2026年11月5日時点で、走水港からアジ釣りに出船する代表的な船宿として比較したいのが、関義丸と健洋丸だ。どちらも走水ブランドの黄金アジを狙うショート便を設定しており、基本料金は9,000円。料金にエサと氷が含まれている点も共通している。
2026年11月の走水アジ釣果
直近の釣果を見ると、40cmを超える大型アジが複数の船で記録されている。ただし、釣果は日によって大きく変わる。
- 関義丸・2026年11月4日: アジ23〜42cm、1人2〜11匹。
- 関義丸・2026年11月3日: アジ23〜42cm、1人2〜20匹。
- 関義丸・2026年11月2日: アジ23〜42cm、1人12〜35匹。
- 健洋丸・2026年11月3日: アジ22〜40cm、1人4〜11匹。
- 健洋丸・2026年11月1日: アジ22〜39cm、1人2〜16匹。
これらの記録から読み取れるのは、11月上旬でも40cm級の大アジが十分に狙えることだ。一方、同じ船でも日ごとに匹数が変わり、潮の流れや仕掛けの扱い、魚の食い気によって釣果に差が出ている。
関義丸と健洋丸の料金・サービス比較
アジ・タチウオ乗合
アジ釣り専門
出典:両船宿の公式料金・利用案内。2026年11月時点で掲載されている内容。予約状況や料金は変更される場合がある。
関義丸がおすすめなのはどんな人?
関義丸は、アジとタチウオを中心に乗合船を運航している船宿だ。ショートアジは1人から利用でき、女性と小学生以下は8,000円になる。
レンタルは竿500円、電動リール1,000円、ロッドホルダー500円。フルレンタルでは5,000円を預け、ビシ返却時に3,000円が返金される仕組みだ。竿・リールのレンタルは1隻につき先着5本までなので、道具を持たない人は予約時に相談しておきたい。
座席は事前指定ではなく、船着き場前の番号札を先着順で確保する方式。グループで隣同士に座りたい場合は、早めの到着が有利になる。乗合予約は同じ曜日の1週間前から受け付ける案内が掲載されている。
健洋丸がおすすめなのはどんな人?
健洋丸は公式サイトでアジ釣り専門船として紹介されている。黄金アジを継続的に狙う船宿を選びたい人には比較候補になる。
ショート便は9,000円で、エサと氷が付く。竿と電動リールのセットは1,500円、天秤とビシは無料、アジ用仕掛けは200円で販売されている。駐車場は1台500円だ。
集合時間は6時45分、出船は7時15分。完全予約制で、1人から予約の相談はできるものの、実際の出船は2名以上が条件となる。当日の乗船人数が1人の場合は出船できない可能性があるため、予約時の確認が欠かせない。
料金差だけで選ぶなら、両船宿の基本料金は同じだ。関義丸は女性・子ども料金やレンタルの選択肢、健洋丸は天秤・ビシ無料とアジ釣り専門という特色がある。自分の釣具の有無、人数、予約のしやすさを基準に選ぶのが合理的だ。
【初心者向け】走水のビシアジ釣り仕掛けと釣り方を解説

走水沖の大アジ釣りで主流となるのが、コマセを使ったビシアジ釣りだ。ビシと呼ばれる金属製のコマセカゴにイワシミンチを入れ、付けエサを付けた針を魚のタナに送り込む。
一般的なライトアジと大きく違うのは、使用するオモリの重さだ。走水沖は潮が速いため、130〜150号クラスのビシを使用する釣り方が紹介されている。船宿によって指定号数が異なるため、道具を購入する前に確認しておきたい。
基本的なタックルと仕掛け
| 道具 | 基本的な仕様 |
|---|---|
| 竿 | ビシアジ専用竿・1.8m前後 |
| リール | 中型電動リール |
| 道糸 | PE3〜4号 |
| ビシ | 130〜150号(船宿指定) |
| 天秤 | 片天秤 |
| 仕掛け | 2〜3本針 |
| ハリス | 2〜3号 |
| 付けエサ | 赤タン、イカタンなど |
| コマセ | イワシミンチ |
釣り専門誌の走水沖攻略記事では、2〜3本針の仕掛けと130号のビシを基本とするタックルが紹介されている。初めてなら、絡みにくく扱いやすい2本針から始めるとよい。
ビシアジ釣りの基本的な手順
ビシにコマセを詰める
イワシミンチをビシに入れる。詰め過ぎるとコマセが出にくくなるため、船長や船宿の説明に従う。
仕掛けを投入して底を取る
