2026年のキーンランドカップは、8月23日に札幌競馬場で開催され、5番人気のサウンドモリアーナが1分07秒7の好タイムで優勝した。武豊騎手とのコンビで臨んだ同馬は、好位2番手から抜け出す安定した競馬を披露。1番人気のパンジャタワーが2着、3番人気のウインカーネリアンが3着に入り、3連単は36,780円となった。
キーンランドCは、札幌競馬場の芝1200mで行われる3歳以上のGIII重賞。サマースプリントシリーズの対象競走であり、秋のスプリンターズステークスを見据える有力馬が集まる一戦でもある。2026年のレース結果と払戻金を振り返りながら、歴代優勝馬、人気別成績、枠順傾向、脚質分析、コース適性まで詳しく整理する。
【2026年レース結果】サウンドモリアーナが5番人気から勝利!パンジャタワーとウインカーネリアンも好走

2026年8月23日の開催概要
JRAの公式競走成績によると、第21回キーンランドカップは2026年8月23日(日)、札幌競馬場の11Rとして開催された。
当日の条件は以下のとおり。
- 開催日:2026年8月23日(日)
- 競馬場:札幌競馬場
- レース:第21回キーンランドカップ
- 格付け:GIII
- 距離:芝1200m・右回り
- 出走頭数:16頭
- 天候:晴
- 馬場状態:良
- 優勝タイム:1分07秒7
優勝したのは、武英智厩舎のサウンドモリアーナ。武豊騎手を背に、7枠14番からスタートした。
2026年の上位3頭を比較
1着:サウンドモリアーナ
4歳牝馬、55kg。単勝5番人気で、勝ち時計は1分07秒7だった。
道中は2番手を確保。逃げるウインカーネリアンを射程圏に置き、最後まで脚を伸ばして先頭でゴールした。
推定上がり3ハロンは33秒6。前を見ながら競馬を進め、直線で確実に勝ち切った内容が光る。
2着:パンジャタワー
4歳牡馬、58kg。松山弘平騎手とのコンビで、単勝1番人気の支持を集めた。
勝ち馬から1と1/4馬身差の2着。道中は6番手付近から進出し、推定上がり33秒5を記録した。
勝ち馬より速い上がりを使っており、最後まで鋭い伸びを見せたものの、序盤の位置取りの差が結果に影響した。
3着:ウインカーネリアン
9歳牡馬、59kg。三浦皇成騎手とのコンビで、単勝3番人気だった。
スタートから先頭に立ち、レースを引っ張った。最後はサウンドモリアーナとパンジャタワーにかわされたものの、1分08秒0で3着を確保。
9歳で59kgを背負いながら重賞で馬券圏内に入った点は、改めて能力の高さを示す結果となった。
2026年の結果から読み取れるポイント
今回のレースで特徴的だったのは、上位3頭が異なる位置取りから好走したことだ。
サウンドモリアーナは2番手、パンジャタワーは6番手、ウインカーネリアンは逃げ。前に行った馬だけで決まったわけでも、後方からの追い込みが決まったわけでもない。
札幌芝1200mでは、序盤の位置取りと直線に向くまでの脚の温存が重要になる。2026年の結果は、その両方を備えた馬が上位に入ったレースとして評価できる。
【キーンランドC払戻金】単勝1,290円、3連単36,780円の結果を一覧で紹介
2026年のキーンランドカップは、5番人気のサウンドモリアーナが勝利したことで、単勝と馬単で中穴の配当となった。
JRA公式発表による払戻金は次のとおり。
2026年キーンランドCの全払戻金
| 券種 | 組み合わせ | 払戻金 |
|---|---|---|
| 単勝 | 14番 | 1,290円 |
| 複勝 | 14番 | 300円 |
| 複勝 | 3番 | 110円 |
| 複勝 | 8番 | 270円 |
| 枠連 | 2-7 | 420円 |
| ワイド | 3-14 | 590円 |
| ワイド | 8-14 | 1,720円 |
| ワイド | 3-8 | 480円 |
| 馬連 | 3-14 | 1,520円 |
| 馬単 | 14-3 | 4,700円 |
| 3連複 | 3-8-14 | 4,540円 |
| 3連単 | 14-3-8 | 36,780円 |
※すべて100円あたりの払戻金。
3連単が36,780円になった理由
3連単の組み合わせは14-3-8。
1着に5番人気のサウンドモリアーナ、2着に1番人気のパンジャタワー、3着に3番人気のウインカーネリアンが入った。
上位人気馬が2頭馬券圏内に入った一方、勝ち馬が1番人気ではなかったことが配当を押し上げた。
