『世にも奇妙な物語』の歴代作品をまとめて見たい人に向けて、1990年の初回放送から2026年最新作まで、放送回・作品名・あらすじ・出演者を年代別に整理する。フジテレビを代表するオムニバスドラマとして、ホラー、SF、ミステリー、ブラックコメディ、ヒューマンドラマなど、幅広いジャンルを描いてきた長寿シリーズだ。
2026年11月6日現在、注目したいのは、2025年に放送された35周年記念スペシャル、2026年6月27日の『世にも奇妙な物語’26夏の特別編』、そしてFODで独占配信中の完全新作『世にも奇妙な物語 FODの特別編』全12編である。地上波の歴代名作を振り返りながら、現在視聴できる新作の内容やキャストも確認していこう。
【番組の基本情報】世にも奇妙な物語はいつ始まった?タモリが案内する奇妙な世界

『世にも奇妙な物語』は、フジテレビ系列で1990年4月にレギュラードラマとしてスタートしたテレビシリーズである。
最大の特徴は、1回の放送で複数の独立した短編ドラマを楽しめるオムニバス形式だ。通常の連続ドラマのように同じ主人公の人生を追い続けるのではなく、作品ごとに出演者、舞台、物語のジャンルが変わる。
そして、各エピソードをつなぐ重要な存在が、タモリ演じるストーリーテラーだ。独特の語り口と意味深な演出によって、視聴者を日常と非日常の境界へと導く。
1990年4月19日が初回放送日
フジテレビの公式あらすじアーカイブによると、初回放送日は1990年4月19日。最初の放送では、次の3作品が登場した。
- 『恐怖の手触り』:出演・中山美穂。
- 『噂のマキオ』:出演・坂上香織。
- 『楊貴妃の双六』:出演・野村宏伸。
その後、1990年代にはレギュラー放送を中心に数多くの短編を制作。時代が進むにつれて春・秋などの特別編を中心とした放送スタイルへ移行し、さまざまな脚本家や演出家、俳優が参加するシリーズへと成長した。
なぜ長年にわたって支持されているのか
この番組の魅力は、単なる怪談やホラーにとどまらない点にある。
例えば、何気ない日常に突然異常な出来事が入り込む恐怖、便利な技術が人間を追い詰めるSF、社会の矛盾を笑いに変えるブラックコメディなど、作品ごとに異なる切り口が用意されている。
短編だからこそ、物語の設定を大胆に変えられる。視聴者が予想した結末を裏切り、最後の数分で印象を反転させる演出も、このシリーズを象徴する特徴だ。
1990年の放送開始当初から演出を担当してきた小椋久雄、鈴木雅之、星護、落合正幸らのクリエイターも、番組の独自性を築いてきた重要な存在である。
【歴代一覧・放送回一覧】1990年から2026年までの代表作品と出演者
歴代の放送回を調べる際に便利なのが、フジテレビ公式サイトの「あらすじ」アーカイブだ。1990~1994年、1995~1999年、2000~2004年、2005~2009年、2010~2014年、2015~2019年、2020~2024年、2025~2029年という年代区分で作品を確認できる。
各作品には放送日、作品名、主演・出演者などが掲載されている。以下は、各年代を代表する作品を中心に整理した歴代作品の早見表だ。
| 年代・放送日 | 代表的な作品名 | 主な出演者 | 作品の特徴・関係性 |
|---|---|---|---|
| 1990年4月~ | 恐怖の手触り、噂のマキオ、ロッカー | 中山美穂、坂上香織、織田裕二 | 初期の恐怖・SF路線を象徴する作品群 |
| 1991~1994年 | ズンドコベロンチョ、23分間の奇跡、ハイ・ヌーン | 草刈正雄、賀来千香子、玉置浩二 | 社会風刺、心理的恐怖、独創的な設定 |
| 1995~1999年 | トイレの落書、懲役30日、パパラッチ | 木村拓哉、三上博史 | 日常の不安や人間心理を描く作品が充実 |
| 2000~2004年 | BLACK ROOM、夜汽車の男、採用試験 | 木村拓哉、大杉漣、深田恭子 | コメディ、心理劇、ブラックユーモア |
| 2005~2009年 | 美女缶、理想のスキヤキ、検索する女 | 妻夫木聡、伊藤淳史、井上真央 | 現代的な価値観や欲望を反映 |
