『百獣王ゴライオン』は、5体のライオン型ロボットが合体し、巨大ロボットとなって宇宙の侵略者に立ち向かうSFロボットアニメです。1981年3月4日に東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送が始まり、1982年2月24日までの約1年間にわたって全52話が放送されました。東映が手がけた本作は、黄金旭や黒鋼勇、青銅強ら5人の若者と、アルテア王国のファーラ姫を中心に壮大な宇宙戦争を描いています。
本作を語るうえで欠かせないのが、海外版『ボルトロン(VOLTRON)』との関係です。アメリカでは1984年に再編集版が放送され、現地向けの設定変更や追加エピソードを経て、世界的な人気作品へと発展しました。一方、2026年現在、日本国内での視聴環境は限られています。放送時期、全52話の物語、登場人物と声優、合体の仕組み、海外での評価、最新の配信状況まで整理します。
【作品の基本情報】百獣王ゴライオンの放送期間・全52話と制作背景

1981年から1982年まで放送された東映のロボットアニメ
『百獣王ゴライオン』は、1981年3月4日に東京12チャンネルでスタートしたテレビアニメです。
放送期間は約1年間で、全52話が制作・放送されました。1話あたりの放送時間は30分です。
放送枠には途中で変更がありました。
- 第1話~第4話:水曜日19時30分~20時00分
- 第5話~第52話:水曜日18時00分~18時30分
1981年4月1日の第5話から放送時間が1時間30分繰り上がっています。放送開始当初と後半で時間帯が異なるため、当時のテレビ番組表を調べる際には注意が必要です。
制作スタッフと八手三郎の関係
本作の原作クレジットには「八手三郎」の名前があります。
ただし、八手三郎は一般的な個人作家の名前とは異なります。ビデオリサーチの解説によれば、東映のテレビプロデューサーが使用する共同ペンネームです。特定の一人が全作品の原作を担当したという意味ではありません。
主要スタッフは次のとおりです。
- 原作:八手三郎
- チーフディレクター:田口勝彦
- シリーズ構成:高久進
- キャラクターデザイン:中村一夫
- 音楽:武市昌久
- プロデューサー:折田至
制作体制についても整理しておきたいところです。
東映の創立70周年特別寄稿では、本作を東映本社テレビ部が製作し、東京動画がアニメーション制作を担当した作品として紹介しています。「東映動画制作」という簡略な表記を見かけることもありますが、企画・製作と実際のアニメーション制作は区別して理解すると、当時の制作事情がより明確になります。
物語のあらすじ:第三次世界大戦後の宇宙を舞台にした戦い
物語の背景にあるのは、第三次世界大戦によって文明が崩壊した地球です。
生き残った黄金旭たち5人の若者は、宇宙で活動するなかで、全宇宙の支配を目指すガルラ大帝国の勢力に巻き込まれます。
彼らは帝国から逃れる過程で、滅ぼされたアルテア王国にたどり着きます。そこで出会うのが、王国の生き残りであるファーラ姫です。
ファーラ姫は、ガルラ帝国に対抗するため、5人に5体のライオン型メカを託します。
しかし、このライオンたちには単なる兵器ではない秘密がありました。
はるか昔、宇宙で暴れ回った伝説のロボット・ゴライオンが、宇宙の女神によって5つに分断された姿だったのです。
5体が再び合体することで、伝説の守護神ゴライオンが復活します。
こうして黄金たちは、アルテア王国の仲間とともにガルラ大帝国へ立ち向かうことになります。
物語の魅力は、ロボット同士の戦闘だけではありません。侵略によって故郷を失った人々、王国を取り戻そうとするファーラ姫、戦いの中で成長していく若者たちなど、戦争と再生をめぐる人間ドラマも重要な要素です。
【登場人物・声優一覧】黄金旭からファーラ姫まで主要キャストを紹介
『百獣王ゴライオン』には、当時から活躍していた実力派声優が多数参加しています。
特に注目したいのは、主人公側の5人に井上和彦、水島裕、玄田哲章、中尾隆聖、野沢雅子という顔ぶれがそろっていることです。
主要キャラクターと担当声優の関係表
| 登場人物 | 声優 | 役割・特徴 |
|---|---|---|
| 黄金旭 | 井上和彦 | 主人公。黒獅子の操縦者でチームのリーダー |
