2026年のおそ松さん映画は、Snow Man主演で話題を集めた2022年の実写映画に続き、Aぇ! groupを中心とする新キャストが出演する第2弾『映画 おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』が登場した。公開日は2026年6月12日。当初の予定から公開延期を経て劇場公開され、初日アンケートでは満足度98%を記録した話題作だ。加えて、Blu-ray&DVDは2026年12月23日に発売される。
一方、2019年の『えいがのおそ松さん』は、櫻井孝宏らおなじみの声優陣が出演するアニメーション映画。2022年のSnow Man主演作、2026年のAぇ! group主演作とは、キャラクターの表現方法もストーリーの方向性も異なる。歴代作品の公開順、6つ子の配役、興行成績、主題歌、口コミまで整理すると、それぞれの映画が持つ魅力が見えてくる。
【歴代一覧】おそ松さん映画は全部で何作品?2019年から2026年までの公開順

おそ松さんの映画を調べる際、最初に整理したいのがアニメーション作品と実写作品の区別だ。
テレビアニメ『おそ松さん』は、赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』を原作として2015年にスタートした作品。20歳を過ぎても定職に就かない6つ子を中心に、ブラックユーモアやパロディー、予測不能なギャグを展開してきた。
映画化では、アニメ版の完全新作ストーリーだけでなく、実写キャストによる独自の物語も制作されている。
おそ松さん映画の歴代公開作品
公開日順・アニメーション作品と実写作品を掲載
2019年の劇場版は松竹配給、アニメーション制作はstudioぴえろ。2022年と2023年のアニメ作品はテレビシリーズの6周年記念企画として制作された。2022年と2026年の実写映画は、Snow Man、Aぇ! groupという異なるグループを中心に展開している。
2019年『えいがのおそ松さん』
公開日:2019年3月15日
上映時間:108分
監督:藤田陽一
脚本:松原秀
主題歌:Dream Ami「Good Goodbye」
物語の中心になるのは、同窓会に参加した大人の6つ子たち。社会人として成長した同級生と自分たちを比べ、現実に打ちのめされた彼らは、酒を飲んで眠ってしまう。
翌朝、目を覚ますと、周囲の風景がどこか懐かしいものに変わっていた。
そこで出会ったのは、18歳の頃の自分たち。6人のうち誰かが高校時代に大きな後悔を残していることが判明し、過去と向き合う展開へと進んでいく。
普段のギャグだけではなく、青春時代の後悔や成長、6つ子の関係性を掘り下げた作品だ。
2022年『おそ松さん~ヒピポ族と輝く果実~』
公開日:2022年7月8日
監督:小高義規
脚本:松原秀
主題歌:A応P「はなまるぴっぴはよいこだけ 令和ver.」
エンディング:PUNPEE
6つ子が探し求めるのは、食べるとどんな願いでも叶うという伝説の果実「キラキラフルーツ」。
たどり着いた謎の島でヒピポ族と出会い、欲望と騒動が入り乱れる冒険が始まる。
従来の6つ子のキャラクター性を残しながら、冒険映画としてのスケールを広げた作品だ。
2023年『おそ松さん~魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊まり会~』
公開日:2023年7月21日
監督:山口ひかる
脚本:松原秀
アニメーション制作:studioぴえろ
松野家におなじみのメンバーが集結し、たこ焼きパーティーとお泊まり会を繰り広げる2本立ての構成。
チビ太やトト子など、いつもの仲間も加わり、6つ子らしい騒々しい一日が描かれている。
【徹底比較】アニメ版と実写版のおそ松さん映画は何が違う?
アニメ版と実写版の最大の違いは、キャラクターを表現する方法と物語の組み立て方にある。
アニメ版は、声優陣によるキャラクター表現と、原作・テレビシリーズから続く世界観が中心。一方、実写版は俳優やアイドルが6つ子を演じることで、実際の人物同士の掛け合いや身体表現を作品の魅力に取り込んでいる。
アニメ版と実写版の比較
アニメ版
声優によるキャラクター表現
- 原作アニメの世界観
- デフォルメや大胆な演出
- 青春・過去・日常を描く
実写版
俳優によるキャラクター表現
- 実写ならではの掛け合い
- コメディーと身体表現
- キャストの個性を活用
2022年の実写版は養子を巡る兄弟げんか
2022年の『映画 おそ松さん』では、長男のおそ松が大企業のCEOを務める老紳士から養子にならないかと誘われる。
この話を聞いた弟たちは、自分も養子に選ばれたいと考え始める。兄弟同士の足の引っ張り合いが激しくなり、物語は予想外の方向へ進んでいく。
アニメ版でおなじみの6つ子の関係性を残しながら、実写映画独自のキャラクターや展開を加えた構成だ。
2026年の実写版は人類の価値観が逆転する
作品名:映画 おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?
