小山力也(こやま・りきや)は、アニメ『名探偵コナン』の毛利小五郎や海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー、『Fate/Zero』の衛宮切嗣などを演じる、日本を代表する実力派俳優・声優の一人です。力強く落ち着いた声と、コミカルな人物から冷徹な人物まで演じ分ける幅広い表現力で知られています。
劇団俳優座に1988年に入団した舞台俳優でもあり、吹き替え、アニメ、ゲーム、実写ドラマと活動領域は多彩です。2026年現在も『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』や『刃牙道』『黄泉のツガイ』などに出演。劇団俳優座の公式プロフィールを軸に、経歴、代表作、声優としての転機、最新の活動まで整理します。
【プロフィール】小山力也とはどんな声優?劇団俳優座に所属する実力派俳優

小山力也は、アニメファンだけでなく、海外ドラマや洋画の吹き替えを楽しむ視聴者にも広く知られている俳優です。特徴的なのは、声優という肩書きだけでは説明できないキャリアを持っていること。俳優として舞台に立ち続けながら、声の仕事でも確かな実績を積み重ねてきました。
所属先は劇団俳優座映画放送部です。公式プロフィールには、京都府出身、12月18日生まれ、身長174cm、趣味・特技は空手と水泳と記載されています。
小山力也の基本プロフィール
- 名前:小山力也(こやま・りきや)
- 英語表記:Rikiya Koyama
- 出身地:京都府
- 誕生日:12月18日
- 身長:174cm
- 所属:劇団俳優座映画放送部
- 入団:1988年
- 趣味・特技:空手、水泳
- 主な活動:舞台、テレビ、映画、アニメ、海外作品の吹き替え、ゲーム
特に注目したいのは、劇団俳優座に1988年に入団している点です。長年の舞台経験があり、声だけで人物を表現する仕事においても、身体表現を土台とした演技が生かされています。
また、2011年には第5回声優アワードで富山敬賞を受賞しました。この賞は、その年に声優という職業を世の中に浸透させた功労者を顕彰する賞です。アニメだけでなく、海外ドラマの吹き替えでも存在感を発揮してきた小山の活動を象徴する受賞歴といえます。
【経歴】劇団俳優座への入団から声優としての活躍まで
小山力也のキャリアを理解するうえで欠かせないのが、劇団俳優座での活動です。声優として有名になった後に俳優業を始めたのではなく、舞台俳優としての活動を基盤に、映像作品や吹き替えへと仕事の幅を広げてきました。
1988年に劇団俳優座へ入団
1988年、劇団俳優座に入団。俳優座の舞台公演では『ハムレット』『メフィスト』『罪と罰』『ある馬の物語』など、さまざまな作品に出演しています。
2011年には『ある馬の物語』で主演を務め、2015年5月の『フルサークル』でも主演を担当しました。加えて、2016年には外部舞台の『幽霊』にも出演しています。
こうした経歴から分かるのは、小山が声の仕事だけに活動を限定していないことです。舞台で培った人物造形や台詞の組み立て方が、アニメや吹き替えでの演技にもつながっています。
『ER』の吹き替えが声優としての転機に
小山力也は、海外ドラマ『ER 緊急救命室』でジョージ・クルーニー演じるダグラス・ロスの吹き替えを担当しました。本人も2021年のインタビューで、この作品の吹き替えが声優としての出発点だったと語っています。
吹き替えを担当することは、単に日本語の台詞を声に出すことではありません。俳優本人の表情、呼吸、動作、感情の変化に合わせて、日本語の芝居を成立させる必要があります。
小山はインタビューで、吹き替えの仕事を通して、その誇りや醍醐味を教わったという趣旨を語っています。こうした経験が、後の『24』や『名探偵コナン』などの代表的な仕事につながっていきました。
【代表作一覧】毛利小五郎・ジャック・バウアー・衛宮切嗣を解説
小山力也の代表作を挙げるなら、まず『名探偵コナン』の毛利小五郎、『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー、『Fate/Zero』の衛宮切嗣が中心になります。
この3役は、それぞれ求められる演技が大きく異なります。コミカルな探偵、極限状態で戦う捜査官、理想と現実の間で葛藤する魔術師。役柄の違いを比較すると、小山の演技の幅が見えてきます。
毛利小五郎|『名探偵コナン』で2009年から担当
小山力也の名前を知るきっかけとして、特に大きいのが『名探偵コナン』の毛利小五郎です。
毛利小五郎は、主人公・江戸川コナンの周囲で事件に関わる私立探偵。普段はお調子者で、競馬や酒を好み、女性に弱い一面もあります。一方で、家族や知人が危機に陥った際には真剣な表情を見せる人物です。
