日本中央競馬会競馬学校(JRA競馬学校)は、中央競馬を支える騎手や厩舎スタッフを育成する、日本中央競馬会(JRA)の専門的な養成機関です。千葉県白井市に設置され、騎手課程と厩務員課程の2つを中心に、競馬の現場で必要となる技術、知識、体力、職業倫理を身につけるための教育を行っています。
2026年11月現在、注目されるのは2027年度入学者の選考結果です。騎手課程では応募者237人から9人が合格し、応募者ベースの合格率は約3.8%となりました。一方、厩務員課程では受験資格や修学費用の見直しが進み、2027年度春期生の入学試験も予定されています。入学条件、体重制限、乗馬経験、寮生活、学費、卒業後の就職先まで、最新の募集情報をもとに解説します。
【基本情報】日本中央競馬会競馬学校とは?JRAが設置する養成機関の役割

日本中央競馬会競馬学校は、JRAが中央競馬の将来を担う人材を育成するために設置した教育機関です。所在地は千葉県白井市根835-1。競走馬の騎乗技術を習得するだけでなく、馬の管理や競馬法規、競馬社会で働くための知識なども学びます。
一般的な高校や大学とは性格が異なります。JRAの公式Q&Aでは、学校教育法上の高等学校や専修学校ではなく、職能訓練センターに近い組織として説明されています。
教育の目的は、単に騎乗できる人材や馬の世話ができる人材を育てることではありません。安全に競馬を運営するための専門技術と、競馬社会の一員として必要な責任感を備えた人材を育成することにあります。
騎手課程と厩務員課程の2つの進路
競馬学校の代表的な養成課程は、騎手課程と厩務員課程です。同じ競馬の仕事を目指す場合でも、卒業後の役割や必要な能力、入学条件は大きく異なります。
騎手課程は、競走馬に騎乗してレースに参加する騎手を養成する課程です。競走中の判断力、騎乗技術、身体能力、体重管理など、アスリートとしての総合力が大切です。
厩務員課程は、競走馬の飼養管理や調教を支える厩務員・調教助手などの厩舎従業員を育成する課程です。馬の健康状態を把握する能力、日々の飼養管理、騎乗技術、調教に関する知識が必要になります。
なお、競馬学校を卒業しただけで必ず騎手や厩務員になれるわけではありません。騎手には騎手免許試験、厩務員には採用選考という次の関門があります。
【徹底比較】騎手課程と厩務員課程の受験資格・試験内容・在学期間
進路を決めるうえで最初に確認したいのが、2つの課程の違いです。年齢、騎乗経験、訓練期間、卒業後の進路を比較すると、それぞれが求める人物像が見えてきます。
| 比較項目 | 騎手課程 | 厩務員課程 |
|---|---|---|
| 養成目的 | 中央競馬の騎手 | 厩務員・調教助手など |
| 学歴 | 中学校卒業以上または同等の学力 | 中学校卒業以上または同等の学力 |
| 年齢 | 入学年度の4月1日時点で15歳以上20歳未満 | 年齢要件は騎手課程と異なる。募集要項を確認 |
| 乗馬経験 | 未経験でも受験可能 | 合計1年以上の騎乗経験が必要 |
| 教育期間 | 約3年間 | 原則6か月間 |
| 主な試験 | 身体検査・体力測定・学科・面接・騎乗適性検査 | 書類審査・身体検査・運動機能検査・学科・面接・騎乗適性検査 |
| 修学費用 | 原則無料。食事代などは自己負担 | 入学金・授業料などは無料。装具・食事代などは必要 |
| 卒業後の進路 | 騎手免許取得後、騎手として活動 | 日本調教師会の採用試験などを経て厩舎に就職 |
この比較から分かるのは、騎手課程が長期間にわたるアスリート養成を中心としているのに対し、厩務員課程は既に一定の騎乗経験を持つ人を対象とした短期集中型の職業訓練であることです。
どちらが簡単ということではありません。騎手には極めて厳しい身体条件と騎乗適性が求められ、厩務員には実務経験と馬を扱う専門能力が大切です。
(出典:JRA競馬学校公式募集要項、騎手・厩務員課程の教育案内)
【騎手課程の入学試験】受験資格・体重制限・合格率を詳しく解説
騎手を目指す人にとって、最も大きな関門となるのが騎手課程の入学試験です。JRAの募集人員は例年10名程度で、全国から集まる志願者の中から少数の合格者が選ばれます。
2027年度入学の受験資格と体重制限
2027年4月入学の第46期生募集では、次のような応募資格が設定されました。
- 競馬学校入学時に中学校卒業以上の学歴、または同等以上の学力があること。
- 2027年4月1日時点で15歳以上20歳未満であること。
- 生年月日に応じた指定体重以下であること。
- 両眼で0.8以上、かつ左右それぞれ0.5以上の視力があること。矯正する場合はソフトコンタクトレンズのみ使用可能。
- 騎手としての業務に支障のない健康状態であること。
特に注目されるのが体重制限です。2027年度募集案内では、生年月日によって以下の基準が設けられています。
| 生年月日 | 応募時の指定体重 |
|---|---|
| 2009年3月31日以前 | 49.0kg以下 |
| 2009年4月1日~2010年3月31日 | 48.0kg以下 |
| 2010年4月1日~2011年3月31日 | 47.0kg以下 |
| 2011年4月1日以降 | 46.0kg以下 |
加えて、在学中も年齢区分に応じた体重上限を守る必要があります。卒業時の指定体重は全員一律49.0kgです。
身長については一律の上限が設けられていません。ただし、騎手として必要な筋力をつけながら体重を維持する必要があるため、身体的なバランスも重要な要素となります。
乗馬未経験でも騎手課程に合格できる?