| 2010~2014年 | 栞の恋、来世不動産、ファナモ | 堀北真希、高橋克実、戸田恵梨香 | SF、恋愛、社会風刺の幅が拡大 |
| 2015~2019年 | 昨日公園、ズンドコベロンチョ、恋の記憶、止まらないで | 有村架純、藤木直人、斉藤由貴 | 過去作の復活と新しい映像表現 |
| 2020~2024年 | しみ、燃えない親父、三途の川アウトレットパーク | 広瀬アリス、杏、松下洸平、加藤シゲアキ | 現代社会やテクノロジーを題材にした作品 |
| 2025年5月31日 | BLACK ROOM、ロッカー、美女缶ほか | 木村拓哉、織田裕二、妻夫木聡ほか | 35周年記念の名作復活編 |
| 2025年11月8日 | あなた博物館、七階闘争ほか | 川口春奈、伊藤淳史、山田涼介ほか | 35周年SP秋の特別編 |
| 2026年6月27日 | 遺体は一体……、実家じまいほか | 上川隆也、趣里、永尾柚乃、杉野遥亮ほか | 最新の地上波夏の特別編 |
1990年代前半:シリーズの原点を作った作品
初期の代表作として外せないのが、1990年5月3日放送の『ロッカー』だ。主演は織田裕二。後年の35周年記念企画でも選ばれた、初期シリーズを象徴する作品である。
1991年5月9日放送の『ズンドコベロンチョ』も有名だ。草刈正雄が出演したこの作品は、周囲の人々が当然のように知っている言葉の意味を主人公だけが理解できないという、不思議な状況を描く。
1991年12月26日には、賀来千香子主演の『23分間の奇跡』と、役所広司主演の『ハッピーバースデー・ツー・マイホーム』も放送された。
1992年6月11日放送の『ハイ・ヌーン』では玉置浩二が主演。日常の食事風景を題材にした独特の展開が印象に残る作品となった。
1995~1999年:人気俳優が次々と参加した時代
1995年には木村拓哉出演の『トイレの落書』、中居正広主演の『23歳の老人』、佐野史郎出演の『地獄のタクシー』などが登場した。
1998年9月25日放送の『懲役30日』は三上博史が出演した作品で、シリーズの印象的な心理的恐怖を代表する一編として知られている。
1999年には木村拓哉主演の『パパラッチ』や、菅野美穂出演の『私は、女優』などが放送された。
2000~2009年:人気シリーズの名作が増えた時代
2001年1月1日の『世にも奇妙な物語 SMAPの特別編』では、SMAPのメンバーがそれぞれ主演する5作品を放送した。
中でも木村拓哉主演の『BLACK ROOM』は、奇妙な実家に帰った青年が両親との不可解な出来事に巻き込まれるブラックコメディ。2008年にはSMAPの特別編として再構成された放送も行われている。
2002年3月27日放送の『夜汽車の男』は大杉漣主演。列車内で食事を楽しむ男性の行動を中心に、独特の緊張感とユーモアを生み出す。
2005年4月12日放送の『美女缶』は妻夫木聡主演。2010年代に入る前の2000年代を代表する作品として、35周年記念の復活企画にも選ばれた。
2010~2024年:時代の変化を映した作品群
2010年代には、堀北真希主演の『栞の恋』、高橋克実主演の『来世不動産』、戸田恵梨香出演の『ファナモ』など、多様なテーマの作品が登場した。
2015年には25周年記念企画が実施され、『昨日公園』『イマキヨさん』『ハイ・ヌーン』『ズンドコベロンチョ』『思い出を売る男』などの過去作が復活した。
2019年11月9日放送の『恋の記憶、止まらないで』は斉藤由貴主演。2019年秋の特別編に収録された作品で、35周年企画でも再び選ばれている。
2020年代には、広瀬アリス主演の『しみ』、杏と松下洸平が出演した『燃えない親父』、加藤シゲアキ主演の『三途の川アウトレットパーク』などが放送された。
こうして振り返ると、シリーズの歴代作品は単なる恐怖の短編集ではない。各時代の社会状況や人々の関心を取り込みながら、物語の形式を更新してきたことが分かる。
【35周年SPの全貌】2025年の復活名作5作品と秋の特別編
2025年は1990年4月の放送開始から35周年を迎えた記念の年だった。フジテレビは春と秋に特別企画を実施し、過去の名作と新作の両方を届けた。
