タレント、実業家、そして個人投資家として活動する杉原杏璃さん。2005年、23歳のときにわずか30万円で株式投資を始め、約5年で資産1,000万円を築いた経験は、多くの投資初心者から注目を集めています。最初に購入したのは、野球好きという理由から選んだ東京ドーム株。リーマン・ショックによる資産の大幅な減少を経験しながらも、ゲーム関連株への投資や独自の売買ルールによって資産形成を続け、やがて「億り人」と呼ばれる存在になりました。
2025年8月のFRIDAYデジタルによる取材では、具体的な銘柄選びや情報収集、ビットコインへの投資、桐谷広人さんとの交流などが紹介されました。さらに2026年には投資アカデミー第5期の開講や資産形成関連の講演、新著の発売など、投資家としての活動も続いています。30万円から億単位の資産を築いた背景には何があったのか。本人の発言と公開情報をもとに、その投資歴と現在の活動を整理します。
【杉原杏璃の株式投資】2005年に30万円で東京ドーム株を買った理由

芸能活動だけでは生活が安定しなかった20代前半
杉原杏璃さんが株式投資を始めたのは2005年。23歳のときでした。
広島から上京して芸能活動を始めたものの、当時はオーディションやレッスンが中心で、安定した収入を得ることが難しい時期でした。仕事の予定が不規則なため、一般的なアルバイトをすることも簡単ではありません。毎月の家賃や生活費を支払いながら、貯金を切り崩す生活に不安を感じていたといいます。
そこで関心を持ったのが株式投資でした。ネット証券が普及し始めた時期でもあり、証券会社の店舗に出向かなくても、自宅や外出先から株を売買できる環境が整いつつありました。
本人は後年のインタビューで、働けない時間にもお金に働いてもらうという考え方に魅力を感じたことを振り返っています。芸能活動とは別の収入源を確保したいという、現実的な生活上の理由が出発点だったのです。
初めて購入したのは広島カープ好きがきっかけの東京ドーム株
最初に購入した銘柄は、当時東京証券取引所に上場していた東京ドームでした。
杉原さんは広島県出身で、熱心な広島東洋カープのファン。株主になれば東京ドームで開催されるカープ戦を優待で観戦できるかもしれないと考え、30万円を投じました。
ところが、購入した株数では無料観戦チケットを受け取るための株主優待条件を満たしていませんでした。株主優待には必要な保有株数や権利確定日などの条件があることを、身をもって知ったわけです。
このエピソードは、杉原さんの投資を象徴しています。最初から難しい金融理論を理解していたわけではなく、自分の好きなものや関心のある企業から株式投資に入っていきました。
なお、東京ドームは2021年に上場廃止となっています。現在、当時と同じ東京ドーム株を購入することはできません。初めて購入した銘柄と現在購入できる銘柄を混同しないことも、投資情報を調べる際のポイントです。
最初の成功体験が投資を続けるきっかけに
購入後しばらく株価を確認せず、後になって値上がりに気づいたというエピソードも知られています。
最初の段階では株価チャートや企業業績を十分に理解しておらず、利益が出れば売却するという比較的単純な取引をしていました。しかし、株式投資によって資産が増える経験をしたことで、投資への関心が高まっていきます。
2014年のAll Aboutのインタビューでは、東京ドーム株を保有した後に売却し、得た利益を次の投資資金に回したことも語っています。利益を消費するのではなく、再投資に回す姿勢は、その後の資産形成にもつながりました。
【30万円から1,000万円、そして億り人へ】投資歴と資産形成の転換点
30万円から5年で1,000万円という実績の背景
杉原杏璃さんの投資歴で特に注目されるのが、30万円から約5年で1,000万円に到達したという実績です。
ただし、ここで注意したいのは、最初の30万円だけを複利運用して1,000万円にしたという意味ではないことです。
2024年のOWNERS.COMのインタビューでは、株式投資で得た利益だけでなく、芸能活動など本業で得た収入も証券口座に追加しながら、少しずつ資金を積み上げたと説明しています。
つまり、杉原さんの資産形成には、投資による利益、継続的な入金、利益の再投資という複数の要素がありました。単純に30万円が約33倍になった成功談として受け取ると、実際の資産形成の仕組みを見誤ります。
