コナン映画人気ランキング2026最新!興収・Filmarks評価で歴代作を徹底比較
2026年10月、劇場版『名探偵コナン』は第29作『ハイウェイの堕天使』まで公開され、シリーズの人気は新たな段階に入っている。歴代最高興行収入を記録した『100万ドルの五稜星』、Filmarksでシリーズ最高評価を獲得した『黒鉄の魚影』、興行収入147億円を突破した『隻眼の残像』。それぞれ異なる強みを持つ作品が、現在のコナン映画人気を支えている。
では、本当に人気が高い作品はどれなのか。興行収入だけでは見えない満足度やレビュー数にも目を向けると、意外な結果が浮かび上がる。2026年10月19日更新の公開データを基準に、歴代作品の人気ランキング、Filmarks評価、最新作の評判、作品ごとの魅力を比較する。
【2026年10月最新】コナン映画の総合人気ランキングTOP12

最初に、興行収入、Filmarks平均評価、レビュー数の3つを組み合わせて、歴代作品の人気を比較する。
ここで参考にするのは、2026年10月19日更新の全29作品ランキング。興行収入を40%、Filmarks評価を30%、レビュー数を30%として換算した総合指標だ。
興行収入だけを重視した順位ではなく、劇場での集客力と鑑賞後の満足度、さらに視聴者からの評価の蓄積を組み合わせている。
総合人気ランキングは次のとおり。
1位:『黒鉄の魚影』(2023年)
2位:『100万ドルの五稜星』(2024年)
3位:『隻眼の残像』(2025年)
4位:『ハロウィンの花嫁』(2022年)
5位:『ゼロの執行人』(2018年)
6位:『から紅の恋歌』(2017年)
7位:『純黒の悪夢』(2016年)
8位:『紺青の拳』(2019年)
9位:『ベイカー街の亡霊』(2002年)
10位:『緋色の弾丸』(2021年)
11位:『迷宮の十字路』(2003年)
12位:『ハイウェイの堕天使』(2026年)
出典となる公開データの集計では、上位10作品のうち8作品が2016年以降の作品となっている。一方、2002年公開の『ベイカー街の亡霊』も9位にランクイン。公開から20年以上経過しても高い評価を維持している点は見逃せない。
なお、この総合順位は公式の人気投票ではなく、公開されている数値を組み合わせた比較指標である。集計方法によって順位が変わることには注意したい。
【興行収入とFilmarksを徹底比較】売上1位と評価1位は違う!
コナン映画の人気を判断する際、特に重要なのが興行収入とFilmarks評価を分けて考えることだ。
興行収入は映画館にどれだけ観客を集めたかを示す数字。一方、Filmarksの平均評価は実際に鑑賞したユーザーの満足度を示す指標となる。
さらにレビュー数を加えることで、どれほど多くの人が作品を鑑賞し、感想を残しているかも把握できる。
興行収入ランキングTOP5
2026年10月時点で確認できる歴代興行収入上位作品は以下のとおり。
1位:『100万ドルの五稜星』158.0億円
2位:『隻眼の残像』147.4億円
3位:『黒鉄の魚影』138.8億円
4位:『ハイウェイの堕天使』137.0億円
5位:『ハロウィンの花嫁』97.8億円
『100万ドルの五稜星』は2024年公開作品で、シリーズ歴代最高の158億円を記録した。
2位の『隻眼の残像』も147.4億円、3位の『黒鉄の魚影』も138.8億円と、近年の作品が上位を占めている。
特筆すべきは、2023年から2026年まで4年連続で興行収入100億円を突破したこと。オリコンが報じた2026年5月25日時点の『ハイウェイの堕天使』の興行収入は124億円だった。その後、8月30日時点では137億円に達している。
これは劇場版シリーズの集客力が、一過性のヒットではなく継続的なものになっていることを示す。
なお、『ハイウェイの堕天使』の137億円は8月30日時点の累計であり、最終興行収入とは区別する必要がある。
