アルトアイゼン・ナハトの武装を理解するには、OGシリーズの夜間迷彩仕様と、『無限のフロンティア』に登場する小型機を分けて考える必要があります。
OGシリーズのナハトは通常のアルトアイゼンをベースとしているため、基本武装も原型機から引き継いでいます。
OGシリーズで使用する主な武装
1. リボルビング・ステーク
アルトアイゼンを象徴する右腕の大型杭打ち兵器です。
リボルバー式の機構を採用し、敵機に接近して強力な打撃を与える武装です。装甲の厚い敵を正面から撃ち抜くというアルトアイゼンの設計思想を象徴しています。
ナハトも基本的にこの武装を継承しています。
2. スクエア・クレイモア
肩部に搭載された実弾兵器です。
多数の弾体を広範囲に散布することで、接近前の敵に攻撃を加えます。近接戦闘を得意とするアルトアイゼンにとって、突進するための攻撃手段として機能します。
3. 3連マシンキャノン
機体に固定された実弾機関砲です。
接近戦だけでなく、中距離からの攻撃にも対応する武装で、クレイモアと組み合わせることで攻撃の幅を広げます。
4. ヒートホーン
頭部に備えられた衝角を利用する近接武装です。
敵機に向かって突進し、機体そのものの加速力を攻撃に利用します。
5. 切り札
アルトアイゼンの武装を組み合わせた必殺攻撃です。
マシンキャノンやクレイモアによる攻撃から突進につなげ、ホーンやリボルビング・ステークを連続して叩き込みます。
単純な武器の威力だけではなく、キョウスケの操縦技術とアルトアイゼンの設計思想が一体となった攻撃です。『OGs』ではナハトでも使用でき、エクセレンのヴァイスリッターとの合体攻撃「ランページ・ゴースト」も健在です。
シシオウブレードは標準装備なのか?
シシオウブレードは、ナハトの立体商品を語る際に重要な武装です。
特にBANDAI SPIRITSのHG版では、新規造形のシシオウブレードがボーナスアイテムとして付属しています。
注目したいのは、納刀状態と抜刀状態の両方を再現できることです。剣を鞘に収めた状態で飾ることも、抜刀して戦闘シーンを再現することもできます。
ただし、ここは設定と商品仕様を区別したいところです。HG版に付属するシシオウブレードは模型の追加装備であり、通常のアルトアイゼンが持つリボルビング・ステークなどの基本武装を置き換えるものではありません。
【無限のフロンティア版との違い】同じナハトでも別設定の機体

アルトアイゼン・ナハトを調べると、もう一つ注意したいのが『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』に登場する同名機です。
こちらはOGシリーズの22.2m級の夜間迷彩機とは異なり、全高約3mの自律稼働型ロボット兵器として登場します。
名前も外見も似ていますが、機体の成り立ちや運用方法が違います。
ネバーランドとフォルミッドヘイムが関係する誕生背景
『無限のフロンティア』版のナハトは、平行世界からエンドレス・フロンティアに転移してきた戦艦「ネバーランド」に関係しています。
2010年の『無限のフロンティアEXCEED』発売前にGAME Watchが掲載した機体紹介によると、作中設定では、20年前にエンドレス・フロンティアへ転移したネバーランドのメインコンピューター「ティンク・アベル」から回収されたデータを基に、フォルミッドヘイムが製造した機体です。
加えて、アインストによる侵食を受け、ハーケンたちと敵対する存在として登場します。
その後、ファントムによるハッキングを受け、ハーケンたちの指示に従うようになります。
OG版と無限のフロンティア版の違い
| 比較項目 | OGシリーズ版 | 無限のフロンティア版 |
|---|---|---|
| 全高 | 22.2m | 約3m |
| 基本設定 | アルトアイゼンの夜間迷彩 | 独自に製造された小型PT |
| 開発・製造 | マリオン・ラドムが開発した原型機 | フォルミッドヘイムが製造 |
| 操縦方式 | キョウスケが搭乗 | AIによる自律稼働 |
| 機体の由来 | DC残党掃討作戦 | ネバーランドのデータ |
| 主な役割 | ATXチームの戦闘機体 | 敵機・援護攻撃ユニット |
無限のフロンティア版では、通常のアルトアイゼンとは異なる武装も採用されています。
- ダレイズ・ホーン
- シールド・クレイモア
- 5連チェーンガン
- レイヤード・クレイモア
- リボルビング・ブレイカー
特に注目したいのが、リボルビング・ブレイカーです。
これはOGシリーズのリボルビング・ステークとは異なる名称の武装で、ナハト独自の戦闘演出に組み込まれています。クレイモアを散布しながら突入し、ステークによる攻撃につなげる支援攻撃が特徴です。
同じ名前が使われている理由
両者には、アルトアイゼンを思わせる機体デザインや武装コンセプトという共通点があります。
しかし、設定上の由来は同一ではありません。
OGシリーズ版はキョウスケの搭乗機そのものに夜間迷彩を施したもの。一方、無限のフロンティア版は別世界のデータを利用して作られた自律型兵器です。
この区別を理解しておけば、作品によってナハトのサイズや武装、操縦方法が違って見える理由も整理できます。
【HG アルトアイゼン・ナハト】プラモデルの仕様と2026年の再販情報
アルトアイゼン・ナハトはゲーム内だけでなく、プラモデルや完成品フィギュアでも商品化されています。