小山は2009年からこの役を引き継ぎました。前任者は神谷明で、読売テレビの2009年10月29日の番組関係者による告知では、10月31日放送のエピソードから新しい毛利小五郎が登場すると案内されています。
長年親しまれてきたキャラクターの声を引き継ぐことは、演じる側にとっても大きな挑戦です。小山は、それまでの毛利小五郎の人物像を尊重しながら、自身の声と演技でキャラクターを継続させてきました。
ジャック・バウアー|『24』で知られる吹き替えの代表役
海外ドラマファンにとって、小山力也といえば『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーという印象も強いでしょう。
ジャック・バウアーは、キーファー・サザーランドが演じる対テロ組織の捜査官です。国家的な危機やテロ事件に立ち向かい、限られた時間の中で決断を迫られる人物として描かれます。
この役では、緊迫した状況にふさわしい力強い台詞回しや、感情を抑えながらも内面の焦りを伝える表現が大切です。小山の吹き替えは、ジャックの強い意志や切迫感を日本語で伝える重要な要素になっています。
20世紀スタジオの『24』作品情報でも、小山力也はジャック役の吹き替えキャストとして掲載されています。
衛宮切嗣|『Fate/Zero』で演じた葛藤を抱える主人公
アニメファンから高く評価される代表作の一つが、『Fate/Zero』の衛宮切嗣です。
衛宮切嗣は、第四次聖杯戦争に参加する魔術師であり、衛宮士郎の養父でもあります。理想と現実の厳しさに向き合いながら、自らの信念を貫こうとする複雑な人物です。
小山の演技では、切嗣の冷静さ、非情な判断、そして内側に抱える悲しみが重要になります。毛利小五郎のような明るいコミカルさとは異なる、抑制された芝居が印象に残る役です。
『Fate/Zero』の公式キャスト情報でも、衛宮切嗣役として小山力也の名前が掲載されています。劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』でも同役を担当しています。
煉獄槇寿郎|『鬼滅の刃』で見せた父親役
『鬼滅の刃』では、煉獄杏寿郎の父である煉獄槇寿郎を演じています。
槇寿郎は、かつて鬼殺隊の柱として活躍した人物です。息子の杏寿郎との関係や、自身の過去に対する複雑な感情を抱えています。
明るく人情味のある毛利小五郎、強い意志を持つジャック・バウアー、孤独な信念を抱く衛宮切嗣とは異なり、槇寿郎では父親としての後悔や苦悩を表現する必要があります。
劇団俳優座の出演歴には、2020年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と、2025年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の出演が記載されています。アニメ公式の人物紹介でも、槇寿郎の担当声優は小山力也とされています。
【作品と役柄の関係】小山力也の出演作品・キャラクター一覧
小山力也の出演作品は、アニメ、海外ドラマ、映画、ゲーム、舞台と多岐にわたります。代表作を役柄の性格や作品ジャンルと一緒に整理すると、キャリアの特徴がより分かりやすくなります。
| 作品名 | 担当キャラクター | 役柄・注目ポイント |
|---|---|---|
| 名探偵コナン | 毛利小五郎 | コミカルさと人情味を持つ私立探偵。2009年から担当。 |
| 24 -TWENTY FOUR- | ジャック・バウアー | キーファー・サザーランド演じる対テロ捜査官の吹き替え。 |
| ER 緊急救命室 | ダグラス・ロス | ジョージ・クルーニー演じる医師の吹き替え。声優としての転機。 |
| Fate/Zero | 衛宮切嗣 | 第四次聖杯戦争に参加する魔術師。冷静さと葛藤を表現。 |
| 鬼滅の刃 | 煉獄槇寿郎 | 煉獄杏寿郎の父。過去と家族への複雑な感情を抱える人物。 |
| ウォーキング・デッド | ダリル・ディクソン | ノーマン・リーダス演じる主要人物の吹き替え。 |
| 文豪ストレイドッグス | 福沢諭吉 | 武装探偵社の社長。落ち着きと威厳のある人物。 |
| バキ | 烈海王 | 中国拳法の達人。武人としての存在感が際立つ役。 |
この一覧から分かるのは、小山が特定のタイプの役柄だけに固定されていないことです。年齢や立場、性格の異なるキャラクターを演じており、作品ごとに声の印象を変えています。
また、ゲーム分野でも『龍が如く』シリーズの冴島大河や、『BLEACH』のコヨーテ・スターク、『英雄伝説 界の軌跡』のロイ・グラムハート大統領などを担当しています。
【吹き替え作品と声の特徴】なぜ小山力也の声は印象に残るのか