Filmarks評価ランキングで見る高評価作品
満足度を重視するなら、Filmarksの評価が参考になる。
2026年10月時点の主要作品の評価は次のとおり。
- 『黒鉄の魚影』:4.1点
- 『隻眼の残像』:4.0点
- 『ベイカー街の亡霊』:4.0点
- 『100万ドルの五稜星』:3.9点
- 『ハロウィンの花嫁』:3.9点
- 『純黒の悪夢』:3.8点
- 『ゼロの執行人』:3.7点
- 『ハイウェイの堕天使』:3.7点
シリーズ最高の4.1点を獲得したのは『黒鉄の魚影』。
注目したいのは、興行収入ランキングでは上位に入らない『ベイカー街の亡霊』が、4.0点という高評価を獲得していることだ。
つまり、興行的な成功と作品そのものへの満足度は必ずしも比例しない。
レビュー数が示すもう一つの人気
レビュー数も重要な判断材料になる。
主な作品のレビュー数は以下のとおり。
- 『黒鉄の魚影』:約10.6万件
- 『ゼロの執行人』:約9.7万件
- 『から紅の恋歌』:約9.7万件
- 『100万ドルの五稜星』:約9.2万件
- 『純黒の悪夢』:約8.8万件
- 『ハロウィンの花嫁』:約8.5万件
- 『ベイカー街の亡霊』:約8.3万件
- 『隻眼の残像』:約7.7万件
- 『ハイウェイの堕天使』:約4.8万件
『ゼロの執行人』と『から紅の恋歌』は、興行収入では近年の大ヒット作に及ばないものの、レビュー数は約9.7万件に達している。
これは、作品公開後も長く鑑賞され、ファンの間で語られていることを示す数字として興味深い。
ただし、レビュー数は満足度そのものではない。公開からの経過年数や鑑賞機会、作品への注目度にも左右されるため、平均評価と合わせて読むことが大切だ。
【作品とキャラクターの関係】人気を支える歴代映画の特徴を比較
コナン映画の人気を理解するには、興行収入や評価だけでなく、各作品がどのキャラクターを中心に描いているかにも注目したい。
劇場版シリーズでは、黒ずくめの組織、怪盗キッド、服部平次、安室透、警察学校組など、作品ごとに異なる人物や関係性が物語の中心となってきた。
代表的な作品を比較すると、人気の背景がより明確になる。
| 作品名 | 興行収入 | Filmarks評価・レビュー数 | 中心人物・作品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 黒鉄の魚影 | 138.8億円 | 4.1点・10.6万件 | 灰原哀、黒ずくめの組織 |
| 100万ドルの五稜星 | 158.0億円 | 3.9点・9.2万件 | 怪盗キッド、服部平次、函館 |
| 隻眼の残像 | 147.4億円 | 4.0点・7.7万件 | 長野県警、大和敢助、毛利小五郎 |
| ハロウィンの花嫁 | 97.8億円 | 3.9点・8.5万件 | 安室透、警察学校組 |
| ゼロの執行人 | 91.8億円 | 3.7点・9.7万件 | 安室透、公安警察 |
| ベイカー街の亡霊 | 34億円 | 4.0点・8.3万件 | 工藤親子、仮想空間、ホームズ |
| ハイウェイの堕天使 | 137.0億円※ | 3.7点・4.8万件 | 萩原千速、神奈川県警、バイクアクション |
※『ハイウェイの堕天使』の興行収入は2026年8月30日時点。Filmarksの数値は2026年10月時点の概数。
この比較から分かるのは、人気作品にはそれぞれ異なる支持層が存在することだ。
『黒鉄の魚影』は灰原哀と黒の組織の物語が強み
2023年公開の『黒鉄の魚影』は、八丈島沖の海洋施設パシフィック・ブイを舞台に、黒ずくめの組織と灰原哀をめぐる物語が展開する。
シリーズ初の興行収入100億円突破を実現し、最終的に138.8億円を記録した。
Filmarksでも4.1点、レビュー数約10.6万件という高い数字を維持している。