これは受験希望者からよく寄せられる疑問です。
JRAの公式説明では、騎手課程は乗馬未経験者でも受験できます。入学時点で高度な騎乗技術を持っていることは必須条件ではありません。
第2次試験には騎乗適性検査がありますが、これは現時点の技術の巧拙だけでなく、騎手としての適性を見極めるためのものです。
JRAは2027年度生徒募集の案内でも、松岡正海騎手、原優介騎手、上里直汰騎手など、乗馬未経験で入学した騎手の例を紹介しています。
つまり、乗馬経験の有無だけで進路を諦める必要はありません。ただし、未経験者であっても試験で実際に騎乗するため、馬への適応力や身体能力、学習意欲が問われます。
入学試験の流れと2027年度の合格率
騎手課程の選考は、書類審査と第1次試験、第2次試験を経て行われます。
2027年度入学者の試験では、2026年8月12日に第1次試験が実施され、10月1日から4日まで3泊4日の合宿形式で第2次試験が行われました。
第1次試験では身体検査、運動機能検査、学科試験、本人面接などを実施。第2次試験では体重測定、運動機能検査、騎乗適性検査、厩舎作業審査、本人・保護者面接などが行われました。
そして2026年10月23日、JRAは第46期生の合格者9人を発表しました。
2027年度入学試験の応募状況
- 応募者:237人
- 第1次試験受験者:223人
- 第1次試験合格者:32人
- 第2次試験受験者:32人
- 最終合格者:9人
応募者237人に対して最終合格者は9人。応募者を分母にした合格率は約3.8%です。
JRAの一般的な案内では、第1次試験の合格率は概ね20%前後、最終合格率は5~10%程度とされています。今回の第46期生募集は、その一般的な目安よりも厳しい結果になりました。
ただし、合格率は年度ごとの応募状況や受験者の構成によって変動します。過去の合格率をそのまま翌年度に当てはめることはできません。
スポーツ特別入試制度とは?
JRAには、スポーツ分野で優秀な成績を収めた受験者を対象とする「スポーツ特別入試制度」があります。
2027年度募集では、2025年4月1日以降のスポーツ活動における実績などが審査対象となりました。
対象となる実績には、馬術競技の指定大会での上位8位以内の成績や、馬術以外の競技における全国大会への出場資格取得などがあります。対象となる大会や競技団体には指定があります。
この制度で認められた受験者は、第1次試験の運動機能検査が免除されます。ただし、身体検査、学科試験、本人面接などは一般受験者と同様に受けなければなりません。
スポーツ特別入試は、スポーツ実績があれば自動的に合格できる制度ではありません。アスリートとしての将来性を評価する選考上の仕組みです。
【厩務員課程の受験資格】乗馬経験・試験内容と2027年度募集動向
騎手課程とは異なり、厩務員課程では入学前の騎乗経験が明確に求められます。馬の扱いに慣れていない初心者が、短期間の訓練だけで厩舎業務を担うことは難しいためです。
厩務員課程の受験資格は騎乗経験1年以上
2027年度春期の募集要項では、主な応募資格として以下の条件が示されています。
- 競馬学校入学時に中学校卒業以上、または同等以上の学力があること。
- 厩舎従業員として働くうえで支障のない健康状態であること。
- 競走馬・育成馬・乗馬の騎乗経験期間の合計が1年以上あること。
- 単独騎乗で常歩・速歩・駈歩の3種の歩法ができること。
競走馬や育成馬を扱う牧場での経験は、特に望ましいとされています。
ここで注意したいのが、厩務員課程の乗馬経験に関する制度変更です。
JRAは2025年6月16日、応募者の増加や技術水準の維持・向上、人材確保を目的として募集要項の変更を発表しました。
従来の条件では、競走馬・育成馬の牧場経験1年以上と、乗馬経験を合わせて2年以上必要でした。しかし、2025年9月以降の募集からは、競走馬・育成馬・乗馬の騎乗経験期間の合計1年以上という条件に変更されています。
また、受験回数は欠席・辞退を含めて上限5回となりました。この回数制限は2026年度春期募集からカウントされています。
古い募集情報を参考にすると、必要な経験年数を誤認する可能性があるため、出願年度の募集要項を確認することが大切です。
厩務員課程のカリキュラムは原則6か月
厩務員課程は、原則6か月間の短期集中型カリキュラムです。前期と後期に分かれ、それぞれ3か月間の訓練を行います。
前期課程(約3か月)では、基本馬術、飼養管理の実践、馬学、馬術、競馬法規、護蹄、競走理論などを学習します。中間試験も実施されます。