2008年のリーマン・ショックで保有資産が半減
順調に見えた投資にも、大きな試練が訪れます。
2008年のリーマン・ショックです。世界的な金融危機によって株式市場が急落し、杉原さんの保有資産も半分ほどに減少したと、RENOSYのインタビューで振り返っています。
当初は株価が下がっても、そのうち戻るだろうという感覚で保有を続けていました。しかし、実際に大きな損失を経験したことで、知識不足のまま投資を続ける危険性を痛感します。
その後、約2年間をかけて企業業績やチャートの読み方などを勉強。投資開始から5年ほどで、現在にもつながる自分なりの投資スタイルを確立したといいます。
ゲーム関連株が資産を大きく押し上げた
リーマン・ショック後の資産形成で大きな役割を果たしたのが、ゲーム関連株でした。
2009年ごろから携帯電話向けゲーム市場が拡大し、グリーやディー・エヌ・エー(DeNA)などの企業が注目を集めます。もともとゲーム好きだった杉原さんは、日常的な興味を投資対象の発見につなげました。
その後、スマートフォンの普及に伴ってゲーム市場が成長すると、ガンホーなどの関連銘柄にも積極的に投資。『パズル&ドラゴンズ』の大ヒットで知られるガンホー株は、2013年から2014年にかけて株価が大きく上昇しました。
当時はゲームを実際に遊び、テレビCMや人気ランキングを参考にしながら、将来性を感じた企業を選んでいたとFRIDAYの2025年8月の取材で説明しています。
小型のゲーム関連株ではデイトレードやスイングトレードを行い、任天堂やソニーのような大型株は中長期で保有するなど、銘柄の特徴によって取引方法を変えていました。
杉原杏璃の投資歴・関係者・銘柄の年表
| 時期 | 関係する人物・銘柄 | 出来事と投資上の意味 |
|---|---|---|
| 2005年 | 東京ドーム | 23歳で30万円から株式投資を開始。野球好きが銘柄選びの出発点となる。 |
| 2008年 | リーマン・ショック | 保有資産が半減する経験をし、企業業績やチャートの勉強を本格化。 |
| 2009年ごろ | グリー・DeNA | 携帯ゲーム市場の成長に着目し、ゲーム関連株への投資を進める。 |
| 2013~2014年 | ガンホー・任天堂・ソニー | スマホゲーム関連株の短期売買と大型株の中長期保有を使い分ける。 |
| 2019年 | 『株は夢をかなえる道具』 | 自身の投資経験を初心者向けの書籍として出版。 |
| 2021年 | 東京ドーム | 初購入銘柄の東京ドームが上場廃止。 |
| 2022年 | 投資アカデミー | 自身の経験を伝える株式投資入門講座を開講。 |
| 2025年 | 桐谷広人・ビットコイン | 投資情報の交換や暗号資産への投資など、活動領域が広がる。 |
| 2026年 | 投資アカデミー第5期・各種講演 | 初心者向けの金融教育や資産形成に関する発信を継続。 |
なお、億り人に到達した時期については、報道によって説明に違いがあります。2025年8月のFRIDAYは、1,000万円到達後の4~5年で億り人になったと紹介。一方、2025年3月のスポニチアネックスは、本人がテレビ番組で投資開始から7年ほどで1億円に到達したと語ったことを報じています。
この違いには、運用資産、累計利益、評価額などの指標の違いが関係している可能性があります。公開された取引履歴や監査済みの資産報告書があるわけではないため、到達時期や金額を一つの確定した数字として扱うことには注意が必要です。
【杉原杏璃の銘柄選びと売買ルール】ゲーム株から約30銘柄の運用へ
基本は「自分が好きな会社」を選ぶこと
杉原さんの銘柄選びには、一貫した特徴があります。それは、自分が好きな企業や興味を持てる業界を投資対象にすることです。
東京ドーム株を選んだのも野球好きだったからであり、その後のゲーム関連株への投資も、本人がゲームを楽しんでいたことがきっかけでした。
好きな分野であれば、企業の新商品やサービスの変化、消費者の反応などを自然に観察できます。単に株価の数字を追うよりも、企業が成長する理由を自分なりに考えやすいという利点があります。
