ファンデーションの性能を生かすには、商品選びと同じくらい塗り方が大切です。2026年7月に公開された資生堂オンラインストアのプロ向けメイク解説でも、厚塗りを避け、必要な部分だけをカバーする方法が紹介されています。
STEP1:スキンケア後のベタつきを残さない
洗顔後は化粧水や乳液などで保湿し、肌になじむまで少し時間を置きます。
スキンケア直後のベタついた状態でファンデーションを重ねると、均一に密着しにくくなることがあります。余分な油分が気になる場合は、ティッシュで軽く押さえましょう。
STEP2:化粧下地は肌悩みに合わせて使う
化粧下地は顔全体に同じものを厚く塗る必要はありません。
- 鼻・額:皮脂崩れ防止タイプ
- 頬:保湿タイプ
- 毛穴が気になる部分:毛穴補正タイプ
- 紫外線を浴びやすい部分:UVカット機能付き
下地とファンデーションの組み合わせは、メーカーの推奨する使用方法も確認してください。
STEP3:ファンデーションは顔の中心から薄く塗る
資生堂の2026年のメイク解説では、水を含ませて十分に絞ったスポンジを使い、ファンデーションを軽くタッピングする方法が紹介されています。
要点は次の3つです。
1. 頬や額など、カバーしたい顔の中心から塗る。
2. 小鼻や口周りはスポンジの角を使って薄くなじませる。
3. フェイスラインは残ったファンデーションを伸ばす程度にする。
全顔に均一な厚みで塗るよりも、必要な部分だけカバーする方が自然な仕上がりになります。
STEP4:フェイスパウダーは部分使いする
皮脂が出やすい額、鼻、小鼻周辺にはフェイスパウダーを薄く重ねます。
一方、頬や目元など乾燥しやすい部分は、パウダーをつけすぎないように調整します。
粉を重ねすぎると、乾燥による粉浮きや厚塗り感が出ることもあります。皮脂が気になる部分と、それ以外の部分で量を変えることがポイントです。
STEP5:仕上げにメイクキープミストを使う
メイクの最後にフィックスミストを使うと、ベースメイクの密着を助けられます。
顔から適切な距離を取り、製品の説明に従って均一に吹きかけましょう。乾く前に手で触ったり、こすったりしないことも大切です。
STEP6:日中の化粧直しは皮脂を取り除いてから
汗や皮脂が浮いてきたら、ファンデーションをすぐに重ねるのではなく、最初にティッシュなどで余分な汗・皮脂を押さえます。
その後、崩れた部分だけに少量のファンデーションやコンシーラーをなじませ、必要に応じてパウダーを重ねます。
紫外線対策も兼ねる場合は、メイクの上から使えるUV製品などを活用し、製品表示に従って塗り直してください。
【プロの結論】夏ファンデーション選びで本当に重視したい5つのポイント

2022年の28商品と2026年の現行商品を比較すると、夏のベースメイクで大切なのは、単純な「崩れにくさ」の数字だけではないことが分かります。
編集上、特に重視したい判断基準は次の5つです。
1. 汗だけでなく皮脂や摩擦への対応力
汗に強い商品でも、皮脂やマスクの摩擦に弱ければ、鼻周辺や頬の化粧崩れは防ぎきれません。複数の崩れ要因に対応した処方を優先しましょう。
2. 肌質と仕上がりの相性
脂性肌は皮脂吸着タイプ、乾燥肌は保湿力のあるリキッドやクッションが選択肢になります。混合肌は部分ごとの使い分けが合理的です。
3. SPF・PAと日焼け止めの併用
SPF50+・PA++++は魅力的ですが、ファンデーションを薄く塗った場合、表示どおりの紫外線防御効果が得られるとは限りません。日焼け止めとの併用を基本に考えましょう。
4. 価格だけでなく使用量も比較する
高価格帯の商品は色展開や仕上がり、使用感などに特徴があります。一方、ちふれやセザンヌのようなプチプラ商品でも、必要な機能が肌に合えば十分に候補になります。
5. 2022年の商品名と2026年の現行品を区別する
マキアージュやコスメデコルテのように、長く支持される商品でも処方や価格が変わることがあります。旧製品の口コミを現行品の評価としてそのまま受け取らないことが重要です。
2026年の製品選びでは、コスメデコルテのゼン ウェア ステイやマキアージュのエッセンスリキッド EXなど、進化した現行商品も比較対象に加えると選択肢が広がります。
【よくある質問】夏の崩れにくいファンデーションに関するFAQ
Q1:夏に最も崩れにくいファンデーションはどれですか?
