第68回日本レコード大賞について、最も注目される開催情報は、日本作曲家協会の2026年度事業計画書に記載されている。
同資料によると、最終審査会および放映の日時は2026年12月30日(水)17時30分から(予定)。開催場所は新国立劇場 中劇場となっている。
注目したいのは、単に開催日だけが記載されているわけではない点だ。事業計画書には、TBSとの実行委員会を4月から5月に実施し、審査会を9月に開始する予定も盛り込まれている。12月30日の本番放映に向けた年間スケジュールが組まれていることが分かる。
2026年の開催概要
- 大会名:第68回 輝く!日本レコード大賞
- 開催予定日:2026年12月30日(水)
- 開始予定時刻:17時30分
- 会場:新国立劇場 中劇場
- 主催:公益社団法人 日本作曲家協会
- 放映:TBSとの実行委員会による事業として計画
- 最終審査会:12月30日に実施予定
ここで注意したいのは、事業計画書にある「予定」と、TBSが発表する正式な番組放送案内は同じものではないということだ。11月6日時点では、TBSの番組公式ページに掲載されているのは第67回の受賞結果や司会者情報であり、第68回の詳細な番組案内は確認できない。
したがって、現段階で把握できる最も具体的な開催情報は、日本作曲家協会が公表した12月30日・17時30分・新国立劇場 中劇場という事業計画上の予定である。
【各賞発表はいつ?】優秀作品賞・新人賞の発表時期を予測

レコード大賞の楽しみは、12月30日の大賞発表だけではない。優秀作品賞、新人賞、特別賞などの各賞が発表される段階から、年末の音楽シーンは大きく盛り上がる。
第68回については、2026年11月6日時点で、優秀作品賞や新人賞などの公式な発表日を確認できない。発表日が決まったという公式案内も、まだ確認できない状況だ。
前年の各賞発表は11月21日
参考になるのが第67回の実績だ。2025年は11月20日に審査委員会が開かれ、翌21日に各賞の受賞者と受賞作品が発表された。
優秀作品賞には10曲、新人賞には4組が選ばれ、大賞と最優秀新人賞は12月30日の生放送で決定する流れとなった。
この前年実績から考えると、2026年も11月中旬から下旬は各賞発表を注視したい時期だ。ただし、前年と同じ11月21日に発表されると決まっているわけではない。
各賞発表と大賞発表は別のタイミング
混同しやすいのが、優秀作品賞と日本レコード大賞の違いだ。
優秀作品賞は大賞の最終審査対象となる作品を選ぶ賞であり、その受賞作品が決まった段階では、まだ大賞そのものは決定していない。日本レコード大賞は、12月30日の最終審査会で決まる。
新人賞と最優秀新人賞にも同じ関係がある。新人賞は複数の歌手に贈られ、その中から最優秀新人賞が選ばれる仕組みだ。2025年は新人賞の4組の中からHANAが最優秀新人賞を受賞した。
【2026年の発表状況一覧】司会者・候補作品・新人賞を比較
第68回について、発表済みの情報と、前年実績から参考にできる情報を整理すると、次のようになる。
| 確認項目 | 2026年・第68回 | 前年・第67回 |
|---|---|---|
| 開催・放映日時 | 12月30日17時30分~予定 | 12月30日17時30分から実施 |
| 開催会場 | 新国立劇場 中劇場(予定) | 新国立劇場 中劇場 |
| 優秀作品賞 | 未発表 | 10作品 |
| 新人賞 | 未発表 | 4組 |
| 最優秀新人賞 | 未発表 | HANA |
| 日本レコード大賞 | 未発表 | Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」 |
| 総合司会 | 公式発表を確認できず | 安住紳一郎・川口春奈 |
| 各賞発表日 | 未発表 | 2025年11月21日 |