ただし、好きな企業だからといって必ず株価が上がるわけではありません。杉原さんも、好きという感覚だけでなく、企業業績やチャートを調べることを重視しています。
利益確定のルールを先に決める
株式投資で難しいのが、いつ売るかという判断です。
杉原さんは、株価が上昇すると「もう少し待てば、もっと利益が出るかもしれない」と考えてしまい、売却のタイミングを逃した経験があると語っています。
そこで取り入れたのが、購入時点で利益確定の目標を設定する方法です。
2022年の集英社オンラインのインタビューでは、通常の投資では約15%、長期保有を想定する銘柄では約30%の利益を目安に売却するというルールを紹介しています。2025年のFRIDAYの取材でも、相場の状況に合わせて利益確定水準を決め、到達したら売却する方法を説明しています。
ここで重要なのは、15%や30%を誰にでも適用できる万能の数字と考えないことです。投資対象や相場によって売却目標を変えるという考え方そのものが、杉原さんのルールの本質です。
2025年の取材で明らかになった情報収集の習慣
FRIDAYデジタルの2025年8月4日の記事によると、杉原さんは毎日およそ2時間半を投資関連の情報収集に充てていました。
主な情報収集の時間帯は、朝の8時から9時半ごろと、夜の10時から11時ごろ。朝は保有銘柄の寄り付き状況や前日の米国株市場、ドル円相場などを確認し、夜はニュースや企業情報をチェックする習慣があると紹介されています。
特に利用している情報源として挙げられたのは、次のサービスです。
- 株探:個別銘柄の株価や業績、関連ニュースを確認する。
- 会社四季報オンライン:企業情報や業績推移を調べる。
- 証券会社のニュース:保有銘柄や市場全体の動きを確認する。
- アナリストのコラム:専門家による企業評価や市場分析を参考にする。
気になる企業が見つかった場合は、決算短信を確認し、売上高、経常利益、1株当たり利益などの前年同期比や四半期ごとの推移を調べます。そのうえで必要に応じてチャート分析も行うという流れです。
2025年の同記事では、保有株がおよそ30銘柄あることにも触れられています。ただし、具体的な保有銘柄の全リストや詳細なポートフォリオは有料記事で扱われており、公開情報だけで現在の保有株を特定することはできません。
杉原杏璃の投資スタイルから学べる3つのルール
- 興味のある業界を選ぶ:自分で情報を追い続けられる企業を投資対象にする。
- 企業業績を調べる:売上高や利益、チャートなどを確認してから判断する。
- 利益確定の基準を持つ:欲張って売り時を逃さないよう、事前に目標を設定する。
また、杉原さんの過去の投資指南では、複数の業種に分ける分散投資や、自己資金の範囲内で取引することも推奨されています。信用取引によって資金以上のリスクを背負わないという姿勢も、初心者が参考にできる部分です。
【株主優待・配当金・桐谷広人との交流】杉原杏璃の投資の楽しみ方
株主優待は投資を身近に感じる入り口
杉原さんと株主優待の関係は、最初の東京ドーム株から始まっています。
当初は無料観戦チケットを目当てに購入したものの、必要な保有株数に届いていませんでした。しかし、株主優待という制度を知ったことは、株価の値上がり益だけではない株式投資の魅力に気づくきっかけになりました。
2023年12月には、本人のYouTubeチャンネルでも、実際に保有する株主優待銘柄の一部を紹介する動画を公開しています。動画の説明では、優待品だけでなく配当金がある銘柄も取り上げていると案内されています。
2026年11月1日に開催された東京医師歯科医師協同組合の講演会でも、主催者側は杉原さんを、配当や株主優待を活用して資産を築いた投資家として紹介しました。
株主優待は商品やサービスを受け取れる楽しみがある一方、優待の廃止や改悪、株価の下落といったリスクもあります。優待の魅力だけで銘柄を選ばず、企業の財務状況や配当方針も確認する必要があります。
桐谷広人との関係は投資情報を交換する株友
杉原さんと個人投資家の桐谷広人さんとの交流も、投資関連の話題で注目されています。
桐谷さんは株主優待を活用した生活スタイルで知られる元プロ棋士の個人投資家です。2025年8月のFRIDAYの取材では、杉原さんが桐谷さんと週2~3回ほどLINEで連絡を取り合い、情報交換していると紹介されました。
