坂本龍一の息子は、映画監督・映像作家として国際的に活躍する空音央(そら・ねお)です。1991年にアメリカで生まれ、日米で育った空音央は、2024年に長編劇映画『HAPPYEND』で監督デビュー。父・坂本龍一の最後のピアノ演奏を記録したドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』も手がけ、世界の映画関係者から注目を集めています。
一方、気になるのが空音央の母親や、歌手・坂本美雨との兄弟関係です。坂本龍一には複数のパートナーとの間に子供がおり、家族構成は一般的な親子関係だけでは説明できない部分があります。2024年には坂本美雨と空音央がラジオ番組で初めてメディア共演し、父を通じて深まった兄弟の交流についても語りました。
【プロフィール】坂本龍一の息子・空音央(そら・ねお)は何者?年齢や生年月日を紹介

空音央は、世界的音楽家・坂本龍一の息子であり、映画監督、映像作家、アーティスト、翻訳家として活動するクリエイターです。
父親の知名度によって名前が知られるようになっただけではありません。短編映画や映像作品の制作を重ね、国際映画祭で評価を獲得してきた実績があります。
空音央の基本プロフィール
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 空音央(そら・ねお) |
| 英語表記 | Neo Sora |
| 生年 | 1991年 |
| 年齢 | 2026年時点で35歳 |
| 出生地 | アメリカ・ニューヨーク |
| 育った環境 | 日本とアメリカ |
| 父親 | 坂本龍一 |
| 母親 | 坂本龍一の長年のパートナーと報じられる日本人女性 |
| 職業 | 映画監督・映像作家・アーティスト・翻訳家 |
| 活動拠点 | 東京・ニューヨーク |
| 代表作 | 『The Chicken』『Ryuichi Sakamoto | Opus』『HAPPYEND』『まっすぐな首』 |
空音央は1991年にニューヨークで生まれました。2024年9月の映画イベントでは33歳と紹介されています。2026年11月現在は35歳にあたります。
なお、生まれた月日については、広く確認できる公式プロフィールで公表されていません。そのため、誕生日まで特定した情報には注意が必要です。
映画情報媒体CINRAや『Ryuichi Sakamoto | Opus』の公式サイトによると、空音央はニューヨークと東京を拠点に、映像制作だけでなくアートや翻訳にも取り組んできました。写真と映画を組み合わせたインスタレーションやビデオアートも制作しています。
つまり、空音央の活動領域は映画監督だけにとどまりません。映像、写真、言語を横断する表現者としての側面が、作品の独自性につながっています。
【家族関係】空音央の母親は誰?坂本美雨との兄弟関係や坂本龍一の結婚歴
空音央の家族関係を理解するには、坂本龍一の結婚歴と複数のパートナーとの関係を整理する必要があります。
坂本龍一は1972年に最初の結婚をし、その後、歌手の矢野顕子と結婚。加えて、矢野との婚姻関係が続いていた時期に、ニューヨークで知り合った日本人女性スタッフとの間に空音央が誕生したと報じられています。
空音央の母親は坂本龍一の長年のパートナー
スポニチの2024年10月2日の報道によると、空音央は1991年、坂本龍一とニューヨークで知り合った日本人女性スタッフとの間に生まれました。この女性は坂本龍一の最後までのパートナーだったと伝えられています。
母親について報道されているのは、日本人女性スタッフという立場や坂本龍一との関係です。一般に公開されている情報だけでは、詳しい個人プロフィールや生年月日などは確認できません。
また、映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』の製作スタッフには空里香という名前が記載されていますが、製作クレジットだけを根拠に母親の氏名や親族関係を断定することはできません。
坂本龍一の家族については、婚姻関係と長年のパートナー関係を分けて理解することが大切です。
