2026年の大学アメリカンフットボール日本一を決める「全日本大学アメリカンフットボール選手権2026」が、11月1日に開幕した。北海道・東北・北陸・東海・中四国・九州の6地区に加え、関東と関西の強豪校が全国の頂点を争う、全12校参加のトーナメントだ。
決勝は2026年12月20日(日)、阪神甲子園球場で開催される第81回毎日甲子園ボウル。大会は11月5日時点で1回戦の一部が終了し、北海道大学と金沢大学の対戦では金沢大学が28対0で勝利した。関東では法政大学がリーグ優勝を決め、関西では関西学院大学、立命館大学、関西大学などが上位枠を争っている。
【大会概要】アメリカンフットボール大学選手権2026とは?

全日本大学アメリカンフットボール選手権は、日本の大学アメフト界における全国優勝決定戦だ。各地区のリーグ戦で結果を残した大学が出場権を獲得し、全国規模のトーナメントを勝ち上がって日本一を目指す。
2026年度の大会期間は11月1日(日)から12月20日(日)まで。大会の正式な決勝名称は「ファミリーマート杯 第81回毎日甲子園ボウル」である。
ここで押さえておきたいのは、甲子園ボウルが単独の招待試合ではないという点だ。全日本大学アメリカンフットボール選手権の決勝そのものが甲子園ボウルであり、準決勝を勝ち抜いた2校だけが阪神甲子園球場に立てる。
2026年度大会の基本情報
- 大会名:全日本大学アメリカンフットボール選手権2026
- 決勝大会名:ファミリーマート杯 第81回毎日甲子園ボウル
- 大会期間:2026年11月1日~12月20日
- 出場校:全国12大学
- 決勝開催日:2026年12月20日(日)
- 決勝会場:阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)
- 主催:日本学生アメリカンフットボール協会、毎日新聞社
- 主管:関西学生アメリカンフットボール連盟
- 特別協賛:株式会社ファミリーマート
- 共催:一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)
大会公式概要によると、競技は2026年度の日本アメリカンフットボール協会制定の規則に基づいて行われる。1クォーターは15分、ハーフタイムは20分。なお、決勝で勝負が決しない場合は引き分けとし、両校優勝となる規定も設けられている。
【出場校一覧】全12校の地区代表と出場条件を整理
2026年大会の出場枠は、関東3校、関西3校、その他の6地区から各1校という構成だ。合計すると12校となる。
ただし、11月5日時点では全12校の実名が確定しているわけではない。関東・関西の最終順位や東北地区の代表校が決まる前の段階であり、確定済みの大学と順位決定待ちの枠を区別する必要がある。
全国12校の出場枠と現在の状況
【関東地区:3校】
- 1位:法政大学(確定)
- 2位:立教大学、中央大学、早稲田大学、明治大学などが争う枠
- 3位:同上の最終順位によって決定
【関西地区:3校】
- 1位:関西学院大学(11月5日時点の公式順位表で首位)
- 2位:立命館大学(同2位)
- 3位:関西大学(同3位)
関西は11月14日・15日に最終節を控えているため、上記は現時点の順位であり、最終的な代表校の確定とは区別したい。
【その他の6地区:各1校】
- 北海道地区:北海道大学(1回戦敗退)
- 東北地区:東北地区代表(11月7日の地区決勝で決定予定)
- 北陸地区:金沢大学(確定)
- 東海地区:中京大学(確定)
- 中四国地区:山口大学(確定)
- 九州地区:九州大学(確定)
北海道大学は11月1日の1回戦で敗退したものの、地区代表として大会に出場した事実は変わらない。金沢大学が次のラウンドへ進出している。
関東はTOP8の上位3校が全国大会へ
関東の出場権を争うのは、関東学生アメリカンフットボール連盟の1部TOP8だ。リーグ戦の順位によって代表3校が決まる。
2026年10月31日、法政大学は早稲田大学を21対17で破り、6戦全勝の勝ち点18として、2年ぶり22回目の関東リーグ優勝を決めた。
これにより、法政大学は関東1位として全国大会の準々決勝から登場する。
残る2枠をめぐっては、11月14日・15日の最終節が大きな意味を持つ。11月4日に関東学生連盟が公表した出場条件では、立教大学が勝ち点15で最も有利な位置にいる一方、中央大学、早稲田大学、明治大学にも可能性が残されている。
特に立教大学と中央大学の直接対決は、2位・3位争いを左右する重要な一戦だ。勝ち点が並んだ場合は直接対決の結果が順位決定に使われ、3チームがそれぞれ1勝1敗となった場合は当該チーム間の得失点差で順位が決まる。
