中央大学からプロ野球選手が継続的に生まれる背景には、長い野球部の歴史と、大学野球で競争する環境がある。
1930年創部の伝統ある硬式野球部
中央大学硬式野球部は1930年創部。多摩キャンパスに専用の硬式野球場を構え、東都大学野球連盟で活動している。
中央大学の公式部活動紹介によると、2026年時点の部員数は94人。部の目標には、東都大学野球一部リーグ優勝、全日本大学野球選手権大会優勝、明治神宮大会優勝が掲げられている。
大学野球では、個人の能力だけでなく、リーグ戦を通じた継続的な競争が選手の成長につながる。
中央大学のOBを見ても、次のように異なるタイプの選手が育っている。
- 長距離打者・中軸打者: 阿部慎之助、牧秀悟、森下翔太
- 俊足の外野手: 五十幡亮汰、高木豊
- 捕手: 古賀悠斗、阿部慎之助
- 投手: 澤村拓一、美馬学、西舘勇陽
- 内野手: 繁永晟、北村恵吾、伊藤櫂人
一つのポジションに偏らず、さまざまな役割を担う選手がプロに進んでいる点は、中央大学野球部の特徴として注目できる。
巨人とのつながりも特徴の一つ
中央大学出身のプロ野球選手を球団別に見ると、読売ジャイアンツとの関係も目立つ。
代表的なのは阿部慎之助、亀井善行、西舘勇陽、皆川岳飛、伊藤櫂人だ。
阿部は巨人の主力捕手を務めた後、指導者として監督にも就任。亀井も現役時代に外野手として実績を残した。
加えて、西舘は2023年ドラフト1位、皆川は2025年ドラフト4位、伊藤は2026年ドラフト5位で巨人から指名された。
これは単なる偶然の名前の並びではない。大学OBがプロで活躍し、その後の世代が同じ球団から指名されるという、世代を超えたつながりが生まれている。
【間違えやすいポイント】中央大学出身・卒業年度・ドラフト年度の違い

中央大学出身のプロ野球選手を調べる際には、いくつか混同しやすいポイントがある。
① 卒業年度とドラフト指名年度は違う
最も間違えやすいのが、卒業年度とドラフト年度だ。
例えば、牧秀悟は2020年ドラフト2位でDeNAから指名され、2021年に中央大学を卒業している。
森下翔太は2022年ドラフト1位で阪神から指名され、2023年卒業だ。
このように、ドラフト会議は大学在学中に行われるため、指名年と卒業年は基本的に1年ずれるケースがある。
伊藤櫂人も2026年10月にドラフト指名された時点では文学部4年生だ。卒業年度とプロ入りの時期を同一視しないことが大切になる。
② 中央大学出身者と中央大学附属高校出身者は別
「中央大学出身」と「中央大学附属高校出身」は意味が異なる。
中央大学出身のプロ野球選手として紹介する場合、基本的には大学の硬式野球部でプレーした選手を指す。
牧秀悟は松本第一高校、森下翔太は東海大相模高校、五十幡亮汰は佐野日本大学高校、西舘勇陽は花巻東高校を経て中央大学に進学している。
高校時代の所属校と大学時代の所属先を分けて確認すると、選手の経歴が分かりやすい。
③ 2026年ドラフト指名とプロ球団への正式入団は別
伊藤櫂人についても、2026年ドラフト5位指名という事実と、正式な契約・入団手続きは区別する必要がある。
ドラフト指名は球団が選手との交渉権を獲得することを意味する。指名直後の段階では、契約や入団が完了した選手と同じ扱いにはできない。
この違いは、2026年最新の所属球団一覧を調べる際にも重要だ。
【中央大学出身のプロ野球選手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:中央大学出身の現役プロ野球選手で有名なのは誰?
牧秀悟、森下翔太、五十幡亮汰、古賀悠斗、西舘勇陽などが代表的だ。ほかにも神里和毅、北村恵吾、石田裕太郎、伊藤優輔らがいる。
Q2:阿部慎之助は中央大学出身?
はい。阿部慎之助は中央大学出身で、2001年卒業。2000年ドラフト1位で巨人に入団し、2019年に現役を引退した。通算2,132安打、406本塁打を記録した名捕手だ。
Q3:伊藤櫂人は2026年ドラフトでどの球団から何位指名された?
2026年10月22日のドラフト会議で、読売ジャイアンツから5位指名を受けた。中央大学文学部4年の内野手で、右投右打。大阪桐蔭高校出身だ。
まとめ:中央大学のプロ野球選手は2026年も新世代が続々登場
中央大学は1930年創部の硬式野球部を中心に、長年にわたってプロ野球選手を輩出してきた。
牧秀悟、森下翔太、五十幡亮汰、古賀悠斗、西舘勇陽など、現在のプロ野球で活躍する選手がいる一方、阿部慎之助、亀井善行、高木豊、澤村拓一、美馬学ら歴代OBにも実績豊富な人物がそろっている。
2025年には岩城颯空、繁永晟、皆川岳飛の3人がドラフト指名され、2026年には伊藤櫂人が巨人から5位指名を受けた。
今後の中央大学出身選手を追うなら、注目すべき要点は3つある。
1. 現役選手の成績: 牧秀悟や森下翔太らが各球団でどのような実績を残すか。
2. 若手選手の成長: 西舘勇陽や2025年ドラフト指名組が一軍でどこまで存在感を高めるか。
3. 新たなプロ入り: 伊藤櫂人をはじめ、次の世代が中央大学OBの実績を引き継げるか。
中央大学のプロ野球選手輩出実績は、阿部慎之助らの歴代スターから牧秀悟、森下翔太ら現役の主力、そして伊藤櫂人ら新世代へとつながっている。2027年以降のドラフトでも、中央大学硬式野球部の選手たちから目が離せない。
記事の基準日:2026年11月6日。所属球団・成績は2026年シーズン終了時の公表情報を基準に整理。