『トイ・ストーリー4』に登場する、先割れスプーンから生まれた個性的なおもちゃ・フォーキー。日本語吹き替え版で声を担当しているのは、俳優の竜星涼(りゅうせい・りょう)です。一方、英語オリジナル版では、エミー賞を3度受賞したアメリカの俳優トニー・ヘイル(Tony Hale)が演じています。
竜星涼にとってフォーキーは、長編アニメーション映画の日本語吹き替えにおける声優初挑戦となった記念すべき役です。2019年の『トイ・ストーリー4』でシリーズに加わり、2026年公開の『トイ・ストーリー5』でも続投が実現しました。日本語版と英語版では声の表現にどのような違いがあるのでしょうか。起用の経緯、キャラクターの秘密、主要キャストとの関係まで整理します。
【結論】トイ・ストーリー4のフォーキー役は竜星涼!英語版はトニー・ヘイル

最初に、検索で最も多い疑問に答えると、『トイ・ストーリー4』のフォーキーは、日本語吹き替え版が竜星涼、英語オリジナル版がトニー・ヘイルです。
ディズニー公式の作品キャスト情報にも、両者の名前がそれぞれ掲載されています。日本語版では、唐沢寿明や所ジョージといったシリーズおなじみのキャストに加わる形で、竜星涼が新キャラクターの声を担当しました。
竜星涼とはどんな俳優?
竜星涼は1993年3月24日生まれ、東京都出身の俳優です。テレビドラマや映画などで俳優として活動し、『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウレッド役でも知られています。
『トイ・ストーリー4』では、それまでの俳優としての演技経験を生かしながら、声だけでキャラクターの性格や感情を伝える仕事に挑戦しました。
特にフォーキーは、既存シリーズの人気キャラクターとは異なる、新しく生まれたばかりのおもちゃです。子どものような無邪気さと、自分の存在に対する戸惑いを同時に表現する必要があり、声の演技にも繊細さが求められました。
英語版のトニー・ヘイルとは?
英語オリジナル版を担当するトニー・ヘイルは、アメリカの俳優・プロデューサーです。
代表的な出演作には、テレビドラマ『Veep』のゲイリー・ウォルシュ役や、『アレステッド・ディベロプメント』のバスター・ブルース役があります。テレビアカデミーの公式プロフィールでは、エミー賞を3度受賞した俳優として紹介されています。
フォーキーのような、少し不安げでコミカルなキャラクターを演じるうえで、ヘイルのコメディー演技の経験は大きな強みになっています。
【キャラクター解説】フォーキーはなぜ自分をゴミだと思っているのか?
フォーキーの魅力を理解するには、最初に、その独特な生まれ方を知る必要があります。
フォーキーは、ウッディたちの新しい持ち主である少女ボニーが、幼稚園の工作の時間に作った手作りのおもちゃです。胴体は先割れスプーンで、モールなどを組み合わせた素朴な工作物として誕生しました。
おもちゃなのに、自分はゴミだと思っている
フォーキー最大の特徴は、自分自身をおもちゃだと認識していないことです。
ボニーにとっては大切なお気に入りのおもちゃですが、本人は自分をゴミだと思い込んでいます。そのため、目を離すとゴミ箱に入ろうとし、ウッディたちを困らせてしまいます。
この設定は、単なるギャグではありません。フォーキーは、作られたばかりで自分の存在意義を理解していない存在です。ボニーに愛されているという事実と、自分がゴミだと思い込んでいる認識との間に、大きなギャップがあります。
フォーキーが物語の重要人物である理由
フォーキーが逃げ出すことによって、ウッディはボニーのもとから離れ、これまでとは違う世界に足を踏み入れます。
その冒険の途中で、かつての仲間ボー・ピープや、ギャビー・ギャビー、ダッキー、バニーなど、個性の異なるおもちゃたちと出会います。
つまり、フォーキーは単なる新キャラクターではなく、ウッディの価値観やおもちゃとしての使命を改めて考えさせる物語の出発点です。
自分の価値を理解していないフォーキーと、長年おもちゃとして生きてきたウッディの対比が、作品のテーマを際立たせています。
【声優初挑戦の経緯】竜星涼はなぜフォーキーに選ばれた?
