新しいスペース・マウンテンの開業予定は、2027年です。
2022年4月27日、株式会社オリエンタルランドは、東京ディズニーランドの「スペース・マウンテン」と周辺環境を全面的に一新する計画を発表しました。当初から2027年の開業を目指しており、旧施設の営業終了後、新しい建物と周辺エリアの整備が進められています。
2026年8月13日には正式名称が発表され、同年10月には公式特設サイトの情報も更新されました。
ただし、2026年11月時点で、スペース・マウンテン・アースライズの具体的な開業日や月は公表されていません。公式サイトでも「2027年」と案内されています。
ここで注意したいのが、同じトゥモローランドで進行している別の再開発との混同です。
ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』をテーマにした新アトラクション「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」は、2027年4月15日オープン予定です。一方、スペース・マウンテン・アースライズについては、同日開業とは発表されていません。
つまり、2027年春のトゥモローランド再開発と、アースライズの開業日を同一視しないことが大切です。
リニューアルまでの経緯
- 1983年4月15日: 東京ディズニーランド開園と同時に旧スペース・マウンテンがオープン。
- 2007年4月: 大規模なリニューアルを経て、現行の旧施設仕様に。
- 2022年4月27日: オリエンタルランドが建て替えと周辺環境の一新を発表。
- 2024年7月31日: 旧スペース・マウンテンが営業終了。
- 2025年4月28日: オリエンタルランドの長期経営戦略で投資額約705億円を公表。
- 2026年8月13日: 新名称「スペース・マウンテン・アースライズ」を発表。
- 2026年10月9日: 公式特設サイトでデコレーション情報を更新。
- 2027年: 新アトラクションのオープン予定。
旧施設の営業終了から新施設の開業までは約3年間の空白期間となります。単なる設備交換ではなく、施設そのものを新しく建設する大規模プロジェクトであることが、この期間からも分かります。
【新名称の意味と由来】アースライズは地球の美しさを表現する言葉

2026年8月13日に発表された新名称は、「スペース・マウンテン・アースライズ(Space Mountain Earthrise)」です。
従来の名称に「アースライズ」が加わったことで、宇宙旅行という基本テーマを維持しながら、新しい物語の方向性が明らかになりました。
アースライズとは何を意味する?
アースライズ(Earthrise)は、宇宙から地球を眺めた際、月の地平線から地球が昇ってくるように見える現象を指します。
東京ディズニーリゾートの公式説明では、水平線から太陽が昇るように、月のふちから地球が姿を現す様子として紹介されています。
この名称に込められているのは、宇宙の中で唯一無二の存在である地球の美しさと尊さです。
加えて、公式発表では、世界のディズニーテーマパークにあるスペース・マウンテンの中でも、日本オリジナルのテーマとされています。
なぜ地球をテーマにしたのか?
旧スペース・マウンテンの中心的な魅力は、暗闇の中を高速で駆け抜ける宇宙旅行でした。
新施設では、その宇宙旅行の始まりを地球からの発進として描きます。
つまり、宇宙空間を疾走するだけでなく、地球から宇宙へ飛び出すという物語の入口が明確になったのです。
ここには興味深い変化があります。
宇宙の未知やスリルを楽しむ体験から、宇宙という広大な視点を通して地球の存在を感じる体験へ。名称の変更は、単なるブランド上の追加要素ではなく、新しいアトラクションの世界観を象徴しています。
もちろん、実際のライド中にどのような映像や風景が展開されるのか、地球の描写がどの程度登場するのかといった細部は、まだ明らかになっていません。
【新ライドシステムの全貌】車両搭載型オーディオと光・音の演出が変える宇宙旅行
今回のリニューアルで最も注目したいのが、建物とライドシステムの全面刷新です。
オリエンタルランドの発表によると、新施設は従来の屋内型ジェットコースターという形式を引き継ぎながら、建物からライドシステムまで完全に一新されます。
つまり、外観だけを新しくした施設ではありません。
1. 地球から宇宙へ飛び出す新しいストーリー
公式に紹介されている体験の始まりは、ゲストを乗せたライドが地球から勢いよく発進し、宇宙へ飛び込むというものです。
この説明から、従来の宇宙空間を疾走する体験に加え、地球から宇宙へ向かうストーリー性が強化されることが分かります。
注目したいのは、乗車前から乗車後まで、ひとつの宇宙旅行として体験を構成する可能性です。
ただし、発進時の具体的な加速方式やコースの構造、特殊な落下・旋回の配置などは公表されていません。
2. 車両搭載型オーディオシステムを初導入
新施設の技術面で特に注目されるのが、車両搭載型オーディオシステムです。
