2026年の山内あいなを語るうえで、最大のトピックはSILENT SIRENのフルアルバム『TRIANGLE』と全国ツアーだ。
活動再開後、バンドは新たな3人体制を確立。自分たちのレーベルを立ち上げ、楽曲制作やライブ活動を積み重ねてきた。
6年ぶりのフルアルバム『TRIANGLE』
YOUTHFUL TUNE/全12曲
CD価格:3,300円(税込)
SILENT SIRENの8枚目となるフルアルバム。前作のフルアルバム『mix10th』以来、約5年半ぶりの作品となった。
収録曲は全12曲。
1. TRIANGLE
2. KETTO
3. やだ
4. メイビーベイビーブルー
5. Sus4
6. 衝動
7. Lady go
8. オンリーワン
9. きゅぴきゅぴ
10. 君とダーリン
11. 棘にハチミツ
12. shippo
アルバムのタイトルには、3人体制で活動を続けるバンドの決意が込められている。
USENの音楽情報サイト「encore」のインタビューで、山内はタイトルが決まった経緯を説明。すぅが先に提案したタイトルだったことを明かしている。
また、すぅは3人で音楽を続ける選択をしたことと、三角形の強度を重ね合わせて作品の意味を語った。
興味深いのは、3人体制を単なる人数の減少として捉えていないことだ。現在のメンバーだからこそ表現できる音楽を追求する姿勢が、作品のコンセプトにも反映されている。
2026年の全国ツアーは16会場を完走
SILENT SIREN LIVE TOUR 2026 "TRIANGLE"
開催期間:2026年5月1日〜10月25日
全国16会場
最終公演は東京・豊洲PIT。活動再開後の全国ツアーとしても大きな節目となった。
主な公演日程は以下のとおり。
| 日程 | 会場 |
|---|---|
| 5月1日 | 郡山HIP SHOT JAPAN |
| 5月10日 | 柏PALOOZA |
| 5月16日 | 大阪・バナナホール |
| 5月23日 | HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 |
| 5月29日 | 福岡DRUM Be-1 |
| 6月6日 | LIVE ROXY SHIZUOKA |
| 6月14日 | 北海道cube garden |
| 6月20日 | 高崎Club JAMMERS |
| 7月4日 | NIIGATA LOTS |
| 7月11日 | 広島LIVE VANQUISH |
| 8月1日 | 横浜ベイホール |
| 9月5日 | 名古屋ボトムライン |
| 10月3日 | 甲府CONVICTION |
| 10月9日 | 水戸ライトハウス |
| 10月16日 | 仙台darwin |
| 10月25日 | 豊洲PIT |
全16公演を通して、各地のファンと直接交流する機会を作った。
特に10月25日の豊洲PIT公演は、ツアーの集大成となるステージだった。SILENT SIRENの公式スタッフ発信でも、5月から続いたツアーの完走とファンへの感謝が伝えられている。
2026年10月にはアニメタイアップ曲も連続リリース
2026年後半の活動で見逃せないのが、2曲のデジタルシングルだ。
「ニコイチ!」
2026年10月5日配信
テレビ東京系アニメ『タヌキとキツネ』の主題歌。ジャケットデザインは山内あいなが担当した。
「あっとUMA」
2026年10月22日配信
TOKYO MX『ゲルぴよ』のオープニングテーマ。山内あいなとすぅは作品に声優としても出演した。
ここで注目したいのは、山内が演奏者としてだけでなく、ビジュアル制作や声の表現にも関わっていることだ。
ベースを弾く、ジャケットをデザインする、アニメ作品に声で参加する。複数の表現手段を持つことが、現在の彼女の活動の特徴になっている。
2026年11月以降のライブ予定と次の展開
2026年11月5日現在、今後の大きな予定として発表されているのが、年末の「COUNTDOWN JAPAN 26/27」だ。
