2026年のペク・ジョンウォンを語るうえで、もう一つ重要なのが米国を中心とする海外事業だ。
韓国国内での批判が続いた時期にも、ザ・ボーン・コリアは海外市場の開拓を進めてきた。
米国テキサス州のセマウル食堂が売上成長
2026年10月21日、聯合ニュースはザ・ボーン・コリアの発表として、米国テキサス州キャロルトンにあるセマウル食堂の売上動向を報じた。
注目された数字は次のとおり。
米国キャロルトン店の月平均売上成長率約70%

開業初年度との比較
2026年9月末時点。ザ・ボーン・コリアの発表に基づく数字。
同店舗は2023年9月に米国1号店として開業した。
加えて、2025年の売上も前年と比べて約38%増加したと会社側は説明している。
代表メニューは、韓国式焼肉の「熱炭プルコギ」や「7分キムチチゲ」など。
韓国式の焼肉文化に加えて、肉を焼きながら多様なおかずや鍋料理を楽しむ食事スタイルを現地に紹介している。
なお、70%という数字は開業初年度との比較であり、前年比70%増という意味ではない。また、企業発表に基づく売上数値である点も押さえておきたい。
2026年8月にはロサンゼルスでTBKソースを紹介
2026年8月には、ペク・ジョンウォンが米国ロサンゼルスの飲食店「オシゲ(오시계)」を訪問した。
目的は、ザ・ボーン・コリアが展開するB2B向けブランド「TBK」のソースを現地の料理人に紹介することだった。
TBKソースは、海外でも韓国料理の味を再現しやすくすることを目指した商品群で、次のような製品を含む全11種類で構成される。
- キムチ粉末ソース
- ヤンニョムチキンソース
- カルビ味付けソース
製品にはQRコードが付いており、標準化されたレシピや調理方法を確認できる仕組みも用意されている。
この事業の特徴は、単にソースを輸出するだけではないことだ。
現地の食材や厨房設備、人員体制に合わせたメニュー提案や調理方法の標準化まで支援しようとしている。
2026年8月の報道では、北米やタイの企業との供給・流通協議が進んでおり、業務提携の締結も検討段階にあると伝えられた。つまり、商談の進展と契約成立は区別する必要がある。
タイやモンゴルでも店舗展開
海外事業は米国だけではない。
聯合ニュースの2026年10月21日の報道によれば、ザ・ボーン・コリアは次のような海外展開を進めている。
- タイ:2025年時点でセマウル食堂14店舗。1店舗当たりの月平均売上は約1億ウォン。
- モンゴル:2026年上半期に新たに2店舗を開業。
- 米国:テキサス州の既存店舗を中心に売上成長を目指す。
同社は海外店舗で得た運営ノウハウを、韓国国内の店舗運営にも生かすことを検討している。
2026年の事業戦略を見ると、ペク・ジョンウォンはテレビ出演による知名度だけに頼るのではなく、海外店舗、業務用ソース、レシピ提供を組み合わせた事業モデルへと軸足を広げている。
ただし、海外店舗の売上成長がそのまま企業全体の収益改善を意味するわけではない。今後は契約の成立状況、海外売上の構成、利益率なども確認する必要がある。
【評判・口コミ】料理家としての評価は回復した?復帰後の反応を検証
ペク・ジョンウォンの評判は、料理家としての評価と、企業経営者としての評価を分けて見る必要がある。
料理家として支持されてきた理由
ペク・ジョンウォンの料理コンテンツが人気を集めた最大の理由は、専門的な料理を家庭でも再現できる形に変換してきたことだ。
特に評価されてきた要点は以下のとおり。
1.身近な食材を使う
高価な食材や特殊な調理器具に頼らず、一般家庭にある材料を活用する。
2.調理工程が分かりやすい
調味料の組み合わせや火加減などを、初心者にも理解できる言葉で説明する。
3.料理と経営を結び付ける
単においしい料理を作るだけでなく、原価や提供価格、店舗運営まで考える視点を持つ。
4.韓国の食文化を海外に伝える
家庭料理から韓国式中華料理、焼肉、屋台料理まで幅広く取り上げている。
YouTube復帰後の口コミ・世論
2026年6月5日の復帰後、料理動画への関心が集まった一方、復帰のタイミングが早すぎるのではないかという批判も報道された。
6月8日の韓国メディア「アイニュース24」は、復帰動画のコメント欄に批判的な反応が目立ったことを取り上げている。
つまり、YouTubeに戻ったからといって、過去の騒動に対する世間の評価が一斉に変わったわけではない。
一方で、料理そのものを楽しみにしている視聴者にとっては、企業の宣伝色を抑えた料理中心のチャンネル構成は、従来の魅力を取り戻す機会にもなる。
ペク・ジョンウォンの料理レシピで注目したいもの
2026年の復帰動画で紹介された醤油冷やし麺は、料理家としての原点を感じさせる内容だった。
ほかにも、彼の番組や料理コンテンツで親しまれてきた料理には次のようなものがある。
- キムチチャーハン:家庭で作りやすい韓国風炒めご飯。
- 豚キムチチゲ:韓国の家庭料理を代表する鍋料理。
- プルコギ:甘辛い味付けが特徴の韓国式牛肉料理。
- チャジャン麺:韓国式中華料理の定番。
こうした料理は、特別な調理技術を持たない人でも挑戦しやすい。
ただし、料理の分かりやすさと、企業の商品管理やフランチャイズ経営の適切さは別問題だ。レシピが優れていることを理由に企業への批判を無視することも、企業の騒動を理由に料理コンテンツの価値まで否定することも、適切な評価とはいえない。
評判を判断するための3つの基準
2026年のペク・ジョンウォンを評価するときは、次の3点を分けて確認したい。
1. 料理コンテンツの質: レシピが分かりやすく、家庭で再現できるか。
2. 企業の信頼性: 食品表示、衛生管理、品質管理の改善が継続しているか。
3. 経営者としての実績: 加盟店との関係や海外事業が持続的な成果につながっているか。
SNSのコメントや一時的な話題だけでは、これらを正確に判断できない。
【ペク・ジョンウォンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ペク・ジョンウォンは2026年現在、何をしていますか?