関西は最終節まで代表争いが続く
関西学生アメリカンフットボール連盟のDiv.1も、全日本大学選手権に3つの出場枠を持つ。
11月5日時点の公式順位表では、関西学院大学が6勝0敗で首位、立命館大学が5勝1敗で2位、関西大学が4勝2敗で3位につけている。京都大学も3勝2敗1分けで追う展開だ。
最終節では関西学院大学と立命館大学の対戦も予定されている。上位校同士の直接対決であり、全国大会に向けたチームの勢いを測る意味でも見逃せない。
【2026年最新日程】1回戦から準決勝までのトーナメント表
全日本大学アメリカンフットボール選手権2026の特徴は、12校が一斉に1回戦を戦う形式ではないことだ。
関東と関西の代表6校は準々決勝から登場するシード扱いとなり、残る6地区の代表校が1回戦・2回戦を通じて準々決勝進出を争う。
つまり、12校による大会でありながら、準々決勝に進めるのは最終的に8校。地区代表6校のうち、勝ち上がれるのは2校となる。
1回戦・2回戦の日程
- 11月1日(日)12:00:北海道大学 0-28 金沢大学/厚別公園競技場。ニッテンシュガーボウル。
- 11月8日(日)13:00:九州大学 vs 山口大学/平和台陸上競技場。
- 11月14日(土)13:00:中京大学 vs 九州・中四国地区1回戦の勝者/新日本ガス球技メドウ。CENTRAL JAPAN BOWL。
- 11月22日(日)12:00:東北地区代表 vs 北海道・北陸地区1回戦の勝者/ユアテックスタジアム仙台。AOBA BOWL。
すでに行われた北海道大学対金沢大学では、金沢大学が28対0で完封勝利。北陸代表が東北地区との次戦へ進んだ。
準々決勝の日程と注目カード
- 11月28日(土)14:00:関東2位 vs 関西3位/駒沢陸上競技場。
- 11月28日(土)14:45:法政大学(関東1位)vs 東北・北陸地区の勝者/スピアーズえどりくフィールド。
- 11月29日(日)12:00:関西1位 vs 東海・九州・中四国地区の勝者/神戸ユニバー記念競技場。
- 11月29日(日)15:00:関西2位 vs 関東3位/神戸ユニバー記念競技場。
注目は法政大学の初戦だ。関東TOP8を全勝で制したチームが、北日本ルートを勝ち上がった大学と対戦する。法政大学にとっては全国制覇に向けた最初の関門となる。
もう一つの焦点は関東2位と関西3位の対戦だ。両リーグの順位争いが終わるまで大学名は確定しないものの、全国大会の早い段階で東西の強豪が激突するカードとなる。
準決勝と決勝の日程
- 12月5日(土)12:05:準々決勝③の勝者 vs 準々決勝①の勝者/ヤンマースタジアム長居。長居ボウル。
- 12月6日(日)14:30:準々決勝②の勝者 vs 準々決勝④の勝者/富士通スタジアム川崎。Tokyo Bowl in Kawasaki。
- 12月20日(日):準決勝2試合の勝者による決勝/阪神甲子園球場。第81回毎日甲子園ボウル。
甲子園ボウルのキックオフ時刻は、大会公式概要では調整中となっている。
トーナメントの流れを整理すると、北海道・北陸の勝者は東北代表と対戦し、その勝者が法政大学の待つ準々決勝へ進む。一方、九州・中四国の勝者は中京大学と対戦し、さらに関西1位との準々決勝に進む構造だ。
この方式では、関東・関西の上位校は序盤の試合数を抑えられる一方、地方代表は複数の勝利を積み重ねなければ甲子園への道が開けない。地区ごとの競争力と全国大会の勝ち上がり方を同時に楽しめる仕組みになっている。
【大会の仕組みと関係者】連盟・協会・UNIVASの役割を比較
大学アメフトの全国大会を理解するには、各地区のリーグを運営する連盟と、全国大会を主催する協会の関係を押さえておきたい。
関東・関西のリーグ戦はそれぞれの学生連盟が運営し、全国大会では日本学生アメリカンフットボール協会が中心となって各地区をつなぐ。さらに大学スポーツ協会(UNIVAS)が共催団体として関わっている。
大学アメフトを支える組織の関係一覧
| 組織・団体 | 大会との関係 | 主な役割・特徴 |
|---|---|---|
| 日本学生アメリカンフットボール協会 | 全国大会主催 | 全国大会の運営・競技規則などを統括する中心組織 |
| 関東学生アメリカンフットボール連盟 | 関東3校の代表枠 | TOP8のリーグ運営、順位決定、全国大会への出場校選出 |
| 関西学生アメリカンフットボール連盟 | 関西3校の代表枠・大会主管 | Div.1のリーグ運営、全国大会の主管、甲子園ボウルの運営協力 |