坂本龍一の結婚歴と子供の構成
坂本龍一の結婚歴について、2023年4月のスポニチ報道などをもとに整理すると、次のようになります。
- 1972年:大学在学中に最初の結婚。相手は一般女性で、長女が誕生した。
- 1980年:矢野顕子との間に娘の坂本美雨が誕生。
- 1982年:矢野顕子と結婚。
- 1991年:ニューヨークで知り合った日本人女性スタッフとの間に空音央が誕生。
- 2006年:矢野顕子と離婚。
坂本龍一の実子として報道されているのは、最初の結婚で生まれた長女、矢野顕子との娘・坂本美雨、そして空音央の3人です。
なお、坂本美雨の家族関係には、母親である矢野顕子の以前の結婚による兄弟関係も含まれます。坂本龍一の実子の人数と、坂本美雨が説明したきょうだい全体の人数は、同じ意味ではありません。
坂本美雨と空音央は異母きょうだい
坂本美雨と空音央は、父親が坂本龍一で、母親が異なる異母きょうだいです。
2人の関係が広く話題になったのは、2024年10月1日に放送されたTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」での共演でした。番組のパーソナリティーを務める坂本美雨が、異母弟の空音央をゲストに迎え、メディアで初めて本格的に共演しました。
同番組で坂本美雨は、自分たちは4人きょうだいで、上に姉と兄がいること、自身は次女で空音央は末っ子の次男にあたることを説明しています。
また、2人は幼少期から一緒に暮らしていたわけではなく、大人になってから少しずつ関係を深めてきたと明かしました。
坂本美雨は父親が2人をつないでくれたと話し、空音央も最近になって距離が縮まってきたという趣旨の発言をしています。
この共演は、単に有名人の兄弟が顔を合わせたという出来事ではありません。坂本龍一という父親を通じて、それぞれ異なる環境で育った2人が関係を築いてきたことが伝わる機会でした。
【映画監督としての経歴】空音央の代表作と活動の転換点を年表で整理
空音央のキャリアを振り返ると、父親の作品を記録する仕事だけでなく、独自の映画表現を追求してきたことが分かります。
特に重要なのが、短編映画『The Chicken』、父親の最後の演奏を記録した『Ryuichi Sakamoto | Opus』、そして長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』です。
空音央の映画監督としての経歴一覧
| 時期 | 出来事・作品 | 主な内容・実績 |
|---|---|---|
| 2017年 | Talents Tokyo 2017 | 東京フィルメックス主催の映画人育成プログラムに参加。 |
| 2020年 | 『The Chicken』 | 志賀直哉の短編小説をもとにした短編映画。ロカルノ国際映画祭で世界初上映。 |
| 2022年 | サンダンス・ラボ | サンダンス映画祭の脚本・監督ラボに参加。 |
| 2023年 | 『Ryuichi Sakamoto | Opus』 | 坂本龍一の最後のピアノ演奏を記録したドキュメンタリー。ヴェネツィア国際映画祭で上映。 |
| 2024年 | 『HAPPYEND』 | 長編劇映画監督デビュー。ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門に出品。 |
| 2025年 | 『まっすぐな首』 | 安藤サクラ主演の短編映画。ロカルノ国際映画祭で最優秀オーター短編映画賞を受賞。 |
| 2026年3月 | 『ショート・パルス 5つの鼓動』 | 『まっすぐな首』が収録作品の一つとして日本公開。 |
この年表から分かるのは、空音央が短編映画や映像芸術で経験を積み、国際映画祭での評価を経て長編劇映画へ進んだというキャリアの流れです。
短編映画『The Chicken』で国際的な注目を獲得
2020年に発表した『The Chicken』は、志賀直哉の短編小説をベースに制作された作品です。
ロカルノ国際映画祭で世界初上映され、その後ニューヨーク映画祭などでも紹介されました。
