- 最新情報の確認先: 東京消防庁の災害情報案内(23区共通)と墨田区の公式防災情報が基本。 2024年の火災件数: 墨田区全体で90件。本所管内61件、向島管内29件。 主な出火原因: 電気関係38件、放火(疑い含む)12件、たばこ10件。 2025年の途中経過: 6月23日時点で43件、死者0人、負傷者8人。 防災対策: 2026年4月改訂版の墨田区防災マップで避難場所と避難所を確認できる。
【墨田区火事の現在】2026年11月の発生情報と速報の確認先

墨田区で火事が発生した際、最初に確認したいのは、消防機関と区が発信する情報だ。検索結果に表示される速報やSNSの投稿は、現場の状況を早く知る手段にはなるが、公式発表と同じ扱いにはできない。
2026年11月5日の錦糸町周辺の火災情報
2026年11月5日には、墨田区錦糸2丁目のJR錦糸町駅北口、ドン・キホーテ周辺で消防車が多数出動したとの情報が、独立系ニュースサイトに掲載された。
同サイトの記事では、夕方の17時18分から17時40分ごろにかけて、消防車が6台以上集まったとの目撃情報が紹介されている。
ただし、この情報については、東京消防庁や墨田区による火災発生の公式発表を確認できていない。消防車の出動があったという情報と、建物火災が確認されたという情報は区別する必要がある。
そのため、錦糸2丁目で大規模火災が発生した、あるいは人的被害があったと断定することはできない。
2026年3月には墨田2丁目で死亡事故を伴う火災
一方、2026年3月には、墨田区内で人的被害を伴う火災が発生している。
墨田区の安全・安心メールとして3月31日に配信された消防署からのお知らせでは、3月25日未明に墨田2丁目で火災が発生し、1人が亡くなったことが伝えられた。
同じお知らせでは、就寝前に火元を再確認するよう注意が呼びかけられている。
この事例は、火災情報が単なる出動件数だけでなく、住宅での就寝前の防火確認にも直結することを示している。
現在の火災情報を調べる公式窓口
東京消防庁・災害情報案内
03-3212-2119
災害情報案内・消防相談の電話窓口。墨田区を含む東京23区が対象となる。
本所消防署
03-3622-0119
墨田区横川4丁目6番6号
向島消防署
03-3619-0119
墨田区東向島6丁目22番3号
火災を発見した場合
119
火災・救急の緊急通報。災害情報の問い合わせとは使い分ける。
東京消防庁の災害情報案内は、火災が起きている場所や災害に関する情報を確認したい場合に利用できる。
また、本所消防署と向島消防署は墨田区内の消防活動を担う2つの消防署だ。問い合わせ先を事前に把握しておけば、近隣で災害が起きた際にも落ち着いて対応しやすい。
【火災90件の実態】本所・向島消防署の統計から見る墨田区の火災状況
2024年の墨田区の火災発生件数は90件だった。
この数字は墨田区が公表している区勢概要の消防統計に掲載されたもので、本所消防署と向島消防署の管内別に集計されている。
2024年の消防署別火災発生件数
| 管轄 | 火災件数 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 本所消防署 | 61件 | 約67.8% |
| 向島消防署 | 29件 | 約32.2% |
| 墨田区合計 | 90件 | 100% |
本所消防署管内の61件に対し、向島消防署管内は29件。件数では本所側が多く、区全体の約3分の2を占めた。
ただし、この差だけで地域の危険度を判断することはできない。人口、建物の用途、住宅の構造、地域の広さなど、複数の条件を考慮する必要がある。
2024年の火災被害はどの程度だったのか
90件という出火件数だけでは、実際の被害の大きさは分からない。
墨田区の消防統計には、火災の規模や被害に関する数字も掲載されている。
- 建物火災の全焼:1件
- 建物火災の半焼:1件
- 建物火災の部分焼:4件
- 建物火災のぼや:59件
- 車両火災:9件
- その他の火災:16件
- り災棟数:76棟
- 焼損床面積:962平方メートル
- 死者:4人
- 負傷者:11人
- 損害額:約1億290万円
特に注目したいのは、建物火災の内訳でぼやが59件だったことだ。
これは建物火災の多くが比較的小規模な区分に分類されていたことを示す。一方、全焼や半焼も発生しており、火災の規模によっては住宅や周辺建物への被害が大きくなる。
なお、り災棟数76棟と火災発生件数90件は異なる集計項目であり、同じ意味ではない。
2025年の火災件数はどう推移した?