特に、パンジャタワーを軸に考えていたファンにとっては、2着という結果が印象に残る一戦だったはずだ。
なお、3連複は4,540円。上位3頭の組み合わせ自体は極端な大波乱ではなかったが、着順まで正確に当てる3連単では配当が大きくなった。
【キーンランドC歴代優勝馬】2017~2026年の勝ち馬とタイムを比較
キーンランドカップの傾向を理解するには、過去の勝ち馬を振り返ることが欠かせない。
2026年までの10年間では、ナムラクレア、サトノレーヴ、パンジャタワーなど、短距離路線で実績を残してきた馬が優勝している。
2017~2026年の歴代優勝馬一覧
| 年 | 優勝馬 | 騎手 | 単勝人気 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 2026 | サウンドモリアーナ | 武豊 | 5番人気 | 1:07.7 |
| 2025 | パンジャタワー | 松山弘平 | 2番人気 | 1:08.2 |
| 2024 | サトノレーヴ | D.レーン | 2番人気 | 1:07.9 |
| 2023 | ナムラクレア | 浜中俊 | 1番人気 | 1:09.9 |
| 2022 | ヴェントヴォーチェ | C.ルメール | 6番人気 | 1:09.1 |
| 2021 | レイハリア | 亀田温心 | 3番人気 | 1:09.1 |
| 2020 | エイティーンガール | 坂井瑠星 | 5番人気 | 1:10.6 |
| 2019 | ダノンスマッシュ | 川田将雅 | 1番人気 | 1:09.2 |
| 2018 | ナックビーナス | J.モレイラ | 1番人気 | 1:09.4 |
| 2017 | エポワス | C.ルメール | 12番人気 | 1:09.0 |
歴代優勝馬から見える特徴
まず注目したいのは、勝ち馬の人気が一定ではないことだ。
2017年には12番人気のエポワスが優勝。一方、2018年、2019年、2023年には1番人気馬が勝っている。
つまり、人気上位馬が強い年もあれば、伏兵が台頭する年もある。
また、2020年のエイティーンガールや2023年のナムラクレアなど、道悪で時計がかかった年も含まれている。
2026年の1分07秒7は、今回取り上げた10年間の中で最も速い勝ち時計となった。ただし、良馬場と重馬場では時計の出方が異なるため、単純なタイム比較だけで能力の優劣を決めることはできない。
2025年と2026年の勝ち馬が連続して注目される理由
2025年の優勝馬パンジャタワーは、2026年も出走して2着に入った。
前年の勝ち馬が翌年も上位争いに加わったことで、札幌芝1200mへの適性を考えるうえで興味深い結果となった。
一方、2026年はサウンドモリアーナが新たな勝者となり、武豊騎手とのコンビで重賞タイトルを獲得した。
歴代優勝馬を比較すると、単に前年の実績を追うだけではなく、その年の状態や負担重量、枠順、位置取りを総合的に見る必要がある。
【キーンランドカップ過去の傾向】人気別成績・枠順・脚質を分析
過去10回の結果からは、人気、枠順、脚質それぞれに興味深い特徴が見えてくる。
人気別成績:1番人気の勝率は30%
2017~2026年の集計では、1番人気の成績は以下のとおり。
- 1番人気:3勝、2着1回、3着0回
- 2番人気:2勝、2着4回、3着1回
- 3番人気:1勝、2着0回、3着3回
- 4~6番人気:3勝、2着2回、3着2回
- 7~9番人気:0勝、2着3回、3着4回
- 10番人気以下:1勝、2着0回、3着0回
1番人気の勝率は30%、複勝率は40%。
注目したいのは、2番人気の複勝率が70%に達している点だ。1番人気よりも2番人気のほうが安定した成績を残している。
また、4~6番人気から3頭の勝ち馬が出ている。
2026年のサウンドモリアーナも5番人気だったことから、中位人気の実力馬を軽視できないレースといえる。
ただし、10番人気以下の勝利は2017年のエポワスによる1回だけ。極端な人気薄を中心に考えるより、上位から中位人気を軸に検討するほうが過去の数字には合っている。
枠順傾向:7枠が勝ち星でリード
2017~2026年の枠別集計では、7枠が4勝で最多となっている。
特に6枠も3勝しており、中から外寄りの枠に勝ち馬が集まる傾向が見られる。