この作品で注目したいのは、空音央が映画監督として早い段階から海外の映画祭に作品を送り出していたことです。日本国内の芸能活動を中心にキャリアを築いた人物とは異なり、国際的な映画制作の環境に身を置いてきました。
加えて、2022年にはサンダンス映画祭の脚本・監督ラボに参加。脚本開発や映画演出について学び、長編作品へとつながる経験を重ねています。
映像作家としての活動も継続
空音央は映画制作と並行して、アーティストグループZakkubalanの一員としても活動しています。
写真や映画を組み合わせたインスタレーション、ビデオアートなどを制作し、ワタリウム美術館やReborn-Art Festivalなどで作品を発表してきました。
こうした経験は、物語を説明するだけでなく、映像の構図や空間、音響によって観客に感覚的な体験を与える演出にもつながっています。
【父との親子関係】『Ryuichi Sakamoto | Opus』で坂本龍一の最後の演奏を記録
空音央と坂本龍一の親子関係を語るうえで、欠かせない作品が『Ryuichi Sakamoto | Opus』です。
本作は、坂本龍一が亡くなる前に撮影された最後のピアノ演奏を記録したコンサートドキュメンタリーです。監督を務めたのが息子の空音央でした。
父親の最後の演奏を映像作品として残した
映画の撮影は2022年9月、東京のNHK509スタジオで行われました。
闘病中だった坂本龍一は、自身が長年愛用してきたヤマハのグランドピアノで演奏。自ら選んだ20曲を収録し、モノクロームの映像でその姿を記録しました。
映画の基本情報は次のとおりです。
- 作品名:『Ryuichi Sakamoto | Opus』
- 監督:空音央
- 出演・演奏:坂本龍一
- 製作年:2023年
- 日本公開:2024年5月10日
- 上映時間:103分
- 映像:モノクローム
- 収録曲:全20曲
- 配給:ビターズ・エンド
2023年の第80回ヴェネツィア国際映画祭ではアウト・オブ・コンペティション部門に選出され、東京国際映画祭でも上映されました。
作品には「Merry Christmas Mr. Lawrence」をはじめ、YMO時代の楽曲や最後のアルバム『12』に収録された曲などが含まれています。
この映画の価値は、著名な音楽家の演奏を記録したことだけではありません。演奏すること自体が身体的な負担となっていた時期に、本人の意向をくみ取りながら、最後のパフォーマンスを映像として残した点にあります。
空音央が語った父親との制作関係
2023年に掲載されたクーリエ・ジャポンのインタビューでは、空音央が父親との関係について語っています。
空音央によると、映画制作を提案したのは自身ではなく坂本龍一のアイデアでした。また、父親の病状が悪化するなかで撮影を実現できた背景には、親子という関係性があったと振り返っています。
2024年の坂本美雨とのラジオ共演でも、空音央は『Opus』について次のように説明しました。
「坂本龍一がやりたいことの手助けになれればいいなみたいな、その一心ですね」
この言葉からは、父親の最後の演奏を記録する仕事を、自分自身の監督実績としてだけではなく、坂本龍一の意思を映像に残す共同作業として受け止めていたことがうかがえます。
もちろん、親子関係のすべてが公に語られているわけではありません。しかし、作品制作を通じて互いの信頼があったことは、空音央本人の発言から読み取れます。
【HAPPYEND】空音央の長編映画デビュー作はどんな作品?評価と受賞歴
空音央の監督としての独自性を知るうえで、もう一つ欠かせないのが2024年公開の『HAPPYEND』です。
本作は、坂本龍一のドキュメンタリーとは異なるフィクション作品。近未来の日本を舞台に、若者の友情や社会への違和感、監視社会、人種差別などを描いた青春映画です。
『HAPPYEND』の作品概要
- 作品名:『HAPPYEND』
- 監督・脚本:空音央
- 公開日:2024年10月4日
- 製作年:2024年
- 製作国:日本・アメリカ
- 上映時間:113分
- 主な出演者:栗原颯人、日高由起刀、林裕太、シナ・ペン、ARAZI、祷キララほか
- 配給:ビターズ・エンド
