2026年オフの契約更改は、現時点では発表待ちの段階にある。
ベースボールチャンネルが11月5日に更新した「読売ジャイアンツ契約更改選手一覧」では、契約更改日、選手名、ポジションの欄に具体的な選手情報は掲載されていない。契約更改の発表後に随時追加する形式となっている。
また、DEPTH//CHARTの巨人契約更改データでは、11月3日までの報道を反映した段階で、支配下選手の更改状況は55人中0人。坂本勇人、戸郷翔征、丸佳浩らも未更改として掲載されている。
11月5日時点で分かっていること
- 2026~2027年シーズンに向けた契約更改選手の公表は、確認できる一覧上ではまだない。
- 主力選手の2026年シーズン年俸は、前年オフの契約更改を反映した推定額。
- 2027年の新年俸、増減額、契約年数は、対象選手ごとの発表を待つ状況。
- 交渉日程についても、具体的な公表情報は確認できない。
ここで注意したいのは、契約更改の発表がないことと、球団と選手の交渉が行われていないことは同じではないという点だ。
契約更改は選手ごとに進み、球団発表や報道を通じて結果が明らかになる。現段階では、未更改という情報をそのまま受け止める必要がある。
スポーツナビの契約更改一覧を見る際の注意点
スポーツナビの「読売ジャイアンツ契約更改」では、選手別の推定年俸、増減額、シーズン成績、更改日などを確認できる。
ただし、過去シーズンの更改履歴と2026年オフの新しい契約更改情報は区別したい。前年の11月・12月の日付が掲載されていても、それを2026年オフの交渉日と取り違えてはいけない。
今後は球団発表と報道各社の更新内容を照合することが、最新状況を追ううえでの基本となる。
【巨人の年俸ランキング2026】主力選手の現行推定年俸

2026年シーズンの巨人の推定年俸を見ると、坂本勇人が3億円、戸郷翔征が2億4,000万円、丸佳浩と吉川尚輝がそれぞれ2億円となっている。
投手陣では大勢と山﨑伊織が各1億8,000万円。いずれも2026年シーズンの契約に基づく推定額であり、2026年オフに決まる2027年の年俸ではない。
巨人の2026年推定年俸ランキング
外国人選手を含めた推定ランキングでは、R.マルティネスが12億円でトップ。日本人選手では坂本勇人、則本昂大、甲斐拓也が3億円で並ぶ。
| 順位の目安 | 選手名 | 2026年推定年俸 |
|---|---|---|
| 1位 | R.マルティネス | 12億円 |
| 2位 | 坂本勇人 | 3億円 |
| 2位 | 則本昂大 | 3億円 |
| 2位 | 甲斐拓也 | 3億円 |
| 5位 | T.キャベッジ | 2億5,000万円 |
| 6位 | 戸郷翔征 | 2億4,000万円 |
| 7位 | 丸佳浩 | 2億円 |
| 7位 | 吉川尚輝 | 2億円 |
| 10位相当 | 大勢 | 1億8,000万円 |
| 10位相当 | 山﨑伊織 | 1億8,000万円 |
出典:2026年推定年俸ランキング、日刊スポーツなどの契約更改報道。順位は掲載元の集計方法によって異なる。
このランキングから見えてくるのは、巨人の年俸構成におけるベテラン野手と主力投手の存在感だ。
坂本は長年チームを支えてきた中心選手であり、戸郷は先発ローテーションの軸として期待されてきた。一方、大勢と山﨑は近年の投手陣を支える重要な存在として、前年オフに大幅な年俸アップを勝ち取っている。
ただし、年俸ランキングは選手の現在の実力をそのまま順位化したものではない。過去の実績、複数年契約、FAによる移籍、球団内での役割なども金額に影響する。
年俸はすべて公式発表の金額なのか
プロ野球選手の年俸は、契約更改の報道で明らかになることが多いものの、球団が全選手の契約金額を一律に公式公表しているわけではない。
そのため、上記の数字は報道ベースの推定年俸として扱う必要がある。
また、外国人選手は契約金や出来高払いなどの契約条件が異なる場合もあり、単純に日本人選手と比較できないケースがある。
【選手別の今季成績と査定材料】6人の注目ポイント
2026年の巨人は、セ・リーグ公式戦を76勝64敗3分、勝率.543の2位で終えた。首位阪神とは2.5ゲーム差だった。NPBの公式記録では全143試合の日程が終了している。
今回注目する6選手については、2026年の成績に大きな違いがある。
打撃面では出場機会が限られたベテラン野手、投手陣では登板数や先発回数が前年から変化した選手がいる。これらは来季の査定を考えるうえで見逃せない材料だ。
坂本勇人:3億円からの契約更改が焦点
2026年シーズン成績
3億円
2026年現行推定年俸
67試合・打率.175・5本塁打・19打点
坂本勇人の2026年シーズンは、出場67試合、打率.175、5本塁打、19打点という成績だった。NPB公式記録でも、打席数は173にとどまっている。
