2027年度前期の第116作『巡るスワン』は、2025年11月21日にNHKが制作を発表した作品です。主演に抜擢されたのは森田望智。脚本は『ブラッシュアップライフ』などで知られるバカリズムが担当します。
今回のキャスティングで注目したいのは、朝ドラの王道である波乱万丈の人生や歴史上の人物を描く物語とは異なり、警察署の生活安全課で働く女性の日常を中心に据えている点です。
主人公・小松美咲はどんな人物?
森田望智が演じるのは、長野県の架空の町・佐和市で暮らす女性警察官、小松美咲です。
美咲は刑事に憧れて警察官になったものの、配属されたのは生活安全課。事件を解決するのではなく、事件が起こらないように防ぐことが仕事です。
担当する業務は、防犯啓発活動、市民からの相談、悪徳商法や不法投棄への対応など多岐にわたります。防犯のために自作の演劇を披露することもあり、本人が思い描いていた警察官像とは少し違う毎日を送ります。
仕事には真面目に取り組む一方、休日には友人と愚痴をこぼす。そんな等身大の女性が、何も起こらない日常を守る仕事の意味を見つけていくヒューマンコメディーです。
『巡るスワン』の基本情報
『巡るスワン』
NHK連続テレビ小説 第116作
- 放送:2027年春予定
- 主演:森田望智
- 脚本:バカリズム
- 舞台:長野県・諏訪地域をモデルとする架空の町
- 主人公:小松美咲
タイトルの「巡る」には警察官を意味する「お巡りさん」という言葉が重なり、「スワン」は諏訪湖の白鳥型遊覧船を連想させます。作品の舞台と主人公の職業を結びつけたタイトルです。
また、2026年8月には夏帆、鳴海唯、田村健太郎、音尾琢真、高橋努、大倉孝二、角田晃広らの出演も発表されました。警察署の仲間たちを中心とする人物関係にも期待が集まります。
2026年9月にクランクイン!撮影はどこまで進んでいる?
所属事務所の公式発表によると、撮影は2026年9月2日、長野県の諏訪地域でクランクインしました。
警察署のメンバーとの場面だけでなく、主人公の姉や幼なじみと過ごすシーンなども撮影される予定です。舞台となる地域で実際に撮影を始めたことで、作品の風景や生活感にも注目が集まっています。
森田は撮影開始に際して、バカリズムの台本について、普段の会話のように自然で、演じていて笑ってしまうこともあるとコメントしています。
2026年11月時点では、すでに撮影が始まっており、2027年春の放送に向けた制作が進んでいる段階です。
【2027年後期】『なぎさの進化論』ヒロインは誰?徳尾浩司脚本とオーディションの現在

2027年度後期の第117作は、2026年7月14日にNHK大阪放送局が制作を発表した『なぎさの進化論』です。
脚本を担当するのは徳尾浩司。『おっさんずラブ』『私の家政夫ナギサさん』『ライオンの隠れ家』など、人間関係を丁寧に描く作品を手がけてきた脚本家です。
前期の『巡るスワン』とは異なり、後期作品のヒロインはオーディションで決定する方式が採用されています。
主人公・藤代なぎさは朝ドラ初の獣医師ヒロイン
『なぎさの進化論』の主人公は藤代なぎさ。獣医学部を卒業し、大阪の大学付属動物医療センターで研修獣医師として働く女性です。
動物が大好きで獣医師になったものの、人付き合いは少し苦手。実際に向き合うことになるのは、動物だけではありません。個性豊かな飼い主や、それぞれの家庭が抱える事情にも接することになります。
やがて研修を終えたなぎさは、鹿児島県の与論島へ向かいます。人よりも牛が多い畜産の島で、ベテラン獣医師と組み、牛の出産や夜間の急病対応などに奮闘する展開です。
NHKの制作発表では、獣医師をヒロインとする朝ドラ史上初の作品として紹介されています。動物の命を救うことと、その飼い主の人生に寄り添うことを結びつけたオリジナルストーリーです。
徳尾浩司が描く「進化」の意味
タイトルの『なぎさの進化論』には、主人公が自分のペースで進んだり、立ち止まったりしながら、自分らしい生き方を見つけていくという意味が込められています。
脚本家の徳尾浩司は、獣医師を取材するために北海道、東京、大阪、鹿児島などを訪れたことを制作発表で明かしています。特定の実在人物をモデルにした作品ではなく、複数の獣医師への取材経験を物語の指針にしています。
作品の中心にあるのは、動物を診ることと人を理解することのつながりです。
「動物を診ることは人を診ることだ」
動物医療という専門的な題材を扱いながら、家族や人間関係、仕事上の失敗と成長を描く構成は、朝ドラの視聴者層にも親しみやすいものになりそうです。
ヒロインオーディションの選考状況は?
