優勝を決めた試合の舞台は京セラドーム大阪だったが、ビールかけの会場は大阪市内のホテルだった。
祝勝会には選手、監督、コーチ、球団関係者らが参加。孫正義オーナー、小久保裕紀監督が壇上であいさつした後、栗原陵矢選手会長が乾杯を担当した。
球団の優勝発表と報道各社の記事を照らし合わせると、今回の祝勝会は大阪での優勝決定直後に行われた公式行事として位置づけられる。なお、報道ではホテル名までは特定されていない。
【栗原陵矢が乾杯!】小久保裕紀監督のコメントと祝勝会の盛り上がり

2026年のビールかけで注目されたのが、選手会長・栗原陵矢の乾杯の音頭だ。
栗原はチームの代表として、優勝の喜びを選手やスタッフと共有する役割を担った。
栗原陵矢の乾杯の言葉
日刊スポーツの2026年9月17日付報道によると、栗原は次のように呼びかけた。
「休み前です。ガンガンいきましょう。福岡ソフトバンクホークス3連覇!」
この発声を合図にビールかけがスタート。選手たちが一斉にビールを掛け合い、リーグ3連覇の喜びを爆発させた。
栗原の言葉で印象的なのは「休み前です」という部分だ。優勝が決まった直後の緊張感から解放され、選手たちが思い切り喜びを分かち合う場面を象徴している。
小久保裕紀監督の祝勝会コメント
小久保監督も、祝勝会の冒頭で選手と関係者を祝福した。
「みんなおめでとう。最高の準備をしていただいた関係者の皆さん、ありがとうございます。ばか騒ぎしていきたいと思います」
監督は選手だけでなく、優勝を支えた関係者にも感謝を伝えた。
報道では、監督はさらに「あと2回、ビールかけ、2つの山を登って完結する」という趣旨の発言もしている。これはクライマックスシリーズと日本シリーズを見据えたものだ。
リーグ優勝だけで満足するのではなく、ポストシーズンでも頂点を目指す。小久保監督の言葉には、王者としての次の目標が込められていた。
孫正義オーナーも参加した祝勝会
祝勝会には孫正義オーナーも参加した。
球団のリーグ3連覇は、選手の実力だけでなく、首脳陣、スタッフ、球団関係者が長期間にわたって支えてきた成果でもある。
今回のように、オーナー、監督、選手会長が順番にあいさつする進行は、祝勝会が単なる宴会ではなく、球団全体でシーズンの成果を共有する場であることを示している。
【ビール3000本!】日本酒・コーラ・シャンパンの準備数を解説
2026年の祝勝会で話題になったのが、用意された飲料の量だ。
日刊スポーツなどの報道によると、今回のビールかけではビール3000本を中心に、複数種類の飲料が準備された。
2026年の飲料準備数一覧
| 飲料 | 準備数 | 内容 |
|---|---|---|
| ビール | 3000本 | ビールかけの中心 |
| 日本酒 | 30本・4樽 | ビール以外の祝い酒 |
| コカ・コーラ | 240本 | アルコール以外の飲料 |
| シャンパン | 1本 | 祝勝会用 |
特に注目したいのは、ビールだけでなく日本酒、コカ・コーラ、シャンパンまで準備されていたことだ。
ビール3000本は過去の祝勝会と比べて多い?