小山力也の声の魅力は、厚みのある低めの響きと、台詞に説得力を与える表現力にあります。ただ声を大きく出すのではなく、人物の置かれた状況に応じて、声の強さや感情の見せ方を変えられる点が特徴です。
海外ドラマ・映画の吹き替えで培った表現力
代表的な吹き替え作品には、次のようなタイトルがあります。
- 『24 -TWENTY FOUR-』:ジャック・バウアー
- 『ER 緊急救命室』:ダグラス・ロス
- 『ウォーキング・デッド』:ダリル・ディクソン
- 『HALO』:ジョン/マスターチーフ
- 『ジャングル・クルーズ』:フランク
- 『バーフバリ 王の凱旋』:バーフバリ
- 『犯罪都市』シリーズ:マ・ソクト
こうした作品では、海外俳優の身体表現や演技のリズムを日本語に置き換える必要があります。小山はジョージ・クルーニー、キーファー・サザーランド、ノーマン・リーダスなど、異なる個性を持つ俳優の吹き替えを担当してきました。
特に『24』のジャック・バウアーは、声の印象とキャラクターの印象が強く結びついた代表例です。緊迫した場面での力強い台詞や、感情が高まる場面での声の変化が、作品の緊張感を支えています。
本人が語った舞台俳優としての考え方
2021年8月のMOVIE WALKER PRESSのインタビューでは、小山自身が俳優としての仕事と声優としての仕事について語っています。
「僕は舞台俳優ですが、デビューしたのは映像作品でしたし。」
この言葉からも分かるように、小山にとって声優の仕事は、俳優としての活動と切り離されたものではありません。
同インタビューでは、コメディを演じることの面白さにも触れています。実際、毛利小五郎のようなコミカルな人物から、衛宮切嗣のようなシリアスな人物まで演じていることを考えると、その考え方は出演作にも表れています。
声の特徴を一言で表すなら、低音の迫力だけではなく、人物の感情を伝える芝居の幅が大きいことです。落ち着いた声で威厳を示すことも、軽妙な台詞で笑いを生み出すこともできる点が、小山力也の強みです。
【2026年最新】小山力也の現在の活動と出演作品
2026年11月6日現在、小山力也はアニメや映画、海外作品、ゲームなど複数の分野で活動しています。劇団俳優座の公式プロフィールに掲載されている2026年の出演作品からも、その仕事の幅広さが確認できます。
2026年の主なアニメ・映像作品
- 劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』:毛利小五郎
- 『刃牙道』:烈海王
- 『黄泉のツガイ』:右
- 『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』:ハイネス
- 『DIGIMON BEATBREAK』:バンジャモン
- 『炎炎ノ消防隊 参ノ章』:ナレーション、死神様
- 『Fate/strange Fake』:衛宮切嗣
- 映画『パンダプラン』:ジェームズ
- 『テイルズ・オブ・ザ・ミュータント・タートルズ』:スクラッチ
特に注目したいのは、長年演じてきたキャラクターと新しい作品の両方に出演している点です。
『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』は2026年4月10日に公開された劇場版で、小山は引き続き毛利小五郎を担当しました。シリーズを長く支える役柄が、2026年の劇場作品でも継続しています。
一方、『黄泉のツガイ』では右、『刃牙道』では烈海王を担当。『Fate/strange Fake』でも衛宮切嗣として出演作品に名を連ねています。過去の代表作と新しいアニメ作品を横断する活動が続いています。
2026年のゲーム・その他の出演
ゲームや体験型コンテンツにも活動領域が広がっています。劇団俳優座の公式プロフィールには、2026年のゲーム作品・舞台・その他の出演として、次の作品が掲載されています。
- 『アークナイツ:エンドフィールド』:ダパン
- 『ダークオークション – ヒトラーの遺産 -』:レオナルド
- 『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』:ウルヴァリン
- 『龍が如く 極3/龍が如く3外伝 Dark Ties』:冴島大河
- 『ポケモンマスターズEX』:ハッサク
- 東京ドームシティアトラクション『ゴジラVR ゴジラVS東京ドーム』
このように、2026年の活動はテレビアニメだけにとどまりません。ゲームのキャラクターボイスや映画、海外作品の吹き替えなど、声を通じてさまざまな作品に参加しています。
現在の小山力也を理解するには、毛利小五郎やジャック・バウアーだけに注目するのではなく、舞台俳優としての活動を含めた総合的なキャリアを見ることが大切です。