2026年7月14日の制作発表時点で、NHK大阪放送局はヒロインをオーディションで選ぶと公表しました。
徳尾浩司も応募を呼びかけており、犬や猫、牛などの動物が好きな人や、仲間と充実した日々を過ごしたい人に参加を促しています。
2026年11月6日時点で整理すると、選考方式と主人公の設定は発表済みですが、藤代なぎさ役を演じる俳優の正式発表は確認できません。応募者数、最終候補者、審査の進捗についても公表情報はありません。
したがって、現段階で特定の女優を「次のヒロインに決定」と紹介するのは正確ではありません。SNSや芸能ニュースで候補者の名前が挙がっていても、NHKによる正式発表とは区別する必要があります。
『なぎさの進化論』の放送・制作予定
- 作品:2027年度後期・第117作
- 放送予定:2027年秋
- 脚本:徳尾浩司
- 制作:NHK大阪放送局
- 主人公:藤代なぎさ
- 職業:研修獣医師
- 主な舞台:現代の大阪、鹿児島県・与論島
- クランクイン予定:2027年3月
2027年秋の放送を目指して制作され、ヒロインの発表とともに共演者や追加キャストの情報も注目されます。
【2作品を徹底比較】森田望智と後期ヒロインの選考方法・制作陣の違い
2027年度の前期と後期は、同じNHK連続テレビ小説でありながら、主演の決定方法も物語のテーマも異なります。情報を混同しないために、主要な関係性を整理しました。
この比較から分かるのは、前期は主演俳優が決まり、撮影も進んでいる一方、後期はヒロインの選考が次の大きな発表事項になっていることです。
また、バカリズムと徳尾浩司は別々の作品を担当しています。「2027年の朝ドラはバカリズム脚本」という情報だけを覚えていると、後期作品の脚本家を取り違えてしまいます。
【森田望智の経歴】朝ドラヒロインに選ばれた理由と過去の出演作
森田望智は1996年9月13日生まれ、神奈川県出身の俳優です。2026年11月現在、30歳。映画やドラマで幅広い役柄を演じてきました。
代表作とキャリアの転換点
森田の名前が広く知られるきっかけとなった作品の一つが、Netflixシリーズ『全裸監督』です。実在の人物をモデルにした黒木香役を演じ、強い存在感を示しました。
その後も映画やテレビドラマで出演を重ね、2024年にはNetflix映画『シティーハンター』で槇村香役を担当。NHK連続テレビ小説では『おかえりモネ』『虎に翼』にも出演しています。
複雑な背景を持つ人物から、日常の中にいる自然体の人物まで演じ分けてきた経験は、生活安全課で働く小松美咲という役にも生かされそうです。
朝ドラのオーディション経験と主演決定の経緯
興味深いのは、森田自身が朝ドラのオーディションに挑戦してきた経験を持っていることです。
2025年11月の主演発表会見では、10代の頃から朝ドラのオーディションを受けていたものの、書類選考で落ちることが多かったと振り返っています。
しかし、『巡るスワン』ではオーディションではなく、制作側からの出演オファーによってヒロインに決定しました。本人の説明によると、オファーを受けたのは発表のおよそ10日前だったそうです。
長年挑戦してきた朝ドラで、今度は主演として声がかかったという経緯は、今回のキャスティングを理解するうえで要点です。
なぜ森田望智が選ばれたのか?
NHK側の制作発表では、森田が以前出演した『おかえりモネ』で、職場にいそうな先輩を自然体で演じたことや、作品ごとに異なる役柄を表現してきた点が評価されています。
また、今回の作品では日常会話のリアリティーが重要です。大きな事件を解決する主人公ではなく、目立たない仕事を続ける女性の心の変化を表現するには、派手な演技だけではない繊細さが大切です。
これまでの出演作で培った表現力と、等身大の人物を演じられる幅広さが、森田の起用につながったと考えられます。
【2026年最新】歴代朝ドラヒロイン一覧と2027年・2028年の放送予定
次のヒロインを把握するには、現在放送されている作品と、その後に控える作品の順番を理解しておくと便利です。
2026年から2028年までの朝ドラ予定
2026年度前期『風、薫る』
主演:見上愛・上坂樹里
明治時代の看護を題材にした作品。
2026年度後期『ブラッサム』
主演:石橋静河
2026年9月28日放送開始。作家・宇野千代をモデルとする物語。
2027年度前期『巡るスワン』
主演:森田望智/脚本:バカリズム
警察官の日常を描くヒューマンコメディー。
2027年度後期『なぎさの進化論』
脚本:徳尾浩司
大阪と与論島を舞台にした獣医師の物語。
2028年度前期『ほんのモキチ』
主演:河合優実/脚本:宮藤官九郎
斎藤茂吉と妻・輝子をモデルにした夫婦の物語。
このように、2026年後期の『ブラッサム』の次が『巡るスワン』、その次が『なぎさの進化論』という順番です。さらに2028年度前期には河合優実主演の『ほんのモキチ』が控えています。
なぜ2028年前期の作品が先に発表されたのか?
