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【2026年現在】NHK『キングダム』は中止されたのか?結論と最新状況

保坂 匠 保坂 匠 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

記事の根拠資料:アニメ公式サイト、NHKエンタープライズ、エイベックス・ピクチャーズ、集英社、MANTANWEBの発表・報道を照合。

最初に整理したいのは、「放送中止」と「シリーズ制作中止」は意味が異なるという点だ。NHK総合で予定されていた特定回が放送されなかったとしても、それだけで作品そのものが打ち切られたことにはならない。

『キングダム』では、過去に大きく分けて2種類の放送変更が発生している。2020年の第3シリーズは新型コロナウイルス感染拡大による制作・収録環境の変化、第5シリーズは2024年1月の能登半島地震に関するニュース報道が理由だった。どちらも事情の異なる一時的な放送変更である。

加えて、2025年10月には第6シリーズがスタートし、同年12月に最終話まで放送された。その後、2025年12月28日に公式サイトが第6シリーズの続編制作決定を発表している。

したがって、2026年11月現在の状況は「NHKキングダムが中止された」ではなく、「第6シリーズまで放送済みで、続編の制作が決定している」というものだ。

【第3シリーズ】コロナ禍による放送延期の経緯と制作現場の実情

nhkキングダム中止

『キングダム』の放送中止説が広まる大きなきっかけとなったのが、第3シリーズの長期延期だ。

2020年4月に放送開始、わずか4話で休止

第3シリーズは2020年4月5日深夜、NHK総合で放送を開始した。シリーズの中心となるエピソードは、秦国が楚・趙・魏・燕・韓・斉などの勢力と対峙する「合従軍編」。原作でも大規模な戦いとして知られる重要な物語だった。

ところが、新型コロナウイルス感染症の拡大によって制作スケジュールに影響が生じ、2020年4月26日の第4話を最後に、第5話以降の放送延期が決まった。

これは単に作画が間に合わなかったという話ではない。アニメ公式サイトに掲載された今泉賢一監督、スタジオサインポスト、ぴえろの制作スタッフ座談会では、当時の制作現場について具体的な事情が語られている。

延期の背景には声優の収録環境もあった

制作スタッフによると、映像制作そのものは継続できる見込みがあった一方、キャストの収録環境が次第に難しくなっていた。

『キングダム』は大人数の声優が参加する作品だ。コロナ禍以前は、収録スタジオに多いときで約30人の役者が集まっていたという。感染対策として少人数での収録に切り替えると、人員交代のたびに換気や消毒が必要となり、従来より収録時間も長くなった。

監督や制作スタッフは、打ち合わせのリモート化や自宅での作画作業など、制作体制そのものを見直す必要にも迫られた。

つまり、第3シリーズの延期は、アニメの制作工程全体に及ぶ新型コロナウイルスの影響によるものだった。毎週の放送を安定して続けることが難しくなり、最終的に製作委員会の判断で延期が決定したのである。

2021年4月4日に第1話から放送再開

2020年12月、NHKは第3シリーズの放送再開を2021年4月と発表した。そして2021年4月4日から、NHK総合で第1話より改めて放送が始まった。

ここで注目したいのは、休止していた第5話から単純に再開したのではなく、第1話から放送をやり直した点だ。視聴者が物語の流れを最初から追えるようにする意味もあり、シリーズとして再スタートを切った。

この経緯は、現在の打ち切り説を検証するうえでも重要だ。長期の放送延期があっても、制作そのものが終了したわけではなく、実際に全26話のシリーズとして放送を完了している。

【第5シリーズ】第1話が放送休止になった能登半島地震の真相

もう一つ、「NHKキングダム中止」という検索につながった出来事が、2024年1月に発生した第5シリーズ第1話の放送休止だ。

2024年1月6日の放送予定が変更された理由

第5シリーズは「黒羊丘の戦い」を描くシリーズで、当初、第1話「化物達の出陣」は2024年1月6日深夜にNHK総合で放送される予定だった。

しかし、2024年1月1日に発生した能登半島地震を受け、NHKは関連ニュースや災害情報を伝える特別報道を優先した。そのため、予定されていたアニメの放送は休止となった。