前年オフには5億円から2億円減の3億円で契約したと報じられた。2026年も出場機会が限られたことから、今オフは年俸だけでなく、来季の起用方法やチーム内での役割が注目される。
一方、打率だけで長年の実績を評価することはできない。守備経験や若手選手への影響力も含め、球団がどのような役割を期待するかが焦点となる。
戸郷翔征:復調を示した数字と登板数のバランス
2億4,000万円
2026年現行推定年俸
14登板・5勝3敗・防御率2.48
戸郷翔征は2026年に14試合へ登板し、5勝3敗、防御率2.48を記録した。投球回は80回、奪三振は82。NPB公式記録でも同じ数字が確認できる。
前年オフの契約では3億円から6,000万円減の2億4,000万円となった。
2026年の防御率は2点台であり、登板時の投球内容には評価できる部分がある。一方、先発14試合、80投球回という稼働量は、先発投手の柱として期待される水準を考えると査定上の論点になる。
来季に向けては、登板数を増やしながら安定した投球を続けられるかが大きなテーマだ。
丸佳浩:出場機会と打撃の復調がポイント
2億円
2026年現行推定年俸
74試合・打率.220・3本塁打・21打点
丸佳浩は74試合に出場し、打率.220、3本塁打、21打点を記録した。出塁率は.338で、打率だけでは捉えきれない選球面の貢献も見られる。
2025年オフには3億2,000万円から2億円への減額が報じられ、2年契約で合意したと日刊スポーツが伝えている。
この契約条件は、今オフの評価を考えるうえで重要だ。複数年契約が継続している場合、単年の成績だけで翌年の年俸が自動的に変わるわけではない。
2027年に向けては、打撃成績の改善と外野の競争のなかで、どれだけ出場機会を確保できるかが焦点になる。
吉川尚輝:守備面も含めた総合評価に注目
2億円
2026年現行推定年俸
52試合・打率.241・1本塁打・11打点
吉川尚輝の2026年成績は52試合、打率.241、1本塁打、11打点。出塁率は.304だった。
2026年の出場試合数は前年までの主力としての役割を考えると少なく、今オフの査定では稼働状況がポイントになる。
ただし、吉川は二塁守備を担う選手だ。打撃成績だけでなく、守備範囲や二遊間の連係、攻守における安定感も含めて評価されるべき選手である。
現在の推定年俸2億円が維持されるか、来季の起用構想と合わせて注目したい。
大勢:救援陣の中心として評価されるか
1億8,000万円
2026年現行推定年俸
32登板・3セーブ・22ホールド・防御率2.15
大勢は2026年に32試合へ登板。防御率2.15、22ホールド、3セーブ、33奪三振を記録した。WHIPは0.72で、走者を背負う場面を抑えた数字も残している。
前年オフには9,000万円から1億8,000万円へ、9,000万円の増額が報じられた。アップ率は100%に達している。
今季は前年の62登板から32登板へと登板数が減った一方、2026年も救援陣の一角として一定の成績を残した。
査定では防御率やホールド数だけでなく、登板頻度、重要な局面での起用、救援陣全体における役割が評価材料になる。
山﨑伊織:前年の実績と2026年の登板数の差
1億8,000万円
2026年現行推定年俸
6登板・1勝1敗・防御率4.59
山﨑伊織の2026年成績は6登板、1勝1敗、防御率4.59。投球回は33回1/3だった。NPB公式の年度別成績にも、この数字が掲載されている。
前年オフには9,000万円から1億8,000万円へ増額されており、2025年の25試合登板、11勝4敗、防御率2.07という実績が評価された。
今オフの査定では、2025年の実績と2026年の登板数・投球内容をどう評価するかがポイントとなる。
先発投手は登板した試合の成績だけでなく、シーズンを通じてローテーションを守れるかどうかも重要だ。2027年にどのような役割を担うのか、球団の判断に注目したい。
【巨人の年俸アップ・ダウン】前年オフの査定から読み解く傾向
巨人の2026年シーズン年俸を理解するには、2025年オフの契約更改を振り返る必要がある。
この時期には、ベテラン選手の減額と、救援投手や若手・中堅選手の大幅増額が目立った。
日刊スポーツが報じた主な増減は次のとおりだ。
2025年オフの主な契約更改
- 坂本勇人:5億円から3億円へ。2億円減。
- 丸佳浩:3億2,000万円から2億円へ。1億2,000万円減。
- 戸郷翔征:3億円から2億4,000万円へ。6,000万円減。
- 大勢:9,000万円から1億8,000万円へ。9,000万円増。
- 山﨑伊織:9,000万円から1億8,000万円へ。9,000万円増。
- 中川皓太:8,500万円から1億5,000万円へ。6,500万円増。
この数字から分かるのは、巨人の査定が単純な知名度や過去の実績だけで決まっているわけではないということだ。
特に大勢や山﨑伊織は、前年の成績を踏まえて大きく評価を上げた。一方、坂本や丸は過去の実績が豊富でも、当該シーズンの成績や起用状況が年俸に反映された。
