2022年1月から3月にかけて、日本代表はFIFAワールドカップカタール2022のアジア最終予選を戦いました。前年の2021年にオマーン、サウジアラビアに敗れるなど、序盤から苦しい展開が続いていた日本にとって、年明けの4試合は本大会出場を左右する重要な局面でした。
2022年のアジア最終予選の日程と結果
- 1月27日:日本 2-0 中国(埼玉スタジアム2002)
- 2月1日:日本 2-0 サウジアラビア(埼玉スタジアム2002)
- 3月24日:オーストラリア 0-2 日本(スタジアム・オーストラリア)
- 3月29日:日本 1-1 ベトナム(埼玉スタジアム2002)
中国戦では大迫勇也と伊東純也が得点。続くサウジアラビア戦でも2-0で勝利し、ホームで着実に勝ち点を積み上げました。
最大の山場は3月24日のオーストラリア戦です。シドニーで行われたこの試合は、勝利すればワールドカップ出場が決まる大一番でした。
試合は終盤まで0-0で進みましたが、途中出場の三笘薫が89分、90分台に連続ゴールを記録。日本は2-0で勝利し、グループBの2位以内を確定させました。
これにより、日本は7大会連続7度目のワールドカップ出場を決定。三笘の2得点は、カタールへの切符をつかんだ象徴的な場面となりました。
3月29日のベトナム戦は1-1の引き分け。すでに出場権を獲得した後の試合でしたが、最終予選を締めくくる一戦として実施されました。
アジア最終予選で確認したいポイント
日本代表は最終予選の序盤で苦戦したものの、2022年に入ってからは中国、サウジアラビア、オーストラリアに3連勝しました。森保一監督が選手起用やシステムを調整しながら勝ち点を積み重ねたことが、本大会出場につながっています。
【全18試合を一覧化】サッカー日本代表2022年の試合日程・結果・会場

ここでは、JFA(日本サッカー協会)の2022年公式スケジュールをもとに、実際に開催された18試合を時系列で整理します。
対戦相手、開催日、試合結果、会場をまとめました。日付は日本時間を基準とし、海外開催の試合も日本国内での観戦時に分かりやすい日付で掲載しています。
2022年の年間試合記録18
7
なお、1月21日に予定されていたウズベキスタンとのキリンチャレンジカップは開催中止となりました。そのため、JFAの年間スケジュールには中止試合も掲載されていますが、実際に行われた試合数は18試合です。
【6月・7月の国内大会】キリンチャレンジカップとE-1の成果
アジア最終予選を突破した日本代表は、6月に4試合、7月に3試合を戦いました。この期間の大きな目的は、カタールW杯に向けた選手の見極めとチーム全体の戦力強化です。
キリンチャレンジカップ2022は1勝1敗
6月2日、札幌ドームで行われたパラグアイ戦では4-1で快勝しました。攻撃面で複数の選手が得点に絡み、ワールドカップに向けて好材料を得た試合です。
一方、6月6日のブラジル戦では国立競技場に世界的な強豪を迎え、0-1で敗れました。ネイマールらを擁するブラジルに対し、日本は守備面で粘り強く対応しましたが、得点を奪うことはできませんでした。
キリンカップサッカー2022はガーナに快勝、チュニジアに敗戦
6月10日のガーナ戦では4-1で勝利。決勝に進出した日本は、6月14日にチュニジアと対戦しました。
しかし、決勝では0-3と完敗。大会を準優勝で終えました。6月シリーズ全体では2勝2敗となり、攻撃力を発揮した試合と、守備面の課題が残った試合が明確に分かれました。
EAFF E-1サッカー選手権2022は韓国を破って優勝
7月には、日本開催のEAFF E-1サッカー選手権2022が行われました。この大会の特徴は、海外クラブ所属選手を招集しにくい時期に開催されたことです。そのため、Jリーグ所属選手を中心に代表チームが編成されました。
- 7月19日:香港に6-0で勝利
- 7月24日:中国と0-0で引き分け
- 7月27日:韓国に3-0で勝利
最終戦の韓国戦では、相馬勇紀、佐々木翔、町野修斗が得点。日本は4大会ぶり2度目の優勝を果たしました。
この大会は、国内組の選手がA代表でアピールする貴重な機会でした。JFAの大会総括でも、森保監督が9月の欧州遠征に連れて行きたい選手がいたと語ったことが紹介されています。
【9月・11月の強化試合】カタールW杯直前の最終調整
ワールドカップ本大会まで残り数か月となった9月、日本代表はドイツのデュッセルドルフでアメリカ、エクアドルと対戦しました。
9月の欧州遠征は無失点で勝ち点4
9月23日のアメリカ戦は2-0で勝利。鎌田大地と途中出場の三笘薫がゴールを決めました。
9月27日のエクアドル戦は0-0の引き分け。前の試合から先発メンバーを大幅に入れ替え、異なる選手構成でチームの戦い方を確認しました。
この2試合で日本は無失点を達成。JFAのチームヒストリーでも、本大会を想定した戦術確認と守備の安定という点で有意義な遠征だったと振り返られています。
11月17日のカナダ戦は本大会前最後の親善試合