| 銀貴 | 中尾隆聖 | 青獅子の初代操縦者。冷静な参謀役 |
| 黒鋼勇 | 水島裕 | 赤獅子の操縦者。仲間とともに成長する若者 |
| 青銅強 | 玄田哲章 | 黄獅子の操縦者。力強い戦闘を担う |
| 錫石宏 | 野沢雅子 | 緑獅子の操縦者。メカに詳しい仲間 |
| ファーラ姫 | 鵜飼るみ子 | アルテア王国の王女。物語の重要人物 |
| ダイ・バザール大帝王 | 富田耕生 | ガルラ大帝国の支配者 |
| シンクライン皇太子 | 神谷明 | ガルラ帝国の皇太子 |
| 軍師ライブル | 藤城裕士 | ガルラ帝国側の軍師 |
| 女官長ヒス | 青木和代 | アルテア王国側の人物 |
出典:allcinema、Filmarksの作品・出演者データ。
黄金旭役・井上和彦
黄金旭(こがね・あきら)
声:井上和彦
チームの中心人物で、黒獅子を操縦します。仲間をまとめ、ガルラ帝国に立ち向かうリーダーです。
黄金旭を演じるのは井上和彦です。
熱血漢でありながら、仲間の状況を考えながら行動するリーダーとして描かれています。ゴライオンの物語を牽引する中心的な存在です。
黒鋼勇役・水島裕
黒鋼勇(くろがね・いさむ)
声:水島裕
赤獅子の操縦者。序盤は皮肉屋で軽妙な一面を持ちますが、仲間との戦いを通じて積極性を増していきます。
水島裕が演じる黒鋼勇は、主人公チームの中でも性格の変化が印象的な人物です。
最初から完成された英雄ではなく、過酷な状況を経験することで仲間を支える存在へと変化していきます。
青銅強役・玄田哲章
青銅強(せいどう・つよし)
声:玄田哲章
黄獅子の操縦者。大柄で力強く、チームの戦闘力を支える存在です。
玄田哲章の重厚な声が、青銅強の体格や力強さを印象づけています。
ファーラ姫役・鵜飼るみ子
ファーラ姫
声:鵜飼るみ子
滅ぼされたアルテア王国の王女。5人の若者にゴライオン復活の鍵となるライオン型メカを託します。
ファーラ姫は、単に主人公たちを支援する立場にとどまりません。
青獅子の操縦者だった銀貴が戦死した後には、自ら青獅子に搭乗します。王国の再興を目指す人物として、物語の中心に関わり続けます。
銀貴と錫石宏の声優にも注目
銀貴を演じたのは中尾隆聖、錫石宏を演じたのは野沢雅子です。
野沢雅子は錫石宏だけでなく、敵側の妖婆ホネルバも担当しています。
このように、本作は主人公5人だけでなく、敵側の人物にも経験豊かな声優を配置している点が特徴です。
【合体の仕組みと主題歌】5体のライオンがゴライオンになる理由
5体のライオンはそれぞれ異なる役割を持つ
『百獣王ゴライオン』最大の特徴は、5体の宇宙ライオン型メカによる合体システムです。
登場するライオンは次の5体です。
- 黒獅子(ブラックライオン)
- 赤獅子(レッドライオン)
- 緑獅子(グリーンライオン)
- 青獅子(ブルーライオン)
- 黄獅子(イエローライオン)
それぞれが独立したメカとして活動し、合体時には巨大ロボットの異なる部位を構成します。
バンダイの公式商品資料や魂ウェブの解説では、それぞれの機体の役割が紹介されています。
合体後の身体構成
| ライオン | 操縦者 | 合体時の役割 |
|---|---|---|
| 黒獅子 | 黄金旭 | 胴体・胸部・頭部など |
| 赤獅子 | 黒鋼勇 | 右腕 |
| 緑獅子 | 錫石宏 | 左腕 |
| 青獅子 | 銀貴・後にファーラ姫 | 右脚 |
| 黄獅子 | 青銅強 | 左脚 |
5体の役割が明確に分かれているため、単なる複数機の集合ではなく、各メカが一体のロボットを構成する設計になっています。
ゴライオン・フォーメーションと必殺技
合体時には5体が所定の位置に移動し、ゴライオン・フォーメーションを形成します。
5人の操縦者が力を合わせて合体を完成させるという演出も、本作を象徴する見どころです。
合体後のゴライオンが使用する代表的な武器は十王剣です。
ライオン状態での個別武装と、巨大ロボットになってからの武器を使い分けることで、合体ロボットならではの戦闘表現を実現しています。
主題歌は水木一郎が歌う2曲
オープニングテーマ
『斗え!ゴライオン』
歌:水木一郎、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
作詞:千家和也、作曲:小林亜星
エンディングテーマ
『五人でひとつ』
