10月31日(土)のJRAは東京競馬場と京都競馬場で開催された。両競馬場とも芝は良馬場。京都では2歳牝馬によるGⅢ、東京ではダートのオープン競走が注目を集めた。
東京11R・ペルセウスステークス
東京競馬場の11R、ペルセウスステークスはダート1600メートル。大野拓弥騎手が騎乗したジェイパームスが3番人気で優勝した。
| 着順 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | ジェイパームス | 大野拓弥 | 1:35.1 | 3番人気 |
| 2着 | リサシテーション | 菱田裕二 | 1:35.2 | 7番人気 |
| 3着 | クレーキング | C.ルメール | 1:35.4 | 2番人気 |
勝ち馬の上がり3ハロンは35秒1。後方14番手から脚を伸ばし、2着に半馬身差をつけた。
主な払戻金は次のとおり。
- 単勝:690円
- 複勝:270円・350円・220円
- 馬連:3,840円
- 馬単:7,040円
- 3連複:6,900円
- 3連単:39,580円(115番人気)
7番人気のリサシテーションが2着に入り、馬連は17番人気、3連単は115番人気の決着となった。
京都11R・KBS京都賞ファンタジーステークス
京都競馬場では、第31回KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)が芝1400メートルで行われた。
勝ったのは岩田望来騎手が騎乗したニクスルーナ。3番人気の評価に応え、1分21秒3でゴールした。
| 着順 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | ニクスルーナ | 岩田望来 | 1:21.3 | 3番人気 |
| 2着 | フェリチタ | 松山弘平 | 1:21.3 | 5番人気 |
| 3着 | バタフライ | 原田和真 | 1:21.5 | 11番人気 |
2着フェリチタとはクビ差。3着には11番人気のバタフライが入り、上位人気だけでは決まらない結果となった。
払戻金では、3連複が88,020円、3連単は383,850円(659番人気)。この日のJRA重賞で最も目を引く高配当となった。
単勝は630円、複勝はニクスルーナ250円、フェリチタ280円、バタフライ2,060円だった。
このレースで注目したいのは、勝ち馬の能力だけでなく、3着に入った11番人気馬の存在だ。3連単は1着・2着・3着の順番まで当てる必要があるため、人気薄が一頭入るだけでも配当が大きく変わる。
【11月1日】天皇賞(秋)の結果とダノンデサイルの成績

11月1日(日)の東京競馬場では、第174回天皇賞(秋)が開催された。
舞台は芝2000メートル。天候は晴れ、馬場状態は良。出走馬17頭による争いを制したのは、戸崎圭太騎手が騎乗したダノンデサイルだった。
天皇賞(秋)上位着順・人気・走破タイム
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 17 | ダノンデサイル | 戸崎圭太 | 1:56.7 | 4番人気 |
| 2着 | 10 | ネブラディスク | 川田将雅 | 1:57.1 | 8番人気 |
| 3着 | 3 | レガレイラ | 岩田望来 | 1:57.2 | 3番人気 |
| 4着 | 14 | タガノデュード | M.デムーロ | 1:57.4 | 14番人気 |
| 5着 | 1 | クロワデュノール | C.デムーロ | 1:57.4 | 1番人気 |
勝ち馬と2着馬の差は2馬身半。3着レガレイラも上位に食い込んだ。
一方、単勝1番人気だったクロワデュノールは5着。前年の勝ち馬で連覇を狙ったマスカレードボールも11着に終わった。上位人気2頭が勝ち負けに加われなかった点も、このレースの特徴だ。
ダノンデサイルの勝因は直線での末脚
今回のダノンデサイルは、8枠17番という外枠からスタート。序盤から無理に前へ進出せず、後方でリズムを整える競馬を選択した。
3コーナーから4コーナーにかけても後方に位置していたが、直線では大外から一気に加速。前方で競り合う馬たちをまとめて差し切った。
JRAの公式レース回顧でも、戸崎騎手が馬のリズムと手応えの良さを感じながら運んだことが紹介されている。
特筆すべき数字は次の3点だ。
- 走破タイム:1分56秒7
- 推定上がり3ハロン:32秒9
- 2着との着差:2馬身半
上がり3ハロン32秒9は、最後の直線で見せた加速力を示す数字だ。後方から進出する競馬で、これだけの末脚を発揮できたことが勝利につながった。