単純なアクション映画としてだけでなく、原作から続く黒の組織との因縁や灰原哀の人物像に踏み込んでいる点が大きな魅力だ。
『100万ドルの五稜星』はキッドと平次の組み合わせが魅力
2024年公開の『100万ドルの五稜星』は、函館を舞台に怪盗キッドと服部平次が物語を動かす。
土方歳三ゆかりの刀と幕末の宝をめぐる事件に加え、平次と和葉の関係にも注目が集まった。
158億円という歴代最高興行収入は、怪盗キッドや平次といった人気キャラクターの組み合わせが、多くの観客を劇場に呼び込んだことを考えるうえで重要な実績だ。
『隻眼の残像』は長野県警と小五郎の存在感
2025年公開の『隻眼の残像』では、長野県警の大和敢助を中心に、毛利小五郎も重要な役割を担う。
興行収入は147.4億円で歴代2位。Filmarksも4.0点と高評価だ。
長野県警の人物関係や過去の事件に焦点を当てたことで、これまでのシリーズとは違う魅力を生み出している。
『ベイカー街の亡霊』は時代を超えて評価される名作
2002年公開の『ベイカー街の亡霊』は、仮想体感ゲーム「コクーン」を舞台に、コナンたちが19世紀ロンドンで事件に挑む作品だ。
脚本は野沢尚。シャーロック・ホームズの世界観と現実社会への問題提起を組み合わせた構成が特徴となっている。
興行収入は34億円だが、Filmarksでは4.0点を獲得。
興行収入だけで歴代作品の価値を判断できないことを象徴する一作だ。
【なぜコナン映画は人気なのか】興行収入を伸ばし続ける3つの理由
劇場版『名探偵コナン』が長期にわたって支持されている背景には、単に原作漫画やテレビアニメの知名度が高いという理由だけでは説明できない要素がある。
1. 毎年春に新作が公開されるシリーズ習慣
劇場版コナンは、基本的に毎年4月に新作が公開される。
この継続性は大きな強みだ。
子どものころに映画館でコナンを見ていた世代が大人になり、新しい世代のファンも加わる。毎年の新作公開が、シリーズへの関心を途切れさせない仕組みになっている。
ニューズウィーク日本版の2026年5月の記事でも、かつての子どもたちが大人になっても劇場に足を運び、新たな子どもたちが観客に加わるという世代を超えたファン層の広がりが分析されている。
2. 毎年変わる主役級キャラクターとファン層
コナン映画は、作品ごとに中心となる人物やテーマを変えている。
例えば、
- 安室透を中心に描いた『ゼロの執行人』
- 警察学校組の過去を描いた『ハロウィンの花嫁』
- 灰原哀と黒ずくめの組織を描いた『黒鉄の魚影』
- 怪盗キッドと服部平次が活躍する『100万ドルの五稜星』
といった具合だ。
この作品ごとのテーマ設定は、特定のキャラクターを応援しているファンにとって、劇場へ足を運ぶ明確な理由になる。
ENCOUNTの2026年の分析記事でも、中心人物を作品ごとに変えるシリーズの作り方や、キャラクター人気とリピート鑑賞の関係が取り上げられている。
3. 推理だけでなく大規模アクションも楽しめる
コナン映画は、ミステリー作品でありながら、劇場版ならではの大規模なアクションも見どころになっている。
テレビシリーズでは描ききれないスケールの事件、爆発、カーチェイス、特殊な舞台設定などが映画の魅力だ。
2026年公開の『ハイウェイの堕天使』は、その傾向がよく表れた作品といえる。
全国526館で公開され、公開初日の興行収入は11.3億円。公開3日間では35億213万7800円を記録し、シリーズ最高のオープニング成績となった。
横浜や箱根を舞台に、萩原千速と神奈川県警が活躍する構成も特徴的だ。
オリコンの報道によると、同作は2026年5月25日時点で公開45日間の観客動員840万人、興行収入124億円を突破している。
こうした大規模な劇場体験と、作品ごとに異なる物語の組み合わせが、シリーズの興行力を支えている。
【コナン映画の人気順の選び方】初めて見る人におすすめの作品