- 2026年12月30日: 幕張メッセで開催されるCOUNTDOWN JAPAN 26/27に出演予定。
加えて、10月25日の豊洲PIT公演では2027年の活動も発表された。
| 今後の予定 | 発表内容 |
|---|---|
| 2027年1月17日 | 約10年ぶりの「女祭り」「男祭り」開催 |
| 2027年春 | 約2年ぶりのミニアルバム発売予定 |
| 2027年5月2日 | 大阪・バナナホール |
| 2027年5月15日 | 福岡・DRUM LOGOS |
| 2027年5月22日 | 愛知・ボトムライン |
| 2027年5月28日 | 東京・Zepp Shinjuku |
新作ミニアルバムには「ニコイチ!」と「あっとUMA」に加え、新録曲も収録される予定だ。
2026年のツアー完走は、単なる一区切りではない。2027年の新作とツアーへつながる、新たな活動段階のスタートでもある。
【絵本作家・イラストレーターとしての山内あいな】個展や作品の魅力

山内あいなのもう一つの大きな特徴が、アートの分野での活動だ。
バンドのキャラクターやグッズデザインを担当してきた彼女は、絵本作家としても作品を発表している。
2019年に絵本作家デビュー
『にゃんにゃんにゃんたのだいへんしん』
著者:あいにゃん(絵と文)
監修:松本えつを
CHICORA BOOKSのキャラクター絵本出版大賞で優秀賞を受賞した作品。
この作品は、番組の企画から始まった絵本制作をきっかけに誕生した。
主人公は、立派な忍者を目指して修行の旅に出る猫の男の子「にゃんた」。
物語の中心にあるのは、自分らしさを見つけることだ。
出版社の商品紹介では、作品のテーマを次の言葉で表現している。
ほかのだれかじゃなくて、キミはキミを生きるんだ。
バンド活動で表現してきたポップな世界観と、絵本で描くキャラクターの親しみやすさには共通点がある。
ただし、音楽作品と絵本は表現方法が異なる。山内はそれぞれの分野で、自分の感性を別の形に変換している。
イラストやグッズデザインも担当
SILENT SIRENでは、ファンに親しまれているキャラクター「サイサイくん」をはじめ、ロゴやグッズのデザインにも携わってきた。
音楽を演奏するだけでなく、バンドの世界観を視覚的に作り上げる役割も担っている。
この活動は、読者モデル時代から培ってきたファッション感覚とも無関係ではない。
衣装、色使い、キャラクター、ロゴなど、視覚的な要素を組み合わせてブランドイメージを作る経験が、アーティストとしての個性につながっている。
個展では画家としての表現にも挑戦
山内はイラストだけでなく、抽象画や絵画作品にも取り組んでいる。
紹介されている展示の一つが、人形町のmyna villaで展示された作品「遺伝」だ。
この作品には、画家だった叔父・山内龍雄さんへの思いが込められている。
尊敬する叔父の表現や生き方に触れ、自分もその感性を少しでも受け継いでいたらという思いを作品にしたものだ。
展示紹介では、繊細さと力強さを併せ持つ作品として紹介されている。
また、山内には初の個展を開催した実績もある。絵本作家としての活動にとどまらず、自分自身の感情や考えを絵画として発信している点も特徴的だ。
株式会社SAYNの取締役としての活動
山内の活動を理解するうえでは、株式会社SAYNの存在も欠かせない。
2022年1月11日に設立された同社は、山内、すぅ、黒坂、音楽プロデューサーのクボナオキによって立ち上げられた。
山内は取締役として会社運営にも関わっている。
活動休止中に会社を立ち上げた理由について、山内は『ベース・マガジン』のインタビューで、個々のやりたいことや強みを伸ばせる環境を作りたかったと説明している。
それまで外部の事務所やレーベルが担っていた業務を自分たちで進めるようになり、会議や役割分担なども経験したという。
これは単なる所属先の変更ではない。
アーティスト自身が活動の基盤を作り、マネジメントや制作に主体的に関わる体制への転換だ。