公開日:2026年6月12日
上映時間:104分
監督:川村泰祐
脚本:宅間孝行
2026年作では、20歳を過ぎても定職に就かず、相変わらずニート生活を送る6つ子の周囲で異変が起きる。
それまで問題視されていた彼らのクズぶりが、なぜか周囲から称賛されるようになってしまうのだ。
その原因は、とある研究者が仕掛けた「人類クズ化計画」。人間の価値観を、クズであればあるほど素晴らしいという方向へ変えてしまう計画だった。
美しき研究者・白金台サクラの協力要請を受けた6つ子は、平和な世界を取り戻すために立ち上がる。
2022年作が兄弟同士の争いを中心にした物語だったのに対し、2026年作は世界全体を巻き込む騒動へとスケールアップしている。
実写版は2022年作から見ても楽しめるが、2026年作をより深く味わうなら、テレビアニメや過去の劇場作品で6つ子の性格を把握しておくと、小ネタやキャラクターの再現を理解しやすい。
【キャスト一覧】Snow ManとAぇ! groupの6つ子配役を完全整理
実写版のおそ松さんで注目されるのが、人気グループのメンバーによる6つ子の配役だ。
2022年はSnow Manの9人全員が出演。2026年はAぇ! groupの4人に加えて、草間リチャード敬太と西村拓哉が6つ子を演じている。
2022年:Snow Manの6つ子配役
| キャラクター | 俳優 |
|---|---|
| おそ松 | 向井康二 |
| カラ松 | 岩本照 |
| チョロ松 | 目黒蓮 |
| 一松 | 深澤辰哉 |
| 十四松 | 佐久間大介 |
| トド松 | ラウール |
Snow Manの残る3人も映画オリジナルキャラクターとして出演している。
- 渡辺翔太: エンド
- 阿部亮平: クローズ
- 宮舘涼太: ピリオド
つまり、2022年の映画はSnow Man全員が出演しながら、6つ子役とオリジナルキャラクター役に分かれる構成だった。
監督は英勉、脚本は土屋亮一。主題歌にはSnow Manの「ブラザービート」が採用された。
2026年:Aぇ! groupと草間リチャード敬太、西村拓哉の配役
| キャラクター | 俳優 |
|---|---|
| おそ松 | 末澤誠也 |
| カラ松 | 正門良規 |
| チョロ松 | 佐野晶哉 |
| 一松 | 小島健 |
| 十四松 | 草間リチャード敬太 |
| トド松 | 西村拓哉 |
ここで押さえたいのは、6人全員がAぇ! groupのメンバーというわけではない点だ。
Aぇ! groupから出演するのは末澤誠也、正門良規、佐野晶哉、小島健の4人。草間リチャード敬太と西村拓哉が加わり、6つ子を構成している。
2026年版の主要な追加キャスト
| 役柄 | キャスト |
|---|---|
| トト子 | 渡邉美穂 |
| イヤミ | 大貫勇輔 |
| チビ太 | なえなの |
| 橋本にゃー | 野口衣織(=LOVE) |
| 松野松造 | 三宅弘城 |
| 松野松代 | 木村多江 |
| 白金台サクラ | 宮内ひとみ |
| 伊皿子坂教授 | 千葉雄大 |
| 白金台博士 | 船越英一郎 |
加えて、2022年版でおそ松を演じた向井康二が、2026年作では「旧・おそ松」として出演している点も見逃せない。
過去作とのつながりを感じさせるキャスティングであり、2022年版を鑑賞したファンにとっても注目ポイントになっている。
【公開延期の真相】2026年1月9日から6月12日に変更された経緯
2026年の実写映画を巡っては、公開延期も大きな話題になった。
当初の公開予定日は2026年1月9日(金)。ところが、2025年10月28日、映画製作委員会と東宝から正式に公開延期が発表された。
公開延期から劇場公開までの時系列
2025年9月
追加キャストが発表され、作品への期待が高まる。
2025年10月28日
2026年1月9日に予定していた公開の延期を公式発表。
2026年
新しい公開日として6月12日(金)が決定。公式サイトで発表された。
2026年6月12日
全国劇場公開がスタート。初週末の興行ランキングにも登場した。
延期の理由は何だったのか?