竜星涼の起用が発表されたのは2019年5月15日です。オリコンやMANTANWEBなどの報道によって、声優初挑戦でフォーキーを演じることが明らかになりました。
選考では俳優としての表現力が評価された
起用にあたってはオーディションが実施されました。
当時の報道によると、ディズニーの担当者は竜星涼について、ドラマや映画で見せる存在感に加え、明るさやユーモアのセンス、キャラクターの未熟さやシリアスな感情を表現できる点を評価していました。
フォーキーは、コミカルな場面だけでなく、自分の存在や周囲との関係に戸惑う場面も多いキャラクターです。単に面白い声を出せるだけではなく、純粋さや不安を自然に表現できることが求められました。
こうした条件と竜星の演技力が結びつき、オーディションを経て起用が決まりました。
竜星涼自身もシリーズのファンだった
竜星涼は、幼い頃から『トイ・ストーリー』シリーズに親しんできたことをインタビューで明かしています。
アニメイトタイムズの唐沢寿明・竜星涼インタビューでは、作品と一緒に成長してきた自分が出演することへの驚きや喜びを語っています。
一方、シリーズのファンだったからこそ、自分の演技に対して厳しく向き合ったとも説明しています。収録では音響監督の指示を大切にしながら、自分の声を客観的に聞き、納得するまで演じ直す姿勢を取っていました。
英語版を聞きながら演じる難しさ
竜星涼が特に苦労したのが、英語オリジナル版の音声を聞きながら、日本語のセリフを合わせる作業です。
通常の俳優としてのアフレコ経験とは違い、英語のセリフの長さやタイミングを意識しながら、日本語でキャラクターの感情を表現しなければなりません。
加えて、単純に英語の発音をまねるのではなく、フォーキーの口の動きやセリフの尺に合わせる必要もありました。
この経験は、俳優が長編アニメーションの吹き替えに挑戦する際に直面する難しさをよく表しています。
【主要キャスト一覧】トイ・ストーリー4の日英声優を比較
フォーキーだけでなく、ウッディやバズなどの主要キャラクターも、英語版と日本語版で異なる俳優・声優が担当しています。
ディズニー公式のキャスト情報を基に、物語の中心となるキャラクターを整理しました。
| キャラクター | 日本語吹き替え | 英語オリジナル版 | 役柄・特徴 |
|---|---|---|---|
| ウッディ | 唐沢寿明 | トム・ハンクス | 仲間思いのカウボーイ人形 |
| バズ・ライトイヤー | 所ジョージ | ティム・アレン | ウッディの相棒の宇宙ヒーロー |
| ボー・ピープ | 戸田恵子 | アニー・ポッツ | 自立した強さを持つ磁器人形 |
| フォーキー | 竜星涼 | トニー・ヘイル | ボニーが作った手作りおもちゃ |
| ギャビー・ギャビー | 新木優子 | クリスティナ・ヘンドリックス | 声に問題を抱えたアンティーク人形 |
| ダッキー | 松尾駿 | キーガン=マイケル・キー | 毒舌なぬいぐるみ |
| バニー | 長田庄平 | ジョーダン・ピール | ダッキーの相棒 |
| デューク・カブーン | 森川智之 | キアヌ・リーブス | カナダ出身のスタントマン人形 |
| ギグル・マクディンプルズ | 竹内順子 | アリー・マキ | 小さな警察官の人形 |
| ジェシー | 日下由美 | ジョーン・キューザック | 元気なカウガール人形 |
| レックス | 三ツ矢雄二 | ウォーレス・ショーン | 臆病な恐竜のおもちゃ |
| ハム | 咲野俊介 | ジョン・ラッツェンバーガー | ブタの貯金箱のおもちゃ |
このキャスト表からも分かるように、日本語版では俳優、タレント、声優など幅広い分野の表現者が参加しています。
特にウッディ役の唐沢寿明とバズ役の所ジョージは、日本語版シリーズを長く支えてきた存在です。そこに竜星涼や新木優子といった新しい出演者が加わることで、従来の作品の雰囲気を保ちながら、新キャラクターの個性を際立たせています。
【声優の評判を検証】竜星涼とトニー・ヘイルの演技は何が違う?
