2026年現在、実写映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』の最終興行収入は、前編『-運命-』が27.1億円、後編『-決戦-』が23.4億円です。2作品を合算すると50.5億円となり、2021年公開の前作『東京リベンジャーズ』が記録した45億円を5.5億円上回っています。
一方、前編・後編を個別に比較すると、どちらも前作の45億円には届いていません。加えて、前後編では公開日や上映期間、観客動員の推移も異なります。単純に「前作を超えた」「続編は失速した」と判断するだけでは、シリーズ全体の興行実績を正確に捉えられません。
【2026年最新】東京リベンジャーズ2の最終興行収入は前編27.1億円・後編23.4億円

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』は、人気漫画を原作とする実写映画シリーズの続編です。2023年に前後編の2部作として公開され、前編『-運命-』と後編『-決戦-』がそれぞれ独立した興行成績を記録しました。
最終成績を確認するうえで重要なのが、一般社団法人日本映画製作者連盟(映連)の2023年興行収入資料です。同連盟が2024年1月に公表した「2023年(令和5年)興行収入10億円以上番組」には、両作品の数字が掲載されています。
前編『-運命-』の最終成績
2023年4月21日に公開された前編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』の最終興行収入は27.1億円です。
2023年の邦画興行収入ランキングでは12位に入り、20億円を大きく超える成績を残しました。前作が記録した45億円には届かなかったものの、続編の前編として27億円規模の興行を成立させています。
後編『-決戦-』の最終成績
後編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』は2023年6月30日に公開され、最終興行収入は23.4億円となりました。
映連の2023年邦画興行収入資料では18位にランクインしています。前編より3.7億円少ない結果ですが、こちらも20億円を超える興行成績です。
前編・後編ともに10億円以上の作品を対象とした年間集計に入り、続編2作品がそれぞれ一定規模の観客を劇場に集めたことが分かります。
【前作との比較】東京リベンジャーズ2は合計50.5億円で前作45億円を超えた
今回の興行成績で特に注目したいのは、前編と後編を合わせた数字です。
2021年7月9日に公開された第1作『東京リベンジャーズ』は、最終興行収入45.0億円を記録しました。日本映画製作者連盟の2021年興行収入資料では邦画全体の5位に入っています。
対して、続編の2作品はそれぞれ27.1億円と23.4億円。合計すると50.5億円になり、前作の興行収入を上回ります。
前作と続編の興行収入を数字で比較
比較すると、以下のようになります。
- 前作:45.0億円
- 前編『-運命-』:27.1億円
- 後編『-決戦-』:23.4億円
- 続編2作品の合計:50.5億円
続編の合計50.5億円は、前作45億円に対して約112.2%です。差額は5.5億円、割合にして約12.2%増となります。
1作品ずつ比較すると前作には届いていない
ただし、個別作品で比較すると状況は異なります。
前編『-運命-』は前作の約60.2%、後編『-決戦-』は約52.0%の興行収入です。つまり、どちらも単独では45億円を超えていません。
ここで押さえたいのは、50.5億円という数字は、2本の映画の興行収入を合算したものだという点です。1本の映画が前作を超えたという意味ではありません。
それでも、続編を2部作として展開し、シリーズの興行収入を前作以上に積み上げたことは、興行面で評価できる実績です。
【作品・関係性一覧】東京リベンジャーズ映画シリーズの興行収入まとめ
興行収入を正しく比較するには、作品の位置づけや公開時期、配給会社との関係も整理しておく必要があります。
『東京リベンジャーズ2』は、原作漫画の人気エピソードである「血のハロウィン編」を前後編に分けて実写映画化した作品です。
| 作品・関係者 | 公開・役割 | 興行収入・関係性 |
|---|---|---|
| 東京リベンジャーズ(第1作) | 2021年7月公開 | 45.0億円。続編の比較基準 |
| 東京リベンジャーズ2 -運命- | 2023年4月21日公開 | 27.1億円。血のハロウィン編の前編 |
| 東京リベンジャーズ2 -決戦- | 2023年6月30日公開 | 23.4億円。血のハロウィン編の後編 |
| 続編2作品の合計 | 前後編の合算 | 50.5億円。前作を5.5億円上回る |
| 和久井健 | 原作者 | 原作漫画『東京卍リベンジャーズ』の作者 |
| 講談社 | 原作出版社 | 原作漫画の出版元 |
| ワーナー・ブラザース映画 | 映画配給 | 第1作および続編2作品の配給会社 |
| 日本映画製作者連盟 | 興行統計の公表 | 2021年・2023年の年間興行収入資料を公表 |
この関係から分かるのは、続編の成績を評価する際には、単独作品の興行収入とシリーズ全体の興行収入を区別する必要があるということです。
【興行収入の推移と観客動員数】運命と決戦はどのように数字を伸ばした?