カタール入りを前にした最後の国際親善試合は、11月17日のカナダ戦でした。UAEのアルマクトゥームスタジアムで行われ、日本は1-2で敗戦しました。
日本は相馬勇紀のゴールで先制したものの、後半終了間際に失点。ワールドカップ直前の試合を勝利で締めくくることはできませんでした。
それでも、この敗戦だけで本大会の結果を予測することはできません。実際、日本はその6日後のドイツ戦で大きな勝利を収めています。
【カタールW杯2022】ドイツ・コスタリカ・スペイン・クロアチア戦の全貌
2022年11月20日に開幕したFIFAワールドカップカタール2022。日本はグループEに入り、ドイツ、コスタリカ、スペインと対戦しました。
ドイツとスペインはいずれもワールドカップ優勝経験国です。日本にとって厳しい組み合わせと見られていましたが、実際には世界を驚かせる結果を残しました。
11月23日・日本対ドイツ|堂安律と浅野拓磨の逆転ゴール
ドイツ 1-2 日本
11月23日 22:00・日本時間
会場:カリファ・インターナショナル・スタジアム
日本代表のカタールW杯初戦は、優勝経験4回のドイツとの対戦でした。
前半33分にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制を許した日本は、苦しい展開を強いられました。しかし、後半から投入された堂安律が75分に同点ゴールを決めると、83分には浅野拓磨が追加点を記録しました。
結果は2-1。日本はワールドカップでドイツから歴史的な逆転勝利を収めました。
この試合で注目されたのは、交代選手が試合の流れを変えたことです。森保監督の選手交代が結果に直結し、日本代表の攻撃的な選手層を印象づけました。
11月27日・日本対コスタリカ|痛恨の0-1で足踏み
日本 0-1 コスタリカ
11月27日 19:00・日本時間
会場:アハマド・ビン・アリ・スタジアム
ドイツに勝利した日本は、グループステージ突破を大きく引き寄せるためにコスタリカ戦に臨みました。
しかし、試合は両チームとも得点を奪えない時間が続きます。日本は攻撃を仕掛けたものの、最後までゴールを決められず、終盤に失点。0-1で敗れました。
この敗戦によってグループE突破の決定は最終節に持ち越されました。ドイツ戦の勝利で高まった期待が、再び緊張感へと変わった試合でした。
12月2日・日本対スペイン|再び逆転勝利でグループE首位突破
日本 2-1 スペイン
12月2日 4:00・日本時間
会場:カリファ・インターナショナル・スタジアム
グループステージ最終節の相手はスペインでした。勝てば自力で決勝トーナメント進出が決まる重要な試合です。
前半11分、アルバロ・モラタのゴールで先制された日本は、再び追いかける展開となりました。
後半開始直後の48分、堂安律が強烈なシュートを決めて同点に追いつきます。さらに51分、三笘薫がゴールライン際で折り返したボールを田中碧が押し込み、逆転に成功しました。
この2-1の勝利によって、日本は勝ち点6でグループE首位を確定。ドイツとスペインという強豪を両方破り、2大会連続のベスト16進出を決めました。
12月6日・日本対クロアチア|PK戦で惜敗、ベスト8には届かず
日本 1-1 クロアチア
12月6日 0:00・日本時間
会場:アル・ジャヌーブ・スタジアム
決勝トーナメント1回戦の相手は、前回2018年大会準優勝のクロアチアでした。
前半43分、前田大然が先制点を決め、日本が1-0でリードして折り返します。しかし後半55分、イバン・ペリシッチに同点ゴールを許しました。
その後、延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。日本は1-3で敗れ、初のベスト8進出はなりませんでした。
ただし、ドイツとスペインを破ってグループ首位を獲得した実績は大きな意味を持ちます。JFAの大会記録では、日本の最終順位は9位とされています。
【グループE順位表・テレビ放送】試合時間と中継局を総整理
カタールW杯グループEの最終順位
日本代表がグループステージで獲得した勝ち点は6。ドイツ、スペイン、コスタリカを上回り、堂々の1位通過となりました。
カタールW杯・グループE最終順位
日本
勝ち点6/2勝1敗/得失点差+1
スペイン
勝ち点4/1勝1分1敗/得失点差+6
ドイツ
勝ち点4/1勝1分1敗/得失点差+1
コスタリカ
勝ち点3/1勝2敗/得失点差-8
特に興味深いのは、スペインとドイツがともに勝ち点4で並んだことです。得失点差ではスペインが上回り2位、ドイツは3位となって敗退しました。
日本はドイツ戦とスペイン戦の勝利で勝ち点を6まで伸ばしたため、コスタリカ戦の敗北を乗り越えて首位通過を実現できました。
ワールドカップ日本代表戦のキックオフ時間とテレビ放送
カタールと日本には6時間の時差があり、現地夜の試合は日本では翌日の早朝になるケースがありました。特にスペイン戦は日本時間の午前4時開始で、早朝観戦が話題になりました。
W杯以外の日本代表戦はどこで放送された?