船長の合図で仕掛けを下ろし、ビシを海底まで沈める。潮が速い場合は道糸が流されやすいため、余分な糸のたるみを取る。
底を取り直してタナを合わせる
走水沖では、着底後に仕掛けが流されることがある。必要に応じて底を取り直し、道糸が安定してからタナを合わせる。
コマセを振って魚を誘う
竿を動かしてコマセを放出し、指示されたタナに仕掛けを合わせる。走水沖では海底から2〜3m前後を探る釣り方が基本として紹介されている。
アタリを待って巻き上げる
アジが掛かったら、急激な巻き上げを避けて一定速度で回収する。大型は口切れによるバラシを防ぐため、慎重に取り込む。
シマノの釣り方解説では、走水沖の速潮に対応するため、着底後の糸のたるみを取り、ビシを底から3m程度まで持ち上げてコマセを出す方法が紹介されている。潮の状況によってタナや操作を調整する必要がある。
初心者が失敗しやすいポイント
走水沖で特に注意したいのがオマツリだ。潮流によって隣の人と道糸が交差しやすいため、仕掛けを投入するタイミングにも気を配りたい。
潮下側の釣り人が仕掛けを回収している最中に、自分の仕掛けを投入すると絡む原因になる。周囲の仕掛けが落ち着いてから投入するなど、船全体の動きを意識するとトラブルを減らせる。
また、潮が速いからといって、むやみにビシを重くしたり、独自の仕掛けに変更したりするのは避けたい。船宿の指定号数と船長の指示を優先することが、走水アジ釣りを楽しむ近道だ。
【食べ方・持ち帰り方】走水アジを最もおいしく味わう方法
走水アジは、脂の乗りと肉厚な身を生かす料理がよく合う。特に大型の個体は、刺身だけでなく、加熱料理でも食べ応えを楽しめる。
1. 刺身・炙り
まず試したいのが刺身だ。鮮度の良いアジは身の弾力と脂の甘みを感じやすく、わさび醤油やショウガ醤油との相性も良い。
皮目を軽く炙ると香ばしさが加わり、脂の風味も引き立つ。大きな個体なら、刺身と炙りを半分ずつ作るのもおすすめだ。
2. なめろう
アジの身を細かく刻み、味噌、ショウガ、ネギ、大葉などと合わせる料理だ。脂の乗った走水アジなら、味噌の塩味と薬味の香りが身のうま味を引き立てる。
ご飯のおかずとしても酒の肴としても使いやすく、刺身とは違った濃厚な味わいを楽しめる。
3. アジフライ
走水アジの肉厚さを実感しやすい料理がアジフライだ。大きな個体を三枚におろして揚げれば、外側はサクサク、中はふっくらとした食感に仕上がる。
一般的な小型アジとは違い、身の厚みがあるため、食べ応えを重視する人にも向いている。
4. 塩焼き
脂が乗った大型アジは、シンプルな塩焼きでもおいしい。余分な味付けを控えることで、魚そのものの風味を楽しめる。
釣ったアジの鮮度を守る方法
せっかく釣った黄金アジも、持ち帰り方によって食味が変わる。水産庁の資料では、魚の鮮度保持方法として氷締め、活け締め、神経締めなどが解説されている。処理方法によって死後の変化や鮮度維持に違いが生じる。
釣行時には船宿の案内に従って魚を適切に処理し、十分な氷を使って低温を保ちたい。帰宅後は早めに下処理し、生食する場合は衛生的な調理環境を整えることも大切だ。
【釣行前のチェック】走水港へのアクセスと予約で注意したいこと
走水港は横須賀市の東側にあり、横浜横須賀道路の馬堀海岸インターチェンジからアクセスしやすい。京急線を利用する場合は、馬堀海岸駅が最寄りの主要駅となる。
車・電車でのアクセス
- 車の場合: 馬堀海岸ICから走水港方面へ向かう。駐車料金は両船宿とも基本的に500円/台。
- 電車の場合: 京急線の馬堀海岸駅を利用。関義丸は駅からの送迎案内もあるため、予約時に確認したい。
- 集合時間: 健洋丸は6時45分集合、7時15分出船が基本。
関義丸の公式案内では、駐車場に入場する前に買い物などを済ませるよう注意が掲載されている。健洋丸も集合場所や駐車場について公式サイトで案内している。初めて訪れる場合は、港内の移動や受付場所も事前に確認しておこう。
予約前に確認したい5項目
特に注意したいのは、2026年の最新釣果が良い日でも、翌日の釣果まで保証されるわけではないことだ。出船前日には船宿の最新情報を確認し、当日の集合時間や道具の指定を再確認しておきたい。
【走水アジ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:走水アジの旬は何月ですか?
