2021年春ドラマ(2021年4月期)は、阿部寛主演の『ドラゴン桜 第2シリーズ』、北川景子と永山瑛太が夫婦役を演じた『リコカツ』、松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』など、ジャンルの異なる話題作がそろったシーズンです。竹野内豊主演の『イチケイのカラス』や、石原さとみ・綾野剛のダブル主演作『恋はDeepに』、広瀬すず・櫻井翔出演の『ネメシス』も放送され、民放各局とNHKが個性的な作品を送り出しました。
2026年現在、当時の新作を振り返る際に知っておきたいのは、初回放送日だけでなく、放送曜日・時間、主演・主要キャスト、あらすじ、主題歌、そして最終的な視聴率です。この記事では、2021年4月から6月に放送された主要な地上波・NHK作品を曜日別に整理し、代表作の特徴や視聴率ランキングまでまとめます。
【2021年春ドラマとは?】4月期の放送期間と注目された背景

2021年春ドラマとは、一般的に2021年4月から6月にかけて放送された春クールの連続ドラマを指します。民放のゴールデン・プライム帯だけでなく、NHKの連続テレビ小説や土曜ドラマ、各局の深夜ドラマも含まれます。
2021年は、漫画や小説を原作とする作品と、脚本家によるオリジナル作品がバランスよく並んだシーズンでした。学園ドラマ、リーガルドラマ、刑事ドラマ、恋愛ドラマ、社会派コメディーなど、視聴者が好みに合わせて選べるラインアップが特徴です。
2021年春ドラマを代表する3つの傾向
1つ目は、人気シリーズの続編と定番ジャンルの強さです。『ドラゴン桜 第2シリーズ』や『特捜9 season4』『警視庁・捜査一課長 season5』など、すでに視聴者に知られたシリーズ作品が登場しました。
2つ目は、恋愛ドラマの多様化です。『リコカツ』は離婚を考える新婚夫婦、『恋はDeepに』は海洋環境と恋愛、『着飾る恋には理由があって』は共同生活と価値観の違いを描きました。
3つ目は、オリジナル脚本の存在感です。『大豆田とわ子と三人の元夫』や『コントが始まる』は、登場人物の関係性や日常の会話を丁寧に描き、視聴率だけでは測れない作品評価を獲得しました。
なお、春クールの初回放送日は必ずしも4月1日に集中していません。4月上旬から順次始まり、NHKの『おかえりモネ』のように5月からスタートした作品もあります。
【曜日別一覧】2021年春ドラマの放送開始日・キャスト・あらすじ・主題歌
以下は、2021年春に放送された主要な地上波・NHK連続ドラマの一覧です。初回放送日、放送枠、主演・主要キャスト、作品内容、主題歌をまとめました。
放送時間は初回以降の基本的な放送枠です。特別編成や初回拡大によって変更された場合があります。
| 曜日・放送枠 | 作品名・初回放送日 | 主演・主要キャスト | あらすじ・ジャンル | 主題歌・音楽 |
|---|---|---|---|---|
| 月曜 21:00 フジテレビ系 |
イチケイのカラス 4月5日 |
竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、山崎育三郎、小日向文世 | 型破りな裁判官と堅物のエリート裁判官が、刑事事件の真実を追うリーガルドラマ。 | WGB「Starlight」 |
| 火曜 21:00 カンテレ・フジテレビ系 |
大豆田とわ子と三人の元夫 4月13日 |
松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平 | 3度の離婚を経験した建設会社社長と、個性豊かな3人の元夫の日常を描くロマンティックコメディー。 | STUTS & 松たか子 with 3exes「Presence」シリーズ |
| 火曜 22:00 TBS系 |
着飾る恋には理由があって 4月20日 |
川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン | 価値観の異なる人々がシェアハウスで暮らし、自分らしい生き方や恋を見つけていく物語。 | 星野源「不思議」 |