2025年5月31日:伝説の名作 一夜限りの復活編
2025年5月31日21時から23時10分まで放送されたのが、『世にも奇妙な物語 35周年SP~伝説の名作 一夜限りの復活編~』だ。
この特別編では、タモリ演じるストーリーテラーが選んだ過去の名作5作品が復活した。
- 『BLACK ROOM』:2001年放送。木村拓哉主演。奇妙な実家で繰り広げられる親子の不思議なやり取り。
- 『夜汽車の男』:2002年放送。大杉漣主演。列車内で食事をする男性の行動を描く。
- 『ロッカー』:1990年放送。織田裕二主演。初期作品の中でも特に注目された復活作。
- 『美女缶』:2005年放送。妻夫木聡主演。独創的な設定が特徴。
- 『恋の記憶、止まらないで』:2019年放送。斉藤由貴主演。音楽と記憶を題材にした作品。
特に注目を集めたのが『ロッカー』だ。フジテレビの発表では、権利上の事情から長らく再放送が実現していなかった作品と紹介されている。35周年という節目だからこそ実現した復活だった。
この5作品は、ホラー、SF、コメディ、心理ドラマなど、番組が長年にわたって育ててきたジャンルの幅を改めて示した。
2025年11月8日:35周年SP秋の特別編
秋の特別編は、2025年11月8日21時から23時10分まで放送された。構成は完全新作3作品と過去の傑作選1作品の計4編だ。
- 『あなた博物館』:川口春奈主演。恋人と夜のドライブ中に道に迷った女性が、自分の人生に関係する展示物が並ぶ不思議な博物館に入り込む。
- 『七階闘争』:伊藤淳史主演。マンションの7階で事件が多発したことを理由に、国が建物から7階を撤去すると決定。住民たちが立ち上がる社会風刺的な物語。
- 『止まらなければ生きられないゲーム』:山田涼介主演。賞金30億円を懸けた「だるまさんが転んだ」ゲームに巻き込まれる青年を描く。
- 『ハッピーバースデー・ツー・マイホーム』:役所広司主演。1991年12月26日放送の過去作が傑作選として復活。
『七階闘争』は三崎亜記の小説を原作としている。『止まらなければ生きられないゲーム』は山田涼介のシリーズ初出演・初主演作となった。
35周年企画を通じて見えてきたのは、単純な懐古ではなく、過去の名作と新しいクリエイターを同じ番組内で共存させる制作姿勢だ。過去作の復活は初期からの視聴者にとって懐かしい機会となり、新作は若い視聴者がシリーズに入る入口にもなっている。
【2026年最新】世にも奇妙な物語’26夏の特別編は全4作品!放送日・キャスト・あらすじ
2026年の地上波最新特別編として放送されたのが、『世にも奇妙な物語’26夏の特別編』だ。
放送日は2026年6月27日(土)21時~23時10分。タモリがストーリーテラーを務め、完全新作の短編4作品が放送された。
1.遺体は一体……|上川隆也主演
主な出演者:上川隆也、髙橋洋、樋口幸平ほか
ベテラン刑事の桜庭孝夫(上川隆也)は、ある一軒家で発生した事件の捜査に向かう。現場の寝室には男女の遺体があり、植え込みからは血の付いた包丁も見つかった。
しかし、刑事が手袋を取りに戻ると、そこにあったはずの女性の遺体が消えている。さらに凶器や血痕まで消失し、現場にいた人物たちの認識も食い違い始める。
タイトルの「一体」が、遺体の数を意味するのか、それとも状況そのものへの疑問なのか。ミステリーとホラーが交差する構成が特徴だ。
2.実家じまい|趣里主演
主な出演者:趣里、佐伯日菜子、伊勢志摩ほか
30代の会社員・夏目沙耶(趣里)は、母の葬儀を終え、古い団地にある実家の片付けを始める。
過干渉だった母との関係に複雑な感情を抱く沙耶は、母が作った品々を処分することにした。しかし、ゴミ出しを終えて戻ると、捨てたはずの品物がすべて元の場所に戻っていた。
加えて、母の友人・松野さとみ(伊勢志摩)の不可解な行動が、物語に不穏な空気を加えていく。
実家の片付けという身近なテーマから、家族の記憶や過去の人間関係に潜む奇妙さを描いた作品である。
3.おじさんになりたい|永尾柚乃・松尾諭主演
主な出演者:永尾柚乃、松尾諭、姜暢雄、映美くららほか
