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【開催の真相】東京オートサロン2022は中止ではなく幕張メッセで開催された

黒岩 雅也 黒岩 雅也 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

東京オートサロン2022の開催を裏付ける最も明確な資料は、東京オートサロン実行委員会が2022年1月16日に公表した公式メディアリリースです。

同発表では、TOKYO AUTO SALON 2022が3日間の日程を終えて閉幕したこと、幕張メッセでリアル開催されたこと、オンラインとのハイブリッド形式が採用されたことが報告されています。

開催場所は千葉県千葉市美浜区の幕張メッセ。国際展示場ホール1~10、イベントホール、屋外展示場を使用し、ホール11ではTOKYO OUTDOOR SHOW 2022も併催されました。

開催スケジュールは次のとおりです。

- 1月14日(金): 9時~19時。業界関係者・報道関係者向けのビジネスデイ
- 1月15日(土): 9時~19時。一般公開日
- 1月16日(日): 9時~18時。一般公開日

初日の9時から14時まではサイレントタイムとして設定され、一般公開は行われませんでした。一般来場者が入場できたのは15日と16日の2日間です。

この日程は東京オートサロン公式サイトだけでなく、会場となった幕張メッセのイベント情報にも掲載されています。開催予定の告知だけでなく、実際に閉幕したことを示す実行委員会の発表も残っているため、2022年の開催自体に疑いはありません。

【2021年との違い】なぜ東京オートサロン2022は開催できたのか

東京オートサロン2022中止

中止という検索ワードが残っている最大の理由は、2021年の東京オートサロンが実際にリアル開催を中止していたためです。

2020年末から新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、2021年1月に予定されていた幕張メッセでの開催は、2020年12月23日に中止が発表されました。

ただし、イベントそのものが完全に消滅したわけではありません。会場での展示を取りやめる一方、バーチャルオートサロンとオートサロンTVを使ったオンラインイベントは予定どおり実施されました。

その後、2022年には感染対策を前提に、会場での展示を再開。オンライン配信も組み合わせることで、現地に来られない人にもイベントを届ける形式へ移行しました。

2021年と2022年の開催形態を比較



2021年:オンライン開催のみ

リアル開催中止
2021年1月15日~17日の予定だった会場開催を中止。バーチャルオートサロンとオートサロンTVでオンラインイベントを実施。


2022年:リアル・オンライン併催

リアル開催実現
2022年1月14日~16日に幕張メッセで開催。人数制限や感染対策を導入し、会場の様子をオンラインでも配信。


つまり、2021年は感染拡大によってリアルイベントを断念した年、2022年は感染対策を整えたうえでリアルイベントを復活させた年です。

両年の公式記録を比較すれば、「東京オートサロン2022も中止された」という認識が誤りであることが分かります。

【開催実績を数字で検証】来場者12万6,869人・出展366社・展示車両712台

東京オートサロン2022の規模を把握するうえで注目したいのが、実行委員会が公表した開催実績です。

3日間の参加人数は126,869人。出展企業は366社、展示車両は712台に達しました。中止どころか、国内外の自動車関連企業やカスタムカー愛好家が集まるイベントとして成立していたことが数字から確認できます。

東京オートサロン2022の開催データ




3日間の参加人数

126,869人






出展企業

366社






展示車両

712台






オンライン配信再生回数

426,960回




参加人数の内訳も公表されています。

開催日 区分 参加人数
1月14日 ビジネスデイ 24,934人
1月15日 一般公開日 53,771人
1月16日 一般公開日 48,164人
合計 3日間 126,869人

ここで注意したいのは、12万6,869人という数字の集計対象です。これは一般来場者だけの人数ではありません。公式リリースでは、出展者、関係者、併催のTOKYO OUTDOOR SHOW 2022を含む参加人数として公表されています。

そのため、一般の自動車ファンだけで12万人以上が訪れたという意味ではありません。イベント全体の参加規模を示す数字として理解するのが正確です。

また、2020年の東京オートサロンは336,060人の来場者を記録していました。2022年は収容人数を50%に制限した開催だったため、単純に前年以前と同じ条件で比較することはできません。

それでも、感染対策による制約下で12万人を超える参加人数を確保し、366社が出展したことは、イベントの継続性と自動車関連市場からの期待を示す実績です。

関係する組織・イベントと開催実績の関係

主体・イベント 2022年との関係 確認できる内容
東京オートサロン実行委員会 主催 開催決定・運営・実績発表
幕張メッセ リアル会場 1月14日~16日に開催
出展企業366社 展示参加 自動車関連製品やカスタムカーを出展
展示車両712台 展示コンテンツ 3日間のイベントで公開
オンラインオートサロン デジタル展開 ライブ配信・出展者情報発信
バーチャルオートサロン 2021年のオンライン会場 2021年のリアル開催中止を補完

この関係を整理すると、2022年のイベントは単に展示会場を再開しただけではなく、主催者、出展企業、会場、オンラインサービスが連動する新しい運営モデルを試した機会だったことが分かります。