| 水曜 21:00 テレビ朝日系 |
特捜9 season4 4月7日 |
井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、山田裕貴、中村梅雀 | 個性豊かな特別捜査班が、複雑な事件にチームで挑む刑事ドラマ。 | V6「僕らは まだ」 |
| 水曜 22:00 日本テレビ系 |
恋はDeepに 4月14日 |
石原さとみ、綾野剛、今田美桜、渡邊圭祐、大谷亮平 | 海を愛する海洋学者とリゾート開発を進める御曹司が、開発計画を通じて出会うラブストーリー。 | back number「怪盗」 |
| 木曜 20:00 テレビ朝日系 |
警視庁・捜査一課長 season5 4月8日 |
内藤剛志、斉藤由貴、本田博太郎、金田明夫 | 警視庁捜査一課長・大岩純一が部下とともに難事件を解決する刑事シリーズ。 | 石崎ひゅーい「アヤメ」 |
| 木曜 21:00 テレビ朝日系 |
桜の塔 4月15日 |
玉木宏、広末涼子、岡田健史、椎名桔平、吉田鋼太郎 | 警視庁を舞台に、警察組織の権力争いや野望、正義を描く警察エンターテインメント。 | 宮本浩次「sha・la・la・la」 |
| 木曜 22:00 フジテレビ系 |
レンアイ漫画家 4月8日 |
鈴木亮平、吉岡里帆、眞栄田郷敦、木南晴夏 | 恋愛が苦手な天才漫画家が、女性に疑似恋愛のミッションを依頼するラブコメディー。 | 佐藤千亜妃「カタワレ」 |
| 金曜 22:00 TBS系 |
リコカツ 4月16日 |
北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲迅、宮崎美子 | 交際ゼロ日婚をした価値観の異なる夫婦が、新婚早々に離婚へ向けて動き始める物語。 | 米津玄師「Pale Blue」 |
| 土曜 21:00 NHK総合 |
今ここにある危機とぼくの好感度について 4月24日 |
松坂桃李、鈴木杏、渡辺いっけい、國村隼、松重豊 | テレビ局の元アナウンサーが大学広報に転身し、組織の不祥事に向き合う社会派ブラックコメディー。 | 主題歌情報なし。音楽は清水靖晃。 |
| 土曜 22:00 日本テレビ系 |
コントが始まる 4月17日 |
菅田将暉、有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介 | 売れないお笑いトリオと、彼らを取り巻く人々の人生を描く群像劇。 | あいみょん「愛を知るまでは」 |
| 日曜 21:00 TBS系 |
ドラゴン桜 第2シリーズ 4月25日 |
阿部寛、長澤まさみ、高橋海人、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎 | 弁護士・桜木建二が新たな生徒たちを東大合格へ導く学園ドラマ。 | 歌唱主題歌なし。音楽は木村秀彬。 |
| 日曜 22:30 日本テレビ系 |
ネメシス 4月11日 |
広瀬すず、櫻井翔、江口洋介、勝地涼、中村蒼 | 天才助手と自称天才探偵のコンビが、探偵事務所に舞い込む難事件を解決するミステリー。 | メインテーマ「Nemesis」/横山克 |
| 月曜~土曜 8:00 NHK総合 |
おかえりモネ 5月17日 |
清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、坂口健太郎、永瀬廉、西島秀俊 | 宮城県出身のヒロインが気象予報士を目指し、天気を通じて故郷や人々と向き合う朝ドラ。 | BUMP OF CHICKEN「なないろ」 |
| 月曜 22:45 NHK総合 |
きれいのくに 4月12日 |
吉田羊、蓮佛美沙子、平原テツ、小野花梨、稲垣吾郎、見上愛 | 多くの大人が同じ顔を持つ不思議な世界で、高校生たちの葛藤を描くSF・青春ドラマ。 | 歌唱主題歌の設定なし。音楽は蓮沼執太。 |
| 金曜 22:00 NHK総合 |