最終興行収入だけでなく、公開直後からの推移を追うと、前編と後編の違いが見えてきます。
前編『-運命-』の興行収入推移
前編は公開直後から観客を集め、公開3日間で約5.83億円、17日間で約18.68億円を記録しました。
その後も興行収入を積み重ね、公開94日目にあたる2023年7月23日までに約26.88億円に到達。最終的には27.1億円となりました。
公開から3週間以内に18億円を突破しており、公開初期の集客が成績を押し上げたことが分かります。
後編『-決戦-』の興行収入推移
後編は2023年6月30日に公開され、最初の3日間で約6.05億円を記録しました。公開10日間では約11.62億円、公開18日間では約16.13億円まで伸びています。
2023年8月27日までの累計は約23.05億円となり、最終興行収入は23.4億円に到達しました。
興味深いのは、公開最初の3日間では後編の方が前編を上回っていたことです。前編の約5.83億円に対して、後編は約6.05億円でした。
しかし、最終興行収入では前編が後編を3.7億円上回っています。公開初週の勢いだけでは最終的な興行成績を判断できないことを示す結果です。
観客動員数はどこまで伸びた?
映画予報がまとめた公開日数別の興行データによると、前編『-運命-』は2023年7月23日までに200万1,245人の観客動員を記録しています。
一方、後編『-決戦-』は2023年8月27日までに174万2,334人に到達しました。
この数字は各作品の追跡時点で確認できる累計動員数です。最終興行収入とは集計の基準が異なるため、最終的な観客動員数として扱うことはできません。また、同じ人が前編と後編の両方を鑑賞した可能性もあるため、2つの数字を足して実人数とすることも適切ではありません。
興行収入は最終成績、観客動員数は劇場に足を運んだ回数を把握する指標として、それぞれ分けて見ることが大切です。
【2023年の年間ランキング】東京リベンジャーズ2は邦画で何位だった?
続編2作品の成績を、2023年の映画市場全体の中で見ると、さらに具体的な位置づけが分かります。
日本映画製作者連盟が公表した2023年の邦画興行収入ランキングでは、前編『-運命-』が12位、後編『-決戦-』が18位でした。
このランキングは、年間興行収入10億円以上の邦画を対象とする集計です。したがって、両作品が年間の主要な興行作品として記録されていることが確認できます。
前編と後編のランキング比較
- 『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』:12位、27.1億円
- 『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』:18位、23.4億円
前編は後編より6つ上の順位となりました。興行収入の差も3.7億円あり、前編がシリーズ続編の中では高い成績を残しています。
歴代ランキングと2026年最新成績の違い
ここで注意したいのは、2023年の年間ランキングと歴代興行収入ランキングは別物だという点です。
映連の資料は公開年ごとの興行成績をまとめたものであり、今回の12位・18位は2023年の邦画ランキングにおける順位です。日本映画の歴代興行収入ランキングでの順位を意味するものではありません。
また、2026年になって新たに27.1億円や23.4億円が加算されたわけではありません。2026年時点で参照する作品別の確定成績は、2023年公開作品として集計された数字です。
なお、日本映画製作者連盟は毎年、前年の映画産業に関する統計を公表しています。2026年には2025年の全国映画概況も公表されていますが、これは映画市場全体の最新動向を示す資料であり、『東京リベンジャーズ2』の最終興行収入を変更するものではありません。
【大ヒットの評判を検証】なぜ前作45億円を超えられなかったのか?
