広島県で地震が発生したのか、現在どの地域で揺れを観測しているのか。地震速報を確認するときに知りたいのは、発生時刻や震源地だけではありません。広島市、呉市、福山市、東広島市、尾道市など、市町村別の震度や津波の危険性、今後の余震への備えも重要な情報です。
2026年11月6日時点で確認できる地震情報では、同日9時06分ごろに相模湾を震源とするマグニチュード3.7、最大震度1の地震が発生しています。この地震で震度1を観測したのは埼玉県、千葉県、東京都の一部で、広島県の観測地点は掲載されていません。最新の地震情報と広島県の防災情報を正しく読み分けることが、落ち着いた行動につながります。
【2026年11月最新】広島県の地震速報と現在の発生状況

広島県の地震速報を調べる際、まず区別したいのが「全国で発生した地震」と「広島県内で震度を観測した地震」です。全国の地震情報に新しい記録が掲載されていても、それが広島県で発生した地震とは限りません。
2026年11月6日に確認された最新の地震情報
2026年11月6日9時11分発表の地震情報では、同日9時06分ごろに相模湾で発生した地震が掲載されています。
- 発生時刻:2026年11月6日9時06分ごろ
- 震源地:相模湾
- マグニチュード:M3.7
- 震源の深さ:約140km
- 最大震度:1
- 震度1の観測地域:埼玉県狭山市、千葉県市原市、東京都千代田区・練馬区
- 津波:心配なし
気象庁の震源情報でも、北緯35.2度、東経139.5度、深さ約140km、M3.7という数値が確認できます。この地震は広島県を震源とするものではなく、掲載された震度1の観測地点にも広島県内の市町村は含まれていません。
同日3時05分ごろには福島県沖でM4.3、最大震度2の地震も発生しています。いずれも広島県内の地震と混同しないよう、震源地と観測地域をセットで確認することが大切です。
広島県内の震度情報はどう確認する?
広島県内で地震が発生した場合、確認したいのは県全体の最大震度だけではありません。広島市中区、安佐南区、呉市、三原市、福山市、三次市、庄原市など、実際にどの地点で揺れが観測されたのかが重要です。
気象庁の地震情報では、震度1以上を観測した地点や、震度3以上を観測した市町村などが順次発表されます。市町村名だけでなく、観測地点の情報も確認すると、自分の生活圏に近い場所の揺れを把握しやすくなります。
なお、地震速報に市町村名が掲載されていないことは、その地域で絶対に揺れがなかったという意味ではありません。震度計の設置場所や観測状況、情報の発表基準によって掲載内容は異なります。
【震源・震度の読み方】発生時刻やマグニチュード、市町村別情報を解説
地震速報には複数の数値や専門用語が登場します。発生時刻、震源地、震源の深さ、マグニチュード、最大震度を正しく理解すると、単に数字を見るだけでは分からない地震の特徴を把握できます。
マグニチュードと震度は何が違う?