山内の場合、音楽活動とアート活動を両立するための環境づくりという意味でも、SAYNの設立は重要な転機だった。
【プロの結論】山内あいなのキャリアから見える3つの強み
山内あいなの経歴を振り返ると、単純に「人気ガールズバンドのベーシスト」という肩書きだけでは説明できない。
注目したいのは、次の3つの特徴だ。
1. 音楽とファッションを結びつける表現力
読者モデルとしてスタートし、音楽活動を通して独自のブランドイメージを確立してきた。演奏だけでなく、ビジュアル面でもバンドを支えている。
2. 異なるジャンルに挑戦する創作力
絵本、イラスト、抽象画、個展など、表現の場を広げてきた。音楽活動が休止していた期間も、アーティストとしての活動を続けられる強みがある。
3. 自分たちで活動を継続する経営的な視点
株式会社SAYNの設立によって、アーティストとして作品を発表するだけでなく、活動を支える組織づくりにも関わっている。
特に2021年から2023年までの活動休止期間は、キャリアの後退ではなく、活動の基盤を作り直す時間になった。
山内あいなの現在を理解する際には、バンド活動だけを見るのではなく、音楽・アート・会社運営という3つの領域を合わせて捉えることが大切だ。
【山内あいなに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:山内あいなの現在の年齢は何歳?
A1:1988年7月3日生まれで、2026年11月現在38歳。神奈川県出身のミュージシャン、アーティストとして活動している。
Q2:山内あいなの身長は何cm?
A2:タレントデータバンクに掲載されているプロフィールでは156cm。
Q3:山内あいなはSILENT SIRENを脱退した?
A3:脱退していない。約2年間の活動休止を経て、2023年12月に活動を再開。現在もベーシストとして参加している。
Q4:山内あいなは絵本作家なの?
A4:そうだ。2019年に「あいにゃん」名義で『にゃんにゃんにゃんたのだいへんしん』を出版し、絵本作家デビューを果たしている。
Q5:山内あいなは個展を開催したことがある?
A5:ある。イラストや抽象画などの作品を制作し、個展も開催している。人形町のmyna villaでは「遺伝」という作品も展示された。
Q6:株式会社SAYNとは何?
A6:2022年1月11日に設立された会社。山内あいな、すぅ、黒坂優香子、クボナオキの4人が設立に参加し、アーティスト活動のマネジメントなどを担っている。
Q7:SILENT SIRENの2026年のアルバムは?
A7:2026年4月15日発売の『TRIANGLE』。全12曲を収録した8枚目のフルアルバムである。
Q8:SILENT SIRENの次のライブはいつ?
A8:2026年11月5日時点で、12月30日のCOUNTDOWN JAPAN 26/27への出演が予定されている。また、2027年1月17日の女祭り・男祭りや、同年5月の4大都市ツアーも発表されている。
まとめ:山内あいなは音楽とアートの両方で進化を続ける
山内あいなは、SILENT SIRENのベーシストとして長年活動する一方、絵本作家やイラストレーター、画家、会社役員としてもキャリアを積み重ねてきた。
2021年末の活動休止、2022年の株式会社SAYN設立、2023年末の再始動を経て、2026年にはフルアルバム『TRIANGLE』と全国16会場のツアーを実現した。
加えて、2026年10月にはアニメタイアップ曲の連続リリース、2027年のミニアルバムと全国ツアーも発表されている。
彼女の魅力は、ひとつの肩書きに収まらないところにある。
ベースを弾くミュージシャンとして、絵を描くアーティストとして、そして自分たちの活動を支える組織を作る一人として、それぞれの分野に挑戦している。
山内あいなの現在は、SILENT SIRENの再始動を成功させた先にある、新しい表現と活動の広がりの中にある。 2027年に向けて、音楽とアートの両面でどのような作品を生み出していくのか、今後も注目したい。