歴代ランキングを見ても、どの作品から見るべきか迷う人は少なくない。
実際には、総合ランキングの順位よりも、自分が何を楽しみたいかを基準に選ぶほうが満足度は高くなる。
ミステリーとストーリーを重視するなら
おすすめは『ベイカー街の亡霊』。
仮想空間という独特の舞台設定に、シャーロック・ホームズの世界観や社会的なテーマを盛り込んだ作品だ。
派手なアクションだけでなく、謎解きや物語の完成度を重視する人に向いている。
黒の組織や灰原哀が好きなら
『黒鉄の魚影』がおすすめ。
灰原哀と黒ずくめの組織をめぐる緊張感のある展開が魅力で、原作のストーリーを追っている人ほど楽しみやすい。
Filmarks4.1点というシリーズ最高評価も、選ぶ際の大きな判断材料になる。
怪盗キッドや服部平次が好きなら
『100万ドルの五稜星』を選びたい。
函館の街並みを生かした舞台設定と、キッドや平次を中心に展開する物語が見どころだ。
興行収入158億円という実績からも、幅広い観客に支持された作品であることが分かる。
安室透や警察学校組が好きなら
『ハロウィンの花嫁』がおすすめ。
渋谷を舞台にした事件と警察学校組の過去が交錯する作品で、キャラクター同士の関係性を楽しみたい人に向いている。
安室透を中心とした作品が好きなら、『ゼロの執行人』も候補に入る。
最新作やアクションを楽しみたいなら
『ハイウェイの堕天使』がおすすめ。
萩原千速を中心に神奈川県警の人物たちが活躍し、バイクアクションを前面に打ち出した作品だ。
一方、Filmarks評価は3.7点で、歴代の高評価作品と比較するとやや控えめ。純粋な謎解きや緻密な推理を最優先する人は、別の作品から見る選択肢もある。
失敗しない作品選びの要点は、ランキングの順位だけで決めないこと。
キャラクター、ミステリー、アクション、感動のどれを重視するかによって、自分にとっての最高傑作は変わってくる。
【コナン映画人気】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:コナン映画で一番人気がある作品はどれ?
A1:興行収入・Filmarks評価・レビュー数を組み合わせた2026年10月の総合ランキングでは『黒鉄の魚影』が1位。興行収入だけで比較するなら『100万ドルの五稜星』が158億円で歴代1位となる。
Q2:コナン映画でFilmarksの評価が一番高い作品は?
A2:2026年10月時点では『黒鉄の魚影』が4.1点でシリーズ最高。『隻眼の残像』と『ベイカー街の亡霊』も4.0点と高評価を獲得している。
Q3:2026年最新作『ハイウェイの堕天使』の人気は?
A3:2026年4月10日公開の第29作で、興行収入は8月30日時点で137億円。Filmarks評価は3.7点、レビュー数は約4.8万件。興行収入では歴代4位に相当する大ヒット作だ。
まとめ:コナン映画の人気は売上だけでは決まらない
2026年10月時点のデータから見えてきたのは、劇場版『名探偵コナン』には複数の意味での人気が存在するということだ。
興行収入では『100万ドルの五稜星』が158億円で歴代1位。Filmarks評価とレビュー数では『黒鉄の魚影』がトップに立つ。そして『隻眼の残像』や『ハロウィンの花嫁』、『ベイカー街の亡霊』なども、それぞれ異なる魅力で支持されている。
2026年の最新作『ハイウェイの堕天使』も137億円という大きな興行成績を記録し、シリーズの勢いを示した。
注目すべきなのは、興行収入が高い作品と、鑑賞後の満足度が高い作品が必ずしも同じではないことだ。
初めて見る人は『黒鉄の魚影』や『ベイカー街の亡霊』、キャラクターの魅力を重視する人は『100万ドルの五稜星』や『ハロウィンの花嫁』など、自分の好みに合わせて選びたい。
コナン映画の本当の人気は、興行収入という数字だけでなく、公開から何年たっても作品を語り、繰り返し鑑賞するファンの存在にも表れている。