半径5メートル 4月30日 |
芳根京子、永作博美、毎熊克哉、真飛聖、北村有起哉 | 女性週刊誌の若手編集者とベテラン記者が、身近な出来事や女性の生きづらさを取材するドラマ。 | 挿入歌「5meters」 |
このほか、深夜枠にも多くの作品がありました。月曜の『珈琲いかがでしょう』『探偵星鴨』、水曜の『DIVE!!』『理想のオトコ』『声春っ!』、木曜の『カラフラブル』『ゆるキャン△2』、金曜の『あのときキスしておけば』『生きるとか死ぬとか父親とか』『ソロ活女子のススメ』などが代表例です。
土曜には『泣くな研修医』『私の夫は冷凍庫に眠っている』『コタローは1人暮らし』『最高のオバハン 中島ハルコ』も放送されました。6月には『ナイト・ドクター』『ひきこもり先生』『いいね!光源氏くん し~ずん2』なども始まっています。
NHKの大河ドラマ『青天を衝け』も日曜20時枠で放送されていましたが、初回は2021年2月14日です。春に新しく始まった作品ではなく、冬から継続していた作品として区別する必要があります。
【注目作を深掘り】ドラゴン桜・リコカツ・大豆田とわ子・恋はDeepに
ドラゴン桜 第2シリーズ:16年ぶりに帰ってきた東大合格への挑戦
2021年春ドラマの中心的存在となったのが、TBS日曜劇場『ドラゴン桜』です。2005年に放送された前作から16年を経て、阿部寛が再び桜木建二を演じました。
原作は三田紀房の漫画『ドラゴン桜2』。経営破綻寸前の龍海学園を舞台に、桜木が元教え子の水野直美(長澤まさみ)とともに、生徒たちを東大合格へ導こうと奮闘します。
新世代の生徒役には、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、細田佳央太、高橋海人らが参加しました。世代の異なる俳優陣が集まったことも大きな見どころです。
この作品が幅広い層に支持された背景には、受験という身近なテーマがあります。単なる学園ドラマではなく、進路選択、家庭環境、挫折、自己肯定感といった問題を、東大合格という明確な目標に結び付けて描きました。
平均世帯視聴率は14.82%で、2021年春の主要民放ドラマのトップを記録しました。最終回まで視聴者の関心を維持した点も、同作の存在感を示しています。
リコカツ:結婚から始まる離婚という逆転の設定
『リコカツ』は、北川景子演じるファッション雑誌編集者・水口咲と、永山瑛太演じる航空自衛隊員・緒原紘一の結婚生活を描いた作品です。
2人は雪山での遭難と救助をきっかけに出会い、交際期間をほとんど設けずに結婚します。しかし、自由な価値観で育った咲と、規律を重んじる家庭で育った紘一は、結婚直後から生活習慣や考え方の違いに直面します。
そして、互いに離婚を考えながら、その準備を進めていくことになります。通常の恋愛ドラマとは逆に、結婚後の関係をどう築き直すかを中心に据えた点が特徴です。
主題歌は米津玄師の「Pale Blue」。ドラマのために書き下ろされたラブソングで、作品の切なさや揺れる感情を印象付けました。
平均世帯視聴率は9.05%。視聴率ランキングでは6位に入り、春クールを代表する恋愛作品となりました。
大豆田とわ子と三人の元夫:坂元裕二脚本の独自性
『大豆田とわ子と三人の元夫』は、松たか子主演、坂元裕二脚本によるオリジナルドラマです。
主人公の大豆田とわ子は、建設会社の社長であり、3度の結婚と3度の離婚を経験した女性。3人の元夫は、松田龍平演じる田中八作、角田晃広演じる佐藤鹿太郎、岡田将生演じる中村慎森です。
離婚後も関係が完全に切れるわけではなく、仕事や日常生活の中で元夫たちとの交流が続きます。恋愛だけに物語を限定せず、仕事、友情、家族、孤独、自分自身との向き合い方を軽やかな会話で描きました。
主題歌は「Presence」シリーズです。STUTSと松たか子を中心に、3人の元夫役を演じた岡田将生、角田晃広、松田龍平も参加する音楽プロジェクトとして制作されました。毎週異なるバージョンが流れる演出も、作品ならではの特徴です。