これは番組の制作上の問題や、作品に対する評価が原因ではない。大規模災害の発生時に、公共放送として必要な情報を届けるための編成変更だった。

休止は1週間で解消、第1話は1月13日に放送

MANTANWEBの2024年1月9日付報道によると、休止となった第1話は翌週の1月13日深夜0時15分に放送されることが決まった。

つまり、当初予定からの変更は約1週間。第3シリーズのような長期間の延期とは事情も期間も異なる。

第1話では桓騎と慶舎が対峙する黒羊丘の戦いが幕を開け、五千人将となった信の新たな戦いが描かれた。その後も放送は継続し、2024年3月30日深夜には第12話と第13話が2話連続で放送され、シリーズを完結させている。

ここで覚えておきたいのは、能登半島地震による放送休止は、災害報道を優先した一時的な措置だったということだ。番組の打ち切りや制作中止と結び付けるのは適切ではない。

【歴代シリーズ一覧】キングダムの放送期間と延期・再開の時系列

これまでの放送履歴を振り返ると、キングダムは2012年の第1シリーズから2025年の第6シリーズまで、長期にわたって映像化が続いてきた作品であることが分かる。

特に第3シリーズの延期と第5シリーズの初回休止は、原因も対応も異なる。以下の表で、各シリーズの放送時期と重要な出来事を整理した。

時期 シリーズ・出来事 放送状況と確認できる事実
2012年6月~2013年2月 第1シリーズ NHK BSプレミアムで放送開始。全38話。
2013年6月~2014年3月 第2シリーズ NHK BSプレミアムで放送。
2020年4月 第3シリーズ開始 NHK総合で放送開始。第4話まで放送。
2020年4月~2021年3月 第3シリーズ延期 新型コロナウイルスの影響で第5話以降が延期。
2021年4月~10月 第3シリーズ再開 第1話から放送を再開し、全26話を放送。
2022年4月~10月 第4シリーズ NHK総合で放送。
2024年1月6日 第5シリーズ第1話 能登半島地震関連の特別報道で放送休止。
2024年1月13日 第5シリーズ再開 第1話を1週間延期して放送。その後3月に最終話まで放送。
2025年10月4日 第6シリーズ開始 NHK総合で24時10分から放送開始。
2025年12月27日 第6シリーズ最終回 第13話「大将軍の景色」を放送。
2025年12月28日 続編制作決定 アニメ公式サイトが第6シリーズの続編制作決定を発表。
2026年1月7日 集英社の発表 集英社の公式サイトでも続編制作決定を告知。

制作体制から見ても単純なNHK単独作品ではない

NHKエンタープライズの作品紹介によると、第1・第2シリーズはNHK、NHKエンタープライズ、ぴえろによる国内共同制作だった。第3シリーズ以降は、集英社、ぴえろ、NHKエンタープライズ、エイベックス・ピクチャーズが参加する製作委員会体制となっている。

この構造は、作品の放送と制作を理解するうえで重要だ。NHK総合で放送されているからといって、アニメの制作や続編決定のすべてをNHKだけが判断しているわけではない。

放送局の番組編成、制作委員会による制作判断、アニメーション制作会社の制作工程は、それぞれ異なる役割を担っている。特別報道による番組休止と、作品そのものの制作継続を分けて考える必要があるのは、このためでもある。

【第6シリーズと2026年最新情報】続編制作決定!第7期はいつから?