後期課程(約3か月)では、競走馬術や調教技術を中心に、飼養管理の実践と専門学科を学びます。最後に卒業試験があります。
通常は6か月で修了しますが、校長が騎乗技術について特に優秀と認めた場合、前期課程を免除して3か月短縮できる制度もあります。ただし、その場合でも学科の補習を毎日受ける必要があります。
入学月は原則として1月・4月・7月・10月の年4回です。
2026年11月時点の最新募集情報
2026年11月6日現在、JRAが公表している2027年度春期の厩務員課程募集では、4月生と7月生をそれぞれ15名程度募集しています。
募集の主な日程は次のとおりです。
- 願書受付:2026年9月7日~10月13日
- 入学試験:2026年11月17日・18日
- 合格発表:2026年12月下旬頃
- 募集人員:4月生・7月生それぞれ15名程度
願書受付はすでに終了しており、11月17日・18日に競馬学校で入学試験が行われる予定です。
試験では書類審査、身体検査、健康診断、運動機能検査、騎乗適性検査、本人面接、学科試験、性格適性検査などが実施されます。学科では一般教養の国語・社会と競馬一般が出題対象です。
なお、厩務員課程には一般社団法人日本調教師会に所属する調教師の推薦を受けて選考に臨む「調教師推薦制度」も設けられています。
【学費・在学費用】授業料無料の実態と全寮制の生活
競馬学校を受験する際、家庭が気になるのは学費や生活費です。騎手課程は約3年間、厩務員課程は原則6か月間と教育期間が異なるため、必要となる費用にも違いがあります。
騎手課程・厩務員課程の学費は原則無料
JRAの公式Q&Aによると、騎手課程・厩務員課程ともに入学金や授業料などの修学費用はかかりません。
ただし、無料ですべての生活費を賄えるわけではありません。寮での食事代や装具など、本人が負担する費用があります。
騎手課程の費用
2027年度騎手課程の募集案内では、教育にかかる費用は原則無償とされ、在学中の食事代の一部を負担する仕組みです。寮食堂で食事の提供がない休日やトレーニング・センターでの実習期間中などは、食事を自分で用意する必要があります。
参考として、2026年度募集案内には3年間の食事代の目安として約120万円という記載がありました。ただし、年度によって案内内容が異なるため、2027年度入学者の具体的な負担額は入学内定後の案内を確認する必要があります。
厩務員課程の費用
厩務員課程では、2025年9月以降の入学生を対象に修学費用が大幅に軽減されました。
JRAが公表した改定後の費用表では、入学金と訓練馬維持負担金は0円、騎乗装具などの費用は約9万8,000円、食事代は約7万2,000円で、合計約17万円となっています。
このほか、2027年度春期募集では入学試験の受験料として1,900円が必要です。振込手数料も本人負担となります。
また、一般社団法人日本調教師会による支援を受けられる場合があります。
騎手課程は全寮制が基本
騎手課程では、学校内などに設けられた生徒寮で生活しながら約3年間の教育を受けます。原則として全寮制で、外泊は認められていません。ただし、日曜日などの休校日には一定時間の外出が可能です。
寮生活は単に共同生活を送るための仕組みではありません。騎手として必要な体重管理や規則正しい生活習慣を身につけるための教育環境でもあります。
競馬学校の1日は朝5時から始まる
JRAが紹介している騎手課程の生活スケジュールを見ると、一般的な学校生活とは大きく異なることが分かります。
- 5時00分:起床・体重測定
- 5時30分:厩舎作業、担当馬の世話
- 7時00分:朝食
- 7時30分:騎乗などの実技訓練
- 12時00分:昼食
- 13時15分:学科授業
生徒は担当する2頭の馬について、馬房の清掃、健康チェック、飼い付けなどを行います。騎乗訓練だけではなく、馬の日常的な世話も教育の一部です。
寮には管理栄養士が常勤し、栄養バランスや体重管理を考慮した食事が提供されています。食堂には体重推移を確認する仕組みもあり、体調管理が日常生活に組み込まれています。
一方、厩務員課程は騎手課程と異なり、指定された条件のもとで外泊や外出が可能です。校外に居住して通学することも認められていますが、早朝の騎乗訓練や夜の厩舎作業には寮生と同様に参加しなければなりません。
こうした違いからも、騎手課程は生活全体を含めてアスリートを育成する仕組みであることが分かります。
【卒業後の進路】騎手免許試験・日本調教師会採用試験と就職先