第81回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門に正式出品され、ワールドプレミア上映されました。
AI監視システムをきっかけに揺らぐ友情
物語の中心にいるのは、ユウタとコウという幼なじみの親友です。
高校卒業を控えた2人は、仲間たちと音楽や遊びを楽しむ日々を送っています。しかし、学校に忍び込んで仕掛けたいたずらがきっかけとなり、校内にAIを使った監視システムが導入されます。
それまで意識していなかった社会の仕組みや管理の問題に直面したコウ。一方、ユウタは仲間との楽しい時間を変えたくないと考えています。
2人の価値観の違いが、友情に少しずつ亀裂を生んでいく構成です。
この作品では、AI監視というテクノロジーの問題だけでなく、在日韓国人の登場人物に向けられる差別や、若者が社会問題にどう向き合うかも描かれています。
空音央はVOGUE JAPANのインタビューで、大学時代に経験した友人との政治的な意見の違いや、友情が揺らいだ経験が作品の着想につながったと説明しています。
完成まで7年以上を費やしたという制作背景からも、単なる青春映画ではなく、監督自身が長く温めてきたテーマを作品化したことが分かります。
海外映画祭での評価と2025年の広がり
『HAPPYEND』はヴェネツィア国際映画祭だけでなく、トロント国際映画祭やニューヨーク映画祭でも上映されました。
また、第8回平遥国際映画祭ではロベルト・ロッセリーニ賞の審査員賞を受賞しています。
2025年にはCINRA Inspiring Awardsのコムアイ賞にも選出されました。さらに韓国では2025年4月30日の公開から約1か月で観客動員10万人を突破。日本映画として異例の反響を記録したことが映画.comなどで報じられています。
こうした評価は、空音央の作品が父親の知名度だけで注目されているわけではないことを示しています。社会的なテーマを扱いながら、若者の友情という普遍的な題材を通じて、異なる国の観客にも届いている点が特徴です。
【2026年最新】空音央の現在の活動は?『まっすぐな首』と今後の展望
2026年現在、空音央は映画監督・アーティストとして東京とニューヨークを拠点に活動しています。
『HAPPYEND』の国際的な評価に続き、短編映画の分野でも新しい実績を残しました。2025年に制作された『まっすぐな首』は、2026年の活動を語るうえで注目すべき作品です。
短編映画『まっすぐな首』がロカルノ国際映画祭で受賞
『まっすぐな首』は、英題を『A Very Straight Neck』という2025年制作の短編映画です。
主演は安藤サクラ。楢崎萌々恵の短編作品『I Will Go Ahead』を原作とし、目覚めた女性が激しい首の痛みに苦しみながら、断片的な記憶や悪夢と向き合う姿を描いています。
作品情報は次のとおりです。
- 作品名:『まっすぐな首』
- 英題:A Very Straight Neck
- 制作年:2025年
- 監督・脚本:空音央
- 主演:安藤サクラ
- 出演:北方こだち
- 上映時間:11分
- 製作国:日本・中国
本作は第78回ロカルノ国際映画祭で上映され、Pardino d’Oroの最優秀オーター短編映画賞を受賞しました。これは短編映画の分野で、監督としての独自の表現力が評価された実績です。
2026年3月『ショート・パルス 5つの鼓動』で日本公開
2026年3月6日には、映画『ショート・パルス 5つの鼓動』の一編として『まっすぐな首』が日本で公開されました。
この企画は、空音央のほか、ヨルゴス・ランティモス、ジョナサン・グレイザー、アリーチェ・ロルヴァケルとJRなど、国際的に活動する映像作家の短編作品を集めたものです。
空音央の作品が、世界的な映画監督たちと並ぶプログラムに選ばれたことは、短編映画の分野での存在感を示しています。
2026年11月時点で確認できる主な新しい動きは、この短編映画の受賞と日本公開です。次の長編映画の公開日など、具体的な新作情報については、正式発表と報道を区別して見る必要があります。
空音央の映画監督としての強みはどこにある?