前年の司会者は安住紳一郎TBSアナウンサーと川口春奈。日本作曲家協会の開催報告では、江藤愛TBSアナウンサーも総合司会を務めたと記載されている。
一方、第68回の総合司会については、2026年11月6日時点で公式な発表を確認できない。前年の組み合わせが続くのか、新たな出演者が加わるのかも分かっていない。
2026年の司会者発表で注目したいこと
年末の大型音楽番組では、司会者の存在も番組の雰囲気を左右する。レコード大賞では、アーティストへのインタビューや受賞発表、ステージへの進行など、音楽を中心とした長時間の生放送を支える役割が求められる。
2025年は安住紳一郎アナウンサーと川口春奈が3年連続で総合司会を務めた実績がある。2026年の発表を確認する際には、前年の続投情報と新たな出演者の正式発表を分けて見ることが大切だ。
【第67回の受賞結果】Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」とHANAが話題に
第68回を考えるうえで、前年の第67回は重要な比較材料になる。
2025年12月30日に開催された第67回日本レコード大賞では、Mrs. GREEN APPLEの「ダーリン」が大賞を受賞。2023年の「ケセラセラ」、2024年の「ライラック」に続く3年連続の大賞獲得となった。
バンドとしての3連覇は史上初。最優秀新人賞にはHANAが選ばれた。日本作曲家協会の開催報告にも、この2組の受賞が記録されている。
第67回の優秀作品賞10曲
- 「Almond Chocolate」/ILLIT
- 「イイじゃん」/M!LK
- 「かがみ」/FRUITS ZIPPER
- 「革命道中 - On The Way」/アイナ・ジ・エンド
- 「恋風」/幾田りら
- 「ダーリン」/Mrs. GREEN APPLE
- 「倍倍FIGHT!」/CANDY TUNE
- 「Fun! Fun! Fun!」/新浜レオン
- 「二人だけの秘密」/純烈
- 「夢中」/BE:FIRST
ジャンルや活動形態の異なるアーティストが並んだことも、第67回の特徴だった。ポップス、ダンスミュージック、アイドル、ボーカルグループ、演歌・歌謡曲など、幅広い音楽表現が候補に含まれている。
第67回の新人賞4組と最優秀新人賞
- CUTIE STREET
- SHOW-WA & MATSURI
- HANA
- BOYNEXTDOOR
この4組の中から最優秀新人賞を受賞したのがHANAだ。2025年の新人賞は、異なる音楽スタイルや活動背景を持つグループが選ばれた点でも注目された。
そのほかの主な受賞者・作品
- 特別アルバム賞:藤井 風『Prema』
- 特別国際音楽賞:Ado、&TEAM
- 特別賞:映画『国宝』の音楽・原摩利彦、細川たかし、松田聖子、矢沢永吉
- 最優秀歌唱賞:山内惠介
- 作曲賞:工藤大輝・花村想太(Da-iCE「ノンフィクションズ」)
- 作詩賞:指原莉乃(=LOVE「とくべチュ、して」)
- 編曲賞:佐藤和豊(市川由紀乃「朧」、丘みどり「夜香蘭」)
- 日本作曲家協会選奨:天童よしみ
- 日本作曲家協会名曲顕彰:「舟唄」
こうした受賞部門の多さは、日本レコード大賞が単純に一番人気のある曲を決めるだけのイベントではないことを示している。歌唱、作曲、作詩、編曲、企画、音楽文化への貢献など、異なる観点から年間の音楽活動を評価している。
【レコード大賞の選考基準】売上や人気だけでは決まらない理由
日本レコード大賞の選考について知っておきたいのが、日本作曲家協会が公開している実施要項だ。
同要項では、日本レコード大賞の審査対象を優秀作品賞に選ばれた作品としている。作品の芸術性、独創性、企画性に加え、大衆から強い支持を得ていること、その年度を代表する作品と認められることが評価の柱になっている。
つまり、単純な音楽配信ランキングやCD売上ランキングとは異なる評価の仕組みだ。
日本レコード大賞の主な審査基準