フォーキーの声を比較するときに注目したいのは、単純な声質の違いではなく、キャラクターの未熟さや純粋さをどう表現しているかという点です。
竜星涼版は自然体の若々しさと純粋さが魅力
竜星涼の日本語版は、フォーキーの生まれたばかりのような純粋さや、周囲の出来事に素直に反応する幼さが印象に残ります。
2019年のnon-noのインタビューでは、共演した新木優子が、竜星の声を聞いて本人だと気づかないほどフォーキーになりきっていると評価していました。
また、竜星自身もフォーキーを幼い子どものような存在として捉え、無邪気さが嫌味にならないよう、かわいらしさを意識して声を作ったと説明しています。
こうした役作りが、フォーキーのコミカルな言動と、どこか放っておけない雰囲気につながっています。
トニー・ヘイル版は不安とユーモアのバランスが特徴
一方のトニー・ヘイルは、英語版のフォーキーに不安げな雰囲気や独特の間を与えています。
ヘイルは、2026年のインタビューでも、フォーキーの演技について、不安や実存的な戸惑いを持つキャラクターとして声を作り、そこに自由さや明るさを加えていった制作過程を振り返っています。
『Veep』のゲイリー役や『アレステッド・ディベロプメント』のバスター役で見せた、少し神経質でコミカルな演技経験も、フォーキーの個性と相性がよい部分です。
日英版の違いは優劣ではなく表現の方向性
両者の演技を比べる際は、どちらが上手かという単純な評価よりも、言語ごとの表現の違いに注目すると楽しみが広がります。
日本語版では、竜星涼の自然な若々しさによって、フォーキーの幼さや素直さが伝わりやすくなっています。英語版では、トニー・ヘイルの少し神経質な声の表現やコミカルな間が、キャラクターの戸惑いを印象づけます。
字幕版と吹き替え版を見比べると、同じキャラクターでも声の演技によって受ける印象が変化することが分かります。作品を二度楽しむためのポイントとして、ぜひ注目したい部分です。
【2026年最新】トイ・ストーリー5でもフォーキー役は続投!
2026年11月現在、フォーキーの声優について押さえておきたい最新情報が、シリーズ第5作『トイ・ストーリー5』への続投です。
ディズニー公式によると、『トイ・ストーリー5』は2026年7月3日に日本で劇場公開されました。日本語版のフォーキー役には竜星涼、英語オリジナル版にはトニー・ヘイルが引き続き起用されています。
竜星涼が再びフォーキーを演じる
2026年のジャパンプレミア関連の報道では、竜星涼が再びフォーキーを演じられることへの喜びを語っています。
手作りのおもちゃであるフォーキーが第5作にも登場するとは予想していなかったという趣旨の発言もあり、キャラクターへの思い入れが伝わります。
また、竜星はフォーキーを友達のような存在として表現しており、単なる一度限りの声優出演ではなく、長く関わってきた役柄として大切にしている様子がうかがえます。
英語版もトニー・ヘイルが担当
英語版についても、ディズニー公式の『トイ・ストーリー5』キャスト情報にトニー・ヘイルの名前が掲載されています。
そのため、第4作で生まれたフォーキーの声のイメージは、続編でも日英両方で引き継がれています。
第5作では、ボニーの生活に最先端のタブレット「リリーパッド」が登場し、おもちゃとデジタル機器の関係が物語の重要なテーマになります。フォーキーがどのように新しい環境に関わっていくのかも、シリーズファンにとって見逃せないポイントです。
2026年11月時点の公開・配信情報
ディズニー公式の作品情報では、デジタル配信は2026年10月2日に購入向けの提供が開始されています。Blu-ray、DVD、4K UHDの発売予定日は2026年12月23日です。
劇場公開後の作品を自宅で楽しめる選択肢も広がっており、第4作と第5作を続けて視聴すれば、フォーキーの登場からシリーズでの活躍までを振り返れます。
【よくある質問】トイ・ストーリー4のフォーキー声優に関するFAQ
Q1:トイ・ストーリー4のフォーキーの声優は誰ですか?