競馬学校への入学は、競馬のプロになるための第一歩です。卒業後にどのような試験を受け、どのような形で競馬の現場に入るのかを理解しておく必要があります。
騎手課程は騎手免許試験への合格が必須
騎手課程の卒業生は、JRAが実施する騎手免許試験に合格し、騎手免許を取得しなければ中央競馬の騎手としてデビューできません。
騎手免許試験では、学力試験、筆記・口頭面接、騎乗技術、身体検査、人物考査などが審査されます。
3年間の訓練で身につけた能力が、最終段階で改めて評価される仕組みです。卒業そのものが騎手免許の取得を保証するものではありません。
騎手になった後は、レースでの騎乗を中心にキャリアを積み重ねます。騎手は基本的に個人事業主であり、騎乗手当や担当した馬の成績に応じた賞金の一部などが主な収入となります。
厩務員課程は日本調教師会の採用選考を経て就職
厩務員課程の卒業生は、一般社団法人日本調教師会が実施する採用試験などを経て、中央競馬の厩舎で働く道を目指します。
就職先として代表的なのは、JRA所属調教師が管理する厩舎です。主な職種は厩務員や調教助手などで、担当する競走馬の健康管理、飼養管理、調教に関する業務を担います。
ただし、競馬学校を卒業すれば自動的に厩舎への就職が決まるわけではありません。JRAの公式Q&Aでも、卒業時に厩舎の求人がない場合は、求人が出るまで待機することがあると説明されています。
厩務員は調教師に雇用される立場であり、給与は雇用する調教師によって異なります。担当馬がレースで入賞した際に賞金の一部を受け取る仕組みもあります。
卒業後の進路で知っておきたい注意点
競馬学校の教育は、中央競馬の現場で働くための専門的な訓練です。しかし、学校がすべての就職先を保証するわけではありません。
特に厩務員を目指す場合は、入学前から牧場や乗馬クラブなどで経験を積み、卒業後の採用選考も見据えて準備が必要です。
育成牧場などで働くことを希望する場合も、競馬学校から就職先が自動的に紹介されるわけではありません。求人情報や牧場側の採用情報を自分で確認する必要があります。
【プロの結論】競馬学校に向いている人・受験前に確認すべき判断基準
日本中央競馬会競馬学校を目指す際に大切なのは、競馬が好きという気持ちだけでなく、実際の職業生活に適応できるかどうかを考えることです。
騎手課程に向いている人
- 高い運動能力と継続的なトレーニングへの意欲がある人。
- 厳しい体重管理を長期間続けられる人。
- 馬の動きや状態を観察し、瞬時に判断できる人。
- 規則正しい寮生活と集団生活に適応できる人。
- 失敗や課題に向き合い、騎乗技術を改善し続けられる人。
騎手は、競走中のわずかな判断ミスが人馬双方の安全に関わる仕事です。身体能力だけでなく、集中力、冷静さ、責任感が欠かせません。
厩務員課程に向いている人
- 馬の世話や健康管理に関心がある人。
- 乗馬や牧場での騎乗経験を積んでいる人。
- 早朝や夜間の厩舎作業にも対応できる人。
- 馬の小さな変化に気づける観察力がある人。
- チームで協力しながら厩舎の仕事を進められる人。
厩務員の仕事は、華やかなレースの瞬間だけで評価されるものではありません。競走馬の健康状態を日々確認し、食事や運動、休養などを適切に管理する継続力が大切です。
受験前に確認したい5つのポイント
1. 応募年度の募集要項を確認する
年齢、体重、視力、騎乗経験、受験回数などの条件は課程や年度によって異なります。過年度の情報だけで判断せず、必ず最新の募集案内を基準にしてください。
2. 身体条件を早めに確認する
騎手課程では、体重だけでなく視力や健康状態も応募資格に関係します。健康診断や必要書類の準備を後回しにしないことが大切です。
3. 厩務員課程は騎乗経験の証明を準備する
騎乗経験の期間や内容、3種の歩法ができるかどうかが選考に関係します。経験を積んだ施設や指導者、騎乗歴を整理しておくと出願準備を進めやすくなります。
4. 生活面の負担も考慮する
騎手課程では全寮制の生活と厳格な体重管理が続きます。家族も含めて、入学後の生活環境や食事代などについて理解しておく必要があります。
5. 卒業後の採用条件まで調べる
騎手免許試験や厩務員の採用選考など、入学後にも重要な関門があります。競馬学校に入ること自体を最終目標にせず、その先の職業生活まで具体的に考えることが重要です。
【日本中央競馬会競馬学校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本中央競馬会競馬学校に入学するには何歳まで受験できますか?