マグニチュードは地震そのものの規模を示す数値です。一方、震度は特定の場所で実際に観測された揺れの強さを表します。
たとえば、同じ地震でも震源に近い場所と遠い場所では揺れ方が違います。また、地盤の性質や建物の構造によっても体感する揺れは変わります。
気象庁によると、日本の震度階級は震度0から震度7までの10段階です。震度5と震度6は、それぞれ弱・強に分かれています。
- マグニチュード:地震そのものの規模
- 震度:ある場所で観測された揺れの強さ
- 震源:地震が地下で発生した場所
- 震源の深さ:震源が地表からどれくらい深い位置にあるか
マグニチュードが1大きくなると、地震のエネルギーは約32倍になります。ただし、マグニチュードだけで各市町村の被害の大きさを判断することはできません。震源の位置、深さ、地盤条件なども合わせて考える必要があります。
広島県の震度観測地点と情報の関係
広島地方気象台が公表している観測資料によると、広島県の地震情報には気象庁、広島県、防災科学技術研究所の観測データが活用されています。同資料に記載された2020年4月1日時点の内訳は、気象庁11か所、広島県77か所、防災科学技術研究所20か所の合計108か所です。
気象庁が設置した観測地点には、広島市中区上八丁堀、呉市宝町、三原市円一町、福山市松永町、東広島市黒瀬町、庄原市西城町熊野などがあります。
こうした観測網によって、県内のさまざまな地域の揺れが把握されています。なお、上記の108か所という数値は公表資料の基準日現在のものであり、2026年の最新設置数を示すものではありません。
地震情報を確認するための関係機関一覧
| 情報源・関連機関 | 主な役割 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 気象庁 | 全国の地震・津波情報を発表 | 発生時刻、震源、深さ、M、震度、津波情報 |
| 広島地方気象台 | 広島県の気象・地震観測情報を提供 | 県内の震度観測地点、地域の防災情報 |
| 広島県防災Web | 県内の防災情報を集約 | 避難情報、避難所、観測情報 |
| 各市町の防災担当部門 | 地域住民への避難情報を発信 | 避難指示、避難所開設、地域別の対応 |
| 広島県防災情報メール | 登録地域に応じた情報を通知 | 避難情報、津波、気象警報、災害危険度 |
| 気象庁の南海トラフ関連情報 | プレート境界周辺の活動を評価 | 南海トラフ地震臨時情報、関連解説情報 |
これらはそれぞれ役割が異なります。地震の発生そのものを知りたい場合は気象庁、広島県内で避難が必要かを確認したい場合は広島県防災Webや各自治体の情報を優先すると、必要な情報にたどり着きやすくなります。
【速報と確定情報の違い】緊急地震速報はいつ発表される?
地震発生直後にスマートフォンやテレビで受け取る緊急地震速報と、その後に発表される震源・震度情報は、同じ情報ではありません。
速報は迅速性を優先し、確定に近い地震情報は観測データが増えるにつれて精度を高めていきます。発表された数値が後から変わることがあるのは、この仕組みによるものです。
緊急地震速報の仕組み
地震が発生すると、震源付近の地震計が最初に到達するP波を検知します。気象庁はその観測データから震源やマグニチュードを推定し、各地に強い揺れが到達する時刻や震度を予測します。
緊急地震速報(警報)は、最大震度5弱以上または最大長周期地震動階級3以上が予想され、震度4以上または長周期地震動階級3以上が予想される地域に発表されます。
発表から強い揺れが到達するまでの時間は、数秒から数十秒程度しかありません。震源に近い地域では、速報が強い揺れに間に合わない場合もあります。
地震情報はどのような順番で発表される?
気象庁の情報発表の流れを整理すると、次のようになります。
- 発生直後:地震計が地震波を検知し、緊急地震速報の解析が始まる。
- 約1分半後:震度3以上を観測した場合、地域名と最大震度を示す震度速報が発表される。
- 約5分後:震源・震度情報によって震源地、マグニチュード、震度1以上の観測地点などが示される。
- その後:観測データの追加や解析によって、震源や規模などの数値が更新される。
速報値は限られた観測データから速やかに計算された数値です。暫定値は、より多くの観測データを使用して計算されるため、速報値より精度が高くなります。通常は地震発生日の翌日に更新され、その後の精査を経て最終的な記録に収録されます。