歌:水木一郎、こおろぎ'73、フィーリング・フリー
作詞:千家和也、作曲:小林亜星
2曲とも日本コロムビアの公式ディスコグラフィーに収録されており、作品を代表する楽曲として現在も音源を確認できます。
特に『五人でひとつ』というタイトルは、5人の若者と5体のライオンが協力して戦う本作のテーマを端的に表現しています。
【ボルトロンとの違い】百獣王ゴライオンが海外で人気を獲得した理由
『百獣王ゴライオン』を調べると、必ず登場するのが海外版『ボルトロン』です。
両作品は同じロボットを題材にしていますが、完全に同一のテレビシリーズではありません。
1984年にアメリカで放送されたボルトロン
1984年9月、アメリカのWorld Events Productions(WEP)は『百獣王ゴライオン』をベースにした『Voltron: Defender of the Universe』を放送しました。
東映の創立70周年特別寄稿によると、海外版の展開は次のような構成でした。
- 1984年9月:シーズン1、全61話
- 1984年12月:シーズン2、全43話
- 1985年10月:シーズン3、全20話
シーズン1は『ゴライオン』全52話と『機甲艦隊ダイラガーXV』の9話分を組み合わせた構成です。
シーズン2ではダイラガーXVの残りの43話を放送しました。
加えて、シーズン3では『ゴライオン』を中心とした新規エピソード20話が制作されました。
つまり、海外版の全124話は、日本の『ゴライオン』全52話をそのまま英語に吹き替えただけのものではありません。
日本版と海外版の主な違い
| 比較項目 | 日本版ゴライオン | 海外版ボルトロン |
|---|---|---|
| 放送開始 | 1981年 | 1984年 |
| 主な舞台 | アルテア王国など | アラス王国など |
| 主役ロボット | ゴライオン | ボルトロン |
| キャラクター名 | 黄金旭など | キースなど |
| 音声 | 日本語 | 英語吹き替え |
| 音楽 | 日本版オリジナル | 海外向けの新規音楽 |
| 物語 | オリジナルの52話 | 複数の日本作品を再編集・再構成 |
物語の変更はなぜ必要だったのか
海外版を制作したWEPは、アメリカの子ども向けテレビ番組として放送するため、さまざまな調整を行いました。
当時のWEP関係者テッド・コプラーへのインタビューでは、英語吹き替えだけでなく、音楽の新規制作、脚本の再構成、対象年齢に合わせた暴力描写の編集などを実施したことが語られています。
日本版には、主人公側の人物が死亡するなど、子ども向け作品としては比較的シリアスな展開があります。
海外版では、こうした描写や人物の扱いにも変更が加えられました。
そのため、日本版を知っている視聴者が海外版を見ると、人物の設定やストーリー展開に違いを感じる場面があります。
海外での人気と評判はどれほどだったのか
ボルトロンは、単なる日本アニメの輸出版にとどまりませんでした。
WEPの公式企業紹介では、1984年に登場した『Voltron: Defender of the Universe』を同社の大ヒット作品として紹介し、アメリカをはじめ世界各地で子ども向け番組のトップに躍進したと説明しています。
また、文化庁の関連事業として制作された日本アニメーションガイドでも、『ゴライオン』は『ダイラガーXV』とともに『VOLTRON』として海外に展開され、その後も海外で人気を保つ作品として取り上げられています。
玩具展開も大きな成功要因でした。
バンダイの魂ウェブは、ゴライオンの主役メカ玩具「DX超合金 未来獣合体ゴライオン」が超合金ブランド史上最高の売上を記録したと紹介しています。
この成功には、5体のライオンがそれぞれ独立したメカとして遊べること、合体後には巨大ロボットとして完成すること、海外版でも同じ基本的なロボットの魅力が伝わったことが関係しています。
日本のロボットアニメが、海外で別の作品として再構築され、新たなファン層を獲得した代表的な事例です。
【2026年最新】百獣王ゴライオンの配信状況と現在の視聴方法
2026年11月6日現在、『百獣王ゴライオン』を日本国内で視聴したい場合、動画配信サービスの対応状況に注意が必要です。
Amazon Prime VideoやU-NEXTで視聴できる?