A1:日本語吹き替え版は俳優の竜星涼です。英語オリジナル版はアメリカの俳優トニー・ヘイルが担当しています。
Q2:竜星涼はフォーキー役で声優デビューしたのですか?
A2:竜星涼は『トイ・ストーリー4』で長編アニメーション映画の日本語吹き替えに初挑戦しました。俳優としての演技経験を生かし、フォーキーの純粋さやコミカルな性格を表現しています。
Q3:フォーキーの英語版声優トニー・ヘイルはどんな人ですか?
A3:アメリカの俳優で、エミー賞を3度受賞しています。『Veep』のゲイリー役や『アレステッド・ディベロプメント』のバスター役などでも知られています。
Q4:フォーキーの日本語版声優は第5作でも竜星涼ですか?
A4:はい。2026年公開の『トイ・ストーリー5』でも竜星涼が日本語吹き替え版を担当しています。英語版もトニー・ヘイルが続投しています。
Q5:ウッディやバズの日本語版声優は誰ですか?
A5:ウッディは唐沢寿明、バズ・ライトイヤーは所ジョージです。ボー・ピープは戸田恵子、ギャビー・ギャビーは新木優子が担当しています。
Q6:フォーキーはどのようにして生まれたキャラクターですか?
A6:ボニーが幼稚園の工作の時間に先割れスプーンなどを使って作った手作りのおもちゃです。自分をゴミだと思っているため、ゴミ箱に入ろうとするユニークな性格を持っています。
まとめ:フォーキーの声優は竜星涼!日英両方の魅力と今後の活躍に注目
『トイ・ストーリー4』のフォーキー役は、日本語吹き替え版が竜星涼、英語オリジナル版がトニー・ヘイルです。
竜星涼は、長編アニメーション映画の吹き替えに初挑戦し、オーディションを経てフォーキー役に抜てきされました。俳優としての表現力に加え、シリーズのファンとして作品に真摯に向き合ったことも、役作りの背景にあります。
一方、トニー・ヘイルはコメディー作品で培った演技力を生かし、フォーキーの不安や戸惑い、ユーモラスな一面を表現しています。日本語版と英語版を聞き比べることで、同じキャラクターに異なる魅力が生まれることも分かります。
そして2026年、『トイ・ストーリー5』でも竜星涼とトニー・ヘイルの続投が実現しました。フォーキーは第4作だけの登場人物ではなく、シリーズの新しい時代をつなぐ存在になっています。
これから作品を視聴する人は、ウッディやバズとの掛け合いだけでなく、フォーキーの声の変化や感情表現にも注目してみてください。日本語版と英語版を見比べれば、竜星涼とトニー・ヘイル、それぞれの演技の魅力をより深く味わえるはずです。
主な事実確認資料: ディズニー公式『トイ・ストーリー4』『トイ・ストーリー5』作品・キャスト情報、オリコンの2019年起用発表、アニメイトタイムズの竜星涼・唐沢寿明インタビュー、non-noの竜星涼・新木優子インタビュー、米テレビアカデミーのトニー・ヘイル公式プロフィール。