2026年の高知県の台風情報を確認するうえで、まず押さえておきたいのが、高知県は全国的にも台風の上陸が多い地域の一つだという事実だ。気象庁の都道府県別統計では、高知県の台風上陸数は26回で、和歌山県と並んで全国2位となっている。1951年以降の記録を振り返ると、暴風だけでなく、線状降水帯による大雨、河川の氾濫、高潮、土砂災害など、台風の進路によって異なる被害が発生してきた。
では、2026年の台風は現在どのような状況なのか。高知県に接近・上陸しやすいのは何月なのか。そして、過去の台風被害から見えてくる地域別の危険性や、避難の判断基準は何なのか。気象庁、高知地方気象台、高知県などの公的資料をもとに、最新の統計と過去の災害記録を整理し、実際の防災行動につながる情報を解説する。
【2026年最新】高知県の台風情報と現在の進路予想は?

2026年11月5日時点で確認できる気象庁の公表資料では、全国の台風上陸数と高知県の過去の上陸実績を分けて見る必要がある。
2026年の台風上陸数は全国で3個
気象庁の「台風の上陸数」によると、2026年の日本全体の上陸数は10月28日現在で3個となっている。
内訳は次のとおり。
- 6月:2個
- 8月:1個
- 年間合計:3個
この数字は日本全体の集計であり、高知県単独の上陸数を示すものではない。また、2026年分は速報値であり、後日修正される可能性がある。
高知県への接近・上陸を調べる場合は、全国の年間上陸数だけでなく、台風ごとの経路や接近時刻を確認する必要がある。
2026年11月5日の台風進路予想
気象庁の2026年11月5日9時の実況情報では、日本の南に台風があり、中心位置は北緯28度、東経139度25分、中心気圧975hPaだった。
進行方向は北東で、時速20km。5日21時には日本の東へ進む予報が示されていた。
この時点の予報は高知県への直接的な接近を示すものではない。ただし、台風の進路や勢力は更新されるため、過去の予報だけで安全を判断することはできない。
現在の状況を調べる際は、次の3つを区別すると情報を読み違えにくい。
- 台風情報: 現在の中心位置、強さ、進行方向、予報円を確認する。
- 台風位置表2026: 2026年に発生した台風の位置や経路の記録を確認する。
- 高知県の警報・注意報: 実際に高知県で発生する可能性がある大雨、暴風、洪水、高潮などの危険を確認する。
特に注意したいのが、台風位置表と進路予想の違いだ。気象庁の「台風位置表2026年」は、台風ごとの位置情報をPDF・CSV形式で掲載した資料であり、リアルタイムの避難判断に使う進路予報そのものではない。
最新情報を確認する公式機関
高知県の台風情報を調べる際は、次の機関の情報を使い分けたい。
| 確認先 | 主な情報 | 確認する目的 |
|---|---|---|
| 気象庁 | 台風情報・予報円 | 台風の現在位置と進路 |
| 高知地方気象台 | 高知県の気象情報・災害記録 | 地域の気象状況 |
| 高知県 | 土砂災害危険度情報 | 地域別の土砂災害リスク |
| 市町村 | 避難指示・避難所情報 | 実際の避難行動 |
| 国土交通省 | 河川水位・洪水情報 | 河川の増水や氾濫への警戒 |
大切なのは、台風の中心が高知県から離れていても、県内に大雨や暴風の危険がないとは限らない点だ。
【何月が危険?】高知県に台風が接近・上陸しやすい時期
高知県で台風への警戒を強めたい時期は、主に7月から10月だ。なかでも8月と9月は、台風の発生・接近が多くなる。
気象庁が公表する1991~2020年の30年平均では、日本への台風接近数は8月と9月がそれぞれ年間3.3個で、月別では最も多い。
四国地方への接近数も、8月が0.9個、9月が1.0個となっており、9月が最多だ。
| 月 | 四国地方への台風接近数の平年値 | 警戒のポイント |
|---|---|---|
| 6月 | 0.3個 | 梅雨前線による大雨 |
| 7月 | 0.7個 | 台風の発生・接近が増える |
