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【五十嵐浩晃の代表曲とシティポップ】愛は風まかせから現在まで

高村 美里 高村 美里 • 更新: • 公開: • 読了約 14 分
目次

五十嵐浩晃の音楽を語るとき、「ペガサスの朝」だけに注目するのは少しもったいない。

デビュー当初から、彼の作品には都会的なポップス、フォーク、AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)につながる音楽性があった。

その特徴がよく表れているのが、1980年に発売されたファーストアルバム『NORTHERN SCENE』である。

「愛は風まかせ」で始まった音楽キャリア

1979年、五十嵐は第1回CBS・ソニーSDオーディションに合格。翌1980年5月21日、シングル「愛は風まかせ」とアルバム『NORTHERN SCENE』でデビューした。

「愛は風まかせ」はスプライトのCMソングにも起用された作品である。

アルバムでは鈴木茂が全編のアレンジを担当。今剛、林立夫、後藤次利ら実力派ミュージシャンも参加していた。

ソニーミュージックが後年紹介したコレクターズボックスの解説でも、五十嵐の透明感ある声とシティポップを代表するアーティストとしての存在感が取り上げられている。

また、音楽専門メディアotonanoの2024年の特集では、『NORTHERN SCENE』について、ボサノバやウエストコースト・ロックなどの要素を取り込んだアルバムとして評価している。

五十嵐浩晃の代表曲

主な楽曲と特徴

楽曲 特徴・位置づけ
愛は風まかせ 1980年のデビュー曲。スプライトCMソング
ミルク・レディ 初期の代表的なシングル
ペガサスの朝 明治チョコレートCMソング。最大のヒット曲
ディープ・パープル 初期から知られる代表曲の一つ
想い出のサマー・ソング 大滝詠一や杉真理との音楽的交流も感じられる作品
街は恋人 スズキ・アルトのCMソングとして知られる楽曲

※代表曲の選定はソニーミュージックの作品情報や本人インタビューなどを参考にした。

大滝詠一との意外なつながり

五十嵐のキャリアを振り返るうえで見逃せないのが、大滝詠一との交流だ。

大滝のアルバム『A LONG VACATION』に収録された「FUN×4」では、五十嵐がコーラスに参加している。

2018年のリットーミュージックのインタビューでは、レコーディング当時の様子を本人が振り返っている。

大滝から求められたのは、一般的なコーラスではなく、曲中で月に向かって吠えるような声だった。

五十嵐はその独特なリクエストに応え、録音は短時間で終わったという。

また、大滝が五十嵐のデビューライブを観に来たことや、鈴木茂のアレンジを評価していたことも明かされている。

こうしたエピソードからも、五十嵐が1980年代の日本のポップスを形づくったミュージシャンたちと深い接点を持っていたことが分かる。

【五十嵐浩晃の現在】2026年最新の活動・STVラジオ・新アルバム

五十嵐浩晃ペガサスの朝

2026年11月最新情報

2026年11月現在、五十嵐浩晃は音楽活動を継続している。

特に注目したいのが、STVラジオでのパーソナリティ活動と、2026年10月30日に発売された新アルバム『Friday Knight』だ。

過去のヒット曲を歌い続けるだけでなく、新しい楽曲を制作して発表する現役のシンガーソングライターとして活動している。

STVラジオ「FRIDAY MUSICATTACK」に出演


「FRIDAY MUSICATTACK」

毎週金曜日 19:00~22:00
パーソナリティ:五十嵐浩晃

STVラジオの2026年秋の番組改編では、10月2日から「FRIDAY MUSICATTACK」が放送されている。

番組では、五十嵐が軽快なトークと選曲を担当。昭和から平成のヒット曲を中心に、邦楽・洋楽を幅広く取り上げ、ゲストミュージシャンとのトークも展開する。

単なる懐メロ番組ではなく、楽曲にまつわる思いや音楽の背景を楽しめる3時間のプログラムだ。

STVラジオの公式番組情報にも、五十嵐がパーソナリティとして明記されている。2026年10月のオンエアリストにも本人の楽曲が掲載されており、現在の活動を確認できる具体的な情報となっている。