【中止を回避できた理由】収容定員50%の人数制限と開催判断の仕組み

2022年の開催を可能にした大きな要素が、収容定員の50%を上限とする人数管理です。

東京オートサロン2022の出展者向け公式資料には、通常時と制限下で異なる開催基準が記載されていました。制限下では会場の収容人数を50%とし、行政から無観客要請、またはそれに相当する要請があった場合には開催中止を判断する仕組みです。

つまり、最初から感染状況を無視して開催する計画だったわけではありません。感染状況や行政の判断によって開催方法を変更したり、中止したりする可能性を残しながら準備が進められていました。

開催を支えた3つの判断要素

1.会場の収容人数を制限する

来場者だけでなく、出展者や関係者も含めて参加人数を管理。施設の収容可能人数を超えないようにすることが基本とされました。

2.事前に開催可否を判断する

出展者向け資料では、2021年10月上旬、11月上旬、12月上旬の3段階で状況を確認し、出展責任者に連絡する方針が示されていました。ただし、緊急事態宣言などが直前に発出された場合には、直前でも中止判断を行う可能性が明記されていました。

3.オンラインを代替・補完手段として活用する

現地での観覧が難しい人や海外のファンに向けて、オンラインオートサロンを活用。リアル開催だけに依存しない情報発信の仕組みを構築しました。

この3つを組み合わせたことで、感染拡大が続く時期でも開催を実現できたのです。

なお、50%という数字は一般来場者だけに適用された割合ではありません。実施報告書では、出展者・関係者・来場者を合わせた参加人数を施設収容人数の50%とする方針が説明されています。

【新型コロナ対策の実態】入場制限・検温・マスク着用はどう行われた?

東京オートサロン2022では、感染リスクを抑えるために複数の対策が導入されました。

単に入場者を半分にするだけでなく、入場前の健康状態の確認、会場内の人数管理、接触機会の削減などを組み合わせた運営でした。

具体的な感染防止対策

対策 実施内容
チケット 追跡可能な電子チケットを前売りで販売
入場方法 スマートフォンのQRコードによる非接触入場
検温 入場ゲートで非接触型検温を実施
マスク 会場内での着用を義務化
手指消毒 入場時および館内各所で実施
人数管理 センサーなどで館内の滞在人数を把握
換気 空調や扉・窓の開放によって換気
接触箇所 ドアノブや手すりなどを定期的に消毒
混雑対策 待機列の間隔確保や入場制限
飲食 感染防止のため会場内の飲食ブースを設置しない

特に注目したいのが、電子チケットによる入場管理です。購入時点で参加者を把握し、スマートフォンのQRコードを読み取ることで、非接触型の入場を実現しました。

また、公式の出展者向けガイドラインでは、37.5度以上の発熱や風邪症状、息苦しさ、強い倦怠感などがある場合には入場を断る方針が示されていました。マスクを着用していない場合も入場できないルールでした。

接触確認アプリCOCOAや千葉市の追跡サービスの登録確認も対策に含まれています。館内では大声での会話や声援、歌唱を控えるよう注意喚起が行われました。

加えて、時間帯や会場の混雑状況に応じて入場制限を実施する可能性も、公式チケット案内に明記されていました。

こうした対策は、感染拡大を完全に防げると保証するものではありません。しかし、2021年にリアル開催を断念した経験を踏まえ、2022年には会場運営の仕組みそのものを感染対策に合わせて組み直していたことが分かります。

【オンラインオートサロンとは】ライブ配信42万回超の成果と新しい楽しみ方

2022年の特徴は、幕張メッセでのリアル開催とオンラインオートサロンを組み合わせたことです。

オンラインオートサロンは、イベントの様子を配信するだけのサービスではありません。出展企業が自社の製品や展示車両、ニュースなどを発信できるポータルサイトとして整備されました。

会期中の1月14日から16日には、幕張メッセの会場からライブ配信を実施。日本語に加えて英語・中国語のチャンネルも設けられ、海外の自動車ファンにも情報が届けられました。

配信された主なコンテンツ



オートサロンTV

会場からのライブ中継や出展ブースの紹介、各種イベントの映像を配信。


カスタムカーコンテスト

出展車両の魅力をオンラインでも伝える企画。会場に行けないファンもイベントを楽しめる仕組み。


eスポーツ大会(JEGT)

自動車文化とゲーム・モータースポーツの接点をオンライン配信でも紹介。


実行委員会が公表した3日間のライブ配信再生回数は、合計426,960回でした。日本語・英語・中国語の配信を合わせた数字です。

ここでいう再生回数は動画の再生実績であり、42万6,960人の異なる視聴者がいたという意味ではありません。それでも、会場参加とは別の形でイベントの情報が広がったことを示す数字です。

オンラインの役割は、感染対策のための代替手段にとどまりません。会場に足を運べない人への情報提供、出展企業の継続的なPR、海外市場への発信という複数の役割を担っていました。

主催者の実施報告書でも、オンラインオートサロンは会期終了後も映像アーカイブを楽しめるほか、出展企業が通年で情報を発信する場として活用できる仕組みと説明されています。