| 8月 | 0.9個 | 台風と湿った空気による大雨 |
| 9月 | 1.0個 | 接近のピーク。秋雨前線にも注意 |
| 10月 | 0.4個 | 大型台風や秋雨前線による大雨 |
出典:気象庁「台風の平年値」(1991~2020年)。数値は四国地方の平均であり、高知県単独の接近回数ではない。
8月は台風の発生数が多い
8月は日本の南海上で台風が多く発生する時期だ。
太平洋高気圧の勢力や上空の風の状態によって進路が変わりやすく、台風が複雑な動きをすることもある。
高知県では、太平洋から流れ込む暖かく湿った空気が山地にぶつかり、局地的な大雨につながる場合がある。
そのため、台風が高知県に直接上陸しない場合でも、雨量や河川の水位を確認する必要がある。
9月は台風と秋雨前線の組み合わせに注意
9月は高知県にとって特に警戒したい時期だ。
高知地方気象台によると、9月中旬から10月にかけて日本の南岸に前線が停滞することがあり、台風が北上すると前線の活動が活発になって大雨を降らせる場合がある。
つまり、台風本体の雨だけでなく、前線との相互作用によって雨量が増える可能性がある。
台風の中心位置や風の強さだけを見て判断するのではなく、降水量の予想や線状降水帯に関する情報も確認したい。
【歴代26回】高知県の台風上陸数と過去の重大被害を検証
高知県の台風リスクを理解するうえで、過去の上陸統計は重要な資料になる。
気象庁の都道府県別上陸数ランキングでは、高知県は26回で全国2位。1位の鹿児島県は45回で、和歌山県も26回となっている。
この統計は1951年から2026年第13号までの集計である。
なお、気象庁の「上陸」は、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を指す。県の近くを通過しただけでは、必ずしも上陸として数えられない。
したがって、上陸数だけで実際の被害の大きさを判断することはできない。
高知県に影響した代表的な台風の比較
過去の災害記録を見ると、高知県では台風の進路によって被害の特徴が異なる。
主な台風の経緯と災害上の特徴
| 年・台風 | 高知県への影響 | 主な記録・教訓 |
|---|---|---|
| 1970年・台風10号 | 佐賀町付近に上陸 | 暴風、高潮、満潮との重なり |
| 2018年・台風21号 | 高知県に最接近 | 室戸岬で最大瞬間風速55.3m/s |
| 2023年・台風6号 | 県中部などで大雨 | 線状降水帯、日降水量516.0mm |
| 2025年・台風15号 | 宿毛市付近に上陸 | 大雨、洪水警報、突風による農業施設被害 |
1970年8月21日:台風10号による高潮被害
高知県の過去の台風災害で、特に重要な事例が1970年の台風10号だ。
台風は8月21日午前8時過ぎ、高知県の旧佐賀町付近に上陸した。
高知地方気象台の記録によると、高知市では最大風速29.2m/s、最大瞬間風速54.3m/sを観測。いずれも当時の観測史上1位だった。
この災害で深刻だったのが高潮である。
台風による気圧低下と長時間の南風によって潮位が上昇し、さらに満潮の時間帯と重なった。土佐湾沿岸では高波も発生し、防潮堤や河川護岸を越えて海水が流入した。
高知市の記録では、下知地区や浦戸湾周辺で特に大きな被害が発生している。
この事例が示すのは、台風災害が必ずしも大雨によって起こるわけではないということだ。降水量が比較的少なくても、暴風と高潮が重なれば広い範囲が浸水する可能性がある。
2018年9月4日:台風21号による暴風被害
2018年の台風21号は、9月4日昼前に高知県へ最接近した。
台風そのものは正午ごろ徳島県南部に上陸しており、高知県への上陸ではない。
しかし、高知県でも強風と大雨の影響が確認された。
四国災害アーカイブスによると、馬路村魚梁瀬では9月3日14時から4日24時までの総降水量が328.5mmに達した。