2026年10月30日、新アルバム『Friday Knight』を発売


『Friday Knight』

2026年10月30日発売
五十嵐浩晃のオリジナルアルバム
プロデュース:鎌田俊哉

2026年の活動で特に注目したいのが、この新作だ。

アルバムのプロデューサーである鎌田俊哉は、2026年11月1日、自身のnoteで制作の経緯を詳しく紹介している。

それによると、制作期間は約2年半。五十嵐と鎌田による制作ユニットが中心となり、時間をかけて楽曲を作り上げた。

収録曲には次のような作品がある。

- 「PAPAPA」
- 「Terminal」
- 「Never Knew~なにもしらないで」
- 「ロンリークリスマスイブ」
- 「モーニング・スター」
- 「青い雲」
- 「キレイになる」
- 「夜のほとりで」
- 「シーソー」
- 「あなただけを」
- 「茜色」
- 「最初の一歩」

興味深いのは、アルバム名の由来だ。

「Friday Knight」は、五十嵐が担当するSTVラジオの「FRIDAY MUSICATTACK」向けに鎌田が制作したジングルに由来するという。

つまり、ラジオ番組と音楽制作が結びつき、番組の世界観が新しいアルバムのタイトルにも反映されたわけだ。

鎌田は、五十嵐のメロディーの魅力や、レコーディングでの自然な歌声についても具体的に説明している。

デビューから45年以上を経た2026年に、新作を発表したことは、五十嵐の音楽活動を考えるうえで大きなニュースである。

2026年のライブ活動も継続

2026年はライブ出演も確認できる。

特に注目したい公演は次のとおりだ。

- 5月9日・10日:東京・ケネディハウス銀座でデビュー45周年記念ライブ
- 6月13日・14日:札幌のmusica hall cafeで杉真理とのCity Pop LIVE
- 6月23日:東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでFourth Wave Pop
- 11月15日:広島のCafe & Bar & goodmusic Yiseで『Friday Knight』スペシャルLIVE
- 11月23日:東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでFourth Wave Pop

11月15日の広島公演は、五十嵐がボーカル・ギターを担当し、堺保博がベースで参加するライブとして会場公式スケジュールに掲載されている。

11月23日の公演も会場の公式スケジュールで確認できる。

こうして見ると、2026年の五十嵐は、北海道を活動の重要な拠点としながら、東京や広島などにも出演の場を広げている。

【プロの結論】ペガサスの朝が45年以上愛される理由と聴き直すポイント

「ペガサスの朝」が現在も記憶に残る理由は、単に1980年代の懐かしいヒット曲だからではない。

楽曲の誕生、CMとの出会い、テレビでのブレイク、そして五十嵐自身が歩んできた音楽人生が一つにつながっているからだ。

ここでは、改めて聴くときに注目したい3つのポイントを整理したい。

1.CMソングとしての分かりやすさと音楽的な完成度

CMソングには、短い時間で視聴者の印象に残ることが求められる。

「ペガサスの朝」は、明るく伸びやかなボーカルと覚えやすいメロディーを持ち、広告との相性がよかった。

しかし、楽曲の魅力はサビだけではない。鈴木茂による編曲も含め、作品全体として聴き応えがある。

CMで知った人がレコードを手に取り、何度も聴くようになる。その流れを生み出した完成度こそ、ヒットの本質だ。

2.恋愛だけではない青春の普遍性

この曲には、恋愛の喜びだけでなく、友情や旅、人生の再出発というテーマがある。

若い頃に聴けば恋愛の歌として心に残り、人生経験を積んでから聴けば、過去の出会いや大切な人との時間を思い出す。

聴く年代によって印象が変わることは、長寿楽曲の大きな魅力である。

3.一曲のヒットで終わらなかった五十嵐浩晃の音楽人生

2017年の本人インタビューでは、大ヒットによって「ペガサスの朝だけの歌手」と見られることに複雑な思いを抱いた時期もあったと語られている。

一方で、そのヒットが現在の自分につながっていることも認めている。

そして2026年には『Friday Knight』を発表した。

この歩みを踏まえると、五十嵐を理解するためには、ヒット曲だけでなく、デビューアルバムや他の代表曲、新しい作品まで聴くことが大切だ。

どんな人におすすめの聴き方か

- 1980年代の音楽が好きな人:当時のCMや音楽番組と合わせて聴く。
- シティポップに関心がある人:『NORTHERN SCENE』と鈴木茂のアレンジに注目する。
- 歌詞を深く味わいたい人:青春の記憶、友情、恋愛の距離感という観点から聴く。
- 五十嵐浩晃の現在を知りたい人:『Friday Knight』やSTVラジオの番組もチェックする。

