ViViの歴史を振り返るうえで、専属モデルの一覧と同じくらい興味深いのが、歴代表紙モデルの変化です。
実は、ViViの表紙を飾った人物が全員、専属モデルだったわけではありません。
表紙には専属モデルだけでなく、俳優、歌手、タレント、海外モデルなども起用されてきました。
1980年代:創刊当初は海外モデルや女優も起用
ViViは1983年5月に講談社から創刊されました。
国立歴史民俗博物館の雑誌コレクションや国立国会図書館関連の資料で確認できる1983〜1986年の表紙記録には、キャンディ、サンドラ、ソフィー、スージー・モーリスのほか、小林麻美、松任谷由実、沢口靖子、斉藤由貴、中山美穂などの名前も登場します。
創刊当初から、専属モデルだけに限定しない幅広い表紙展開だったことがわかります。
2000〜2010年代:ローラ・水原希子らが人気を牽引
この時代には、ローラや水原希子など、ファッションモデルとしての個性とメディアでの発信力を兼ね備えた人物が注目されました。
加えて、玉城ティナ、emma、八木アリサらが誌面の中心となり、それぞれのファッションスタイルを確立していきました。
2020年代:専属モデルの集合表紙と個人のブランド力
2021年には専属モデル9人が集合した表紙企画も実現しました。
また、藤田ニコルは2025年の卒業までに歴代最多となる28回の表紙を飾りました。ソロ表紙だけでなく、複数のモデルとの集合表紙でも存在感を示したことが特徴です。
表紙の変化を追うと、ViViが単なるファッションモデルの紹介媒体ではなく、その時代に読者が憧れる人物を発信するメディアとして進化してきたことが見えてきます。
【プロの結論】ViVi歴代モデルから読み解く専属モデルの選考基準と魅力

ViViの歴代専属モデルを比較すると、共通しているのは、単に容姿が整っていることだけではないという点です。
モデルごとに異なる魅力があり、それぞれが誌面の個性を作ってきました。
1.ファッションを自分の個性として表現できる
長谷川潤は健康的で自然体の魅力、ローラは華やかで自由なキャラクター、水原希子は独特のファッション感覚で印象を残しました。
emmaはストリート系のスタイルを取り入れ、藤田ニコルはギャルマインドを武器に独自の存在感を確立しました。
共通するのは、着用する服をそのまま見せるのではなく、自分自身の個性と結びつけて表現していることです。
2.モデル以外の活動も誌面の魅力につながる
2026年の現役メンバーを見ると、この傾向はさらに明確です。
- 山﨑天:櫻坂46のアイドル活動とモデル活動。
- 村上愛花:俳優とファッションモデルの両立。
- 嵐莉菜:映画出演を含む俳優活動。
- 鎮西寿々歌:FRUITS ZIPPERでのアイドル活動。
- 有坂心花:nicolaでのモデル経験を生かした新しい挑戦。
異なる分野で培った知名度や表現力が、ファッション誌の企画にも新しい魅力を生み出しています。
3.卒業は人気低下とは限らない
藤田ニコルの卒業は、この点を理解するうえで重要な事例です。
歴代最多28回の表紙を飾り、看板モデルとして活躍していたにもかかわらず、自身の人生設計に基づいて卒業を決断しました。
emmaも新しい方向へ進むために卒業を決意し、八木アリサも10年間の活動をやり切ったという思いを語っています。
つまり、専属モデルの卒業は人気の優劣だけで判断できるものではありません。
4.歴代モデルを調べるときの3つの判断基準
歴代メンバーについて調べる場合は、次の区別を意識すると情報を整理しやすくなります。
| 確認項目 | 見るべき情報 |
|---|---|
| 専属モデルか | ViVi編集部の加入発表・公式プロフィール |
| 卒業したか | 卒業発表・最終掲載号 |
| 表紙を飾ったか | 各号の表紙・カバー企画 |
特に、表紙を一度飾っただけで専属モデルだったと判断するのは誤りです。
また、公式モデル一覧に掲載されていない人物が、過去に専属モデルとして活躍していた可能性もあります。
歴代モデルを正確に調べるなら、現在の公式一覧と過去の加入・卒業発表を分けて確認することが最も確実です。
【ViVi歴代専属モデル】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ViViの歴代専属モデルで有名なのは誰ですか?
A1:代表的な人物には、長谷川潤、ローラ、水原希子、玉城ティナ、emma、八木アリサ、谷まりあ、藤田ニコルなどがいます。それぞれ異なる時代のViViを代表するモデルです。
Q2:2026年現在のViVi現役専属モデルは誰ですか?
A2:公式モデル一覧に掲載されているのは、村上愛花、アリアナさくら、嵐莉菜、山﨑天、ブリッジマン遊七、せいら、雑賀サクラ、鎮西寿々歌、有坂心花の9人です。
Q3:藤田ニコルはいつViViを卒業しましたか?
A3:2025年3月22日発売のViVi5月号をもって卒業しました。2017年12月号で初登場してから7年5カ月にわたり活動し、歴代最多28回の表紙起用を記録しています。
Q4:ローラと水原希子はViViの専属モデルだったのですか?
A4:はい。ローラは2008年、水原希子は2007年から専属モデルとして活動した経歴があります。両者ともViViを代表する歴代モデルとして知られています。
Q5:ViViのモデルは何歳まで活動できますか?
A5:専属モデルの卒業年齢に一律の上限が設けられているわけではありません。実際に、20代後半まで活躍した藤田ニコルのように、本人のキャリア設計や活動方針によって卒業時期は異なります。
まとめ:ViVi歴代モデルの変遷と2026年以降の注目ポイント
ViViの歴代専属モデルには、長谷川潤、ローラ、水原希子といった2000年代の人気モデルから、玉城ティナ、emma、谷まりあ、藤田ニコルなどの2010年代を代表するモデルまで、多彩な人物が名を連ねています。
そして2026年現在は、村上愛花、山﨑天、嵐莉菜、鎮西寿々歌ら9人が公式モデル一覧に掲載されています。
今回の変遷から注目したい要点は3つです。
1. 歴代モデルの個性がViViのブランドを形成してきたこと。
2. 卒業はキャリアの終わりではなく、新しい活動への転換点になっていること。
3. 2026年はアイドル・俳優・若手モデルなど、多様な経歴を持つメンバーが誌面を担っていること。
ローラや水原希子が活躍した時代から、藤田ニコルが看板モデルを務めた時代、そして山﨑天や鎮西寿々歌らが活躍する現在まで、ViViは時代ごとの「憧れの女性像」を誌面に反映してきました。
これからのViViを読み解く際にも、現役メンバーの活躍だけでなく、歴代モデルが築いてきたファッションや表現の歴史に注目すると、雑誌をより深く楽しめます。
主な資料:講談社・ViVi公式モデル一覧、ViVi公式加入・卒業発表、講談社プレスリリース、国立歴史民俗博物館の雑誌コレクション。