2人の関係を一言で表すなら、音楽仲間であり、日常生活でも親しく付き合っていた友人同士だ。単に人気歌い手同士として共演しただけではないことが、まふまふが訃報後に公開したメッセージから伝わってくる。
特に注目したいのは、まふまふがluzを「可愛い弟ができたみたいだった」と振り返っている点だ。ステージ上での華やかな共演とは対照的に、普段は気の置けない間柄だったことがうかがえる。
また、2人には楽曲制作という強い接点があった。まふまふはluzのソロアルバムに楽曲を提供し、luzはまふまふが制作した楽曲を歌ってきた。互いの音楽性を理解し、作品を通じて表現を共有していた関係でもある。
恋愛関係や交際を裏付ける公式発表はなく、確認できるのは親しい友人としての交流と音楽上の協力関係だ。2人の距離感を知るうえでは、本人たちの作品や実際の発言が最も重要な手掛かりになる。
【出会いとコラボ作品】2015年から続いた音楽上のつながり

luzとまふまふの関係を時系列で追うと、2017年の「フィクサー」より前に、すでに共同制作の実績があったことが分かる。
2015年:「ロスティナメイズ」で共同制作
2人の初期の共同作品として挙げられるのが「ロスティナメイズ」だ。2015年に公開された作品で、まふまふが楽曲を書き下ろし、luzとの共同名義で発表された。
当時のCDJournalの記事でも、まふまふがluzのために書き下ろした楽曲として紹介されている。したがって、2017年の「フィクサー」を2人の最初のコラボレーションとするのは正確ではない。
2017年:「フィクサー」で初の歌ってみたコラボ
2017年4月27日、まふまふはニコニコ動画に「フィクサー@歌ってみた【luz×まふまふ】」を投稿した。
音楽情報サイトrockin'onは、これを2人にとって初めての歌ってみたコラボ動画として報道している。
当時、まふまふは投稿に際して「長年の夢叶いました」とコメントしていた。この言葉からも、2人で歌ってみた作品を制作することが、まふまふにとって以前から実現したい企画だったことが分かる。
2017年:「REFLEXIÓN」で実現した楽曲提供
同年6月28日に発売されたluzの3rdアルバム『Reflexión』には、まふまふが作詞・作曲を担当した「REFLEXIÓN」が収録された。編曲にはまふまふと岸利至が参加している。
この作品では、まふまふが楽曲の世界観を構築し、luzがボーカリストとして表現するという役割分担が明確になっている。
アルバムのタイトル曲でもあることから、2人の音楽的なつながりを象徴する重要な作品だ。
2人に関係する主な楽曲・作品一覧
| 時期 | 作品名 | 2人の関わり | 位置付け |
|---|---|---|---|
| 2015年 | ロスティナメイズ | luz×まふまふ名義の共同作品 | 初期の共同制作 |
| 2017年4月 | フィクサー | 2人で歌ってみた動画を制作 | 初の歌ってみたコラボ |
| 2017年6月 | REFLEXIÓN | まふまふが作詞・作曲、luzが歌唱 | ソロアルバムへの楽曲提供 |
| 2018年 | メリーバッドエンド | luzがカバーし、ライブではまふまふと共演 | 代表的なステージ共演曲 |
| 2018年 | CocktaiL | まふまふが作曲、luzらXYZ出演者が歌唱 | グループ作品 |
なお、luzが歌った「罰ゲーム」「ベルセルク」「メリーバッドエンド」も、まふまふが作詞・作曲した楽曲のカバーとして知られている。ただし、これらをすべて2人のデュエット作品と呼ぶのは誤りだ。
2021年にポニーキャニオンが発表した「歌ってみた[2016-2021]」の配信曲一覧にも、「罰ゲーム」「ベルセルク」「メリーバッドエンド」が含まれている。作品のクレジットと歌唱者を区別することで、2人の音楽的な関係がより正確に理解できる。