平均世帯視聴率は6.12%とランキングでは下位でしたが、作品評価は高く、第76回文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門優秀賞、第59回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、東京ドラマアウォード2021の優秀賞などを受賞しています。
この結果は、視聴率と作品の評価が必ずしも一致しないことを示す好例です。
恋はDeepに:海洋環境と恋愛を組み合わせた物語
石原さとみと綾野剛が初共演した『恋はDeepに』は、海洋学者・渚海音と、リゾート開発を進める御曹司・蓮田倫太郎の恋を描いた作品です。
海を守りたい海音と、開発事業を成功させたい倫太郎。対立する立場にある2人が、海辺の開発計画を通じて距離を縮めていきます。
今田美桜、渡邊圭祐、大谷亮平、橋本じゅんらも出演。恋愛だけでなく、自然環境と開発の対立というテーマを取り入れた点が印象的でした。
主題歌はback numberの「怪盗」。平均世帯視聴率は8.36%でした。
イチケイのカラス:裁判官を主人公にしたリーガルエンターテインメント
竹野内豊演じる入間みちおと、黒木華演じる坂間千鶴の対照的なコンビが活躍する『イチケイのカラス』も、春クールの代表作です。
入間は自ら現場に足を運び、事件の背景を調べる型破りな裁判官。一方の坂間は、効率と規律を重視するエリートです。異なる価値観を持つ2人が、事件の裏側にある事情を明らかにしていきます。
新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村梅雀、小日向文世らが出演しました。
主題歌はWGB(和楽器バンド)の「Starlight」。平均世帯視聴率は12.50%で、春クール3位に入りました。
【NHK春ドラマも充実】おかえりモネ・半径5メートル・きれいのくに
2021年春は民放だけでなく、NHKのドラマにも注目作がありました。特に朝ドラ『おかえりモネ』は、5月に放送を開始した作品として重要です。
おかえりモネ:気象予報士を目指すヒロインの成長
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』は、清原果耶が主演を務めた2021年度前期の朝ドラです。初回放送は2021年5月17日。月曜から土曜の朝8時から放送されました。
舞台は宮城県。気仙沼で生まれ育った永浦百音が、登米で林業や山林ガイドの仕事に関わる中で天気の持つ可能性を知り、気象予報士を目指します。
鈴木京香、内野聖陽、蒔田彩珠、坂口健太郎、永瀬廉、西島秀俊、今田美桜らが出演。家族や幼なじみとの関係を描きながら、気象予報という仕事を通じて地域に貢献する姿を描きました。
主題歌はBUMP OF CHICKENの「なないろ」。作品の希望に満ちた世界観を支える楽曲として使用されました。
半径5メートル:日常の小さな違和感を取材する物語
『半径5メートル』は、芳根京子と永作博美が共演したNHK総合のドラマです。2021年4月30日から毎週金曜22時に放送されました。
芸能ゴシップを担当していた女性週刊誌の若手編集者・前田風未香が、ベテラン記者・亀山宝子と組み、身近な人々の悩みや違和感を取材していきます。
大きな事件ではなく、日常生活にある小さな問題に目を向ける構成が特徴です。挿入歌として「5meters」が使われました。
きれいのくに:美しさをめぐるSF・青春ドラマ
『きれいのくに』は2021年4月12日にスタートしたNHK総合のよるドラ作品です。吉田羊、蓮佛美沙子、平原テツ、稲垣吾郎らが出演しました。
多くの大人が同じ顔を持つという独特の世界設定を通じて、外見や美しさに対する価値観、若者の葛藤を描いています。
恋愛や家族関係を中心にした一般的なドラマとは異なり、SF的な設定を用いて社会や人間の価値観を問いかける作品でした。
今ここにある危機とぼくの好感度について:大学組織の問題を風刺
松坂桃李主演のNHK土曜ドラマで、初回は2021年4月24日です。