2026年オフの査定で重視される4つの視点
1. シーズン成績
野手なら打率、本塁打、打点、出塁率など。投手なら防御率、勝敗、奪三振、ホールド、セーブなどが基本的な評価材料になる。
2. 出場機会と稼働状況
成績が優秀でも、シーズンを通じて出場できなければチームへの貢献機会は限られる。戸郷、吉川、山﨑などは出場・登板数も重要な検討材料となる。
3. チーム内での役割
主力先発、勝ちパターンの救援、正二塁手、主軸打者など、チーム編成上の役割は選手によって違う。
4. 将来の戦力構想
年齢や経験、若手の台頭、ポジション争いなども、球団が翌シーズンの契約を考える際の背景となる。
こうした複数の視点があるため、単純に打率や防御率だけを見て年俸アップ・ダウンを予測することは難しい。
【プロの結論】2026年オフの巨人契約更改で注目すべきポイント
2026年の巨人はセ・リーグ2位でシーズンを終えた。優勝を逃した一方で、個々の選手には明暗が分かれる成績が残っている。
今オフの契約更改では、次の3つのポイントが特に重要だ。
1. ベテラン選手の処遇
坂本勇人や丸佳浩は、過去の実績と2026年の出場状況をどう評価するかが焦点となる。
両選手とも長年チームを支えてきた存在だが、2027年に求められる役割はこれまでと同じとは限らない。
特に坂本は2026年の出場が67試合にとどまった。今後の起用方法と契約条件を含めて注目される。
2. 投手陣の再編と主力の評価
戸郷、大勢、山﨑の3人は、2026年の投手陣を考えるうえで重要な選手だ。
戸郷は防御率2.48を記録したものの登板は14試合。大勢は32試合で22ホールド、山﨑は6試合で1勝にとどまった。
それぞれ役割が異なるため、同じ投手という括りだけで査定を比較することはできない。
先発投手には年間を通じた稼働力、救援投手には登板局面での安定感など、ポジションに応じた評価が必要になる。
3. 若手・中堅選手の年俸上昇
もう一つの注目点は、主力選手以外の契約更改だ。
2025年オフには田中瑛斗が750万円から4,650万円へ、泉口友汰が2,200万円から5,900万円へ増額されたと報じられた。
2026年シーズンでも、若手や中堅選手が一軍でどれだけ結果を残したかは、来季の年俸を考えるうえで重要になる。
高額年俸の主力選手だけでなく、出場機会を増やした選手や救援陣を支えた選手にも注目したい。
【巨人の契約更改2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:巨人の2026年オフの契約更改はいつから始まる?
A1:11月5日時点では、具体的な開始日や選手別の交渉日程は確認できない。球団発表や報道各社の契約更改一覧への掲載が、新しい情報を確認する目安となる。
Q2:坂本勇人の2026年の年俸はいくら?
A2:2026年シーズンの推定年俸は3億円。前年オフには5億円から2億円減額されたと報じられている。2027年の新年俸は未発表。
Q3:戸郷翔征の2026年の年俸はいくら?
A3:2026年シーズンの推定年俸は2億4,000万円。2025年オフに3億円から6,000万円減額された。2026年は14登板、5勝3敗、防御率2.48だった。
Q4:巨人の年俸ランキング1位は誰?
A4:2026年の推定年俸ランキングでは、外国人選手のR.マルティネスが12億円でトップ。日本人選手では坂本勇人、則本昂大、甲斐拓也が各3億円と報じられている。
Q5:大勢と山﨑伊織の年俸はいくら?
A5:2026年シーズンの推定年俸は、ともに1億8,000万円。前年オフにそれぞれ9,000万円の増額が報じられた。今オフの新しい契約金額はまだ発表されていない。
Q6:巨人の契約更改情報はどこで確認できる?
A6:読売ジャイアンツの公式発表、スポーツナビの契約更改情報、日刊スポーツ、デイリースポーツ、ベースボールチャンネルなどが主な確認先となる。過去の契約更改データと2026年オフの新しい発表を区別することが大切だ。
まとめ:巨人の2026年契約更改は主力6選手の動向に注目
2026年11月5日時点で、巨人の2026~2027年契約更改は、選手別の発表が確認できる段階には至っていない。
現行の推定年俸は坂本勇人が3億円、戸郷翔征が2億4,000万円、丸佳浩と吉川尚輝が各2億円、大勢と山﨑伊織が各1億8,000万円。これらは2026年シーズンの金額であり、2027年の契約金額とは異なる。
今季成績を見ると、戸郷の防御率2.48、大勢の22ホールドなど評価できる数字がある一方、坂本の出場67試合、山﨑の6登板など、稼働状況が査定の論点になる選手もいる。
今後の焦点は、ベテラン選手の処遇、先発・救援投手の評価、若手・中堅選手の昇給だ。契約更改の発表が始まれば、2027年の巨人の戦力構想も少しずつ見えてくる。
年俸の数字だけでなく、今季の成績と選手の役割を合わせて確認することが、巨人の契約更改を正しく読み解くポイントとなる。