8歳の少女・縫川小春(永尾柚乃)は、本物そっくりのおじさんになれる不思議な着ぐるみを持っていた。
小春は着ぐるみを着て、帰宅途中の父・真守(姜暢雄)に大人の姿で話しかけようとする。父は娘たちを溺愛する一方、妻の聡子(映美くらら)には冷たい態度を取ることがあった。
父と母の関係を見ていた小春が決意したこととは何なのか。子どもの視点から家庭の問題を描く、ユニークな設定の物語だ。
4.マザーズオークション|杉野遥亮主演
主な出演者:杉野遥亮、青木さやか、大堀こういち、大水洋介(ラバーガール)、名村辰ほか
26歳のニート・岸田亮(杉野遥亮)は、実家の品物を勝手にネットオークションに出品し、売却することを繰り返していた。
ある日、オークションサイトで見つけたのは、自分の母親・信子(青木さやか)の出品ページだった。そこには「母親、やります!」という衝撃的な文言が掲載されていた。
加えて、出品ページには「子育て、今度は成功させます」という母親の言葉が記されている。
親子関係とネットオークションという現代的な題材を組み合わせたブラックコメディだ。
2026年夏の特別編・作品情報まとめ
4作品に共通しているのは、日常生活の中に存在する違和感を物語の出発点としていることだ。刑事事件、実家の整理、家庭内の関係、ネットオークションという異なる題材が並ぶことで、シリーズの幅広さが表れている。
なお、2026年11月6日時点で、フジテレビ公式番組ページに掲載されている直近の地上波放送はこの夏の特別編である。
【FOD独占配信】世にも奇妙な物語 FODの特別編・完全新作全12編を紹介
2026年の大きな動きとして見逃せないのが、FODによる新しい配信シリーズだ。
フジテレビは2026年6月27日から、『世にも奇妙な物語 FODの特別編』として完全新作のオリジナルエピソード全12編を独占配信すると発表した。
配信は2027年5月末までの1年間。初回作品は6月27日23時10分から配信され、以降は毎月最終土曜日の21時に新作1編を公開する方式となっている。
2026年11月6日現在、配信済みなのは第5編まで。全12編の企画自体は発表されているが、残り7編は今後の配信を待つ段階だ。
第1編:明日から来た男|美村里江主演
配信開始:2026年6月27日
出演者:美村里江、細田善彦、佐野史郎、龍之介、朝倉ふゆなほか
臨床心理センターで働く心理療法士・朝見智華(美村里江)のもとに、怪我を負った謎の男性・橘奎(細田善彦)が現れる。
奎は、自分の人生は未来ではなく昨日に向かって進んでいると主張。これから起きる出来事についても警告を始める。
時間が逆流するという不可解な現象と、運命のパラドックスを描くSFミステリーだ。
脚本・演出は、1990年の番組開始当初から関わってきた落合正幸が担当。初期シリーズの制作陣が再び新作に参加した点も注目される。
第2編:下請け|IMP.主演
配信開始:2026年7月25日
出演者:佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我(IMP.)ほか
指定暴力団組織における仕事の丸投げを、企業社会の元請け・下請け構造になぞらえたブラックコメディ犯罪劇。
IMP.のメンバー全員がドラマに出演し、それぞれ異なる立場の組織構成員を演じる。グループとして初めてメンバー全員でドラマ出演を果たした作品でもある。
社会に存在する仕事の分業構造を、極端な設定によって奇妙な物語へと変換している。
第3編:復讐|葉山奨之・筒井真理子W主演
配信開始:2026年8月29日
出演者:葉山奨之、筒井真理子ほか
妻を何者かに殺された安藤陸斗(葉山奨之)は、犯人が見つからない状況の中で復讐心を募らせていた。
そんな彼が関わることになるのが、60歳の女性・田中誠子(筒井真理子)との奇妙な身体の入れ替わりだ。
年齢も性別も異なる2人が別々の身体で人生を送ることになり、復讐を巡る予想外の展開が生まれていく。
単純な復讐劇ではなく、他人の身体で生きることによって変化する人間の心理を描いたサスペンスである。
第4編:人権逆転裁判|市原隼人主演
配信開始:2026年9月26日
出演者:市原隼人、梵そよぎ、内田慈、瀬口寛之ほか