2026年11月現在、ザ・ボーン・コリアの経営に関わりながら、YouTubeで料理コンテンツを発信しています。6月5日に約1年ぶりに公式チャンネルでの活動を再開し、海外事業の拡大にも取り組んでいます。
Q2:ペク・ジョンウォンが活動を中断した理由は何ですか?
2025年にペクハムの価格・品質問題、原産地表示、食品衛生、フランチャイズ加盟店との対立などが相次いで報道されたためです。本人は2025年5月6日に謝罪し、撮影中の番組を除く放送活動を中断すると発表しました。
Q3:ペク・ジョンウォンの妻は誰ですか?
韓国の女優ソ・ユジンです。2013年に結婚し、3人の子供を育てています。
Q4:ペク・ジョンウォンには子供が何人いますか?
1男2女の3人です。長男は2014年、長女は2015年、次女は2018年に生まれています。
Q5:ザ・ボーン・コリアの原産地表示問題はどうなりましたか?
2025年12月29日、ソウル西部地検は原産地表示法違反を巡る別件について、法人と担当者に嫌疑なしの処分を決定しました。ただし、別の食品表示広告法違反事件などとは区別する必要があります。
Q6:食品衛生問題は解決したのですか?
農薬用噴霧器の使用など、食品衛生法違反の疑いで届け出があった4件は、2025年11月に警察が立件前の調査段階で終結させました。刑事裁判で無罪判決が出たという意味ではありません。
Q7:米国のペク・ジョンウォンの店舗は好調ですか?
ザ・ボーン・コリアの発表によると、米国テキサス州キャロルトンのセマウル食堂は、2026年9月時点で開業初年度と比較して月平均売上が約70%増加しました。ただし、これは特定店舗の数字です。
Q8:ペク・ジョンウォンはテレビ番組に復帰しましたか?
2026年6月の復帰はYouTubeでの活動再開です。テレビ番組への本格的なレギュラー復帰とは区別されます。
まとめ:ペク・ジョンウォンの今後を左右するのは信頼回復と海外事業
2026年11月現在のペク・ジョンウォンは、2025年の活動中断を経て、新しい活動スタイルを構築している。
6月5日のYouTube復帰では、料理中心のコンテンツに回帰。企業広報と個人の料理発信を分けることで、従来の料理家としての魅力を取り戻そうとしている。
ザ・ボーン・コリアを巡る問題では、原産地表示や食品衛生に関する複数の事件で嫌疑なしの処分や内偵終結が報じられた。一方、個別事件の処理結果をすべての疑惑に当てはめることはできない。
加えて、米国キャロルトン店の売上成長やTBKソースの海外展開など、企業としての新しい成長機会も見えてきた。
【プロの結論】今後注目すべき3つのポイント
第一に、YouTubeの継続的な内容だ。
一度の復帰動画で終わるのではなく、視聴者に役立つ料理コンテンツを継続して提供できるかが重要になる。
第二に、ザ・ボーン・コリアの企業改革だ。
食品表示や衛生管理の仕組みを強化し、加盟店や消費者からの信頼をどこまで取り戻せるかが問われる。
第三に、海外事業の収益化だ。
米国店舗の成長だけでなく、TBKソースの供給契約や海外市場での継続的な利益創出が実現するかが焦点となる。
ペク・ジョンウォンは、料理家としての知名度と外食企業の経営者としての影響力を併せ持つ人物だ。
2026年の動きを見る限り、彼の次の勝負はテレビへの復帰だけではない。料理の魅力を世界に伝えながら、経営者としてどこまで企業の信頼を再構築できるか。その結果こそが、今後の評価を左右することになる。