【XYZ TOUR共演】「フィクサー」と「メリーバッドエンド」が生んだ名場面
luzとまふまふの関係を語るうえで外せないのが、歌い手や音楽クリエイターが集結するライブイベント「XYZ TOUR」だ。
XYZ TOURは、複数の人気歌い手がそれぞれの持ち味を生かし、ソロやコラボレーションでステージを構成するイベント。luzはオーガナイザーとしても関わり、まふまふは出演者としてだけでなく楽曲提供者としても参加していた。
2018年9月1日・Zepp Osaka Bayside
特に印象的な公演として知られているのが、「XYZ TOUR 2018 -SUMMER-」の大阪最終公演だ。
JOYSOUNDが掲載したライブレポートによると、出演者8人による「Secret Answer」で幕を開けたステージでは、luzとまふまふが「メリーバッドエンド」を披露。まふまふがギターを弾き、luzがボーカルを担当する構成だった。
さらに公演中盤以降には「フィクサー」でも2人が共演している。単なる同じイベントへの出演ではなく、実際に2人でパフォーマンスを行っていたことが記録に残っている。
「メリーバッドエンド」のライブ演出が注目された理由
「メリーバッドエンド」は、もともとまふまふが制作した楽曲だ。luzの歌ってみた作品としても人気を集め、2018年のXYZ TOURでは作曲者と歌い手が同じステージに立つ形となった。
ギターを弾くまふまふと、楽曲の物語性を表現するluz。音楽を制作した側と歌い上げる側が一体となるステージは、2人の共同作業の魅力を感じさせるものだった。
「CocktaiL」でもつながった2人
同公演では、出演者全員による「CocktaiL」も披露された。まふまふが作曲したこの曲にはluzも参加しており、XYZ TOURという企画全体を象徴する楽曲になっている。
こうした共演歴を見ると、2人の関係は個人間のコラボレーションにとどまらず、歌い手同士が集まる音楽コミュニティの中でも深く結び付いていたことが分かる。
【友人エピソード】まふまふが語った日常と弟のような存在
2人の親しい関係を最も具体的に伝えているのは、2025年8月の訃報後にまふまふが公開したメッセージだ。
まふまふによれば、luzは福井からまふまふの近くに引っ越してきた時期があり、気の抜けた声で後をついてくるような存在だったという。
2人はいつものクレープ店に立ち寄り、お金がないときには店側からおまけをしてもらいながら、将来について話すこともあったという。
その日常を思い出し、まふまふは次の言葉を残した。
ずっと友だちだよ。先に休んでいてね。
このメッセージは、日刊スポーツが2025年8月21日に報道したものだ。
印象的なのは、まふまふが大きなステージや音楽活動の成果ではなく、クレープ店に立ち寄った日常の思い出を語っていることだ。
ファンが知っていたのは、ステージ上で息の合ったパフォーマンスを見せる2人の姿だった。しかし、追悼の言葉からは、仕事や活動の肩書きを離れたところに、何気ない時間を共有する友人関係があったことが伝わってくる。
また、まふまふがluzを弟のように感じていたというエピソードは、2人の年齢や立場だけでは説明できない親しさを示している。
一方、まふまふの追悼コメントには、最後に直接会った日や最後に連絡を交わした日時までは記されていない。したがって、最後の交流の具体的な日付は公表情報からは特定できない。
【2025年8月19日の訃報】公式発表と死因をめぐる情報
2025年8月20日、luzの所属事務所である株式会社ESPERANZAは、公式サイトで訃報を発表した。
発表によると、luzは2025年8月19日に急逝した。本名は帯刀光司。葬儀は遺族の意向により近親者のみで執り行われる予定とされた。
公式発表には、突然の知らせに関係者が深い悲しみに暮れていることと、生前の支援に対する感謝が記されていた。
死因は公表されている?