元テレビ局アナウンサーの神崎真が名門大学の広報担当となり、論文不正や組織の不祥事などに振り回されます。鈴木杏、渡辺いっけい、國村隼、松重豊らが出演しました。
大学という組織を舞台に、広報活動、情報公開、権力関係、危機対応などを描いたブラックコメディーです。脚本は渡辺あやが担当しました。
NHKの春ドラマは、朝ドラ、社会派ドラマ、SF、職業ドラマとジャンルが幅広く、民放の恋愛・刑事作品とは違った魅力を持っていました。
【2021年春ドラマ視聴率ランキング】平均世帯視聴率トップ12
2021年春ドラマを数字で比較すると、最も高い平均世帯視聴率を記録したのは『ドラゴン桜』でした。
以下は、2021年4月から6月に放送された主要な民放プライム帯の12作品について、各話の世帯視聴率を集計したランキングです。
2021年春ドラマ・平均世帯視聴率ランキング
- 『ドラゴン桜』:14.82%
- 『特捜9 season4』:13.10%
- 『イチケイのカラス』:12.50%
- 『警視庁・捜査一課長 season5』:11.83%
- 『桜の塔』:10.35%
- 『リコカツ』:9.05%
- 『ネメシス』:8.55%
- 『恋はDeepに』:8.36%
- 『着飾る恋には理由があって』:7.99%
- 『コントが始まる』:7.58%
- 『大豆田とわ子と三人の元夫』:6.12%
- 『レンアイ漫画家』:5.37%
このランキングから分かるのは、2021年春には刑事・警察・学園ドラマが安定した視聴者層を獲得していたことです。
ドラゴン桜がトップになった理由
『ドラゴン桜』は、平均世帯視聴率14.82%で2位以下を引き離しました。前作から16年という時間を経て、阿部寛と長澤まさみが再び出演したことは、過去のシリーズを知る視聴者にとって大きな魅力でした。
加えて、若手俳優を中心とした生徒役のキャスティングも話題になりました。受験という明確な目標を持つストーリーは、学生だけでなく保護者世代にも届きやすい内容でした。
特捜9とイチケイのカラスが上位に入った背景
2位の『特捜9 season4』と3位の『イチケイのカラス』は、どちらも事件を解決する過程を描く作品です。
『特捜9』はシリーズを通して築いてきた登場人物の関係性が強みでした。一方、『イチケイのカラス』は裁判官という比較的珍しい主人公の職業に焦点を当て、事件の背景にある人間ドラマを描きました。
定番シリーズの安心感と、新しい切り口を持つ作品の両方が支持されたことが、このシーズンの特徴です。
視聴率と作品評価は必ずしも一致しない
興味深いのは、『大豆田とわ子と三人の元夫』の結果です。視聴率ランキングでは11位でしたが、ドラマ賞では複数の評価を獲得しました。
これは、リアルタイムの世帯視聴率だけでは作品の価値を判断できないことを示しています。脚本、演技、映像表現、音楽、作品が扱うテーマなど、評価の軸は複数存在します。
なお、このランキングはNHK作品や深夜ドラマを含む全作品の総合順位ではありません。また、配信視聴や録画視聴を含めた人気ランキングとも異なります。
【主題歌から振り返る】2021年春ドラマの音楽と作品の魅力
2021年春ドラマは、主題歌の面でも印象的なシーズンでした。人気アーティストが作品のために楽曲を書き下ろしたケースが多く、ドラマと音楽が一体となった演出が目立ちました。
恋愛ドラマを彩った主題歌
『リコカツ』の米津玄師「Pale Blue」は、恋愛の切なさや関係の変化を表現した楽曲です。
『恋はDeepに』ではback numberの「怪盗」が起用され、明るさと切なさを併せ持つ恋愛ドラマの雰囲気を支えました。
『着飾る恋には理由があって』の星野源「不思議」も、共同生活から生まれる恋愛や人間関係に寄り添う楽曲として注目されました。
作品と一体になった音楽プロジェクト
『大豆田とわ子と三人の元夫』の「Presence」シリーズは、主題歌の使い方そのものに独自性がありました。