【東京オートサロンの開催経緯と現在】1983年から続くカスタムカー文化

東京オートサロン2022を理解するには、イベント自体がどのような目的で始まり、どのように発展してきたのかを知ることも大切です。

東京オートサロンの始まりは1983年。チューニングカーマガジン「OPTION」の初代編集長が中心となり、カスタムカー文化を広めるために「東京エキサイティングカーショー」としてスタートしました。

当時は自動車の改造に対する社会的な理解が現在ほど進んでおらず、カスタムカーの魅力を広く伝えること自体に大きな意味がありました。

東京オートサロンの主な歴史



1983年:東京エキサイティングカーショーとして始動

カスタムカー文化の普及を目的に開催。


1987年:東京オートサロンへ名称変更

第5回から現在の名称に変更。


1997年:東京ビッグサイトへ会場移転

晴海の展示会場から有明へ移行。


1999年:幕張メッセでの開催へ

国際展示場やイベントホール、屋外展示場を活用する大規模イベントへ発展。


2020年:コロナ禍前の大規模開催

来場者数336,060人を記録。


2021年:リアル開催中止

バーチャルオートサロンとオートサロンTVによるオンライン開催へ。


2022年:第40回の節目にリアル開催復活

幕張メッセとオンラインを組み合わせたハイブリッド形式を採用。

イベントの内容も時代とともに変化しています。初期はチューニングショップやドレスアップパーツメーカーの展示が中心でしたが、1990年代後半からは国内自動車メーカーも参加するようになりました。

2000年代には海外メーカーの出展も増え、現在では新車発表、カスタムパーツの展示販売、レーシングマシンのデモ走行、モータースポーツ関連の発表など、多彩なコンテンツを持つイベントへ成長しています。

2022年は第40回という節目でもありました。主催者は、従来のリアルイベントの魅力を維持しながらオンラインでの情報発信を強化する方針を掲げていました。

この背景を踏まえると、2022年の開催は単なるイベント再開ではなく、40年続いてきたカスタムカー文化の発信方法を拡張する転換点だったと考えられます。

2026年現在も、東京オートサロンは毎年の開催を続ける自動車イベントとして認知されています。公式の歴史紹介でも、カスタムカーの展示から自動車メーカーの新車発表、海外展開まで、その成長過程が紹介されています。

【東京オートサロン2022の中止】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:東京オートサロン2022は結局、中止になったのですか?

A1:中止にはなっていません。2022年1月14日~16日の3日間、幕張メッセでリアル開催されました。オンライン配信も併催されています。

Q2:なぜ東京オートサロン2022が中止と検索されるのですか?

A2:2021年の東京オートサロンが新型コロナウイルスの感染拡大によってリアル開催を中止したためです。2021年のオンライン開催と2022年のハイブリッド開催が混同されていると考えられます。

Q3:東京オートサロン2022の来場者数は何人ですか?

A3:公式発表の3日間の参加人数は126,869人です。ただし、出展者や関係者、併催されたTOKYO OUTDOOR SHOW 2022の参加者も含む集計です。

Q4:東京オートサロン2022はどこで開催されましたか?

A4:千葉県千葉市美浜区の幕張メッセです。国際展示場ホール1~10、イベントホール、屋外展示場が使用されました。

Q5:東京オートサロン2022の入場者数は制限されていましたか?

A5:はい。新型コロナウイルス感染対策として、会場の収容定員の50%を基準とする人数制限が設けられました。混雑状況に応じた入場制限も実施方針に含まれていました。

Q6:東京オートサロン2022のオンライン配信は何回再生されましたか?

A6:公式発表では3日間のライブ配信再生回数は426,960回です。日本語・英語・中国語の配信を合計した数字です。

Q7:東京オートサロン2022は何回目の開催でしたか?

A7:第40回の開催でした。1983年に東京エキサイティングカーショーとして始まり、1987年に現在の東京オートサロンという名称に変更されています。

まとめ:東京オートサロン2022は中止ではなく感染対策下で開催された

「東京オートサロン2022 中止」という検索ワードに対する答えは明確です。中止されたのは2021年のリアル開催であり、2022年は幕張メッセで予定どおり開催されました。

2022年1月14日~16日の開催では、収容定員50%を基準とした人数管理や電子チケット、検温、マスク着用、消毒、換気などの感染対策が実施されました。

その結果、出展企業366社、展示車両712台が参加し、3日間の参加人数は12万6,869人に達しました。オンライン配信も42万6,960回の再生を記録しています。

今回の経緯から読み取れる要点は、イベントの開催状況を調べる際には、予定されていた日程と実際の開催実績を分けて確認することです。特に2021年と2022年のように、同じイベントでも開催形式が大きく変わったケースでは、単に「中止」という情報だけを見て判断すると事実を取り違えてしまいます。

東京オートサロン2022は、感染症によってリアルイベントの継続が難しくなった時期に、会場開催とデジタル発信を両立させた節目のイベントでした。40年にわたって育まれてきたカスタムカー文化を次の時代につなぐうえでも、その開催実績には大きな意味があります。

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