これは、東京ディズニーリゾートのコースターでは初めて導入される仕組みとして発表されています。
従来のように施設内の音響設備だけで演出するのではなく、ライドの車両そのものにオーディオシステムを搭載する点が特徴です。
この方式によって期待されるのは、走行するライドと音響演出が一体となった臨場感です。
例えば、宇宙空間を移動する感覚と音の演出が連動すれば、ゲストは単にコースターに乗るだけでなく、音に包まれながら宇宙を旅するような感覚を味わえる可能性があります。
ただし、スピーカーの配置、音楽の種類、効果音の同期方法、車両ごとの音響制御など、具体的な技術仕様は発表されていません。
3. 宇宙現象を再現する光と音の特殊効果
新しいスペース・マウンテンでは、さまざまな宇宙現象を表現する光と音の特殊効果も導入されます。
宇宙をテーマにした屋内型コースターでは、視覚情報と音響情報が体験の印象を大きく左右します。
特に暗闇を走行する構造では、光の出現や消失、音の変化によって、ゲストが感じる空間の広がりや速度感を演出できます。
今回の新施設は、車両搭載型オーディオシステムも組み合わせるため、光・音・ライドの動きがどのように融合するかが大きな見どころです。
4. 具体的なコースター性能は発表されている?
2026年11月時点では、次のような詳細情報は公式に公表されていません。
- 最高速度
- コース全長
- 乗車時間
- 車両の定員
- シートの構造
- 身長制限
- 旧施設と比較した加速度や旋回性能
したがって、「旧施設より何倍速くなる」「最高速度が何km/hになる」といった数字を確定情報として扱うことはできません。
現時点で確実に分かっているのは、屋内型ジェットコースターという形式を維持しつつ、建物・ライドシステム・特殊効果を一新することです。
【新旧比較】旧スペース・マウンテンとアースライズは何が違う?
今回のリニューアルは、旧施設の延長線上にありながら、体験の構成や施設環境を大きく変えるものです。
比較すると、変わらない部分と新しくなる部分がはっきり見えてきます。
| 比較項目 | 旧スペース・マウンテン | 新スペース・マウンテン・アースライズ |
|---|---|---|
| 営業・開業 | 1983年4月15日開業、2024年7月31日終了 | 2027年オープン予定 |
| 施設名称 | スペース・マウンテン | スペース・マウンテン・アースライズ |
| 基本形式 | 屋内型ジェットコースター | 屋内型ジェットコースター |
| 建物 | 従来の施設 | 建物を全面刷新 |
| ライドシステム | 旧システム | 新システムに全面刷新 |
| 物語の方向性 | 暗闇の宇宙空間を高速走行 | 地球から宇宙へ飛び出す新しいストーリー |
| 音響 | 旧施設の音響演出 | 車両搭載型オーディオシステムを導入 |
| 特殊効果 | 暗闇と宇宙空間の演出 | 宇宙現象を表現する光と音の演出 |
| 周辺環境 | 従来のトゥモローランド | トゥモローランド・プラザを新設 |
| 投資額 | ― | 周辺エリアを含め約705億円 |
最大の違いは「施設の全面的な再構築」
旧施設は1983年の東京ディズニーランド開園とともに誕生しました。
その後、2007年4月にリニューアルされ、2024年7月まで営業を続けていました。
長い期間、多くのゲストに親しまれた理由のひとつは、暗闇の中を走る独特の体験です。
東京ディズニーリゾートの2024年4月の公式アンバサダーブログでは、開園当初に勤務していたキャストが、旧施設の魅力について「暗闇の中を走る」という点を挙げています。
この魅力は、新施設でも宇宙をテーマにした屋内型コースターという形で引き継がれます。
一方、建物やライドシステムは全面刷新されるため、旧施設のコースをそのまま残して演出だけを変更する計画ではありません。
新旧の最大の共通点は宇宙を駆け抜ける屋内型コースターであること、最大の違いはその体験を支える施設と技術が一新されることです。
【投資額705億円の理由】トゥモローランド・プラザも大きく変わる
スペース・マウンテンのリニューアルを語るうえで欠かせないのが、約705億円という大規模な投資です。
この金額は、アトラクション単体ではなく、周辺エリアの再開発を含む投資予算です。
560億円から705億円へ変更された経緯
2022年4月の当初発表では、スペース・マウンテンと周辺環境の一新に約560億円を投資する計画でした。
その後、オリエンタルランドが2025年4月28日に公表した2035年長期経営戦略では、投資額が約705億円に変更されています。
差額は約145億円です。
ここで重要なのは、705億円を新アトラクション本体だけの建設費と解釈しないことです。
オリエンタルランドの経営計画では、「スペース・マウンテン・アースライズ」と「トゥモローランド・プラザ」を一体の再開発案件として掲載しています。
そのため、建物やライドシステムの刷新、周辺広場の整備などを含めたプロジェクト全体の投資額として理解するのが適切です。
トゥモローランド・プラザの変更点