STUTSが楽曲制作を担当し、松たか子がメインボーカルを務め、劇中の3人の元夫を演じる岡田将生、角田晃広、松田龍平もコーラスに参加しています。
一方、『ドラゴン桜』や『ネメシス』は、歌唱を中心とした主題歌ではなく、作品の世界観を表現する劇伴・メインテーマが特徴でした。主題歌がない作品を、無理に特定のアーティストの楽曲と結び付けないことも、当時の音楽情報を整理するうえで大切です。
2021年春ドラマを見るなら、どの作品から選ぶべきか
作品選びの判断基準は、視聴率の順位よりも、自分が楽しみたいジャンルに合わせることです。
- 熱い成長物語が好きな人:『ドラゴン桜』
- 恋愛と夫婦関係を楽しみたい人:『リコカツ』
- 会話劇や独特の人間描写が好きな人:『大豆田とわ子と三人の元夫』
- ファンタジー要素のある恋愛ドラマが好きな人:『恋はDeepに』
- 事件や法廷を題材にした作品が好きな人:『イチケイのカラス』
- 伏線のあるミステリーを楽しみたい人:『ネメシス』
- 仕事や社会問題を扱う作品が好きな人:『半径5メートル』『今ここにある危機とぼくの好感度について』
反対に、テンポの速いアクションや短時間で完結するストーリーを優先する人には、会話中心の作品や群像劇は好みが分かれる可能性があります。まずは初回のあらすじと主要キャストを確認するのが、作品を選ぶうえでの近道です。
【2021年春ドラマに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2021年春ドラマで視聴率1位だった作品は?
A1:TBS日曜劇場『ドラゴン桜』です。平均世帯視聴率は14.82%で、2021年春の主要民放ドラマ12作品の中で1位でした。
Q2:おかえりモネの放送開始日はいつ?
A2:2021年5月17日です。NHK連続テレビ小説として、月曜から土曜の朝8時から放送されました。主演は清原果耶、主題歌はBUMP OF CHICKENの「なないろ」です。
Q3:2021年春のドラゴン桜の主題歌は誰が歌っていた?
A3:『ドラゴン桜』第2シリーズには、歌唱アーティストによる通常の主題歌は設定されていません。木村秀彬が音楽を担当し、作品のメインテーマや劇伴で物語を演出しました。
Q4:大豆田とわ子と三人の元夫の主題歌は?
A4:STUTS & 松たか子 with 3exesによる「Presence」シリーズです。KID FRESINO、BIM、NENE、Daichi Yamamoto、T-Pablowらが各楽曲に参加しました。
Q5:2021年春ドラマは何月まで放送された?
A5:基本的には2021年6月までの春クールです。ただし、5月開始の作品や6月開始の追加作品もあり、すべてが同じ日に終了したわけではありません。
まとめ:2021年春ドラマはジャンルの幅と作品性が光ったシーズン
2021年春ドラマは、『ドラゴン桜』のような王道の学園ドラマから、『リコカツ』や『恋はDeepに』の恋愛作品、『大豆田とわ子と三人の元夫』の独創的な会話劇、『イチケイのカラス』のリーガルドラマまで、幅広い作品がそろったシーズンでした。
視聴率では『ドラゴン桜』が14.82%で首位となり、『特捜9 season4』『イチケイのカラス』が続きました。一方、視聴率だけでは評価しきれない作品として、『大豆田とわ子と三人の元夫』も記憶に残る存在です。
NHKでは『おかえりモネ』をはじめ、『半径5メートル』『きれいのくに』『今ここにある危機とぼくの好感度について』など、社会や日常を多角的に描く作品が放送されました。
2026年に2021年春ドラマを振り返るなら、視聴率ランキングだけでなく、脚本、キャストの組み合わせ、主題歌、作品が描いたテーマを含めて比較するのがおすすめです。5年が経過した今も、それぞれ異なる魅力を持つ作品として振り返る価値があります。
主な確認資料: 当時の放送予定・キャスト情報はORICON NEWS、TVガイドWeb、各テレビ局の番組情報、主題歌情報は各局・アーティストの公式発表、視聴率は2021年春ドラマの集計資料に基づいています。