中止説を否定する最も強い材料が、第6シリーズの放送実績と、その続編制作決定だ。

第6シリーズは2025年10月4日にNHK総合でスタート

アニメ公式サイトは2025年4月17日、第6シリーズを同年10月にNHK総合で放送すると発表した。その後、2025年8月12日には具体的な放送日時が10月4日(土)24時10分に決定したと告知している。

第6シリーズで描かれたのは、秦国による趙攻略をめぐる戦いだ。王翦、桓騎、楊端和の三軍が連合軍を結成し、信、蒙恬、王賁ら新世代の武将たちも独立遊軍として参戦する。

信が王騎から託された矛を手に戦場へ向かう展開も大きな見どころとなった。

第6シリーズは全13話で構成され、2025年12月27日の第13話「大将軍の景色」で最終回を迎えた。放送終了後、続編制作決定の発表へとつながっている。

2025年12月28日に公式が続編制作決定を発表

2025年12月28日、TVアニメ『キングダム』公式サイトは「続編制作決定」を発表した。楊端和とバジオウの新ビジュアル、制作決定の特報映像も公開されている。

続編の物語について公式サイトが示したのは、鄴をめぐる趙との戦いがさらに激化するという方向性だ。特に、山の王・楊端和と大犬戎族の王・ロゾの戦いが重要な要素になると紹介されている。

この発表は、作品の制作が終了していないことを示す明確な材料だ。単なるファンの期待やSNS上の予想ではなく、アニメ制作側による正式な発表である。

2026年11月現在、第7シリーズの放送日は発表された?

ここは誤解しやすい部分だ。

2026年1月7日には集英社の公式サイトでも「TVアニメ『キングダム』第6シリーズ続編制作決定!」と告知された。しかし、公式発表で使われている表現は、あくまで「第6シリーズの続編」である。

視聴者やアニメ情報サイトでは、次のシリーズを便宜上「第7期」と呼ぶことがある。ただし、制作発表そのものが正式に第7シリーズという名称を確定したわけではない。

2026年11月6日現在、続編の制作は決定済みだが、放送開始日・放送月・放送局・話数などの具体的な情報は公式発表で確認できない。

したがって、「2027年からNHK総合で放送開始」「第7シリーズが何月にスタート」といった情報を確定事項として受け取るのは避けたい。NHK総合での放送実績は続いているものの、次回作の放送枠については正式発表を待つ必要がある。

続編では楊端和とロゾの戦いに注目

続編制作決定時の公式発表では、楊端和とバジオウのビジュアルが公開された。物語の焦点として示されたのは、趙国の鄴をめぐる戦いと、山の民と犬戎族の対立である。

第6シリーズでは趙攻略戦が本格化したものの、物語はすべての戦いに決着をつけたわけではない。続編では、楊端和が率いる山の民の戦いが重要な見どころになる。

制作決定と放送日決定は別の段階だが、少なくとも作品の物語が続くことは公式に示されている。

【打ち切り説の真相】なぜキングダムは中止と検索され続けるのか

ここまでの経緯を踏まえると、「キングダムが中止された」という情報が生まれやすい背景には、いくつかの理由がある。

理由1:第3シリーズの延期期間が長かった

2020年から2021年にかけての延期は、視聴者にとって非常に長い空白期間となった。第4話の後に次の話が放送されず、再開時には第1話からやり直すことになったため、作品の終了を心配する人が出ても不思議ではない。

しかし、実際には制作スタッフが制作体制を維持し、2021年に放送を再開している。これは打ち切りではなく、社会的な事情に伴う放送延期だった。

理由2:NHKの特別報道による番組休止

第5シリーズの第1話は、能登半島地震の関連ニュースを優先したことで放送が1週間変更された。放送予定表だけを見れば、楽しみにしていた番組が突然なくなったように見える。

しかし、災害時の特別報道による休止は公共放送としての編成上の判断であり、作品の制作状況とは別の問題だ。

理由3:「放送休止」「放送延期」「打ち切り」が混同されている

検索結果やSNSでは、これらの言葉が同じような意味で使われることがある。しかし、実際には次のような違いがある。

  • 放送休止:予定されていた放送回を一時的に放送しないこと。
  • 放送延期:予定されていた放送日時や開始時期を後ろに変更すること。
  • 制作中止:制作そのものを終了させること。
  • 打ち切り:作品や番組を予定より早く終了させること。
  • 続編制作決定:次の物語を映像化する制作計画が正式に決まること。

