」です。第76回では特別企画として出演し、京都府宇治市のニンテンドーミュージアムで収録したパフォーマンスを届けました。
Q7:2025年の星野源の出演は生中継でしたか?
A7:いいえ。ニンテンドーミュージアムでの事前収録です。当日の同施設からの生中継ではありません。
Q8:星野源は2026年の紅白にも出場しますか?
A8:2026年11月5日時点では、正式な出場発表は確認されていません。出演が決まったと判断できる情報はまだなく、NHKの公式発表を待つ必要があります。
まとめ:星野源の紅白出演歴は音楽と企画の変化を映している
星野源の紅白歌合戦への出演は、2015年の「SUN」から始まり、2025年の「創造」まで通算11回に達しました。
歴代歌唱曲を振り返ると、「恋」や「Family Song」といったヒット曲だけでなく、社会情勢や作品の背景を反映した楽曲も選ばれてきたことが分かります。
特に注目すべき転換点は、次の3つです。
- 2015年: 第66回で「SUN」を披露し、紅白初出場。
- 2024年: 「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」へ曲目を変更。本人側とNHKの協議による決定だった。
- 2025年: 第76回で「創造」を特別企画として披露。ニンテンドーミュージアムでの事前収録という新しい形式を採用。
2024年の出来事は、楽曲の背景と社会的な受け止め方が異なる場合に、アーティストと放送局がどのように向き合うのかを示す事例となりました。
一方、2025年の「創造」は、星野源の音楽とゲーム文化、ものづくりの精神を結びつけた企画でした。
そして2026年11月5日現在、第77回の出演については正式発表前です。
これまでの11回という実績は大きな注目材料ですが、2026年の出場を確定させるものではありません。今後はNHKの出場歌手発表と、通常出場なのか特別企画なのかという出演形式の両方に注目したいところです。
主な情報源:星野源オフィシャルサイト(2024年12月26日付声明)、NHK紅白歌合戦の発表、日刊スポーツ、スポニチ、MANTANWEB、テレビ朝日NEWS、CINRA、2026年11月4日時点の第77回紅白関連報道。