| 北海道・東北・北陸・東海・中四国・九州の各学生連盟 | 各地区1校の代表枠 | 地域リーグの運営と地区代表の選出 |
| 大学スポーツ協会(UNIVAS) | 大会共催・UNIVAS CUP | 大学スポーツの振興とUNIVAS CUPのポイント制度への反映 |
| 毎日新聞社 | 全国大会主催 | 第81回毎日甲子園ボウルの主催団体 |
UNIVAS CUP STAGE.21とは何か
2026年大会は、UNIVASが展開する大学スポーツ競技大会シリーズ「UNIVAS CUP STAGE.21」の対象大会にも指定されている。
UNIVAS CUPは、大学スポーツの競技成績をポイント化し、年間を通じて大学の活動を評価する仕組みだ。2026年の全日本大学アメリカンフットボール選手権には、合計1,700ポイントが配分される。
したがって、今回の大会は単に甲子園ボウル出場校を決める全国大会というだけではない。大学スポーツ全体の競技実績を評価するUNIVAS CUPの一戦としても位置付けられている。
【試合結果速報】2026年の注目大学と全国制覇へのポイント
11月5日時点で確認できる全日本大学選手権本戦の結果は、11月1日のニッテンシュガーボウルだ。
北海道大学0-28金沢大学:北陸代表が完封勝利
北海道地区代表の北海道大学と北陸地区代表の金沢大学が、厚別公園競技場で対戦した。
試合は金沢大学が28対0で勝利。北海道大学は秋季リーグを制して3年ぶり9回目の出場を果たしたが、全国大会初勝利には届かなかった。
北海道大学の公式試合レポートによれば、金沢大学はラン攻撃を軸に試合を優位に進め、北海道大学の攻撃を封じた。北海道大学のRB下島圭太郎選手(4年)は敢闘賞に選ばれている。
金沢大学は北陸地区代表として東北代表とのAOBA BOWLに進む。地方代表が全国大会でどこまで勝ち上がれるかを占ううえでも、この結果は重要だ。
中京大学:東海地区の全勝王者
東海地区では中京大学EAGLESが、2026年度の秋季リーグ戦を5勝0敗で制した。
中京大学の公式発表によると、名城大学との最終戦を14対0で勝利し、3年連続24回目のリーグ優勝を達成。全日本大学選手権への出場権を獲得した。
中京大学は11月14日に、九州大学と山口大学の勝者と対戦する。全国大会では地方代表同士の勝負を突破できるかが最初の課題となる。
法政大学:関東TOP8を全勝で制した強豪
関東の注目校は法政大学だ。10月31日に早稲田大学を21対17で下し、6戦全勝でTOP8優勝を決めた。
関東学生アメリカンフットボール連盟の発表では、今回の優勝は2年ぶり22回目。全国大会では11月28日の準々決勝から登場する。
法政大学にとっては、リーグ戦での安定した成績を全国大会でも再現できるかが焦点になる。準々決勝では北日本の地区代表を勝ち上がった大学と対戦するため、相手がどのような攻撃・守備を組み立ててくるかも重要な要素となる。
関西学院大学・立命館大学・関西大学の三つ巴
関西では、関西学院大学、立命館大学、関西大学が上位を占めている。
関西学院大学は6勝0敗で首位を維持し、立命館大学は5勝1敗、関西大学は4勝2敗で続く。京都大学も3勝2敗1分けと、最後まで上位争いに関わる位置にいる。
関西勢の全国大会での強さは、単にリーグ戦の順位だけでは判断できない。昨季の第80回毎日甲子園ボウルでは、立命館大学と関西学院大学による関西勢同士の決勝が実現し、立命館大学が38対14で勝利して連覇を達成した。
2026年は関西の代表3校がどのような順位で全国大会に入り、関東勢とどの段階で対戦するのかが見どころになる。
【放送・配信予定】甲子園ボウル2026をテレビやネットで見る方法
第81回毎日甲子園ボウルの観戦を予定している人にとって、放送・配信情報も重要だ。
2026年11月5日時点で大会公式サイトに掲載されている情報では、決勝のテレビ中継は読売テレビほかを予定している。一方、インターネット配信の詳細は調整中となっている。
テレビ放送は読売テレビほかを予定
大会公式の開催概要では、12月20日の甲子園ボウルについて読売テレビほかでテレビ中継を予定している。
ただし、具体的な放送開始時刻、実況・解説者、放送地域などは別途発表を待つ必要がある。キックオフ時刻自体も大会公式では調整中だ。
GAORAでは準々決勝・準決勝を放送予定
CSスポーツチャンネルのGAORA SPORTSでは、全日本大学アメリカンフットボール選手権2026の準々決勝と準決勝の放送スケジュールが掲載されている。
- 12月4日:準々決勝4試合の放送枠。