キングダムで実際に起きたのは、第3シリーズの放送延期と第5シリーズ第1話の放送休止だ。その後は第6シリーズまで制作・放送され、さらに続編制作も決定している。

【プロの結論】確認すべきなのは「休止の理由」と「次の公式発表」

アニメの放送状況を判断するとき、検索結果に表示された「中止」という見出しだけで結論を出すのは危険だ。

最も確実なのは、次の3点を確認することだ。

  1. 放送休止が発生した日時と、その理由を確認する。
  2. NHKや作品公式サイトに再開日・振替放送日が掲載されているか確認する。
  3. 制作中止や打ち切りなのか、それとも続編制作が決定しているのかを公式発表で判断する。

キングダムの場合、第3シリーズの長期延期、第5シリーズの1週間の放送変更、第6シリーズの放送完了、続編制作決定という時系列を押さえれば、打ち切り説に根拠がないことが理解できる。

特に次回作の放送時期については、制作決定という事実と、NHK総合での放送開始日が決まったという情報を混同しないことが大切だ。

【NHKキングダム中止】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:NHKのキングダムは2026年現在、中止になったのですか?
A1:いいえ。シリーズ全体の制作中止や打ち切りは発表されていません。第6シリーズまで放送され、2025年12月28日には続編制作も正式に発表されています。

Q2:キングダム第3シリーズが放送延期になった理由は何ですか?
A2:新型コロナウイルスの感染拡大による制作スケジュールや声優の収録環境への影響です。2020年4月に第4話まで放送された後、延期となり、2021年4月4日に第1話から放送が再開されました。

Q3:キングダム第5シリーズの第1話はなぜ休止されたのですか?
A3:2024年1月1日に発生した能登半島地震に関するニュース報道を優先したためです。予定されていた1月6日深夜の放送は休止され、1月13日深夜0時15分に振り替えられました。

Q4:キングダム第6シリーズはいつ放送されましたか?
A4:2025年10月4日24時10分からNHK総合で放送が始まり、同年12月27日の第13話で最終回を迎えました。

Q5:キングダム第7期はいつから放送されますか?
A5:続編の制作は決定していますが、2026年11月6日現在、具体的な放送開始日は公式発表されていません。また、公式発表での呼称は「第6シリーズの続編」です。

Q6:キングダムの続編はNHK総合で放送されますか?
A6:これまでのシリーズはNHKで放送されていますが、続編の放送局や放送時間は正式発表されていません。NHK総合での放送を確定情報として扱うことはできません。

まとめ:NHKキングダムは中止ではない!続編の正式発表に注目

2026年11月現在、NHKのテレビアニメ『キングダム』は中止されていない。過去に放送休止や延期があったのは事実だが、それぞれ明確な事情があり、作品全体の打ち切りを意味するものではなかった。

第3シリーズは新型コロナウイルスの影響で約1年の延期を経て2021年に放送再開。第5シリーズは能登半島地震の特別報道によって第1話が1週間延期された。その後、第6シリーズは2025年10月から12月まで放送され、2025年12月28日には続編制作決定が発表された。

現在の最大の注目点は、続編の具体的な放送時期と放送局だ。特に第6シリーズの続きとなる鄴攻略戦や、楊端和とロゾの対決がどのように映像化されるのか、期待が高まる。

「放送休止」と「作品の中止」はまったく別のもの。今後の情報を追う際も、NHKの番組情報、キングダムのアニメ公式サイト、集英社の公式発表を基準にすれば、根拠のない打ち切り説に惑わされずに最新状況を把握できる。

現時点での結論は明快だ。キングダムは終了していない。続編の制作は決定しており、次に待たれるのは正式な放送スケジュールの発表である。

編集上の重要な確認資料

- 第3シリーズの延期理由と制作スタッフの証言:
- 第5シリーズ第1話の休止と振替放送:
- 歴代シリーズの放送期間と制作体制:
- 第6シリーズの放送実績と続編制作決定:
- 2026年11月6日時点のアニメ公式ニュース一覧:

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保坂 匠

連続ドラマと朝ドラの編成・キャスト情報を追うデスク。NHK・民放の公式発表、番組公式サイト、プレスリリースを一次情報として確認し、未発表の情報は記事にしていません。

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