さらに2026年1月12日のデイリースポーツの記事では、2025年5月に桐谷さんとランチを楽しみながら、投資の情報交換をしたことが報じられています。
杉原さんによれば、桐谷さんは飲食関連銘柄に詳しく、人気が出そうな飲食店について情報を得ることもあるそうです。そうした情報をもとに、将来の株価下落時に購入を検討する店舗や銘柄のリストを作っていると説明しています。
この交流で注目したいのは、単なる有名投資家同士の交友ではなく、異なる得意分野を持つ人から情報を得ている点です。杉原さんがゲームや成長企業に関心を持つ一方、桐谷さんは飲食業界や株主優待に詳しいという、それぞれの知識を生かした関係です。
ビットコインへの投資にも積極的
杉原さんの投資対象は国内株式だけではありません。
2025年8月のFRIDAYデジタルの取材では、暗号資産にも積極的に投資していることが明らかになりました。特にビットコインへの投資額が大きく、不動産投資に振り向けている資金の2倍以上を暗号資産に配分していると報じられています。
本人は、リスクを取る銘柄と比較的手堅い銘柄の両方をポートフォリオに持つことが大切だと説明しています。また、相場が急落した際にも買い向かえる余力を残し、自分のリスク許容度を超えないようにすることを重視しています。
ビットコインは株式とは異なる価格変動要因を持ち、急激な値上がりだけでなく大幅な下落も起こり得ます。杉原さんの投資額や具体的な購入価格、現在の保有数量は公表されていません。彼女が投資しているからという理由だけで、同じ配分をまねるのは避けたいところです。
【杉原杏璃の現在の資産と2026年最新活動】投資アカデミーの評判も検証
現在の資産はいくら?億り人の実態
杉原杏璃さんは、株式投資で億単位の資産を築いた投資家として知られています。
本人の投資アカデミーの公式案内では、23歳で株を始め、5年目に1,000万円、現在までに1億円以上の利益を出したという経歴が紹介されています。また、2026年11月1日の講演会の主催者側も、1億円を超える資産を築いた人物として紹介しています。
ただし、ここで区別すべきなのが「投資利益」「金融資産」「総資産」の違いです。
- 投資利益:売却益や配当など、投資によって得た利益。
- 金融資産:現金、株式、投資信託、暗号資産などの保有資産。
- 総資産:金融資産だけでなく、不動産や事業関連資産なども含む資産全体。
2025年の取材では株式約30銘柄に加え、暗号資産や不動産にも投資していることが紹介されています。しかし、2026年11月現在の正確な純資産額、個別銘柄の保有数量、各資産の時価評価額を示す公開資料は確認できません。
そのため、億り人としての経歴は各種報道や本人側のプロフィールで確認できる一方、現在の資産総額を確定した数字として紹介することはできません。
2026年1月には新著を発売
2026年の杉原さんは、投資に関する発信だけでなく、女性の資産形成や人生設計に関する活動も広げています。
2026年1月13日には、三笠書房から『50代からの「女性のお金と人生」リスタート計画』を発売しました。
本書では、お金の貯め方や増やし方だけでなく、仕事、健康、人間関係、人生の楽しみ方などを幅広く取り上げています。株式投資で資産を築いた経験を、より長い人生の視点から伝える内容です。
2026年の投資講演・セミナー活動
2026年には資産形成をテーマにした講演やイベントへの登壇も続いています。
- 2026年8月1日:THE GOLD ONLINE フェス2026 summerで「株・不動産・現金──杉原杏璃流ポートフォリオの考え方」をテーマに登壇。
- 2026年11月1日:東京医師歯科医師協同組合のイベントで、日経マネー編集者の大口克人さんと資産形成について対談。
- 2026年11月7日:THE GOLD ONLINE フェス2026@福岡で、CAMELの公式アンバサダーとして資産形成と不動産クラウドファンディングに関する特別セミナーに登壇予定。
特に11月7日のイベントは、2026年11月6日時点で翌日に予定されている講演です。株式投資の経験を不動産投資などにも広げ、複数の資産を組み合わせる考え方を伝える内容となっています。
杉原杏璃の投資アカデミーの評判は?