2026年のサウンドモリアーナも7枠14番から勝利した。
ただし、枠順だけで有利不利を決めるのは危険だ。
札幌芝1200mでは、スタート直後の位置取り、コーナーでの進路、他馬との距離なども結果に影響する。
外枠に入ったから有利という単純な判断ではなく、先行力のある馬がスムーズにポジションを確保できるかを考えたい。
脚質分析:逃げ・先行だけでなく差しにも注意
キーンランドCでは、逃げ、先行、差し、追い込みのいずれにも勝つチャンスがある。
過去の勝ち馬を見ると、先行して押し切る馬だけでなく、差し脚を生かして勝利した馬もいる。
2026年の結果は、その特徴をよく表している。
- サウンドモリアーナ:2番手から抜け出して1着
- パンジャタワー:中団付近から追い込んで2着
- ウインカーネリアン:逃げて3着
特に注目すべきは、後方一気だけではなく、4コーナーまでに勝負圏内へ進出できるかという点だ。
札幌は直線が短いため、最後の直線だけで大きく順位を上げるには相応の末脚が必要になる。
人気・枠順・脚質を組み合わせて考える
データを使う際には、ひとつの条件だけを重視しないことが大切だ。
例えば、7枠に入った馬でも、スタートが遅く後方に置かれるタイプなら、コース形態との相性を慎重に見たい。
反対に、内枠でも先行力があり、ロスなく運べる馬なら十分に好走の可能性がある。
人気、枠順、脚質を組み合わせることで、単純な人気順以上の情報が得られる。
【札幌競馬場芝1200mの特徴】短い直線と洋芝がレース展開を左右する
キーンランドカップを分析するうえで、札幌競馬場のコース特性は欠かせない。
札幌芝1200mは、単純なスピードだけでなく、洋芝への適性、コーナーでの立ち回り、持続力が問われるコースだ。
札幌芝1200mの基本構造
JRAの札幌競馬場コース紹介によると、芝コースの高低差は0.7m。全体的に起伏が小さく、ほぼ平坦な形状となっている。
直線距離は使用コースによって異なる。
- Aコース:266.1m
- Bコース:267.6m
- Cコース:269.1m
芝は洋芝で、ほかの競馬場とは異なる走りやすさがある。
また、スタート地点から最初の3コーナーまでには約400mの距離があり、序盤のポジション争いも重要になる。
なぜ先行馬が注目されるのか
直線が短い札幌では、4コーナーを回った時点で前との差が大きすぎると、差し切るのが難しくなる。
そのため、逃げ馬や先行馬は比較的有利な展開を作りやすい。
ただし、1200mという短距離では序盤からペースが速くなりやすく、前に行きすぎて最後に失速する危険もある。
重要なのは、単純に先頭を走ることではなく、最後まで脚を残せる位置取りを確保することだ。
2026年のラップから読み解く勝因
2026年のハロンタイムは次のとおり。
12.1秒-10.8秒-11.1秒-11.2秒-11.1秒-11.4秒
前半3ハロンは34秒0、後半3ハロンは33秒7だった。
このラップからは、前半にスピードを求められながらも、後半で極端に失速する展開にはならなかったことが分かる。
サウンドモリアーナは2番手で流れに乗り、推定上がり33秒6を記録した。
一方、パンジャタワーは6番手付近から33秒5の脚を使っている。
つまり、2026年は単純な逃げ切りではなく、先行馬の持続力と差し馬の末脚がぶつかった一戦だった。
札幌芝1200mでは、コース適性だけでなく、ペースに合わせた位置取りが結果を左右する。
【プロの結論】2027年以降のキーンランドCで注目したい判断基準
2026年の結果と過去10年間の傾向を整理すると、次回以降のキーンランドカップを考えるうえで重視したいポイントが見えてくる。
1. 直近の芝1200m実績を確認する
JRAの過去のデータ分析では、優勝馬の多くが5歳以下であり、2018~2024年の優勝馬7頭のうち6頭は同年にオープンクラスの芝1200m戦を勝っていた。
この傾向から、単なる重賞実績よりも、同年の短距離戦で結果を残しているかが重要になる。
2026年の優勝馬サウンドモリアーナも4歳。過去の傾向と一致する結果だった。
2. 洋芝への適性を軽視しない
札幌と函館はともに北海道の競馬場だが、各馬の走りが同じように再現されるとは限らない。
北海道での芝1200m実績や、洋芝での走りを確認することで、コース適性を判断する材料が増える。
特に馬場状態が変化した場合は、良馬場での持ち時計だけでは比較しにくくなる。