2025年については、本所消防署・向島消防署が同年7月11日に公表した資料に、6月23日時点の速報値が掲載されている。
2025年6月23日時点の墨田区の火災状況43件
火災発生件数192㎡
焼損床面積8人
負傷者0人
死者
資料:本所消防署・向島消防署「墨田区における火災等の発生状況」2025年7月11日公表。6月23日現在の速報値。
管轄別では、本所消防署管内が23件、向島消防署管内が20件だった。
前年同期との比較では、火災件数は同数、焼損床面積は433平方メートル減少、負傷者は1人減少、死者は2人減少している。
ここで注意したいのは、43件は2025年の年間確定値ではないということだ。6月23日までの途中経過であり、90件だった2024年の年間件数と単純に比較して増減を判断することはできない。
2026年11月現在の区内の年間火災件数を把握するには、今後公表される確定統計と、年次の区内資料を区別して確認する必要がある。
【出火原因を徹底分析】電気関係火災と放火疑いの実態
墨田区の2024年の火災90件を原因別に見ると、最も多かったのは電気関係だった。
原因別の内訳は、本所消防署と向島消防署の公表統計に記載されている。
墨田区の2024年・原因別火災件数
出火原因の内訳
{#each [{name:"電気関係",n:38},{name:"放火(疑い含む)",n:12},{name:"たばこ",n:10},{name:"ガス燃焼器具関係",n:10},{name:"その他",n:16},{name:"不明",n:3},{name:"ローソク",n:1}] as item}
{item.name}
{item.n}件
{(item.n/90100).toFixed(1)}%
{/each}
1位は電気関係の火災で38件
電気関係は38件で、全体の約42.2%を占めた。
本所消防署管内が28件、向島消防署管内が10件である。
電気関係の火災は、日常生活で使用する電気設備や器具の安全管理と深く関わる。
具体的な予防の要点は次のとおり。
- コンセント周辺にほこりをためない。
- 電源コードを家具の下敷きにしない。
- 傷んだコードや変形したプラグを使い続けない。
- 電源タップの容量を超える使用を避ける。
- 異常な発熱や焦げた臭いがある電気製品は使用を中止する。
- モバイルバッテリーなどの充電中は異常な発熱がないか注意する。
東京消防庁が公表した2024年の火災概要でも、電気設備機器から出火した火災は1,781件で、全火災件数の39.4%を占めた。最近10年間で最も高い割合だったという。
墨田区の電気関係38件という数字と、東京消防庁全体の電気設備機器1,781件は分類や集計範囲が異なるものの、電気を原因とする火災への対策が重要な課題であることは共通している。
放火・放火疑いは12件
2番目に多い原因は「放火(疑い含む)」で12件だった。
本所消防署管内が8件、向島消防署管内が4件となっている。
ここで大切なのは、統計上の「放火(疑い含む)」を、すべて犯罪としての放火が確定した件数と解釈しないことだ。
疑いの段階のものも含まれるため、個々の事件について原因が確定したかどうかは、消防や警察の調査結果を確認する必要がある。
放火対策としては、建物周辺に燃えやすい物を放置しない、ごみを決められた時間に出す、共用部分に段ボールなどを置かないといった日常的な管理が有効だ。
たばこ・ガス燃焼器具関係も注意
たばことガス燃焼器具関係は、それぞれ10件だった。
たばこ火災では、消したつもりの吸い殻や、灰皿に残った火種が問題になる。
ガス器具については、使用中にその場を離れないことや、周囲に燃えやすい物を置かないことが基本となる。
また、住宅火災では、火災が発生してから逃げるまでの時間を短くすることも大切だ。住宅用火災警報器を設置し、定期的に作動確認をしておきたい。
【消防車のサイレンは火事?】リアルタイム情報と公式発表の見分け方