杉原さんは2022年3月に自身の投資アカデミーを開講し、株式投資の経験を初心者に伝える活動を続けています。
2026年には株式投資入門講座の第5期を開講。本人の公式ブログでは、2026年9月から11月までの3か月間を受講期間とし、オンライン講義を中心に勉強会や交流会を実施する内容が案内されました。
公式募集ページで紹介されている主なカリキュラムは次のとおりです。
- 株式投資の基本的な仕組み
- 株式投資のメリットとデメリット
- 投資を始めるための具体的な手順
- 投資金額の考え方
- 月2回の勉強会
- 受講生向けの交流会
講義動画は全12本で、合計約5~6時間。第5期の募集定員は30名と案内されていました。募集期間は2026年8月31日までで、11月6日時点では受講期間中です。
評判については、杉原さんの書籍や投資経験に共感する声がある一方、アカデミーそのものの受講者による独立した評価は十分に集まっていません。第三者のレビューサイトにも口コミは掲載されていますが、実際の受講体験を詳しく説明した投稿は限られています。
また、投資で1億円以上の利益を得たという実績についても、一般公開された全取引履歴や第三者による監査結果があるわけではありません。投資アカデミーの受講を検討する場合は、講義内容だけでなく、受講料、追加費用、返金条件、講師への質問機会、投資助言との違いなどを事前に確認することが大切です。
初心者が株式投資の基本を学ぶ場として検討する価値はありますが、受講すれば億り人になれるという意味ではありません。講座の実績と個人の投資成果は分けて考える必要があります。
【プロの結論】杉原杏璃の投資から学ぶ資産形成の本質
億り人になった理由は一つの必勝法ではない
杉原杏璃さんの投資歴を振り返ると、成功の背景には複数の要素が組み合わさっていることが分かります。
第一に、30万円という比較的小さな資金から始め、継続的に投資へ取り組んだこと。第二に、芸能活動で得た収入を投資資金に追加し、利益を次の投資に回したこと。第三に、リーマン・ショックでの失敗をきっかけに、企業業績やチャートを勉強したことです。
加えて、ゲーム関連株の成長局面でリスクを取ったことも、資産を大きく増やす要因になりました。
ただし、当時のゲーム関連株の大幅な値上がりを、現在の別の銘柄で再現できる保証はありません。市場環境や企業の成長段階は異なり、過去の成功銘柄が将来も上昇するとは限らないからです。
株式投資は夢をかなえる道具という考え方
杉原さんの著書『株は夢をかなえる道具 女子のための株式投資入門』には、投資を単なる利益獲得の手段としてではなく、自分の可能性を広げるものとして捉える姿勢が表れています。
実際に、株式投資を通じてお金や経済への関心が高まり、企業経営や事業活動にも視野が広がりました。2014年には補正下着ブランドAndijurを立ち上げ、タレント活動とは別の事業にも取り組んでいます。
投資によって資産を築いたことが、仕事や生き方の選択肢を増やしたという点は、杉原さんの経験から読み取れる大きな特徴です。
杉原杏璃の投資スタイルが向いている人
公開されている投資ルールを参考にすると、次のような人は杉原さんの考え方を取り入れやすいでしょう。
- 自分が興味を持てる企業や業界を見つけられる人。
- 企業の決算やニュースを継続的に確認できる人。
- 短期的な株価の上下に過剰に反応せず、売買ルールを守れる人。
- 生活費と投資資金を分け、余裕資金で運用できる人。
- 投資を短期間で大金を得る手段ではなく、長期的な資産形成と考えられる人。
一方、生活費まで投資に回してしまう人、株価が下落すると冷静な判断ができなくなる人、短期間で必ず利益を出したい人には、同じスタイルをおすすめできません。
特に、杉原さんがゲーム関連株で大きな利益を得た経験だけを見て、成長株への集中投資をまねるのは危険です。彼女自身もリーマン・ショックによって資産が半減する経験をしています。
初心者にとって参考になるのは、成功した銘柄そのものよりも、失敗を経験した後に企業業績を調べ、売買ルールを作り、投資資金を管理するようになった過程です。
【杉原杏璃株】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:杉原杏璃さんが初めて買った株は何ですか?