A1:肌質や使用環境によって異なります。汗・皮脂・こすれへの対応を重視するならコスメデコルテのゼン ウェアシリーズ、紫外線防御力を重視するならマキアージュの現行エッセンスリキッド EXなどが比較候補です。全員に共通する絶対的な1位はありません。
Q2:リキッドとクッションでは、どちらが夏に崩れにくいですか?
A2:タイプだけでは判断できません。重要なのは個々の製品の処方や密着力です。リキッドは塗布量を調整しやすく、クッションは持ち運びや化粧直しに便利という違いがあります。
Q3:マスクにつかないファンデーションはありますか?
A3:二次付着防止やノートランスファーを特徴とする商品が候補です。ただし、マスクとの摩擦や汗による色移りを完全になくすことは難しいため、薄く塗り、必要な部分だけパウダーで固定する方法がおすすめです。
Q4:SPF50+・PA++++のファンデーションなら日焼け止めは不要ですか?
A4:不要とはいえません。ファンデーションは一般的に日焼け止めより薄く塗ることが多く、表示された紫外線防御効果を十分に得られない可能性があります。日焼け止めとの併用をおすすめします。
Q5:2022年に紹介された28商品は2026年も購入できますか?
A5:商品によって異なります。マキアージュは2025年にリニューアルされ、コスメデコルテも現行のゼン ウェアシリーズへ展開が進んでいます。SNIDEL BEAUTYなどを含め、旧製品の販売状況はブランドの現行カタログや正規販売店で確認してください。
まとめ:2026年も夏のファンデーションは薄膜密着と肌質との相性が決め手
2022年の夏ファンデーション28選には、マキアージュ、コスメデコルテ、イヴ・サンローラン、ちふれ、SNIDEL BEAUTYなど、異なる価格帯と仕上がりの製品が集まりました。
その中でも、汗・皮脂への耐性、マスクへの色移り対策、紫外線防御力を組み合わせた商品は、夏のベースメイクを考えるうえで今も参考になります。
ただし、2026年に購入するなら、次のように選ぶのが現実的です。
- 汗・皮脂対策を優先するなら、密着力と皮脂への対応を確認する。
- マスクへの色移りが気になるなら、二次付着防止機能を確認する。
- 乾燥肌なら、保湿力と薄膜の仕上がりを重視する。
- 紫外線対策なら、SPF・PAだけでなく日焼け止めの併用も考える。
- コストを抑えたいなら、ちふれやセザンヌなどのプチプラも比較する。
夏のファンデーション選びで目指したいのは、何があっても絶対に崩れない厚塗りではありません。汗をかいても肌になじみ、多少崩れても目立ちにくく、日中の化粧直しが簡単なベースメイクです。
2022年の28選を参考にしながら、2026年の現行処方・価格・販売状況を確認し、自分の肌に合った一品を選ぶこと。それが夏の化粧崩れを減らす近道です。
主な参考資料
- 集英社 MAQUIA「2022年最新・崩れないファンデーション特集」(2022年3月25日)
- 資生堂「マキアージュ エッセンスリキッド EX」新製品発表資料(2025年)
- コスメデコルテ公式オンラインブティック 商品情報
- イヴ・サンローラン・ボーテ公式商品情報
- 日本化粧品工業会「紫外線防止に関する情報」
- 環境省「紫外線環境保健マニュアル」
- 資生堂オンラインストア「夏の崩れ防止メイク」(2026年7月14日)