逆に、シティポップというジャンル名だけで作品を判断するのはおすすめしない。五十嵐の音楽にはフォークやポップスなど複数の要素があり、その幅広さを味わうことが本当の楽しみ方だからだ。

【五十嵐浩晃とペガサスの朝】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ペガサスの朝の発売日はいつですか?

A1:1980年11月1日です。五十嵐浩晃の3枚目のシングルとしてCBS・ソニーから発売されました。

Q2:ペガサスの朝は誰が作詞・作曲した曲ですか?

A2:作詞はちあき哲也、作曲は五十嵐浩晃です。編曲は鈴木茂が担当しています。

Q3:ペガサスの朝は明治チョコレートのCMソングですか?

A3:はい。明治製菓(現・明治)の「明治チョコレート」のCMソングに起用されました。CMで流れた歌声が話題となり、楽曲の知名度を高めました。

Q4:ペガサスの朝はどのくらい売れましたか?

A4:週刊FLASH掲載のデータでは約42.9万枚です。『ザ・ベストテン』では最高5位を記録し、8週連続でランクインしました。

Q5:ペガサスの朝の歌詞にはどんな意味がありますか?

A5:出会い、友情、恋愛の微妙な距離感、過去を乗り越えて未来へ進む希望などが描かれています。ペガサスの翼は、時間や希望、前進する力を象徴するものとして解釈できます。

Q6:五十嵐浩晃は2026年現在も活動していますか?

A6:はい。STVラジオの「FRIDAY MUSICATTACK」でパーソナリティを務め、ライブや楽曲制作も続けています。2026年10月30日には新アルバム『Friday Knight』を発売しました。

Q7:五十嵐浩晃の代表曲は何ですか?

A7:「ペガサスの朝」のほか、「愛は風まかせ」「ミルク・レディ」「ディープ・パープル」「想い出のサマー・ソング」などが知られています。

まとめ:ペガサスの朝は2026年も色あせない名曲

五十嵐浩晃の「ペガサスの朝」は、1980年11月1日に発売された3枚目のシングルであり、明治チョコレートのCMをきっかけに全国的なヒットとなった作品だ。

作詞はちあき哲也、作曲は五十嵐浩晃、編曲は鈴木茂。制作陣の個性が重なり、爽やかさと切なさを併せ持つポップスに仕上がっている。

ヒットの背景には、CMでの認知拡大だけでなく、『ザ・ベストテン』出演を契機としたテレビでの反響もあった。42万枚を超える売上を記録したことも、その人気を物語っている。

そして2026年11月現在、五十嵐はSTVラジオへの出演、新アルバム『Friday Knight』の発売、全国でのライブ活動など、音楽の第一線で新しい挑戦を続けている。

特に2026年10月30日の新アルバム発売は、過去のヒット曲を懐かしむだけではなく、現在進行形のアーティストとして五十嵐を捉え直すきっかけになる。

「ペガサスの朝」は、1980年代の青春を象徴する楽曲であると同時に、2026年の五十嵐浩晃の音楽活動へとつながる大切な原点でもある。

懐かしいCMソングとして聴いていた人も、シティポップを入口に知った若い世代も、ぜひ「愛は風まかせ」や最新アルバムと合わせて聴いてほしい。そこには、一曲のヒットだけでは語り尽くせない五十嵐浩晃の音楽人生が広がっている。


主な参考資料:ソニーミュージック公式ディスコグラフィー、STVラジオ公式番組情報、リットーミュージック掲載インタビュー、週刊FLASH掲載インタビュー、コモレバWEB昭和歌謡特集、アルバムプロデューサー鎌田俊哉の2026年11月1日付制作解説。

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高村 美里
デジタルマーケター 高村 美里
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暮らし・レシピのテーマを担当。公的機関の資料やメーカー公式の表示を参照し、手順は再現できる形で整理します。

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