空音央の作品を比較すると、いくつかの共通点が見えてきます。
第一に、人物の内面を直接説明するよりも、映像や音、空間の使い方を通じて観客に考えさせる演出です。『Opus』ではピアノ演奏とモノクロ映像、『HAPPYEND』では若者の生活空間や監視システム、『まっすぐな首』では身体の感覚と記憶が重要な要素になっています。
第二に、国境を越えた制作環境です。アメリカで生まれ、日本とアメリカの両方で育ち、東京とニューヨークを拠点としてきた経験は、作品の題材や視点にも影響していると考えられます。
第三に、フィクションとドキュメンタリーの両方に取り組んでいることです。父親の演奏を記録する仕事から、社会を見つめる青春映画、身体感覚を描く短編まで、異なる形式を横断しています。
坂本龍一の息子という肩書きは、空音央を知る入口です。しかし、現在の評価を理解するには、監督自身が選んできた題材と、作品ごとの表現の変化を見る必要があります。
【よくある質問】坂本龍一の息子・空音央に関するFAQ
Q1:坂本龍一の息子は誰ですか?
A1:映画監督・映像作家の空音央(そら・ねお)です。1991年生まれで、2024年の『HAPPYEND』で長編劇映画監督デビューを果たしました。
Q2:空音央の母親は誰ですか?
A2:坂本龍一がニューヨークで知り合った日本人女性スタッフと報じられています。坂本龍一の長年のパートナーだった人物ですが、詳細な個人プロフィールは広く公表されていません。
Q3:空音央と坂本美雨は兄弟ですか?
A3:はい。2人は父親が坂本龍一で母親が異なる異母きょうだいです。2024年10月にはTOKYO FMの「坂本美雨のディア・フレンズ」で初めてメディア共演しました。
Q4:空音央の年齢と生年月日は?
A4:1991年生まれです。2026年11月時点では35歳です。誕生日の月日については、広く確認できる公表情報がありません。
Q5:空音央の代表作は何ですか?
A5:代表作には、短編映画『The Chicken』、父・坂本龍一の最後の演奏を記録した『Ryuichi Sakamoto | Opus』、長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』があります。2025年制作の『まっすぐな首』もロカルノ国際映画祭で受賞しました。
Q6:空音央は2026年現在も映画監督として活動していますか?
A6:はい。映画監督・アーティストとして活動しています。2026年3月には短編映画『まっすぐな首』が『ショート・パルス 5つの鼓動』の一編として日本公開されました。
Q7:坂本龍一には子供が何人いますか?
A7:報道では実子は3人とされています。最初の結婚で生まれた長女、矢野顕子との娘・坂本美雨、長年のパートナーとの間に生まれた息子・空音央です。家族の再婚関係を含めたきょうだい構成とは区別する必要があります。
まとめ:坂本龍一の息子・空音央は独自の映像表現で世界に挑む映画監督
坂本龍一の息子である空音央は、1991年生まれの映画監督・映像作家です。母親は坂本龍一の長年のパートナーと報じられる日本人女性で、坂本美雨とは父親を同じくする異母きょうだいにあたります。
2024年のラジオ共演では、坂本美雨と空音央が大人になってから関係を深めてきたことが明らかになりました。また、『Ryuichi Sakamoto | Opus』では父親の最後の演奏を記録し、親子の信頼関係が作品の背景にあったことも伝わっています。
映画監督としては『The Chicken』で国際映画祭に進出し、『Opus』でドキュメンタリーに取り組み、『HAPPYEND』で長編劇映画の世界へ。さらに『まっすぐな首』ではロカルノ国際映画祭の最優秀オーター短編映画賞を受賞し、2026年3月には日本公開も実現しました。
空音央を理解するうえで大切なのは、坂本龍一の息子という家族関係と、映画監督としての独立した実績を分けて捉えることです。父親から受け継いだ名前だけでなく、自身の経験や視点を映像に変えてきたことこそ、彼のキャリアを特徴づけています。
今後、どのような長編映画や映像作品を発表するのか。坂本龍一の作品を記録した監督から、独自の映画世界を切り開く作家へと進んできた空音央の次の挑戦に注目が集まります。