なかでも注目度が高いのが、BANDAI SPIRITSの「HG アルトアイゼン・ナハト」です。
HG版の商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | HG アルトアイゼン・ナハト |
| メーカー | BANDAI SPIRITS |
| 販売形態 | プレミアムバンダイ限定 |
| 初回発売予定 | 2022年10月 |
| 初回価格 | 4,730円(税込) |
| 対象年齢 | 15歳以上 |
| 素材 | PS |
| スケール | ノンスケール |
| 付属武装 | シシオウブレード |
| 付属品 | アクションベース |
HG版で注目したい3つのポイント
1. 青と白のカラーリングを成形色で再現
ナハトの魅力である夜間迷彩カラーが、成形色によって表現されています。
通常機の赤い装甲とは異なる落ち着いた青系の外観が特徴です。
2. 新規造形のシシオウブレード
模型の大きな見どころです。
納刀状態と抜刀状態を再現できるため、通常のアルトアイゼンとは違ったディスプレイを楽しめます。
3. ハンドパーツとアクションベースが付属
武器を持たせたポーズや、戦闘中の姿勢を再現するための付属品も用意されています。
2026年8月に再販予定として告知
2026年3月6日、HOBBY WatchはBANDAI SPIRITSによるHG アルトアイゼン・ナハトの再販を報道しました。
今回の再販情報は以下のとおりです。
- 予約受付開始:2026年3月6日
- 発送予定:2026年8月
- 価格:4,730円(税込)
- 販売:プレミアムバンダイ
- 付属武装:シシオウブレード
2026年11月現在、プレミアムバンダイの商品一覧では予約終了と表示されています。したがって、これから購入を検討する場合は、再販分の通常予約と現在の販売在庫を混同しないことが大切です。
どんな人におすすめできる?
HG版は、次のような人に向いています。
- 通常の赤いアルトアイゼンとは違うカラーリングを楽しみたい人。
- OGシリーズのキョウスケやエクセレンに思い入れがある人。
- シシオウブレードを使ったポージングを楽しみたい人。
- アルトアイゼンとリーゼを並べてコレクションしたい人。
一方、ゲーム設定どおりの標準武装だけを重視する人は、シシオウブレードが追加付属品であることを踏まえて選ぶとよいでしょう。
【よくある誤解を検証】アルトアイゼン・ナハトに関するよくある質問(FAQ)
Q1:アルトアイゼン・ナハトは通常のアルトアイゼンとは別の機体ですか?
A1:OGシリーズでは基本的に同一機体です。DC残党掃討作戦「ミッション・ナイトナイツ」に参加するため、通常機に青と白を基調とした夜間迷彩を施した仕様です。
Q2:ナハトという名前を付けたのは誰ですか?
A2:エクセレン・ブロウニングです。ドイツ語で「夜」を意味するNachtに由来しています。
Q3:アルトアイゼン・ナハトとアルトアイゼン・リーゼはどちらが強いですか?
A3:設定上、リーゼは通常のアルトアイゼンを強化改修した機体です。装甲、火力、突進力などが強化されています。一方、ナハトは基本的に通常機と同じ機体です。両者は単純な強化前・強化後の関係ではありません。
Q4:ナハトは『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』で使用できますか?
A4:はい。OG2序盤の追加シナリオでスポット参戦します。長期間使用できる機体ではありませんが、ランページ・ゴーストなどの攻撃演出も楽しめます。
Q5:『無限のフロンティア』のナハトと同じ機体ですか?
A5:同じ名称を持つ機体ですが、設定は異なります。OG版は22.2mの夜間迷彩機で、無限のフロンティア版は約3mの自律稼働型兵器です。
Q6:HG アルトアイゼン・ナハトにはシシオウブレードが付属しますか?
A6:付属します。新規造形のシシオウブレードが同梱され、納刀状態と抜刀状態の両方を再現できます。
まとめ:【プロの結論】アルトアイゼン・ナハトの本当の位置づけ
アルトアイゼン・ナハトは、単なる青いアルトアイゼンではありません。
その背景には、キョウスケ・ナンブが参加したDC残党掃討作戦「ミッション・ナイトナイツ」、エクセレン・ブロウニングによる命名、そして『OG2』の未使用データから『OGs』での正式登場へと至った作品上の経緯があります。
最後に、理解しておきたいポイントを整理します。
1. 機体設定:OGシリーズでは通常のアルトアイゼンに夜間迷彩を施した仕様。
2. 名称:Nachtはドイツ語で夜。エクセレンが名付けた愛称。
3. 運用:キョウスケがミッション・ナイトナイツで使用。
4. リーゼとの違い:ナハトは塗装変更、リーゼは本格的な強化改修。
5. 武装:原型機のリボルビング・ステークなどを継承し、HG版にはシシオウブレードが付属。
6. 作品ごとの違い:無限のフロンティア版は3m級の自律稼働型兵器という別設定。
特に重要なのは、OG版と無限のフロンティア版を同一の機体設定として扱わないことです。
この2つを区別すると、ナハトの外観だけでなく、武装や機体の大きさ、物語上の役割まで正しく理解できます。
2026年現在もHG版の再販が実施されるなど、立体商品としても存在感を保つアルトアイゼン・ナハト。通常機やリーゼとは異なる青と白の姿は、OGシリーズの機体バリエーションの中でも独自の魅力を持っています。