2025年10月28日の公式発表では、延期について次のように説明されている。
この度、2026年1月9日(金)より公開を予定しておりました映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』につきまして、諸般の事情に鑑み、関係各所との協議の結果、公開を延期することといたしました。
発表主体は映画『おそ松さん』製作委員会と東宝株式会社。
重要なのは、公式発表が延期の具体的な原因を明らかにしていないことだ。「諸般の事情」という説明を超える詳細な理由は公表されていない。
その後、2026年6月12日という新しい公開日が決まり、予定されていた実写映画第2弾は無事に劇場公開された。
なお、2022年のSnow Man主演作が同じ理由で延期されたという事実とは区別が必要だ。2022年作は2022年3月25日に公開されている。
【興行収入・評判】初日満足度98%は本当?口コミと数字を検証
2026年作の注目要点は、初日アンケートで満足度98%を記録したことだ。
これは単なるSNS上の評判ではなく、2026年11月2日にエイベックス・ピクチャーズが発表した公式情報に記載されている。
歴代実写映画の興行成績
2022年『映画 おそ松さん』
Snow Man主演の第1弾は、公開後に観客動員数110万人、興行収入15億円を突破。その後、公式シリーズ紹介では興行収入16.7億円のヒット作として紹介されている。
2026年『映画 おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』
公開初週末の2026年6月12日から14日までの3日間で、次の成績を記録した。
14.1万人
公開3日間の観客動員数2.18億円
公開3日間の興行収入第3位
週末の国内映画動員ランキング98%
東宝調べ・初日アンケート満足度
2026年作は全作品を対象にした週末動員ランキングで3位に入り、邦画実写作品では公開初週末の動員ランキング1位を記録した。
なお、98%は東宝調べによる6月12日~14日の初日アンケートの数字であり、Filmarksなどの映画レビューサイトの平均点とは異なる指標だ。
2026年作の口コミ・評判は?
Filmarksの評価
4.1 / 5.0
レビュー2,596件の表示(2026年11月上旬の確認時点)
実際のレビューでは、次のような論点が見られる。
好意的な評価
- Aぇ! groupや草間リチャード敬太、西村拓哉のキャラクター再現が楽しい。
- アニメの雰囲気を残した実写化として楽しめる。
- 余計なことを考えずに笑えるコメディーとして見やすい。
- 応援上映や副音声など、劇場での企画も含めて楽しめる。
厳しめの評価
- 物語の展開や脚本がやや薄く感じられる。
- ギャグのテンポや尺の長さに好みが分かれる。
- アニメ版の知識があるほうが、小ネタを理解しやすい。
Filmarksのレビューでは、アニメに詳しくなくても楽しめたという感想がある一方、原作や舞台、過去作を知っていることで楽しみが増したという意見も見られる。
評価を読み解く要点は、満足度98%とレビューサイトの平均点を混同しないこと。 前者は公開直後のアンケート、後者は各ユーザーが投稿した継続的な評価である。どちらも作品の反応を知る材料だが、同じ意味の数字ではない。
【主題歌・円盤情報】ブラザービートとでこぼこライフ、12月23日発売の内容
おそ松さんの実写映画では、主題歌も作品の印象を左右する重要な要素になっている。
特に2022年と2026年は、主演グループが主題歌を担当している点が共通している。
歴代映画の主題歌
2022年:Snow Man「ブラザービート」
実写映画第1弾の主題歌。作品のハイテンションな世界観とSnow Manのパフォーマンスを結びつけた楽曲。
2026年:Aぇ! group「でこぼこライフ」
実写映画第2弾の主題歌。Aぇ! groupにとって映画初主演作品の主題歌となった。
2019年:Dream Ami「Good Goodbye」
アニメ映画『えいがのおそ松さん』の主題歌。高校時代や過去への思いを描く作品の世界観に寄り添った楽曲。
2026年12月23日発売!Blu-ray&DVDの詳細
2026年9月28日、エイベックスからBlu-ray&DVDの発売が正式発表された。
発売日は2026年12月23日(水)。本編だけでなく、舞台挨拶やメイキング、ビジュアルコメンタリーなどを収録する豪華版が用意されている。
| 商品 | 価格(税込) | 仕様 |
|---|---|---|
| Blu-ray超豪華コンプリートBOX | 13,200円 | BD4枚組+CD |
| DVD超豪華コンプリートBOX | 11,000円 | DVD4枚組+CD |
| DVD通常版 | 4,180円 | DVD1枚・本編 |
超豪華コンプリートBOXの収録内容
DISC1:本編
- 本編映像104分
DISC2:メイキング・オフショット
- 撮影時のメイキング映像
- オフショット映像
- 「恋はおさかnight」劇中パフォーマンスFull ver.