また、室戸岬では最大瞬間風速55.3m/sを観測。室戸市や東洋町では屋根が飛ばされるなどの建物被害があり、高知市では強風による転倒事故も発生した。
この事例から分かるのは、高知県に台風が上陸しなくても、猛烈な風や大雨による被害が発生するということだ。
2023年8月:台風6号と線状降水帯
2023年8月7日から11日にかけて、台風6号の影響で高知県では断続的に非常に激しい雨が降った。
台風に伴う暖かく湿った空気が南から流れ込み、高知県中部では線状降水帯が発生した。
高知地方気象台の年報には、8月10日午前0時39分に「顕著な大雨に関する高知県気象情報」を発表した記録がある。
特に注目されるのが、本川で観測された降水量だ。
- 8月10日の日降水量:516.0mm
- 8月9日の日最大1時間降水量:76.5mm
- 8月7日から11日までの本川の期間降水量:972.0mm
- 8月の平年値に対する期間降水量の割合:189%
県内26観測地点のうち12地点で、8月の平年値を上回る降水量が記録された。
これは、台風の中心が県内を通過しなくても、湿った空気の流入や線状降水帯によって極端な大雨になることを示す事例だ。
2025年9月5日:台風15号が宿毛市付近に上陸
2025年の台風15号は、9月5日午前1時ごろ、高知県宿毛市付近に上陸した。
高知県では4日から5日にかけて非常に激しい雨が降り、高知地方気象台は県西部・中部の市町村に大雨警報や洪水警報を発表した。
9月3日午前9時から5日午前9時までの降水量は、仁淀川町鳥形山で289.5mmを観測している。
また、芸西村和食では突風に伴う農業施設の被害が発生した。高知地方気象台は機動調査班を派遣して現地調査を実施している。
台風15号の事例は、台風の上陸に伴う大雨だけでなく、突風による農業施設や地域産業への被害にも目を向ける必要があることを示している。
【高知県はなぜ台風が多い?】地形と気象から見る地域別リスク
高知県で台風の影響が大きくなりやすい背景には、地理的な条件と気象の特徴がある。
太平洋に面した地形が台風の影響を受けやすくする
高知県は北側を四国山地に囲まれ、南側は太平洋に面している。
東には室戸岬、西には足摺岬が突き出し、その間に土佐湾が広がる地形だ。
台風が太平洋側から接近すると、海上からの強風や湿った空気の流入を受けやすい。
また、室戸岬や足摺岬などの岬では、年間を通じて風が強いという特徴がある。
四国山地が大雨をもたらす要因になる
高知地方気象台によると、夏季には黒潮上を渡ってくる南寄りの湿った気流が四国山地に吹き付ける。
そのため、山間部では年間降水量が3,000mmを超える地点が多く、東部の魚梁瀬地方では4,000mmに達する地域もある。
台風から暖かく湿った空気が流れ込むと、山地に沿って雨雲が発達し、短時間に大量の雨を降らせる場合がある。
特に山間部では、土砂災害と河川の急激な増水の両方に注意が必要だ。
地域別に警戒したい災害
高知県では、同じ台風でも地域によって警戒すべき災害が異なる。
| 地域 | 主に注意したい災害 | 警戒のポイント |
|---|---|---|
| 東部・室戸周辺 | 暴風・高波・大雨 | 岬周辺の強風、沿岸部の浸水 |
| 中部・高知市周辺 | 高潮・洪水・内水氾濫 | 低地や浦戸湾周辺の浸水 |
| 中山間地域 | 土砂災害・河川氾濫 | 急傾斜地、山沿いの集落 |
| 西部・幡多地域 | 暴風・大雨・河川増水 | 台風の上陸経路や雨雲の停滞 |
高知市周辺では1970年の台風10号による高潮被害が歴史的な教訓となっている。
一方、山間部では2023年の台風6号のように、線状降水帯による長時間の大雨が大きな問題になる。
幡多地域では2025年の台風15号が宿毛市付近に上陸した事例があり、台風の進路によっては県西部も強い影響を受ける。
ただし、これらは地域ごとの代表的な災害事例であり、実際の危険区域は個々の住所や標高、河川との位置関係によって異なる。自宅や勤務先のハザードマップを確認しておきたい。
【警報・避難情報】高知県で台風が接近したら何を確認する?