つまり、速報で発表されたマグニチュードや震源の深さが後から変更されても、それだけで誤報と判断する必要はありません。情報の更新段階を確認することが大切です。
【津波警報と南海トラフ】広島県で注意すべき地震リスク
広島県は瀬戸内海に面しており、沿岸地域では地震による津波への備えも欠かせません。強い揺れが発生したときは、内陸部と沿岸部で必要な避難行動が異なる場合があります。
広島県の津波警報・注意報の確認方法
気象庁は全国を津波予報区に分け、地震発生後に津波による災害のおそれがある場合、原則として約3分を目標に大津波警報、津波警報、津波注意報を発表します。
気象庁の津波予報区一覧では、広島県は独立した「広島県」という予報区に指定されています。広島市、呉市、竹原市、三原市、尾道市などの沿岸地域では、津波情報と自治体の避難情報を確認してください。
津波情報では、次の項目を確認します。
- 津波警報・注意報が発表されているか
- 広島県の予報区が対象になっているか
- 予想される津波の高さ
- 第一波の到達予想時刻
- 沿岸で観測された津波の高さと時刻
津波は第一波が最も高いとは限りません。警報や注意報が解除されるまで、海岸や河口付近に近づかないでください。
南海トラフ地震臨時情報の最新状況
広島県の防災を考えるうえで、南海トラフ地震も重要なテーマです。南海トラフ沿いで大規模な地震が発生した場合、太平洋側だけでなく瀬戸内海沿岸にも津波や地震動による影響が及ぶ可能性があります。
気象庁が公表している2026年10月7日17時の南海トラフ地震関連解説情報では、第110回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会の結果として、南海トラフ周辺の地殻活動に特段の変化は観測されていないと説明されています。
これは南海トラフ地震が発生しないという意味ではありません。平常時と比べて発生可能性が相対的に高まったと考えられる特段の変化が確認されていないという評価です。
南海トラフ地震臨時情報は、大規模地震の発生を日時や場所まで特定して予知するものではありません。情報が発表されていないときでも、日常的な防災対策を続ける必要があります。
特に「巨大地震警戒」「巨大地震注意」などのキーワードが発表された場合は、政府や自治体の呼びかけに従って対応してください。
【揺れた直後に取るべき行動】広島県での地震対策と避難方法
地震が発生したとき、最優先すべきなのは速報を読むことではなく、自分と周囲の人の安全を確保することです。広島県が公表する地震発生時の注意事項でも、まず姿勢を低くし、頭を守り、揺れが収まるまで動かないことが呼びかけられています。
自宅や建物の中にいる場合
- 丈夫な机やテーブルの下に入り、頭を守る。
- 窓ガラスや大型家具から離れる。
- 揺れている最中に無理に火を消しに行かない。
- 慌てて建物の外に飛び出さない。
- 揺れが収まったら出口を確保する。
- ガラス片によるけがを防ぐため、靴やスリッパを履く。
集合住宅やマンションでは、家具の転倒だけでなく、上層階の揺れにも注意が必要です。エレベーターに閉じ込められる危険もあるため、地震発生時には利用を避けてください。
屋外にいる場合
屋外では、建物の外壁、看板、ブロック塀、電柱、自動販売機などの倒壊や落下に注意してください。頭をバッグなどで保護し、周囲に危険物のない公園や空き地などへ移動します。
商業施設や地下街では、非常口に人が殺到すると転倒事故につながるおそれがあります。施設の係員の指示に従い、落ち着いて行動してください。
沿岸部や海岸付近にいる場合
広島湾や瀬戸内海沿岸で強い揺れや長い揺れを感じた場合は、津波の危険性を考えて速やかに避難してください。津波警報や注意報が発表されたときは、指定された高台や津波対応の避難施設など、安全な場所へ移動します。
海岸や河口付近で津波の様子を確認しようとするのは危険です。第一波が小さくても、その後に大きな波が到達する場合があります。
揺れが収まった後に確認すること
- 自宅や周囲の建物に倒壊や火災の危険がないか確認する。
- 家族や近隣住民の安否を確認する。
- テレビ、ラジオ、気象庁、広島県防災Webで最新情報を確認する。
- 避難指示や津波警報が出ている場合は速やかに避難する。
- 必要に応じてブレーカーやガスの元栓を確認する。
自宅にとどまることが危険な場合は、自治体が指定する避難場所や安全な親戚・知人宅などへの避難を検討してください。
【最新情報の確認先】広島県防災Web・防災メール・ハザードマップ
地震速報を確認する手段は複数あります。情報が集中する災害時には、一つのサイトだけに頼らず、気象庁の発表と自治体の避難情報を組み合わせて確認することが大切です。