- 「ネコとディスコとサカナ」劇中パフォーマンスFull ver.
- 「ウロコを剥がさないで2026」劇中パフォーマンスFull ver.
DISC3:舞台挨拶・イベント映像
- 完シェー報告会
- 世界最速プレミア試写会 in OSAKA
- 初日舞台挨拶
- 公開御礼“6”劇場舞台挨拶行脚
- 大ヒット御礼舞台挨拶
DISC4:ビジュアルコメンタリー
- Aぇ! groupと西村拓哉による本編ビジュアルコメンタリー
加えて、オリジナルサウンドトラックCDも付属する。
初回仕様・封入特典にも注目
- 三方背ケース
- デジパック仕様
- ブックレット
- トレーディングカード12枚セット
メーカー特典として、ヘソクリミニ封筒入りスマホサイズステッカーセットも案内されている。メーカー特典は数量に限りがあり、対象店舗などによって取り扱いが異なる。
本編だけを楽しみたい人にはDVD通常版、撮影の裏側や出演者のコメントまで楽しみたい人には超豪華コンプリートBOXが候補になる。
なお、これらは2026年11月6日時点の発表内容であり、発売前の商品情報となる。
【プロの結論】おそ松さん映画はどれから見るべき?おすすめの選び方
歴代作品を比較すると、おそ松さん映画は単純にアニメ版と実写版のどちらが優れているかで判断する作品ではない。
それぞれが異なる魅力を持っている。
アニメ版から楽しみたい人
2019年の『えいがのおそ松さん』がおすすめ。6つ子の高校時代や過去への後悔など、普段のギャグとは異なる感情的な部分に触れられる。
Snow Manの出演作を楽しみたい人
2022年の『映画 おそ松さん』が候補になる。9人全員が出演しており、6つ子とオリジナルキャラクターの両方で活躍する姿を楽しめる。
Aぇ! groupの出演作を楽しみたい人
2026年の『映画 おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』が最適。Aぇ! groupの4人に草間リチャード敬太、西村拓哉が加わった新しい6つ子の掛け合いが見どころだ。
シリーズの世界観を幅広く楽しみたい人
2019年のアニメ映画から2022年の実写版、2026年の実写第2弾という順番で見ると、アニメから実写へと表現が広がっていく過程を理解しやすい。2022年・2023年のアニメ劇場作品も加えれば、さらに楽しみが広がる。
作品選びで最も大切なのは、出演者だけでなく、アニメ特有のギャグや世界観を求めるのか、実写キャストによる演技や掛け合いを求めるのかを明確にすることだ。
【おそ松さん映画】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:おそ松さんの映画で最初に見るべき作品はどれ?
A1:シリーズの原点に近いアニメ映画を見たいなら、2019年公開の『えいがのおそ松さん』がおすすめ。実写映画を見たいなら、2022年のSnow Man主演作から始めると、2026年の第2弾との違いも理解しやすい。
Q2:2026年の映画はSnow Manも出演している?
A2:2026年作の6つ子は、末澤誠也、正門良規、佐野晶哉、小島健、草間リチャード敬太、西村拓哉が演じている。さらに向井康二が「旧・おそ松」役で出演している。
Q3:2026年のおそ松さん映画のDVD・Blu-ray発売日はいつ?
A3:2026年12月23日(水)。Blu-ray超豪華コンプリートBOXは13,200円、DVD超豪華コンプリートBOXは11,000円、DVD通常版は4,180円(税込)。豪華版には本編のほか、メイキング、舞台挨拶、ビジュアルコメンタリーなどが収録される予定。
まとめ:おそ松さん映画はアニメと実写で異なる魅力を楽しめる
おそ松さん映画は、2019年のアニメ映画から2022年のSnow Man主演実写映画、2026年のAぇ! group主演実写第2弾まで、さまざまな形で展開されてきた。
2026年の『映画 おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』は、当初の2026年1月9日から延期されたものの、6月12日に公開。初日アンケート満足度98%、公開初週末の邦画実写動員ランキング1位という実績を残した。
そして12月23日にはBlu-ray&DVDが発売される。特典映像やビジュアルコメンタリーなど、劇場では見られない内容も収録される予定だ。
アニメ版の独特なギャグや青春描写を楽しむなら2019年作、Snow Manの演技とキャラクター表現を楽しむなら2022年作、Aぇ! groupらによる新しい6つ子を楽しむなら2026年作がおすすめ。
作品ごとの違いを知ってから見ることで、おそ松さんというシリーズが持つ笑いの幅と、時代ごとに変化するエンターテインメントの面白さをより深く味わえる。