A1:2027年度騎手課程では、2027年4月1日時点で15歳以上20歳未満が応募条件です。厩務員課程は別の募集条件が設定されているため、各年度の募集要項を確認してください。
Q2:競馬学校は乗馬未経験でも合格できますか?
A2:騎手課程は乗馬未経験者でも受験できます。第2次試験では騎乗適性検査がありますが、未経験者にはそのレベルに応じた審査が行われます。厩務員課程は合計1年以上の騎乗経験が必要です。
Q3:騎手課程の合格率はどれくらいですか?
A3:JRAの一般的な案内では最終合格率は5~10%程度です。2027年度入学試験では237人の応募者に対して9人が合格し、応募者ベースで約3.8%でした。
Q4:競馬学校の学費は無料ですか?
A4:入学金や授業料などの修学費用は原則無料です。ただし、食事代、騎乗装具、制服などの費用は必要です。厩務員課程では2025年9月以降、修学にかかる費用が軽減されています。
Q5:競馬学校は全寮制ですか?
A5:騎手課程は原則として全寮制です。厩務員課程は校外に居住して通学することも可能ですが、早朝の騎乗訓練や夜の厩舎作業などには参加する必要があります。
Q6:競馬学校を卒業すれば騎手や厩務員になれますか?
A6:卒業だけでは職業資格や採用が確定するわけではありません。騎手はJRAの騎手免許試験に合格して免許を取得する必要があります。厩務員は日本調教師会の採用試験などを経て就職します。
Q7:2027年度の騎手課程入学試験はまだ受験できますか?
A7:2027年4月入学の第46期生募集は終了しています。2026年10月23日に9人の合格者が発表されました。次年度の受験を希望する場合は、JRAが発表する次回の募集案内を確認してください。
Q8:厩務員課程の2027年度春期募集はいつ試験がありますか?
A8:2027年度春期生の入学試験は、2026年11月17日・18日に実施予定です。願書受付は10月13日に終了しており、合格発表は12月下旬頃の予定です。
まとめ:2026年の最新募集情報を確認し、競馬のプロへの道を選ぶ
日本中央競馬会競馬学校は、騎手と厩舎スタッフという中央競馬に欠かせない専門職を育成する養成機関です。
騎手課程は約3年間の全寮制教育を通じて、騎乗技術、体力、馬学、競馬法規などを学びます。乗馬未経験者にも受験機会が開かれていますが、体重制限や厳しい選考を突破しなければなりません。
一方、厩務員課程は合計1年以上の騎乗経験を持つ人を対象とした原則6か月間の専門教育です。2025年には受験資格や費用負担の見直しが実施され、2027年度春期の募集では各入学月15名程度の募集が行われています。
2026年10月に発表された騎手課程第46期生の合格者は9人。237人の応募者から選ばれた数字は、騎手という職業を目指す道の厳しさを示しています。
ただし、競馬学校が目指しているのは、単に試験に合格できる人材ではありません。馬を理解し、安全を守り、競馬社会の中で長く専門性を発揮できる人材です。
受験を検討している人は、騎手課程と厩務員課程の違いを理解したうえで、年齢、体重、乗馬経験、費用、卒業後の採用条件を確認することが第一歩になります。2027年度以降の募集日程や制度変更についても、JRA競馬学校の公式発表を継続的に確認することが大切です。