ダノンデサイルの主な競走成績
今回の天皇賞(秋)優勝は、単発の好走ではない。
JRA公式の勝ち馬紹介によると、2026年天皇賞(秋)終了時点の通算成績は15戦6勝。中央競馬では13戦5勝、海外では2戦1勝となっている。
主な重賞勝利は以下のとおり。
- 2024年:京成杯(GⅢ)
- 2024年:東京優駿・日本ダービー(GⅠ)
- 2025年:アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)
- 2025年:ドバイシーマクラシック(GⅠ)
- 2026年:天皇賞(秋)(GⅠ)
父はエピファネイア、母はトップデサイル。栗東の安田翔伍厩舎に所属し、馬主は株式会社ダノックス、生産牧場は社台ファームだ。
JRA公表の獲得賞金は、国内・海外を合わせて18億4,444万4,400円。国内で12億9,138万4,000円、海外で5億5,306万400円を獲得している。
加えて、今回の勝利には復活という意味もあった。
JRAのレース回顧によると、ダノンデサイルは日本ダービーやドバイシーマクラシックを制した実績を持ちながら、直近のGⅠでは4戦連続3着という惜しい競馬が続いていた。
今回、その連続3着に終止符を打った。戸崎騎手と安田調教師にとっても、この天皇賞(秋)が同馬との初勝利となった。
【開催別・結果比較】東京と京都の注目レースを一覧で整理
10月31日と11月1日の中央競馬を比較すると、東京ではダートのオープン競走と天皇賞(秋)、京都では2歳牝馬の重賞とマイルのリステッド競走が注目された。
各レースの勝ち馬、騎手、人気、配当の関係を整理すると次のようになる。
11月1日の京都11R・まほろばステークス
京都競馬場の11Rでは、芝1600メートルのリステッド競走、まほろばステークスが行われた。
1番人気のレザベーションが田口貫太騎手とのコンビで勝利。タイムは1分33秒5だった。
| 着順 | 馬名 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|
| 1着 | レザベーション | 田口貫太 | 1:33.5 |
| 2着 | スマートワイス | 武豊 | 1:33.7 |
| 3着 | キョウエイブリッサ | 酒井学 | 1:33.8 |
上位3頭は1~3番人気で決着。単勝300円、馬連1,060円、3連単10,170円と、比較的堅実な配当になった。
同じ週末の天皇賞(秋)やファンタジーステークスとは対照的な結果だった。
【地方競馬結果】10月31日・11月1日の佐賀・高知・盛岡・帯広
中央競馬だけでなく、地方競馬でも注目すべき結果があった。
地方競馬情報サイトの開催・払戻記録では、10月31日は帯広ば・高知・佐賀、11月1日は帯広ば・盛岡・高知・佐賀などで開催が確認できる。
10月31日・佐賀競馬場
注目したいのは、5Rの大村湾賞A1だ。
| 着順 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|
| 1着 | スターオブフェイス | 飛田愛 |
| 2着 | サキドリトッケン | 長谷蓮 |
| 3着 | マイネルサハラ | 山下裕 |
スターオブフェイスは4番人気で勝利。ダート1400メートルを1分29秒3で走破した。
主な払戻金は単勝1,010円、馬連複760円、3連複660円、3連単7,920円だった。
一方、同日の佐賀2Rでは大きな波乱が発生した。
1着チャイロサマー、2着シナノエレガンス、3着ミトノキセキという結果で、3連単は2,491,170円(617番人気)。地方競馬ならではの高配当が飛び出した。
11月1日・高知競馬場
高知競馬場では、第15回土佐秋月賞(3歳)がダート1600メートルで行われた。
勝利したのは上田将司騎手が騎乗したカツテナイオイシサ。1番人気に応える走りで、走破タイムは1分45秒6だった。
| 着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 1着 | カツテナイオイシサ | 上田将司 | 1番人気 |
| 2着 | ザガラ | 多田誠 | 7番人気 |
| 3着 | クスダマ | 永森大智 | 3番人気 |
2着に7番人気のザガラが入ったことで、馬連複は3,710円、3連複は3,630円となった。
3連単は15,220円(43番人気)。勝ち馬は順当に1番人気だったものの、相手の組み合わせによって配当が変わったレースだ。
盛岡・帯広・佐賀の結果もチェック
11月1日は盛岡競馬場でも開催され、1Rの2歳新馬戦ではヒアウィーゴーが高松亮騎手とのコンビで勝利した。