2022年の日本代表戦は、大会や対戦カードによって放送局が異なりました。主な中継実績は次のとおりです。
- 1月27日・中国戦:テレビ朝日系列、DAZN。
- 3月24日・オーストラリア戦:DAZNでライブ配信。ニッポン放送でもラジオ中継。
- 6月2日・パラグアイ戦:フジテレビ系列。
- 6月6日・ブラジル戦:日本テレビ系。
- 6月10日・ガーナ戦、6月14日・チュニジア戦:TBS系列。
- 7月のE-1サッカー選手権:フジテレビで生中継。
- 9月23日・アメリカ戦:フジテレビ系列。
- 9月27日・エクアドル戦:TBS系列。
- 11月17日・カナダ戦:NHK総合。
これらの放送情報は、JFAの各大会公式ページや放送案内に記録されています。なお、現在の配信契約や見逃し視聴の提供状況とは異なる、2022年当時の放送実績です。
2022年の試合記録を調べるときの注意点
2022年の日本代表戦を検索するときは、次の3点を区別すると情報を正しく把握できます。
- 開催地の現地日付と日本時間:スペイン戦はカタールでは12月1日、日本時間では12月2日です。
- 90分のスコアとPK戦:クロアチア戦は1-1の引き分けの後、PK戦で日本が敗れました。
- 代表カテゴリー:この記事で扱っているのは男子A代表のSAMURAI BLUEです。U-23日本代表や女子のなでしこジャパンとは別のチームです。
この区別を押さえておけば、過去の試合日程や結果を調べる際に、日付や大会成績を取り違える心配が少なくなります。
【サッカー日本代表の日程2022年】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2022年のサッカー日本代表は何試合しましたか? A1:男子A代表は2022年に18試合を実施しました。アジア最終予選4試合、6月の強化試合4試合、E-1サッカー選手権3試合、9月の欧州遠征2試合、11月のカナダ戦とカタールW杯4試合です。1月21日のウズベキスタン戦は中止となっています。
Q2:2022年の日本代表はドイツに何対何で勝ちましたか? A2:2022年11月23日のカタールW杯グループE初戦で、ドイツに2-1で勝利しました。堂安律が75分、浅野拓磨が83分に得点し、逆転勝利を収めています。
Q3:日本代表はスペイン戦に勝って何位で突破しましたか? A3:2022年12月2日(日本時間)のスペイン戦で2-1の逆転勝利を収め、グループEを勝ち点6の1位で突破しました。スペインは2位、ドイツは3位、コスタリカは4位でした。
Q4:日本代表のクロアチア戦はいつでしたか? A4:日本時間の2022年12月6日午前0時に行われました。試合は1-1で延長戦まで進み、PK戦で日本が1-3で敗れました。
Q5:2022年の日本代表戦はどのテレビ局で放送されましたか? A5:試合によって異なります。ワールドカップではドイツ戦がNHK、コスタリカ戦がテレビ朝日、スペイン戦とクロアチア戦がフジテレビで生中継され、4試合ともABEMAでもライブ配信されました。
Q6:2022年のE-1サッカー選手権で日本は優勝しましたか? A6:優勝しました。香港に6-0、中国と0-0、韓国に3-0という成績で、4大会ぶり2度目の優勝を果たしています。
まとめ:2022年の日本代表は世界を驚かせた1年だった
2022年のサッカー日本代表は、アジア最終予選でオーストラリアを破ってワールドカップ出場を決め、6月と7月の大会で選手層を強化。9月の欧州遠征を経て、カタールW杯に挑みました。
本大会ではドイツとスペインを撃破し、グループEを首位で突破。クロアチアとのラウンド16ではPK戦で敗れたものの、ワールドカップ最終順位9位という成績を残しました。
この1年の最大の収穫は、強豪国との対戦でも勝ち切れる可能性を示したことです。堂安律、三笘薫、田中碧、浅野拓磨らが重要な局面で結果を残し、森保一監督の采配と選手交代も大きな注目を集めました。
2026年に2022年の記録を振り返るなら、ドイツ戦とスペイン戦の勝利だけでなく、アジア最終予選から続いたチームづくり、コスタリカ戦の課題、クロアチア戦で突きつけられたPK戦の壁まで、一連の流れを理解が必要です。
日本代表が世界の強豪と互角以上に戦うために何が必要なのか。2022年の18試合は、その成長と課題の両方を映し出す貴重な記録となっています。