Filmarksの配信情報ページでは、2026年8月時点の調査として、本作を配信している動画配信サービスは見つからなかったと掲載されています。
同ページでは、以下のような主要サービスが調査対象に含まれています。
- Amazon Prime Video
- U-NEXT
- DMM TV
- Netflix
- Hulu
- dアニメストア系の作品検索対象サービス
- ABEMA
- ディズニープラス
したがって、少なくとも確認できる直近のサービス横断情報では、国内の一般的なサブスクで手軽に視聴できる状態とはいえません。
ただし、配信情報は随時変更されるため、契約前には各サービスの作品ページでタイトルを直接検索するのが確実です。
Blu-rayやDVDで視聴する方法
配信以外では、パッケージメディアの流通状況を調べる方法があります。
ただし、インターネット通販には「全52話Blu-ray BOX」といった商品名で掲載された第三者販売品も存在します。
購入する場合には、次の点を確認してください。
- 正規の発売元・販売元が明確か
- 権利表記が確認できるか
- 日本語音声が収録されているか
- 全52話が収録されているか
- リージョンコードや再生機器の対応状況
特に古いアニメ作品は、商品名だけで正規の公式商品だと判断しないことが大切です。
海外版ボルトロンと日本版ゴライオンは別々に探す
海外版『Voltron: Defender of the Universe』は、WEPが展開してきた独立した作品ブランドです。
日本版の『百獣王ゴライオン』を探している場合、英語版のボルトロンを見つけても、日本語音声のオリジナル版が収録されているとは限りません。
視聴目的に応じて、次のように区別すると探しやすくなります。
- 日本語オリジナル版を見たい:百獣王ゴライオン
- 英語版のローカライズを見たい:Voltron: Defender of the Universe
- 2016年のリブート作品を見たい:Voltron: Legendary Defender
なお、2016年の『Voltron: Legendary Defender』は、1981年の日本版をそのまま再放送した作品ではなく、新たに制作されたシリーズです。
【作品を深く楽しむ視点】ゴライオンが1980年代ロボットアニメで果たした役割
リアルロボット全盛期に登場した王道スーパーロボット
1981年前後は、『機動戦士ガンダム』の影響によって、兵器としてのロボットや戦争の現実を描くリアルロボット作品が大きな存在感を持っていた時期です。
その中で『百獣王ゴライオン』は、伝説の巨大ロボット、5体合体、宇宙の女神、王国の再興といった要素を取り入れた王道のスーパーロボット作品として制作されました。
allcinemaの作品解説も、リアル系ロボットアニメの全盛期に、あえて王道のスーパーロボット作品として制作された点を特徴として挙げています。
この方向性は、作品の見どころを理解するうえで重要です。
複雑な軍事技術や政治的な駆け引きだけでなく、伝説の力を持つロボットが仲間との協力によって復活し、強大な敵に立ち向かうという分かりやすい構造が中心にあります。
5人のチームという設定が生み出す物語性
5体合体の仕組みは、単に玩具としての魅力を高めるためだけのものではありません。
それぞれ異なる性格や役割を持つ5人が、一つの巨大ロボットを動かすという設定そのものが、作品の人間ドラマを支えています。
特に銀貴の戦死とファーラ姫による青獅子の継承は、仲間の喪失と役割の変化を物語に組み込んだ展開です。
この仕掛けによって、合体ロボットの構造と登場人物の関係性が結び付いています。
どんな人におすすめできる作品なのか
『百獣王ゴライオン』は、次のような人に向いています。
- 1980年代のスーパーロボットアニメが好きな人
- 5体合体というメカニックの仕組みに興味がある人
- 水木一郎のアニメソングを楽しみたい人
- 井上和彦、玄田哲章、野沢雅子らの初期の出演作を知りたい人
- 日本版と海外版のアニメ表現の違いを比較したい人
反対に、現代的なテンポの速いアニメーションや、細密な軍事設定を中心としたリアルロボット作品を期待する人は、1981年当時の演出や物語構成に時代性を感じる可能性があります。
本作を評価する際には、現代作品と単純に映像技術を比較するのではなく、当時のスーパーロボット作品としての魅力に注目することがポイントです。
【百獣王ゴライオンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:百獣王ゴライオンは全部で何話ありますか?