台風が接近すると、高知県では大雨警報、洪水警報、暴風警報、高潮警報などが発表される可能性がある。
これらはそれぞれ異なる災害を対象にしているため、警報の名称だけでなく、自分の住んでいる場所にどのような危険があるのかを確認したい。
高知県で確認したい主な気象情報
| 情報の種類 | 主な危険 | 確認すること |
|---|---|---|
| 大雨警報 | 土砂災害・浸水害 | 雨量、土砂災害危険度 |
| 洪水警報 | 河川の増水・氾濫 | 河川水位、洪水予報 |
| 暴風警報 | 強風による被害 | 最大風速、暴風域 |
| 高潮警報 | 海岸・湾岸の浸水 | 潮位、高潮浸水想定区域 |
| 土砂災害警戒情報 | がけ崩れ・土石流 | 土砂災害危険度、避難指示 |
高知県の土砂災害危険度情報を確認する
高知県には、土砂災害の危険度を地域別に確認できる「高知県の土砂災害危険度情報」がある。
この情報では、地図上で土砂災害の危険度を段階的に表示している。
気象庁の土砂キキクルも併用すると、危険が高まっている場所をより細かく把握できる。
気象庁の土砂キキクルは、1km四方のメッシュで危険度を5段階に色分けし、10分ごとに更新される。
特に注意したいのは、次の段階だ。
- 警戒レベル3相当: 高齢者や避難に時間がかかる人は避難を開始する。
- 警戒レベル4相当: 危険な場所から全員が避難する。
- 警戒レベル5相当: 災害が切迫している状態。すでに安全な避難が難しい場合もある。
警戒レベル4までに避難を完了することが基本だ。レベル5の発表を待ってから行動するのでは遅い可能性がある。
避難情報は市町村の発表を確認する
気象庁が発表する警報と、市町村が発令する避難情報は役割が異なる。
気象庁は気象現象や災害の危険度を伝え、市町村は地域の状況を踏まえて避難指示などを発令する。
そのため、次の情報を組み合わせて確認したい。
1. 気象庁の台風情報・警報・注意報
2. 高知県の土砂災害危険度情報
3. こうち防災情報
4. 居住する市町村の避難指示・避難所開設情報
5. 河川の水位や洪水予報
避難先は指定避難所だけとは限らない。安全な場所にある親戚や知人宅、近隣の頑丈な建物なども選択肢になる。
【台風への備え】高知県で事前に準備しておきたい防災対策
高知県では、台風の接近が予想されてから準備を始めるのではなく、台風シーズン前から備えておくことが望ましい。
過去の災害を見ると、暴風、高潮、線状降水帯による大雨など、被害の発生パターンは一つではない。
1. ハザードマップで自宅周辺の危険を確認する
最初に、自宅や勤務先がどのような災害リスクを抱えているのか確認する。
特に調べておきたいのは次の項目だ。
- 洪水浸水想定区域に入っているか
- 高潮浸水想定区域に入っているか
- 土砂災害警戒区域に入っているか
- 近くに急傾斜地や河川があるか
- 避難所まで安全に移動できるか
高知県では地域によって災害の種類が違うため、洪水だけ、土砂災害だけという確認では不十分だ。
2. 非常用持ち出し品を準備する
台風による停電や断水、交通機関の停止に備え、必要な物資を用意しておく。
| 備蓄品 | 用途 |
|---|---|
| 飲料水 | 断水への備え |
| 保存食 | 外出できない場合の食料 |
| モバイルバッテリー | スマートフォンの充電 |
| 懐中電灯 | 停電時の照明 |
| 携帯ラジオ | 災害情報の収集 |
| 常備薬・救急用品 | 急な体調不良への対応 |
| 現金 | 電子決済が使えない場合 |
| 衛生用品 | 断水・避難生活への備え |
家族に高齢者や乳幼児がいる場合は、個別に必要な物資も準備しておきたい。
3. 暴風対策を早めに行う
台風接近前には、庭やベランダにある植木鉢、物干し台、自転車などを固定するか屋内に移動させる。
窓や雨戸の状態も確認し、飛来物による破損を防ぐ。
車を所有している場合は、浸水しやすい低地や河川沿いへの駐車を避けることも重要だ。