2026年11月現在、所属事務所の公式発表で死因は明らかにされていない。
事務所は、遺族の意向を尊重し、詳細の公表を差し控えると説明している。したがって、死因や亡くなった状況について特定の情報を事実として扱うことはできない。
また、訃報の直前に本人がSNSに投稿していた内容についても、それだけで死因や亡くなった経緯を説明する根拠にはならない。
予定されていた15周年ライブも中止に
訃報に伴い、2025年8月31日に開催予定だった「luz ANNIVERSARY LIVE『XV(フィフティーン)』」も中止となった。
活動15周年を記念する公演として準備されていたライブだっただけに、突然の中止はファンにとっても大きな出来事となった。
2010年に動画投稿から活動を始めたluzにとって、15周年は大きな節目だった。長年にわたり歌い手として活動し、ソロ作品やRoyal Scandal、XYZ TOURなど多彩な活動を続けてきた歩みを振り返る機会でもあった。
まふまふの追悼コメントが示したもの
訃報を受け、まふまふはSNSでluzとの思い出を投稿した。そこには、2人が一緒に過ごした時間や将来について語り合った記憶がつづられていた。
音楽メディアの報道では、まふまふのコメントはluzの名前を直接記していないものの、訃報に寄せた追悼メッセージとして伝えられている。
長年の音楽仲間であり、私生活でも親しい友人だった相手への言葉。その短いメッセージは、2人の関係を知るうえで重要な記録となった。
【luzの現在】2026年11月時点で分かっていること
2026年11月現在、luzは2025年8月19日に亡くなっており、新たな本人名義の活動を続けている状況ではない。
一方、過去に発表した楽曲や歌ってみた作品、ライブ映像などは、luzの音楽活動を振り返る資料として残されている。
公式サイトのニュース欄には、2026年10月27日付で「サイト閉鎖のお知らせ」が掲載されている。これは公式サイトの運営に関する最新の告知として確認できる情報だ。
ただし、サイト閉鎖の告知と楽曲の配信状況は別の問題であり、すべての音源や映像が一斉に視聴できなくなることを意味するわけではない。
今後、過去作品や関連コンテンツの取り扱いに変更が生じる場合は、権利者や運営側からの案内が重要になる。
まふまふについては、luzとの思い出を追悼コメントとして公表したことが確認できる。2人の最後の直接的な交流の日時や、訃報後の個人的な心境について、それ以上の詳細は公表されていない。
【よくある質問】luzとまふまふに関するFAQ
Q1:luzとまふまふは付き合っていたの?
A1:公表されている情報では、2人は親しい友人であり、音楽仲間だった。恋愛関係や交際を裏付ける公式情報はない。まふまふは訃報後の投稿で、luzを弟のような存在だったと振り返っている。
Q2:luzとまふまふの最初のコラボ曲は「フィクサー」?
A2:厳密には異なる。2015年の「ロスティナメイズ」が初期の共同作品として確認できる。2017年4月27日の「フィクサー」は、2人にとって初めての歌ってみたコラボ動画として報道されている。
Q3:luzの死因は何?まふまふとは最後にいつ会った?
A3:死因は所属事務所から公表されていない。遺族の意向により詳細は非公表とされている。また、まふまふの追悼コメントには日常の思い出が記されているものの、最後に会った日や最後に連絡を交わした日時は明らかになっていない。
【プロの結論】2人の関係を知る鍵は作品と本人の言葉にある
luzとまふまふの関係は、単なる人気歌い手同士のコラボレーションという枠には収まらない。
2015年の「ロスティナメイズ」、2017年の「フィクサー」と「REFLEXIÓN」、2018年のXYZ TOURでの「メリーバッドエンド」。作品とライブの記録を追うと、長い時間をかけて音楽的なつながりを深めてきたことが分かる。
加えて、2025年の訃報後にまふまふが語ったクレープ店での思い出や将来について話した時間は、2人がステージの外でも親しい友人だったことを伝えている。
2人の関係について情報を探す際には、次の3点を区別しておきたい。
- 「フィクサー」は初の歌ってみたコラボであり、最初の共同作品はそれ以前にさかのぼる。
- 「メリーバッドエンド」はまふまふの楽曲をluzが歌い、ライブでは2人で共演した作品である。
- 2025年の訃報は公式発表で確認できるが、死因や最後の直接的な交流の日付は公表されていない。
2026年になった今も、2人の関係を知るための確かな手掛かりは、残された作品と本人たちの言葉にある。luzの歌声と、まふまふが生み出した楽曲。その両方をたどることが、2人が音楽シーンに残したつながりを理解する一番確かな方法だ。