新しいスペース・マウンテンの周辺には、「トゥモローランド・プラザ」という広場が誕生します。
公式発表によると、この広場のテーマは人類と自然の調和です。
具体的には、次のような要素が取り入れられます。
- 火、水、土、木などの自然を構成するエレメント
- 太陽や月などの天体の光をイメージしたモニュメント
- 人と自然、宇宙のつながりを表現する空間デザイン
- 夜間の光と音による演出
特に注目したいのは、夜間の演出です。
アトラクションに乗らないゲストも、広場を訪れることで新しい世界観を楽しめるようになります。
従来のようにアトラクションの建物だけがエリアの象徴になるのではなく、周辺空間も含めてトゥモローランドの新しい景観を形成する計画です。
新フード店舗「エレメント・エクスプレス」も登場
トゥモローランド・プラザには、フード店舗「エレメント・エクスプレス」がオープンする予定です。
販売内容はスナックやドリンクが中心と案内されています。
広場で休憩しながら飲食を楽しめる施設として計画されており、アトラクションの利用者以外にも立ち寄る理由が生まれます。
店舗の詳細なメニューや価格については、2026年11月時点で具体的な発表を確認できません。
2026年10月に更新されたデコレーション情報
2026年10月9日には、東京ディズニーリゾートの公式特設サイトでアースライズ関連のデコレーション情報が更新されました。
設置場所として案内されているのは、トゥモローランドにある「スターゲイザーサプライ」付近です。
アトラクション本体の開業を待つ間も、周辺エリアで新しい世界観に触れられる取り組みが進んでいます。
【2026年最新情報】建設状況・公式発表・今後の注目ポイント
2026年は、新スペース・マウンテンの情報が具体化した重要な年です。
特に8月の正式名称発表と、10月の公式特設サイト更新によって、施設の名称や世界観、周辺エリアの構成が明らかになりました。
2026年の主な発表内容
8月13日:正式名称とロゴを発表
新しい施設の名称が「スペース・マウンテン・アースライズ」に決定しました。
同時に、車両搭載型オーディオシステムや新しいストーリー、光と音の特殊効果についても紹介されています。
10月9日:デコレーション情報を更新
公式サイトで、アースライズに関連するデコレーションの設置情報が更新されました。
10月27日:トゥモローランド再開発の別施設の開業日を発表
「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」と関連店舗の開業日が発表されました。
この発表によって、2027年のトゥモローランド再開発のスケジュールがさらに具体化しました。
ただし、アースライズの開業日は引き続き2027年予定という案内にとどまっています。
今後、発表が期待される情報
開業前に注目したいのは、次の項目です。
1. 正式なグランドオープン日
2. コースの長さや走行時間などのライド性能
3. 身長制限や利用条件
4. 車両搭載型オーディオの具体的な演出内容
5. 待ち時間や利用方法、ディズニー・プレミアアクセスの対象 여부
6. エレメント・エクスプレスのメニューと価格
特に利用条件や運営方式は、実際に来園する人にとって重要です。
開業日が発表された後は、東京ディズニーリゾートの公式アトラクション情報や運営案内を確認するのが確実です。
ネットで見かける情報の見分け方
リニューアルに関する情報では、次のような混同に注意が必要です。
- 「2027年4月15日にアースライズが開業する」: 4月15日はシュガー・ラッシュ:スウィートレスキューの開業予定日です。
- 「705億円はアトラクション本体だけの建設費」: 周辺のトゥモローランド・プラザを含む再開発全体の投資額です。
- 「最高速度やコース全長が確定している」: 2026年11月時点で具体的な性能数値は公表されていません。
- 「旧施設のコースをそのまま再利用する」: 建物からライドシステムまで完全に一新する計画です。
公式発表で確認できる内容と、予想や考察を区別することが、開業前の情報収集では大切です。
【プロの結論】アースライズは単なるリニューアルではなくトゥモローランド全体の進化
今回のプロジェクトを理解するうえで、最も重要なのは、スペース・マウンテンだけに注目しないことです。
約705億円という投資額が示しているように、今回の計画はアトラクション本体と周辺環境を一体的に作り直すものです。
旧施設の魅力だった暗闇の中を疾走する屋内型コースターは継承されます。一方で、地球から宇宙へ飛び出す新しいストーリー、車両搭載型オーディオシステム、光と音の特殊効果が加わります。
加えて、トゥモローランド・プラザのモニュメントや夜間演出、エレメント・エクスプレスによって、アトラクションに乗らない時間も楽しめるエリアへと変化します。
この変化は、テーマパークにおける体験価値の広がりという観点でも興味深いものです。
従来は「乗ること」が中心だったアトラクションの価値が、今後は周辺の景観、音響、休憩、飲食を含む空間全体へ広がっていくからです。
どんな人が新施設に期待できる?