A1:2005年ごろに購入した東京ドーム株です。広島カープのファンだったため、株主優待で試合を観戦したいと考えて購入しました。ただし、当時の保有株数では無料観戦チケットの優待条件を満たしていませんでした。
Q2:杉原杏璃さんは本当に30万円から1億円を築いたのですか?
A2:本人のインタビューや公式プロフィール、複数の報道で、30万円から始めて5年ほどで1,000万円に到達し、その後億り人になったと紹介されています。ただし、本業の収入も投資資金に追加しており、30万円だけの運用益で1億円になったという意味ではありません。
Q3:杉原杏璃さんの保有銘柄は何ですか?
A3:過去の投資経験として、グリー、DeNA、ガンホー、任天堂、ソニーなどが紹介されています。2025年のFRIDAYの取材では約30銘柄を保有していると報じられましたが、現在の全保有銘柄は一般公開されていません。
Q4:杉原杏璃さんは株主優待や配当金も活用していますか?
A4:はい。本人のYouTubeチャンネルでは保有する優待銘柄や配当金のある銘柄を紹介しています。2026年の講演会でも、配当や株主優待を活用した資産形成が紹介されました。
Q5:杉原杏璃さんはビットコインにも投資していますか?
A5:はい。2025年8月のFRIDAYの取材では、暗号資産への投資額が不動産投資の2倍以上で、その大部分がビットコインだと報じられました。現在の具体的な保有額は公表されていません。
Q6:杉原杏璃さんと桐谷広人さんはどのような関係ですか?
A6:投資情報を交換する株仲間です。2025年の取材では週2~3回ほどLINEで連絡を取り合うと紹介され、2026年1月の報道でも飲食関連銘柄などについて情報交換していることが伝えられました。
Q7:杉原杏璃さんの投資アカデミーは初心者にも向いていますか?
A7:公式案内では、株式投資の基礎や売買の考え方を学ぶ入門講座として紹介されています。講義動画や勉強会などがあります。ただし、受講によって利益が保証されるわけではなく、費用や受講条件を確認してから判断することが大切です。
Q8:2026年現在、杉原杏璃さんはどのような投資活動をしていますか?
A8:株式投資、不動産投資、暗号資産への投資を続けながら、投資アカデミーや講演活動を行っています。2026年1月には新著を発売し、8月や11月にも資産形成関連のイベントに登壇しています。
まとめ:杉原杏璃の株式投資から学ぶ、失敗しない資産形成
杉原杏璃さんの株式投資は、2005年に30万円で東京ドーム株を購入したところから始まりました。芸能活動だけでは収入が安定しなかった20代前半に、生活を支えるもう一つの柱として株式投資を選んだことが、現在につながる資産形成の出発点です。
リーマン・ショックによる資産半減という失敗を経験し、その後は企業業績やチャートを勉強。ゲーム関連株への投資や利益確定ルールの徹底、継続的な情報収集などによって、資産を積み上げてきました。
2025年の取材では、株式約30銘柄、ビットコインを中心とした暗号資産、不動産など複数の投資対象を持つ姿が紹介されました。2026年も投資アカデミーや講演活動を通じて、資産形成の考え方を発信しています。
杉原さんの実績をそのまま再現することはできません。しかし、興味のある企業を調べること、余裕資金で投資すること、利益確定の基準を決めること、失敗から学ぶことは、多くの投資初心者にも応用できる考え方です。
株式投資は、一度の大勝負で人生を変えるためだけのものではありません。将来の選択肢を増やし、自分らしい暮らしを実現するための手段でもあります。杉原杏璃さんの投資歴が示しているのは、短期的な利益への期待よりも、学びながら長く続ける姿勢の大切さです。
これから株式投資を始める人は、まず少額の余裕資金からスタートし、企業の業績やリスクを理解すること。そして、自分自身の生活や目標に合った投資ルールを作ることが、資産形成への着実な第一歩になります。