『東京リベンジャーズ2』の興行成績をめぐっては、前作との比較から「続編は失速したのではないか」という見方も生まれやすくなっています。
しかし、前作が45億円という高い数字を記録していたことを考慮する必要があります。前作の成績を基準にすれば続編の個別作品は下回っていますが、2作品を合わせた興行収入は50.5億円です。
理由1:前後編に分けたことで鑑賞のハードルが変わった
前後編方式には、物語を丁寧に描けるというメリットがあります。一方で、観客側には2作品を鑑賞する時間や費用が必要になります。
特に前編『-運命-』は、後編『-決戦-』へと物語をつなぐ役割を担っています。前編だけで物語が完結する形式とは異なり、後編まで鑑賞して初めてエピソード全体の決着を見届けられる構成です。
映画.comの2023年7月のコラムでも、タイムリープや新キャラクターの情報を前編で整理し、後編で人物同士の衝突を描くという2部作の構成が論じられています。
理由2:前作の45億円が非常に高い比較基準になった
第1作は2021年の邦画興行収入ランキングで5位に入った作品です。前作の人気を背景に続編への期待が高まる一方、比較対象となる数字も非常に大きなものになりました。
続編が20億円を超えても、前作の45億円と並べれば見劣りするように感じられる場合があります。しかし、前作の成績と個別の続編作品の成績だけを比べると、前後編を合わせた興行規模を見落とします。
理由3:作品の評判と興行収入は同じ指標ではない
映画.comの映画評論コラムでは、後編『-決戦-』について作品の完成度を評価する見解が示されました。また、前後編を続けて鑑賞することで、作品全体の魅力が伝わりやすくなるという分析も紹介されています。
一方、興行収入は映画館でのチケット販売による売上を示す数字です。作品の満足度、演技への評価、原作再現度などを直接数値化したものではありません。
したがって、「興行収入が前作より低いから作品の評判も悪い」「50億円を超えたからすべての観客が高評価だった」といった判断は適切ではありません。
【プロの結論】東京リベンジャーズ2の興行収入を正しく評価する3つの視点
2026年時点で『東京リベンジャーズ2』の興行実績を評価するなら、次の3点を押さえることが重要です。
1. 単独作品とシリーズ合算を混同しない
前編27.1億円、後編23.4億円という個別の成績と、合計50.5億円というシリーズの成績は、それぞれ意味が異なります。
前作との比較では、単独作品としては前作未満、2部作の合計では前作以上という2つの事実を同時に捉える必要があります。
2. 興行収入と利益を混同しない
50.5億円という数字は興行収入であり、映画の制作費や宣伝費を差し引いた利益ではありません。映画館や配給会社などへの収益配分も関係するため、興行収入だけから最終的な採算を断定することはできません。
作品の商業的な成功をより詳しく評価するには、制作費、宣伝費、二次利用収入、配給条件なども必要になります。
3. 観客動員数は実人数と区別する
映画の観客動員数は、基本的に入場回数を示す数字です。前編と後編の両方を鑑賞した人がいれば、同一人物がそれぞれの動員数に含まれることになります。
そのため、前後編の動員数を単純に足して、シリーズを鑑賞した実人数とするのは正確ではありません。
興行収入、動員数、作品評価、採算性を別々の指標として捉えることで、数字の見方を誤らずに済みます。
東京リベンジャーズ2の興行収入に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京リベンジャーズ2の興行収入は合計いくらですか?
A1:前編『-運命-』が27.1億円、後編『-決戦-』が23.4億円です。合計すると50.5億円になります。
Q2:東京リベンジャーズ2の前編と後編ではどちらがヒットしましたか?
A2:興行収入では前編『-運命-』が27.1億円、後編『-決戦-』が23.4億円で、前編が3.7億円上回りました。2023年の邦画年間ランキングでも前編12位、後編18位です。
Q3:東京リベンジャーズ2は前作の45億円を超えましたか?
A3:単独作品では前編・後編ともに45億円を超えていません。ただし、2作品の合計は50.5億円で、前作を5.5億円上回っています。
Q4:東京リベンジャーズ2の観客動員数は何人ですか?
A4:公開日数別の追跡データでは、前編が2023年7月23日までに200万1,245人、後編が同年8月27日までに174万2,334人を記録しています。いずれも最終累計の確定人数とは区別する必要があります。
Q5:東京リベンジャーズ2は2023年の映画ランキングで何位でしたか?
A5:日本映画製作者連盟の2023年邦画興行収入資料では、前編『-運命-』が12位、後編『-決戦-』が18位です。
Q6:2026年になって興行収入は更新されていますか?
A6:作品の劇場公開時に記録された最終興行収入は、前編27.1億円、後編23.4億円です。2026年の映画市場統計が公表されても、この2作品の公開当時の最終興行収入とは別のデータです。
まとめ:東京リベンジャーズ2は前後編合計50.5億円の興行実績
実写映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』は、前編『-運命-』が27.1億円、後編『-決戦-』が23.4億円を記録し、合計50.5億円の興行収入を達成しました。
前作『東京リベンジャーズ』の45億円と比較すると、個別作品では前作を下回るものの、前後編の合計では5.5億円上回っています。
また、2023年の邦画年間興行収入ランキングでは、前編が12位、後編が18位に入りました。観客動員数も前編が200万人を突破するなど、続編2作品ともに大きな劇場集客を実現しています。
2026年時点での評価としては、前作単体の記録を更新した作品ではなく、前後編という2部作の形式でシリーズ全体の興行収入を伸ばした続編と捉えるのが適切です。
興行収入を比較するときは、単独作品の成績、シリーズ合算、観客動員数、年間ランキングを区別することが大切です。こうした視点で見ると、『東京リベンジャーズ2』が残した50.5億円という数字の意味が、より明確になります。
主な根拠資料
- 日本映画製作者連盟「2023年興行収入10億円以上番組」
- 日本映画製作者連盟「2021年興行収入10億円以上番組」
- 映画予報「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編の興行収入・観客動員数の推移」
- 映画.com「東リベ2は映画業界の重要な指標になる?」
- フジ・メディア・ホールディングス 2024年3月期第2四半期決算説明会資料