裁判長の神崎(市原隼人)が担当することになったのは、AI搭載スマートスピーカー「アレテ」が被告となる前代未聞の裁判だった。
持ち主の増田孝彦(瀬口寛之)が自宅で死亡した事件について、アレテは自らが殺害したと主張する。検事の高瀬由理(内田慈)は家電の誤作動による事故として扱おうとするが、アレテは自分を人間として裁くよう求める。
裁判長はAIを人間と仮定して審理を進めることになる。
AIに人権は認められるのか、機械は自らの意思で犯罪を犯したといえるのか。人工知能と法律、人間の責任を組み合わせた法廷ミステリーだ。
アレテの声を担当するのは、声優・梶裕貴の声をもとに生まれた音声AIキャラクターの梵そよぎ。音声AIキャラクターが番組に登場するのはシリーズ史上初となった。
第5編:メモリアー母の記憶ー|草地稜之主演
配信開始:2026年10月31日
出演者:草地稜之(ENJIN)、赤間麻里子、中込佐知子、岩本淳ほか
舞台は、記憶の売買が合法化された世界。突然のリストラで生活に困った27歳の山田健太(草地稜之)は、記憶を抽出して商品化する会社「MEMORIA」の存在を知る。
健太は運動会や卒業式など、自分の過去の思い出を次々に売却していく。ところが、母・和子が心臓病で倒れ、高額な手術費用が必要になってしまう。
売却した記憶は自分の中から完全に消えてしまう。それを知りながらも、健太は母と過ごした20年間の思い出を手放す決断をする。
脚本・演出は小椋久雄。1990年の番組開始当初から演出を担当してきたクリエイターで、今回初めて本シリーズの脚本にも挑戦した。
記憶を売る人と買う人、2つの物語が交差する構成も見どころとなっている。
FOD全12編の配信スケジュールと進捗
- 第1編:2026年6月27日『明日から来た男』
- 第2編:2026年7月25日『下請け』
- 第3編:2026年8月29日『復讐』
- 第4編:2026年9月26日『人権逆転裁判』
- 第5編:2026年10月31日『メモリアー母の記憶ー』
- 第6編以降:毎月最終土曜日21時に順次配信予定
配信企画は2027年5月末まで続く予定だ。2026年11月6日時点では5作品が公開済みで、残り7作品のタイトルや出演者は順次発表されることになる。
ここで注意したいのは、地上波の『’26夏の特別編』とFODの『FODの特別編』は別の企画だという点である。前者は4本の新作をまとめたテレビ放送、後者は毎月1本ずつ公開する全12編の独占配信シリーズだ。
【名作ランキング】初めて見る人におすすめしたい人気エピソード7選
『世にも奇妙な物語』の名作を探すなら、まずは35周年企画で選ばれた5作品を確認したい。
ただし、ここで紹介する順位は視聴率や公式投票による人気順位ではない。作品の独創性、シリーズらしさ、異なるジャンルを楽しめることを基準にしたおすすめ順である。
第1位:ロッカー(1990年)
初期シリーズを代表する作品。織田裕二主演で、長く再放送が難しかったこともあり、35周年SPでの復活は特に注目された。初期の『世にも奇妙な物語』らしい恐怖を体験したい人におすすめだ。
第2位:BLACK ROOM(2001年)
木村拓哉主演。暗闇に包まれた実家と、奇妙な両親との会話が物語を動かす。ブラックコメディと予想外の展開を楽しみたい人に向いている。
第3位:夜汽車の男(2002年)
大杉漣主演。列車内の食事という何気ない行動を中心に、独特の緊張感とユーモアを作り出す。大事件が起きなくても物語が成立する、シリーズの表現力を感じられる一編だ。
第4位:美女缶(2005年)
妻夫木聡主演。日常的な欲望を奇妙な設定に変換した作品。SF的な発想と人間の感情が交差する物語を見たい人におすすめできる。
第5位:恋の記憶、止まらないで(2019年)
斉藤由貴主演。記憶と音楽を題材に、日常の中に不穏な感覚が入り込んでいく。比較的新しい時代の『世にも奇妙な物語』を知りたい人に向いている。
第6位:ズンドコベロンチョ(1991年)
草刈正雄主演。周囲が当たり前のように使う言葉を自分だけが理解できないという設定が秀逸だ。人間関係や社会の同調圧力を、奇妙なユーモアに変えた作品としておすすめしたい。