A1:全52話です。1981年3月4日に放送を開始し、1982年2月24日に最終回を迎えました。
Q2:百獣王ゴライオンの主人公の声優は誰ですか?
A2:主人公の黄金旭を演じたのは井上和彦です。黒鋼勇は水島裕、青銅強は玄田哲章、銀貴は中尾隆聖、錫石宏は野沢雅子が担当しています。
Q3:ファーラ姫の声優は誰ですか?
A3:鵜飼るみ子です。ファーラ姫はアルテア王国の王女で、銀貴の戦死後には青獅子の操縦者にもなります。
Q4:百獣王ゴライオンとボルトロンは同じ作品ですか?
A4:同じ作品をそのまま別の言語に吹き替えたものではありません。『ボルトロン』は『ゴライオン』と『機甲艦隊ダイラガーXV』を組み合わせ、海外向けに脚本や音楽、人物設定などを変更して制作されたシリーズです。
Q5:ゴライオンの5体のライオンの色は何色ですか?
A5:黒、赤、緑、青、黄です。それぞれ黒獅子、赤獅子、緑獅子、青獅子、黄獅子と呼ばれ、合体して巨大ロボットのゴライオンになります。
Q6:百獣王ゴライオンは2026年現在、どこで見られますか?
A6:Filmarksの2026年8月時点の配信調査では、配信中の動画サービスは確認されていません。配信状況は変わる可能性があるため、各サービスの最新情報や正規のパッケージ商品の流通状況を確認する方法があります。
まとめ:【プロの結論】百獣王ゴライオンは日本と海外を結んだ歴史的ロボットアニメ
『百獣王ゴライオン』は、1981年から1982年にかけて放送された全52話のSFロボットアニメです。
5体のライオン型ロボットが合体するという分かりやすく力強いコンセプトに加え、黄金旭たちの成長、ファーラ姫の王国再興への思い、ガルラ大帝国との戦いを描いた作品でもあります。
特に押さえておきたい要点は次の3つです。
1. 日本のオリジナル作品としての価値: 八手三郎原作、東映製作による1980年代スーパーロボットアニメの代表的な一作。
2. 海外展開の歴史的な意義: 『ボルトロン』として再構成され、アメリカを中心に世界的な知名度を獲得。
3. 2026年の視聴環境: 国内の定額配信サービスでは見つけにくく、正規の映像ソフトや今後の配信発表にも注目したい作品。
【プロの結論】
本作の本当の魅力は、5体のライオンが一体の巨大ロボットになるメカニックだけではありません。
5人の若者がそれぞれ異なる役割を担い、仲間を失う悲しみを経験しながらも、力を合わせて困難に立ち向かうという物語の構造にあります。
そして、その日本独自の作品がアメリカで『ボルトロン』として再構築され、別の世代や文化圏の視聴者に受け継がれたことも重要です。
『百獣王ゴライオン』は、1980年代の日本アニメが海外のポップカルチャーに大きな影響を与えた歴史を知るうえでも、見逃せない一作です。
2026年に作品を知った人も、当時リアルタイムで楽しんだ人も、日本版と海外版の違いを意識して作品を振り返ることで、新たな発見があるはずです。