- 12月12日:長居ボウル(準決勝)の初回放送予定。
- 12月13日:Tokyo Bowl in Kawasaki(準決勝)の初回放送予定。
準々決勝は11月28日・29日の試合を12月4日から放送する予定で、準決勝も試合開催日とは別の日程で初回放送が組まれている。放送時間は変更される可能性があるため、視聴前にはGAORAの番組表を確認したい。
ネット配信はアメフトライブ by rtvなどの情報を確認
UNIVASの大会概要には、映像配信について日本アメリカンフットボール協会から配信予定との記載があり、アメフトライブ by rtvが案内されている。
ただし、決勝を含めた全試合の配信対象、視聴料金、ライブ配信と見逃し配信の区分など、具体的な条件はまだ確定情報として掲載されていない。
現時点では、テレビ中継とネット配信を同じものとして扱わず、大会公式・各放送局・配信サービスの最新案内を確認するのが確実だ。
甲子園ボウルのチケット情報
大会公式概要では、入場料金と前売開始日は調整中。発売場所として、CNプレイガイド、チケットぴあ、イープラス、ファミリーマート(EVENTIFY)が案内されている。
観戦を予定している場合は、販売開始日と席種・料金の発表を待ちたい。試合当日の開催場所は阪神甲子園球場で、12月20日は雨天決行とされている。
【よくある質問】アメリカンフットボール大学選手権2026に関するFAQ
Q1:全日本大学アメリカンフットボール選手権2026の出場校は何校ですか?
A1:全国12校です。関東から3校、関西から3校、北海道・東北・北陸・東海・中四国・九州から各1校が出場します。11月5日時点では、一部の地区代表やリーグ順位が確定していません。
Q2:2026年の大学アメフト選手権はいつからいつまで開催されますか?
A2:2026年11月1日に開幕し、12月20日の決勝まで開催されます。準々決勝は11月28日・29日、準決勝は12月5日・6日です。
Q3:第81回毎日甲子園ボウルはいつ、どこで開催されますか?
A3:2026年12月20日(日)に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催されます。キックオフ時刻は大会公式発表で調整中です。
Q4:大学アメフトの全国大会に出場するには、どのような条件が必要ですか?
A4:関東・関西では各連盟の上位3校に入ることが基本条件です。その他の6地区では、それぞれの地区リーグで代表権を獲得します。出場校は全国トーナメントを勝ち上がり、準決勝を突破すると甲子園ボウルに進出できます。
Q5:甲子園ボウル2026はテレビやネットで視聴できますか?
A5:テレビ中継は読売テレビほかで予定されています。ネット配信についても協会から配信予定と案内されていますが、具体的な配信日時や視聴条件は調整中です。GAORA SPORTSでは準々決勝と準決勝の放送予定が掲載されています。
まとめ:【プロの結論】大学アメフト日本一を決める12月20日までの見どころ
全日本大学アメリカンフットボール選手権2026は、全国12校が参加する大学日本一決定トーナメントだ。11月1日に開幕し、11月5日時点では金沢大学が北海道大学を28対0で破っている。
関東では法政大学がTOP8優勝を決め、関西では関西学院大学、立命館大学、関西大学が上位争いを展開。中京大学も東海地区を全勝で制し、全国大会に乗り込む。
今後の重要日程は、11月8日の九州大学対山口大学、11月14日の中京大学の初戦、11月22日のAOBA BOWL、そして11月28日・29日の準々決勝だ。
【プロの結論】
大会をより深く楽しむなら、単純に優勝候補だけを追うのではなく、地区代表が全国の強豪とどのように戦うかに注目したい。
特に注目したい判断基準は3つある。
- リーグ戦の完成度:法政大学や中京大学のように、リーグ戦で安定した結果を残したチームが全国大会でも実力を発揮できるか。
- 全国大会での連戦対応:地方代表は準々決勝まで複数試合を勝ち抜く必要があり、試合ごとの戦術変更や選手層が勝敗を左右する。
- 東西の代表校の勢力図:関東3校と関西3校が準々決勝からどのような勝負を見せるか。過去の実績だけでなく、その年のチーム状態が重要になる。
そして、すべての勝負の先に待っているのが、12月20日の第81回毎日甲子園ボウルだ。
甲子園のフィールドに立てるのは、全国トーナメントを勝ち抜いたわずか2校。2026年の大学アメフト日本一がどの大学に決まるのか、地区予選から決勝までの戦いに注目したい。
主な確認資料(公式発表・大会日程・放送情報)