- 芸術性:作曲・作詩・編曲を通じた作品としての完成度。
- 独創性:音楽表現や作品の個性、新しさ。
- 企画性:作品の制作意図や表現上の工夫。
- 大衆からの支持:多くの人に受け入れられた実績。
- 年度を代表する力:その年の音楽シーンを反映しているかどうか。
これらの条件を満たした作品の中から優秀作品賞が選ばれ、さらにその受賞作品を対象として日本レコード大賞が決まる。
新人賞と最優秀新人賞の違い
新人賞は、対象年度内に初めて顕著な活動を行い、大衆から支持され、将来性が認められた歌手に贈られる。
最優秀新人賞は、新人賞を受賞した歌手の中から最も優秀と認められた歌手に贈られる賞だ。
そのため、新人賞に選ばれることと、最優秀新人賞を獲得することは別の段階となる。HANAが2025年に受賞したのは、後者の最優秀新人賞だ。
賞の種類と受賞対象
日本作曲家協会の実施要項には、日本レコード大賞以外にも複数の賞が定められている。
- 優秀作品賞:大衆の支持、芸術性、独創性、企画性などを評価する10作品。
- 新人賞:対象年度に顕著な活動を見せ、将来性が認められた歌手。4組。
- 最優秀歌唱賞:優れた歌唱によって楽曲を的確に表現し、高めた歌手。
- 作曲賞・作詩賞・編曲賞:それぞれの分野で独創的かつ優れた作品の作者。
- 企画賞:独創的な企画で顕著な成果を上げた作品。
- 功労賞:長年にわたって日本の音楽文化の発展に貢献した人。
- 特別賞:社会的に注目された人や作品。
企画賞、功労賞、特別賞は該当する場合に限って選定される。すべての賞が毎年必ず同じ形で設けられるわけではない点も押さえておきたい。
なお、公開されている実施要項には審査の評価項目が示されている一方、各項目の数値配点や売上の具体的な合格ラインまでは記載されていない。独自の予想ランキングを公式の選考基準と混同しないことが重要だ。
【レコード大賞の歴代受賞曲】1959年から続く音楽史と近年の傾向
日本レコード大賞は1959年に第1回が開催された。長い歴史の中で、その時代の音楽文化やヒットの形を象徴する楽曲が大賞を獲得してきた。
TBSと日本作曲家協会が公開している歴代受賞者一覧を見ると、昭和の歌謡曲から平成のポップス、令和のダンス・ボーカルグループまで、受賞作品の変化をたどることができる。
歴代の代表的な大賞受賞曲
- 1959年:「黒い花びら」/水原弘
- 1965年:「柔」/美空ひばり
- 1972年:「喝采」/ちあきなおみ
- 1980年:「雨の慕情」/八代亜紀
- 1985年:「ミ・アモーレ」/中森明菜
- 1994年:「innocent world」/Mr.Children
- 2000年:「TSUNAMI」/サザンオールスターズ
- 2001年:「Dearest」/浜崎あゆみ
- 2011年:「フライングゲット」/AKB48
- 2017年:「インフルエンサー」/乃木坂46
- 2020年:「炎」/LiSA
- 2023年:「ケセラセラ」/Mrs. GREEN APPLE
- 2024年:「ライラック」/Mrs. GREEN APPLE
- 2025年:「ダーリン」/Mrs. GREEN APPLE
特に2023年から2025年にかけてのMrs. GREEN APPLEの3連覇は、近年のレコード大賞を語るうえで外せない記録だ。
2026年は、同グループが4年連続の大賞を獲得する可能性にも関心が集まる。ただし、連覇記録だけで受賞が決まるわけではなく、第68回の選考対象作品と審査結果が最終的な判断材料になる。
歴代の受賞曲を振り返ると、音楽の流行やヒットの形が変わっても、その年度を象徴する作品を選ぶという賞の基本的な役割は続いている。
【プロの結論】第68回を楽しむために押さえたい3つの視点
2026年のレコード大賞を追ううえでは、単に大賞候補を予想するだけでなく、発表の段階と賞の意味を理解しておくと、ニュースをより深く楽しめる。