A1:年間を通じて狙えますが、脂の乗りを重視するなら晩秋から初冬、特に10〜12月が注目の時期です。大型の40cm級が交じることもあり、食味を目的とする釣行に適しています。
Q2:走水アジと黄金アジは違う魚ですか?
A2:基本的には同じマアジです。黄金アジは黄色みを帯びた魚体の呼び名で、走水周辺の根付き・瀬付きのアジが代表例として知られています。
Q3:2026年の走水アジ釣りの料金はいくらですか?
A3:関義丸と健洋丸のショートアジ乗合は、基本的に1人9,000円です。エサ・氷付きで、駐車料金やレンタル道具などは別途必要になります。関義丸は女性・小学生以下が8,000円です。
Q4:初心者でも走水のビシアジ釣りはできますか?
A4:可能です。竿や電動リールのレンタルを利用できる船宿もあります。ただし、走水沖は潮が速く、一般的なライトアジより重いビシを使用するため、船長の指示に従って底取りやタナ合わせを覚えることが大切です。
Q5:走水アジは40cm以上の大物も釣れますか?
A5:釣れます。2026年11月上旬にも関義丸で最大42cm、健洋丸で最大40cmのアジが記録されています。ただし、毎回40cm以上が釣れるわけではなく、釣果は日によって変わります。
Q6:走水アジのおすすめの食べ方は何ですか?
A6:鮮度が良ければ刺身や炙り、なめろうがおすすめです。大型で肉厚な個体はアジフライや塩焼きにも向いています。
まとめ:【プロの結論】走水アジは潮・旬・船宿選びで楽しみ方が変わる
走水アジが黄金アジとして評価される理由は、黄色みを帯びた魚体だけではない。東京湾口の浦賀水道という潮通しの良い環境、根付きアジの生息特性、肉厚で脂の乗った大型個体が育つ漁場の魅力が重なっている。
食味を重視するなら晩秋から初冬、特に10〜12月が有力な候補だ。2026年11月上旬の釣果でも40cm級が記録されており、大型アジを狙う楽しみは続いている。
船宿選びでは、関義丸と健洋丸の基本料金がともに9,000円であることを踏まえ、次の基準で判断したい。
- 初めての船釣りや女性・子どもとの釣行なら、料金やレンタル条件が合う関義丸。
- アジ釣り専門船を希望するなら、健洋丸。
- 大型狙いを優先するなら、船宿ごとの直近のサイズ実績を比較する。
- 食味を重視するなら、晩秋から初冬の脂の乗った個体を狙う。
プロの視点で最も重視したいのは、釣果の匹数だけで船宿を判断しないことだ。走水沖は潮が速く、同じ日に乗船しても釣り方や経験によって釣果に差が出る。大型魚の割合、初心者への対応、仕掛けの指定、レンタルの充実度まで比較して選ぶことが満足度につながる。
黄金色に輝く魚体、力強い引き、そして釣りたてならではの濃厚な味わい。走水アジは、東京湾の海の個性を釣りと食の両方で体験できるブランド魚だ。2026年の釣行では、最新の出船情報と料金を確認し、走水沖ならではの大アジを狙ってみたい。