墨田区で消防車のサイレンが聞こえたとき、気になるのは「近くで火事が起きたのか」という点だろう。
しかし、消防車が出動しているからといって、必ずしも火災が発生しているとは限らない。
消防車が出動する理由は火災だけではない
消防署の活動には、消火活動のほかに救助活動、危険排除、緊急確認などがある。
墨田区の2024年の統計では、火災・救急以外の災害活動として次の件数が記録されている。
| 活動内容 | 2024年の件数 |
|---|---|
| 救助活動 | 676件 |
| 危険排除 | 128件 |
| 緊急確認 | 385件 |
| ポンプ隊と救急隊の連携活動 | 3,911件 |
このように、消防車が出動する理由は複数ある。
サイレンを聞いたという情報だけで火災の発生場所を決めつけたり、煙が見えたという投稿だけで大規模火災と判断したりするのは避けたい。
公式発表とSNS情報の違い
火災速報を確認する際には、情報の発信元と内容を次のように比較すると分かりやすい。
| 情報源 | 主な内容 | 信頼性の判断 |
|---|---|---|
| 東京消防庁 | 災害情報、消防活動に関する情報 | 消防機関の公式情報 |
| 本所・向島消防署 | 管轄地域の消防情報 | 消防署の公式情報 |
| 墨田区公式サイト | 防災情報、区民への注意喚起 | 自治体の公式情報 |
| すみだ安全・安心メール | 区内の防災・防犯・事故情報 | 区の配信情報 |
| 報道機関 | 現場取材、消防発表、被害状況 | 発表元や取材内容を確認 |
| SNS・掲示板 | 目撃情報、写真、動画 | 未確認情報として扱う |
特にSNSでは、過去の火災映像が別の日の出来事として再投稿されるケースや、隣接する区の火災が墨田区の情報として広まる可能性もある。
情報を見極める際には、次の5点を確認したい。
1. 投稿者は消防機関、自治体、報道機関のいずれか。
2. 発生日時が明確に書かれているか。
3. 町名や丁目まで場所が示されているか。
4. 消防車の出動情報なのか、火災の確認情報なのか。
5. 鎮火、負傷者、延焼などの情報が公式に発表されているか。
これらがそろっていない場合は、速報として拡散する前に追加情報を待つべきだ。
すみだ安全・安心メールは2026年11月4日に運用再開
墨田区の情報収集手段として注目したいのが「すみだ安全・安心メール」だ。
区内の防災情報、防犯情報、その他事故情報を配信する仕組みで、スマートフォンやパソコンのメールアドレスで受信できる。
ただし、2026年10月にはサービス提供事業者への不正アクセスの報告を受け、一時的に配信が停止された。
墨田区は2026年11月4日、事業者側で不正プログラムの確認や侵入経路の遮断、セキュリティ強化が行われたとして、運用再開を発表している。
2026年の情報収集で押さえたい公式窓口
墨田区公式防災情報
区の防災・安全情報、危機管理X、メール配信情報などを確認する。
すみだ安全・安心メール
区からのお知らせをメールで受け取る。火災速報をすべて網羅するサービスではないため、消防情報と併用する。
東京消防庁の災害情報案内
電話03-3212-2119で23区の災害情報を確認する。
【墨田区の防災マップ】火災発生時の避難場所と日頃の備え
火災が発生した際、情報収集と同じくらい重要なのが避難先の確認だ。
墨田区では、住民が災害時に適切な避難行動を取れるよう、防災マップを作成している。
2026年4月改訂版の墨田区防災マップ
墨田区公式ホームページによると、2026年4月改訂版の防災マップが公開され、掲載ページは同年10月14日に更新された。
日本語だけでなく、英語、中国語の簡体字・繁体字、韓国語の各版も用意されている。
防災マップには、一時集合場所、避難場所、指定避難所などが掲載されている。
一時集合場所・避難場所・避難所は何が違う?