第7位:ハイ・ヌーン(1992年)
玉置浩二主演。食事をする男性の姿を中心に、シンプルながら強い印象を残す作品。派手なホラーよりも、独特の空気感やシュールな面白さを楽しみたい人におすすめだ。
作品選びで失敗しないためのポイント
歴代作品はジャンルの幅が広いため、最初に見る作品は好みに合わせて選ぶとよい。
- 怖い作品が好き:『ロッカー』『懲役30日』など、心理的な恐怖を味わえる作品。
- 不思議な設定が好き:『ズンドコベロンチョ』『美女缶』など、日常を反転させる作品。
- ブラックユーモアが好き:『BLACK ROOM』『夜汽車の男』など、笑いと違和感が共存する作品。
- 社会風刺が好き:『七階闘争』『人権逆転裁判』など、現代社会の問題を取り入れた作品。
- 感動や人間ドラマが好き:『メモリアー母の記憶ー』など、記憶や家族を題材にした作品。
反対に、連続ドラマのような長いストーリーや、すべての作品に同じジャンル・結末を期待する人には、オムニバス形式が合わない場合もある。作品ごとに雰囲気が変わること自体が、この番組の個性だからだ。
【よくある誤解と疑問】世にも奇妙な物語の放送・配信・歴代キャストFAQ
Q1:世にも奇妙な物語の初回放送はいつ?
A1:1990年4月19日。初回には『恐怖の手触り』『噂のマキオ』『楊貴妃の双六』の3作品が放送された。
Q2:世にも奇妙な物語のストーリーテラーは誰?
A2:タモリ。シリーズを象徴するストーリーテラーとして、各作品をつなぐ役割を担っている。
Q3:世にも奇妙な物語の全エピソードはどこで確認できる?
A3:フジテレビ公式サイトの「あらすじ」アーカイブで確認できる。1990~1994年から2025~2029年まで、年代別に作品名や放送日、出演者が整理されている。
Q4:2026年夏の特別編の放送日はいつ?
A4:2026年6月27日(土)21時から23時10分まで放送された。『遺体は一体……』『実家じまい』『おじさんになりたい』『マザーズオークション』の全4作品が登場した。
Q5:35周年SPではどんな作品が復活した?
A5:2025年5月31日の春の特別編では『BLACK ROOM』『夜汽車の男』『ロッカー』『美女缶』『恋の記憶、止まらないで』の5作品が復活した。
Q6:FODの特別編は全12編がすでに配信されている?
A6:2026年11月6日時点では全12編のうち5編が配信済み。2027年5月末まで毎月最終土曜日に新作1編を配信する予定となっている。
Q7:2026年のFOD特別編と地上波の夏の特別編は同じ作品?
A7:別の企画である。地上波の夏の特別編は4本の新作短編をまとめた放送で、FODの特別編は全12編のオリジナル作品を毎月配信するシリーズだ。
まとめ:世にも奇妙な物語一覧は1990年から2026年まで進化を続けている
『世にも奇妙な物語』は1990年4月19日の初回放送から、さまざまな俳優や脚本家、演出家とともに独自の世界を築いてきた。
歴代作品には、織田裕二主演の『ロッカー』、草刈正雄主演の『ズンドコベロンチョ』、木村拓哉主演の『BLACK ROOM』、大杉漣主演の『夜汽車の男』など、時代を超えて語り継がれる作品がある。
2025年の35周年SPでは5本の名作が復活し、秋には川口春奈、伊藤淳史、山田涼介らが出演する新作も放送された。さらに2026年6月27日には上川隆也、趣里、永尾柚乃、杉野遥亮らが出演する夏の特別編が登場した。
そして現在は、FOD独占配信による完全新作全12編という新たな展開が進んでいる。2026年11月6日時点で5作品が公開され、2027年5月末まで新作配信が続く予定だ。
歴代の名作を振り返りたい人はフジテレビ公式の年代別あらすじ一覧を、新作を追いかけたい人はFODの配信情報を確認するとよい。
時代が変わっても、日常のすぐ隣にある奇妙な世界を描き続ける『世にも奇妙な物語』。過去の名作と最新作を見比べることで、このシリーズが長年愛されてきた理由を改めて発見できるはずだ。
主な参照資料: フジテレビ公式の歴代あらすじ一覧、35周年SP発表資料、2026年夏の特別編番組情報、FODの全12編配信発表および各作品の配信情報。