屋外での作業は風が強くなる前に済ませる。暴風が始まってから無理に片付けに出ることは避けたい。
4. 避難するタイミングを家族で決めておく
避難の判断をその場で家族全員が相談していると、移動が遅れることがある。
事前に次の内容を決めておくとよい。
- 避難する場所
- 避難経路
- 家族が別々の場所にいる場合の集合方法
- 高齢者や子どもの避難を手伝う人
- 避難情報を受け取る方法
特に土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域に住んでいる場合は、雨が強くなる前に避難できる体制を整えておく。
5. 台風通過後も警戒を続ける
台風の中心が高知県から離れたからといって、すぐに安全になるとは限らない。
河川の水位が高いままになっていたり、斜面の地盤が緩んで土砂災害が発生したりする可能性がある。
また、倒木や電線の垂れ下がり、道路の冠水などにも注意が必要だ。
台風通過後も自治体や気象台の情報を確認し、安全が確保されるまでは危険な場所に近づかないようにしたい。
【高知県の台風】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高知県に台風が最も接近しやすいのは何月ですか?
A1:主な警戒期間は7月から10月で、特に8月と9月です。気象庁の1991~2020年の平年値では、四国地方への台風接近数は9月が年間平均1.0個、8月が0.9個となっています。
Q2:高知県の台風上陸数は全国何位ですか?
A2:気象庁の都道府県別統計では26回で全国2位です。和歌山県も26回で同率2位となっています。統計期間は1951年から2026年第13号までです。
Q3:2026年の高知県の台風情報はどこで確認できますか?
A3:気象庁の台風情報、高知地方気象台の気象情報、高知県の土砂災害危険度情報で確認できます。避難指示や避難所の開設状況は、こうち防災情報や各市町村の公式情報を確認してください。
Q4:台風が高知県に上陸しなくても被害は発生しますか?
A4:発生します。2018年の台風21号では高知県への最接近時に、室戸岬で最大瞬間風速55.3m/sを観測しました。また、2023年の台風6号では県中部で線状降水帯が発生し、記録的な大雨となりました。
Q5:高知県で特に注意したい台風被害は何ですか?
A5:沿岸部では暴風、高波、高潮、低地では洪水や浸水、山間部では土砂災害や河川の増水に注意が必要です。自宅の所在地によって危険性が異なるため、ハザードマップで事前に確認してください。
まとめ:高知県の台風は過去の被害と最新情報の両方から備える
高知県は、気象庁の台風上陸統計で26回を記録する、全国でも台風の上陸が多い地域だ。
特に7月から10月は警戒が必要で、8月・9月には台風の接近だけでなく、秋雨前線や線状降水帯による大雨にも注意したい。
過去の災害を振り返ると、1970年の台風10号では高潮、2018年の台風21号では猛烈な暴風、2023年の台風6号では線状降水帯、2025年の台風15号では上陸に伴う大雨や突風被害が発生した。
これらの事例が示しているのは、台風の中心がどこを通るかだけでは、実際の災害リスクを判断できないということだ。
2026年も、台風の進路予想、降水量、河川水位、土砂災害危険度、自治体の避難情報を総合的に確認する必要がある。
防災対策で優先したいのは、次の3点だ。
1. 自宅周辺の洪水・高潮・土砂災害ハザードマップを確認する。
2. 台風接近前に備蓄品や避難経路を準備する。
3. 警戒レベル4の避難指示が発令された場合は、危険な場所から避難を完了する。
台風の進路は予想から変わることがあり、被害は上陸地点以外にも及ぶ。日頃から地域の災害リスクを把握し、最新の公的情報に基づいて早めに行動することが、高知県で命と暮らしを守るための基本となる。 (出典: 高知県台風(Yahoo!ニュース))