2026年6月4日には、2028年度前期の『ほんのモキチ』が2027年度後期作品より先に発表されました。これが一時的に「2027年後期の朝ドラが空白になった」という話題を生みました。
NHK側は、制作が先に決まった作品から発表したと説明しています。また、2027年度後期作品の制作にも問題はないとの趣旨を説明していました。
その後、2026年7月14日に『なぎさの進化論』の制作が正式発表されています。発表順が前後したことと、作品制作にトラブルがあったことは別の話です。
歴代朝ドラヒロインから見る選考方法の変化
近年の歴代朝ドラヒロインを振り返ると、作品ごとに主演の決まり方が異なります。
- 2021年前期『おかえりモネ』:清原果耶
- 2021年後期『カムカムエヴリバディ』:上白石萌音・深津絵里・川栄李奈
- 2023年後期『ブギウギ』:趣里
- 2024年前期『虎に翼』:伊藤沙莉
- 2025年前期『あんぱん』:今田美桜
- 2025年後期『ばけばけ』:髙石あかり
- 2026年前期『風、薫る』:見上愛・上坂樹里
- 2026年後期『ブラッサム』:石橋静河
オーディションで選ぶ場合もあれば、実績のある俳優に制作側がオファーする場合もあります。朝ドラのヒロインは、必ずしも新人や無名の俳優から選ばれるわけではありません。
【よくある質問】次の朝ドラヒロインに関するFAQ
Q1:次の朝ドラヒロインは森田望智で確定していますか?
A1:はい。2027年度前期『巡るスワン』の主演として、森田望智の起用が正式発表されています。2026年9月には長野県諏訪地域で撮影も始まりました。
Q2:2027年度後期『なぎさの進化論』のヒロインは誰ですか?
A2:2026年11月6日時点では、演じる俳優は正式発表されていません。NHKはオーディションによって決定すると発表しています。
Q3:『巡るスワン』の脚本家は誰ですか?
A3:バカリズムです。『ブラッシュアップライフ』などで知られる脚本家で、2027年度前期の朝ドラを担当します。
Q4:『なぎさの進化論』の脚本家は誰ですか?
A4:徳尾浩司です。『おっさんずラブ』『ライオンの隠れ家』などを手がけた脚本家で、2027年度後期作品を担当します。
Q5:2027年の朝ドラはいつから放送されますか?
A5:『巡るスワン』は2027年春、『なぎさの進化論』は2027年秋の放送予定です。具体的な初回放送日は、別途NHKからの発表を待つ必要があります。
Q6:森田望智は朝ドラのオーディションで選ばれたのですか?
A6:『巡るスワン』では制作側からのオファーで主演に決定しました。ただし、本人は10代の頃から朝ドラのオーディションに挑戦していたことを明かしています。
まとめ:次の朝ドラヒロインは森田望智!2027年後期の発表にも注目
2026年11月現在、次の朝ドラヒロインとして正式に決定しているのは、2027年度前期『巡るスワン』の森田望智です。バカリズム脚本による警察官の日常を描く作品で、2026年9月から撮影が始まっています。
一方、2027年度後期『なぎさの進化論』は、徳尾浩司が脚本を担当する獣医師の物語です。ヒロインはオーディションで選出されるため、今後の発表が最大の注目ポイントになります。
今回の2作品を追いかける際に押さえておきたい判断基準は、次の3つです。
- 主演決定済みか:『巡るスワン』は森田望智で確定。
- 脚本家は誰か:前期はバカリズム、後期は徳尾浩司。
- ヒロインの選考状況:後期はオーディション方式で、正式な主演発表が次の焦点。
朝ドラは作品の制作発表、主演発表、追加キャスト発表、クランクインと段階的に情報が公開されます。候補者の噂だけで判断せず、NHKの正式発表と照らし合わせることで、最新情報を正確に追えます。
森田望智がどんな新しいヒロイン像を見せるのか。そして『なぎさの進化論』では誰が藤代なぎさを演じるのか。2027年に向けて、2作品の続報から目が離せません。