広島県防災Web
広島県防災Webは、県内の避難情報や避難所情報、気象情報、観測情報などを確認できる防災ポータルサイトです。
市町ごとの情報を確認できるため、広島市だけでなく呉市、福山市、東広島市、廿日市市、三次市など、県内各地域の状況を把握するときにも役立ちます。
地震後に避難が必要か判断する場合は、地震情報だけでなく、避難指示や避難所の開設状況も確認してください。
広島県防災情報メール通知サービス
広島県では、防災情報メール通知サービスを提供しています。登録は無料で、居住地域など複数の市区町を選択して情報を受け取れます。
主な配信対象は次のとおりです。
- 高齢者等避難や避難指示などの避難情報
- 津波注意報などの津波情報
- 気象警報・注意報
- 土砂災害危険度情報
- 河川の氾濫危険水位に関する情報
2026年のサービス案内では、11言語でのメール配信にも対応しています。災害時にウェブサイトを何度も開かなくても、登録地域に関する情報を受け取れる点が特徴です。
ただし、地震発生直後の速報をすべて通知するサービスではありません。緊急地震速報の受信設定やスマートフォンの緊急速報メールも併せて確認しておきましょう。
広島県の地震ハザードマップ
地震への備えでは、ハザードマップを事前に確認しておくことも欠かせません。
広島県内の市町が公開するハザードマップには、地震や津波、土砂災害などの危険性が想定される区域、避難場所、避難経路などが掲載されています。
広島県では、地震発生時の避難先や避難経路を事前に確認するよう呼びかけています。特に沿岸部では津波からの避難先、山間部では地震後の土砂災害や斜面崩壊の危険性も確認しておきたいところです。
ハザードマップを見る際は、次の点を確認してください。
- 自宅や職場がどの災害リスク区域にあるか。
- 最寄りの指定緊急避難場所はどこか。
- 避難先までの経路にブロック塀や狭い道路がないか。
- 津波や土砂災害など、複数の災害に対応できる避難先か。
- 夜間や停電時でも避難できる経路か。
地震が起きてから避難先を探すのではなく、普段から家族で避難場所と連絡方法を決めておくことが、被害を減らすための基本です。
【広島県の地震速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月6日現在、広島県で地震は発生していますか?
A1:確認できた同日9時11分発表の最新地震一覧では、9時06分ごろの相模湾の地震が掲載されています。震度1を観測した地点は埼玉県、千葉県、東京都の一部で、広島県内の観測地点は記載されていません。最新状況は気象庁の地震情報で確認してください。
Q2:マグニチュードと震度はどちらを重視すればよいですか?
A2:どちらも重要ですが、現在いる地域の揺れを把握するには震度が参考になります。マグニチュードは地震そのものの規模を示す数値です。震源地や深さ、地盤条件も合わせて確認してください。
Q3:広島県で緊急地震速報が発表されていなくても避難が必要ですか?
A3:必要になる場合があります。緊急地震速報は強い揺れの到達を予測して知らせるもので、すべての地震で発表されるわけではありません。揺れを感じたら速報の有無にかかわらず身の安全を確保し、津波や避難指示などの情報に従ってください。
まとめ:広島県の地震速報は公式情報と事前の備えが重要
2026年11月6日の最新確認情報では、9時06分ごろに相模湾でM3.7、最大震度1の地震が発生しています。この地震による津波の心配はないと発表されており、確認できた観測地点に広島県は含まれていません。
広島県内で地震が発生した際は、気象庁の地震情報で発生時刻、震源地、深さ、マグニチュード、市町村別の震度を確認し、広島県防災Webで避難情報や避難所の状況を確認することが大切です。
また、津波予報区としての広島県の情報、南海トラフ地震関連情報、各市町のハザードマップも日頃から把握しておきましょう。
地震は予告なく発生します。速報を正しく読み取る知識と、揺れた直後に自分の身を守る行動、そして事前の避難計画。この3つを整えておくことが、広島県で暮らす人々の安全につながります。
編集上の重要事項: この記事の地震発生状況は2026年11月6日9時11分発表分を基準にしています。リアルタイム速報として掲載する場合は、公開直前に最新の発表時刻・震度・津波情報への更新が必要です。
主要な参照資料:気象庁、広島地方気象台、広島県防災Web、広島県危機管理課、広島海上保安部。