この3つは似ているようで、目的が異なる。
| 区分 | 目的 | 主な利用場面 |
|---|---|---|
| 一時集合場所 | 地域の情報収集や集合 | 災害発生直後 |
| 避難場所 | 大規模な延焼火災から身を守る | 周辺で火災が広がったとき |
| 指定避難所 | 自宅に戻れない人の生活拠点 | 住宅の倒壊・焼損など |
墨田区は、地震発生後に自宅が安全であれば、必ずしも避難所へ移動する必要はなく、在宅避難も選択肢として案内している。
また、避難場所は延焼火災の輻射熱から身を守るために東京都が指定する場所であり、避難所とは役割が違う。
墨田区内の主な広域避難場所
墨田区の防災マップには、地域に応じた避難場所が掲載されている。
代表的な場所として、次のエリアがある。
- 白鬚東地区: 東向島や堤通、墨田などの一部地域に対応。
- 荒川・四ツ木橋緑地: 八広、東墨田、立花などの地域に対応。
- 曳舟駅周辺一帯: 東向島、京島、押上などの一部地域に対応。
- 墨田区役所・隅田公園広場一帯: 向島、吾妻橋、東駒形などの一部地域に対応。
- 都営文化一丁目住宅一帯: 押上、京島、文花などの地域に対応。
避難場所は町丁目の境界や地域指定によって異なる。住所だけで判断せず、最新の防災マップで自宅や勤務先の指定を確認しておきたい。
リチウムイオン電池の火災にも注意
住宅内だけでなく、ごみ収集車や処理施設で発生する火災にも注意が必要だ。
墨田区は、小型充電式電池やモバイルバッテリーなどが一般ごみや資源ごみに混入することで、清掃車や処理施設の火災につながる危険性を案内している。
区内の拠点回収や回収協力店のリサイクルボックスなど、指定された方法で適切に処分することが大切だ。
家庭で実践したい防火対策を
- 住宅用火災警報器の設置と定期点検。
- コンセントや電源コードの安全確認。
- モバイルバッテリーの適切な使用・処分。
- 寝たばこや火種の放置を防ぐ。
- 調理中にガスコンロから離れない。
- 玄関や廊下、階段に避難を妨げる荷物を置かない。
- 家族で避難経路と連絡方法を決めておく。
火災時は煙が大きな危険になる。避難する際は煙を吸わないよう姿勢を低くし、エレベーターを使用せず、建物や消防隊員の指示に従うことが基本だ。
【墨田区火事に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:墨田区で現在火事が起きている場所はどこですか?
A1:2026年11月5日には錦糸2丁目の錦糸町駅北口付近で消防車が出動したとの報道がありました。ただし、火災発生についての公式確認は取れていません。最新状況は東京消防庁の災害情報案内(03-3212-2119)で確認してください。
Q2:墨田区の2024年の火災発生件数は何件ですか?
A2:90件です。本所消防署管内が61件、向島消防署管内が29件でした。原因別では電気関係が38件で最多です。
Q3:墨田区の火災原因で最も多いものは何ですか?
A3:2024年の区内統計では電気関係が38件で最多でした。次いで放火(疑い含む)が12件、たばこが10件、ガス燃焼器具関係が10件です。
Q4:消防車のサイレンが聞こえたら火事と考えてよいですか?
A4:必ずしも火事とは限りません。救助活動や危険排除、緊急確認などでも消防車が出動します。サイレンだけで判断せず、消防機関の情報を確認してください。
Q5:墨田区の避難場所はどこで調べられますか?
A5:墨田区公式ホームページで公開されている2026年4月改訂版の防災マップで確認できます。一時集合場所、広域避難場所、指定避難所を区別して確認してください。
Q6:本所消防署と向島消防署の電話番号は?
A6:本所消防署は03-3622-0119、向島消防署は03-3619-0119です。火災や救急の緊急通報は119番を利用してください。
まとめ:墨田区の火災速報は公式情報と統計の両方で判断する
墨田区の火災情報を調べる際には、現在の出動情報と、過去の火災統計を混同しないことが大切だ。
2024年の火災は90件で、本所消防署管内が61件、向島消防署管内が29件。原因別では電気関係が38件と最も多く、放火(疑い含む)が12件、たばことガス燃焼器具関係がそれぞれ10件だった。
2025年については6月23日時点で43件という途中経過が公表されている。また、2026年には墨田2丁目で死亡者が出た火災も区の安全・安心メールで伝えられている。
【プロの結論】火災情報は速報性と確実性を分けて考える
火災速報を確認する際の判断基準は、次の3つに集約できる。
1. 今起きている災害を知るなら、消防機関の情報を優先する。 SNSの目撃情報は現場の状況を知る補助情報として扱う。
2. 地域の火災リスクを知るなら、年次統計を確認する。 件数だけでなく、出火原因、死傷者、焼損面積まで見ることで実態が分かる。
3. 被害を防ぐなら、発生後ではなく発生前に備える。 火災警報器、電気設備、避難経路、バッテリーの処分方法を日常的に確認する。
墨田区の火災情報を追う人にとって、東京消防庁、本所消防署、向島消防署、墨田区の公式防災情報は基本となる情報源だ。
速報を正しく見極めることと、自宅周辺の避難場所を把握しておくこと。この2つが、いざというときに自分や家族の安全を守るための大切な備えになる。