3. 枠順は脚質とセットで評価する
7枠が過去10回で4勝している点は興味深い。
しかし、枠順だけで馬の能力や勝率を決めることはできない。
先行力のある馬が外枠からスムーズにポジションを取れるのか、内枠の馬が包まれずに進路を確保できるのか。
こうした展開面まで考えることが重要になる。
4. 人気馬の信頼度を過信しない
1番人気の勝率は30%。2番人気の複勝率は70%という過去10回の集計は、人気順と実際の能力が必ずしも一致しないことを示している。
2026年も1番人気のパンジャタワーは2着だった。
人気だけで判断するのではなく、負担重量、近走成績、札幌適性、展開予測を組み合わせたい。
サマースプリントシリーズとの関係も重要
キーンランドカップはサマースプリントシリーズの対象競走で、2026年は第5戦として8月23日に行われた。
シリーズは函館スプリントS、北九州記念、アイビスサマーダッシュ、CBC賞、キーンランドカップ、セントウルSの6競走で構成されている。
JRAのポイント制度では、GIIIの1着には10ポイントが与えられる。
加えて、秋のスプリンターズステークスを見据える馬にとっても重要な実戦機会となる。
夏の短距離路線で実績を積んできた馬と、秋の大舞台を意識して始動する馬がぶつかることが、このレースの面白さにつながっている。
【キーンランドカップ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のキーンランドカップで優勝した馬は?
A1:サウンドモリアーナ。2026年8月23日に札幌競馬場で開催された第21回キーンランドカップを、武豊騎手とのコンビで1分07秒7のタイムで制した。単勝5番人気からの勝利だった。
Q2:2026年のキーンランドCで2着・3着に入った馬は?
A2:2着はパンジャタワー、3着はウインカーネリアン。パンジャタワーは1番人気で1分07秒9、ウインカーネリアンは3番人気で1分08秒0だった。
Q3:2026年のキーンランドカップの3連単払戻金はいくら?
A3:14-3-8の組み合わせで36,780円。1着サウンドモリアーナ、2着パンジャタワー、3着ウインカーネリアンの順だった。
Q4:キーンランドカップはどこの競馬場で開催される?
A4:札幌競馬場。芝1200mの右回りで行われる3歳以上のGIII重賞で、洋芝と短い直線が特徴となっている。
Q5:キーンランドカップで有利とされる枠順は?
A5:2017~2026年の集計では7枠が4勝で最多。6枠も3勝している。ただし、枠順だけでなく脚質や当日の馬場状態も考慮する必要がある。
Q6:キーンランドカップはサマースプリントシリーズの対象?
A6:対象競走。2026年は全6競走中の第5戦として開催された。夏の短距離路線を締めくくる重要なレースの一つとなっている。
まとめ:キーンランドC2026の結果と今後の注目ポイント
2026年のキーンランドカップは、5番人気のサウンドモリアーナが1分07秒7で優勝。武豊騎手とのコンビで、札幌芝1200mの特徴を生かした好位からの競馬を見せた。
パンジャタワーは1番人気に応えて2着、9歳のウインカーネリアンも3着に入り、世代や脚質の異なる実力馬が上位を占めた。
払戻金は単勝1,290円、馬連1,520円、3連複4,540円、3連単36,780円。5番人気の勝利によって、着順まで含めた予想の難しさが表れた結果だった。
歴代優勝馬を振り返ると、1番人気の安定感だけでなく、中位人気の台頭や外寄りの枠からの好走も目立つ。また、札幌芝1200mでは短い直線と洋芝への適性が重要な判断材料になる。
今後のキーンランドカップを分析する際は、次の4点を押さえておきたい。
- 同年の芝1200m重賞・オープンでの実績
- 札幌や函館など北海道の洋芝適性
- 枠順と脚質を組み合わせた展開予測
- 人気や負担重量を踏まえた総合的な能力評価
2026年のサウンドモリアーナの勝利は、単純な人気順だけでは読み切れないキーンランドCの奥深さを示した。歴代優勝馬とコースデータを照らし合わせることで、次回の出走表を読み解く際にも、より具体的な判断材料が得られる。
事実確認に使用した主な資料: JRAの2026年公式レース成績・払戻金、サマーシリーズ2026公式資料、札幌競馬場コース紹介、JRAの過去データ分析および2017~2026年の競走集計資料。