1. 12月30日の予定と正式な番組告知を区別する
日本作曲家協会の事業計画には、12月30日17時30分からの開催・放映予定と会場が記載されている。これは重要な一次資料だ。一方、TBSによる第68回の放送案内、番組構成、出演者の告知は別途確認する必要がある。
2. 優秀作品賞の発表を大賞予想の出発点にする
優秀作品賞は大賞の審査対象となる作品だ。候補作品が発表された後は、単純な再生回数や話題性だけでなく、作品の芸術性や独創性、年間を通じた支持にも注目したい。
3. 新人賞と最優秀新人賞を混同しない
新人賞の受賞は、最優秀新人賞の獲得を意味しない。2025年のHANAのように、新人賞の受賞者から最優秀新人賞が選ばれる。発表記事を読む際には、賞の正式名称まで確認することが大切だ。
こうしたポイントを押さえておけば、発表前の予想記事と正式な受賞結果を混同せず、年末の音楽イベントをより正確に追うことができる。
輝く!日本レコード大賞2026に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第68回日本レコード大賞2026の放送日はいつですか?
A1:日本作曲家協会の2026年度事業計画書では、2026年12月30日(水)17時30分から開催・放映予定と記載されています。TBSによる正式な番組案内とは区別して確認してください。
Q2:2026年のレコード大賞の会場はどこですか?
A2:東京都の新国立劇場 中劇場が事業計画上の開催予定会場です。
Q3:2026年の優秀作品賞や新人賞はいつ発表されますか?
A3:2026年11月6日時点で正式な発表日は確認できていません。前年の第67回は11月21日に各賞が発表されました。11月中旬から下旬は参考になる時期ですが、今年の日程は未発表です。
Q4:2026年の司会者は誰ですか?
A4:第68回の総合司会は、2026年11月6日時点で公式発表を確認できていません。前年の第67回は安住紳一郎、川口春奈が総合司会を務め、江藤愛も進行に参加しました。
Q5:2025年の日本レコード大賞を受賞したのは誰ですか?
A5:Mrs. GREEN APPLEが「ダーリン」で大賞を受賞しました。3年連続の受賞となり、最優秀新人賞はHANAが獲得しました。
Q6:日本レコード大賞の選考基準は何ですか?
A6:作品の芸術性、独創性、企画性、大衆からの支持、その年度を代表する作品であるかどうかなどが審査基準です。大賞の対象は優秀作品賞に選ばれた作品です。
Q7:2026年もMrs. GREEN APPLEが大賞を受賞する可能性はありますか?
A7:2023年から2025年まで3年連続で大賞を受賞しており、2026年も注目される存在です。ただし、第68回の候補作品や最終的な審査結果はまだ発表されていません。
まとめ:第68回は12月30日開催予定、今後の公式発表に注目
第68回「輝く!日本レコード大賞」は、日本作曲家協会の2026年度事業計画書に、2026年12月30日(水)17時30分から、新国立劇場 中劇場で開催・放映予定と記載されている。
一方、優秀作品賞、新人賞、特別賞、最優秀歌唱賞、総合司会などの詳細は、2026年11月6日時点で公式発表を確認できていない。前年の第67回では11月21日に各賞が発表され、12月30日の生放送でMrs. GREEN APPLEの「ダーリン」が大賞、HANAが最優秀新人賞に選ばれた。
第68回を追う際に注目したいのは、まず各賞の正式発表、次に司会者や番組内容の告知、そして12月30日の最終審査会だ。
日本レコード大賞は、単なる人気曲ランキングではない。作品の芸術性や独創性、大衆からの支持、歌唱や音楽制作への貢献などを通じて、その年の音楽文化を振り返る舞台でもある。
2026年の音楽シーンを締めくくる第68回。正式な候補作品と出演者の発表、そして新たな大賞作品の誕生に期待したい。