特に楽しみが大きい人
- 旧スペース・マウンテンの暗闇を疾走する感覚が好きだった人
- 新しいライドシステムや音響技術に興味がある人
- 宇宙や天体をテーマにした世界観が好きな人
- アトラクションだけでなく、広場や夜景も楽しみたい人
- 東京ディズニーランドの歴史的な変化を見届けたい人
一方、旧施設とまったく同じコースや乗車感覚を期待している人は注意が必要です。今回は建物もライドシステムも新しくなるため、旧施設の体験がそのまま再現されるわけではありません。
新旧の共通点と違いを理解したうえで訪れることが、満足度を高めるポイントになります。
スペース・マウンテンのリニューアルに関するよくある質問(FAQ)
Q1:スペース・マウンテンのリニューアルオープンはいつですか?
A1:2027年のオープン予定です。2026年11月時点では具体的な月日までは発表されていません。
Q2:新しいスペース・マウンテンの名前は何ですか?
A2:「スペース・マウンテン・アースライズ」です。2026年8月13日に正式名称が発表されました。
Q3:アースライズという名前にはどんな意味がありますか?
A3:宇宙から見たとき、月のふちから地球が昇るように見える現象を表します。地球の美しさや尊さを象徴する、日本オリジナルのテーマです。
Q4:旧スペース・マウンテンはいつ閉鎖しましたか?
A4:2024年7月31日に営業を終了しました。1983年の東京ディズニーランド開園以来、親しまれてきたアトラクションです。
Q5:リニューアルの投資額はいくらですか?
A5:約705億円です。オリエンタルランドが公表した金額で、アースライズとトゥモローランド・プラザの再開発を含みます。
Q6:新しいスペース・マウンテンは何が変わりますか?
A6:建物とライドシステムが全面刷新されます。車両搭載型オーディオシステムや、宇宙現象を表現する光と音の特殊効果が新たに導入されます。
Q7:トゥモローランド・プラザには何ができますか?
A7:自然や天体をモチーフにしたモニュメントを備える広場が整備され、夜間には光と音の演出が予定されています。また、スナックやドリンクを販売する「エレメント・エクスプレス」も登場します。
まとめ:スペース・マウンテンの新時代は2027年に始まる
東京ディズニーランドのスペース・マウンテンは、2024年7月31日の営業終了を経て、2027年に「スペース・マウンテン・アースライズ」として新しく生まれ変わる予定です。
今回のリニューアルで押さえておきたい要点は次の5つです。
- 新名称は「スペース・マウンテン・アースライズ」。
- 開業予定は2027年で、具体的な日付は未発表。
- 建物とライドシステムを完全に一新。
- 車両搭載型オーディオシステムと光・音の特殊効果を導入。
- 周辺エリアにはトゥモローランド・プラザとエレメント・エクスプレスが誕生。
特に注目したいのは、アトラクション単体ではなく、周辺環境まで含めた大規模な再開発であることです。
1983年から続いた旧スペース・マウンテンの歴史を受け継ぎながら、地球の美しさや宇宙の壮大さを表現する新しい体験へ。
2026年11月現在、開業日やライドの詳細仕様など、これから明らかになる情報も残されています。公式発表を確認しながら、2027年に始まる新しい宇宙旅行に期待したいところです。
主な情報根拠
- 東京ディズニーリゾート公式「東京ディズニーランドのトゥモローランドが大きく進化」
- オリエンタルランド「2035長期経営戦略」(2025年4月28日)
- 東京ディズニーリゾート公式「スペース・マウンテンおよび周辺環境の一新について」
- 東京ディズニーリゾート公式アンバサダーブログ(2024年4月30日)