【受賞歴と評価】2011年の富山敬賞が示す声優としての実績
小山力也は2011年、第5回声優アワードで富山敬賞を受賞しています。
富山敬賞は、声優という職業の認知や普及に貢献した人物を顕彰する賞です。小山の受賞は、アニメ作品だけでなく、海外ドラマや洋画の吹き替えでも活躍してきた実績と重なります。
声優の評価は、人気キャラクターを何人担当したかだけでは決まりません。役柄に応じた演技力、長期間にわたって作品を支える継続性、海外俳優の演技を日本語で再現する技術など、複数の要素があります。
小山の場合、毛利小五郎のような長期シリーズのキャラクターを担当する一方、ジャック・バウアーのような海外ドラマの主要人物も演じてきました。加えて、舞台への出演も継続しています。
こうした複数の分野での活動が、声優としてだけでなく俳優としての評価にもつながっています。
小山力也の評価を判断する3つのポイント
- 演技の幅:コミカルな役からシリアスな役まで、人物像に合わせて表現を変えられる。
- 吹き替えの実績:海外の著名俳優が演じる人物に、日本語の声で新たな存在感を与えている。
- 舞台経験:1988年の劇団俳優座入団以来、舞台俳優としてのキャリアを持っている。
声優としての小山力也を評価する際には、特定の代表作だけで判断せず、異なるジャンルの出演作を比較してみると、その魅力がより明確になります。
【よくある質問】小山力也の声優活動・代表作に関するFAQ
Q1:小山力也は何の声優ですか?
A1:『名探偵コナン』の毛利小五郎、『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー、『Fate/Zero』の衛宮切嗣などで知られています。アニメ、海外ドラマ、映画、ゲームなど幅広いジャンルで活動しています。
Q2:毛利小五郎の声優はいつ小山力也に交代しましたか?
A2:2009年10月31日放送のエピソードから小山力也が担当しました。それ以前は神谷明が演じていました。読売テレビは2009年10月29日の番組関連告知で交代を案内しています。
Q3:小山力也は『Fate/Zero』で何役を演じていますか?
A3:衛宮切嗣を演じています。衛宮士郎の養父であり、第四次聖杯戦争に参加する魔術師です。『Fate/stay night [Heaven's Feel]』でも同じ役を担当しています。
Q4:小山力也は2026年現在も声優として活動していますか?
A4:はい。2026年の劇団俳優座公式プロフィールには、『刃牙道』『黄泉のツガイ』『DIGIMON BEATBREAK』などの出演作品が掲載されています。劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』でも毛利小五郎を担当しました。
Q5:小山力也は声優アワードを受賞していますか?
A5:はい。2011年の第5回声優アワードで富山敬賞を受賞しています。
Q6:小山力也は俳優としても活動していますか?
A6:はい。1988年に劇団俳優座へ入団し、舞台公演やテレビドラマ、映画にも出演しています。舞台俳優としての経験が、声優としての演技にも生かされています。
まとめ:小山力也は舞台・アニメ・吹き替えを横断する実力派俳優
小山力也は、劇団俳優座に1988年に入団して以来、舞台俳優としての経験を積み重ねながら、アニメや海外ドラマの吹き替えでも確かな実績を築いてきました。
代表作として知られる毛利小五郎、ジャック・バウアー、衛宮切嗣は、それぞれ異なる魅力を持つキャラクターです。さらに『鬼滅の刃』の煉獄槇寿郎や『ウォーキング・デッド』のダリル・ディクソンなど、出演作を広げながら多彩な役柄を演じています。
2011年の富山敬賞受賞も、声優としての長年の活動を示す実績です。
2026年も『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』『刃牙道』『黄泉のツガイ』などに出演し、ゲーム作品にも参加しています。特定のキャラクターだけでは語り尽くせない幅広さこそ、小山力也の大きな魅力です。
小山力也の出演作品をさらに楽しむなら、まずは『24』で吹き替えの迫力を味わい、『Fate/Zero』でシリアスな演技を確認し、『名探偵コナン』でコミカルな芝居を比較してみるのがおすすめです。異なる役柄を見比べることで、舞台俳優として培った表現力と声優としての技術をより深く理解できます。
主な確認資料: 劇団俳優座公式プロフィール、第5回声優アワード公式受賞者一覧、読売テレビの『名探偵コナン』番組告知、20世紀スタジオ作品情報、Fate/Zero公式キャスト、鬼滅の刃公式人物紹介、MOVIE WALKER PRESSの2021年インタビュー。