このレースは2番人気の勝利で、馬連複120円、3連単1,020円という比較的堅い決着だった。
佐賀競馬場では1Rのクリアマインドが2番人気で勝利し、3連単は5,000円。帯広ば競馬も同日に開催されている。
地方競馬の払戻金を見る際には、開催場だけでなく、競走番号とレース名も合わせて確認したい。同じ日に複数の競馬場で異なる条件の競走が行われているためだ。
【プロの結論】先週の競馬結果から読み取る3つのポイント
今回の結果を競馬データの観点から整理すると、押さえておきたい要点は3つある。
1. 人気順と実際の着順は分けて評価する
天皇賞(秋)では1番人気クロワデュノールが5着、2番人気マスカレードボールが11着だった。
一方、4番人気ダノンデサイルが勝利し、8番人気ネブラディスクが2着に入った。
事前の単勝人気はファンの支持を示す指標であり、レース結果そのものを保証する数字ではない。
結果を分析する際は、人気だけでなく、走破タイム、上がり3ハロン、通過順位、馬場状態を組み合わせて判断する必要がある。
2. 高配当の理由は3着馬まで確認すると分かる
ファンタジーステークスの3連単38万3,850円は、3着に11番人気のバタフライが入ったことが大きな要因だ。
天皇賞(秋)でも8番人気のネブラディスクが2着となり、3連単は29万7,820円に達した。
高配当を分析する場合、勝ち馬だけを見るのでは不十分だ。2着・3着の人気と着差まで確認することで、配当が高くなった背景が理解できる。
3. 上がり3ハロンはレース展開とセットで読む
上がり3ハロンは最後の600メートルに相当する走破時計だ。
今回の天皇賞(秋)でダノンデサイルが記録した32秒9は、優れた末脚を示す重要な材料となった。
ただし、上がりタイムが速い馬が必ずしも勝つわけではない。道中の位置取り、ペース、距離、馬場状態によって評価は変わる。
競走成績を比較するときは、単純な数字の大小だけでなく、その数字がどのような展開で記録されたのかを確認したい。
【先週の競馬結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月1日の天皇賞(秋)を勝った馬は?
ダノンデサイルです。戸崎圭太騎手が騎乗し、1分56秒7で優勝しました。4番人気からの勝利で、2着はネブラディスク、3着はレガレイラでした。
Q2:天皇賞(秋)の3連単払戻金はいくら?
17番ダノンデサイル、10番ネブラディスク、3番レガレイラの順で、3連単は297,820円(455番人気)でした。
Q3:10月31日のファンタジーステークスの勝ち馬は?
ニクスルーナです。岩田望来騎手とのコンビで1分21秒3を記録しました。3連単は383,850円でした。
Q4:先週末の地方競馬で高額配当が出たレースは?
10月31日の佐賀2Rです。3連単2,491,170円(617番人気)という高配当が記録されました。
Q5:競馬の上がり3ハロンとは何を意味する?
最後の600メートルを走るのに要したタイムです。今回の天皇賞(秋)では、ダノンデサイルが推定32秒9を記録しました。
Q6:競馬の払戻金はどこで確認できる?
JRAの公式レース結果・払戻金情報、地方競馬情報サイトの公式結果・払戻金情報で確認できます。日付、競馬場、レース番号を指定すると、着順や単勝・複勝、馬連、3連複、3連単などを確認できます。
まとめ:2026年11月初旬の競馬結果と今後の注目ポイント
2026年10月31日・11月1日の競馬は、中央競馬ではダノンデサイルの天皇賞(秋)制覇、京都のファンタジーステークスでの高配当、地方競馬では佐賀2Rの249万馬券が大きな話題となった。
特にダノンデサイルは、2024年の日本ダービー、2025年のドバイシーマクラシックに続き、2026年の天皇賞(秋)でも実力を証明。通算15戦6勝という成績に新たなGⅠタイトルを加えた。
先週末の結果を振り返る際に押さえたい数字は次のとおりだ。
- 天皇賞(秋):ダノンデサイル、1分56秒7
- 天皇賞(秋)3連単:297,820円
- ファンタジーステークス3連単:383,850円
- 佐賀2Rの3連単:2,491,170円
- 土佐秋月賞:カツテナイオイシサが1番人気で優勝
競馬の結果は、着順や払戻金だけでなく、走破タイム、上がり3ハロン、人気、展開を一緒に確認することで、より立体的に理解できる。
2026年の重賞レースを追ううえでも、ダノンデサイルの次走と、今回好走したネブラディスク、レガレイラの今後の走りは注目材料となる。週末の競馬を振り返る際は、中央・地方の両方の公式成績を照合し、数字に表れたレース内容までチェックしたい。