ビール3000本という数字は、ホークスの過去の祝勝会でも登場している。
例えば2015年のリーグ優勝時には、ビール3000本、コーラ480本、日本酒4斗樽4つ、一升瓶60本が準備された。2017年のリーグ優勝時にもビール3000本、コーラ480本などが用意され、球団公式サイトは約30分で飲料がなくなったと伝えている。
2026年はビールの準備数こそ3000本で同じだが、コカ・コーラは240本。2015年や2017年の480本と比較すると半分になっている。
ただし、飲料の種類や本数は開催年によって異なる。参加人数、会場の設備、準備する飲料の構成なども違うため、本数だけで盛り上がりの大きさを比較することはできない。
なぜコカ・コーラも用意されるのか
ビールかけという名称から、アルコール飲料だけのイベントを想像する人もいるかもしれない。
しかし、実際の祝勝会ではコーラなどのノンアルコール飲料も準備されてきた。
2017年にはコーラ480本、2024年にはコカ・コーラ240本が用意されたと報じられている。2026年も240本が準備された。
選手やスタッフ全員が同じ飲料を使う必要はなく、アルコール以外の選択肢があることも、参加者全体で喜びを共有するための工夫と考えられる。
【歴代ビールかけの歴史】南海ホークス1959年の元祖説と2000年の炭酸水かけ
ホークスのビールかけを語るうえで欠かせないのが、南海ホークス時代から続く歴史だ。
現在の福岡ソフトバンクホークスは、福岡移転以前の南海ホークスの歴史を受け継ぐ球団である。日本プロ野球のビールかけの起源としても、南海ホークスの1959年が広く紹介されている。
日本初のビールかけは1959年の南海ホークス?
キリンホールディングスの歴史資料によると、日本で初めてビールかけが行われたとされるのは1959年。
この年、南海ホークスは日本シリーズで読売ジャイアンツを破り、初の日本一に輝いた。
当時の南海の選手たちは、東京での宿泊先だった中野ホテルの食堂に集まり、ビールで乾杯。その後、アメリカでのプロ野球経験を持つ選手たちが、メジャーリーグのシャンパンファイトを参考に、エースの杉浦忠投手にビールを掛けたと伝えられている。
この出来事が、日本プロ野球におけるビールかけの元祖とされる。
ただし、歴史的な出来事の細部については、当時の記録や後年の証言によって説明に違いがある。キリンの資料ではカールトン半田(半田春夫)選手らのアメリカ経験が背景として紹介され、別の報道ではジョン・サディナ選手の提案にも触れられている。
したがって、1959年の南海ホークスが起源とされることと、誰が最初に提案したのかという細部は分けて理解する必要がある。
2000年のダイエーはビールではなく炭酸水
福岡移転後のホークスにも、ユニークな祝勝会の歴史がある。
1999年、福岡ダイエーホークスは福岡移転後初のリーグ優勝を達成した。この年は選手たちが背番号入りの白いTシャツを着て祝勝会に臨んだ。
そして翌2000年、祝勝会で使われたのはビールではなく炭酸水だった。
RKB毎日放送の2024年の特集によると、当時は緑色のペットボトルに「優勝水」と書かれたラベルが付けられていた。
背景には、当時の親会社ダイエーが商品として販売するビールを無駄にしないという考えがあったと紹介されている。
このエピソードは、現在のビールかけが最初から当たり前の形で定着していたわけではないことを示している。
ホークスの歴代優勝とビールかけの主な記録
| 年 | 主な出来事 | ビールかけ・祝勝会の特徴 |
|---|---|---|
| 1959年 | 南海ホークスが日本一 | 日本初のビールかけとされる |
| 1999年 | 福岡ダイエーがリーグ優勝 | 福岡移転後初のリーグ優勝 |
| 2000年 | 福岡ダイエーがリーグ優勝 | 炭酸水を使った「優勝水」 |
| 2011年 | ソフトバンクがリーグ優勝 | 選手会長・川崎宗則の音頭で開催 |
| 2014年 | ソフトバンクがリーグ優勝 | 松田宣浩選手会長が乾杯を担当 |
| 2015年 | ソフトバンクがリーグ優勝 | ビール3000本、コーラ480本など |
| 2017年 | ソフトバンクがリーグ優勝 | ビール3000本、約30分で空に |
| 2020年 | ソフトバンクがリーグ優勝 | コロナ禍で通常のビールかけは実施せず |
| 2024年 | ソフトバンクがリーグ優勝 | 周東佑京選手会長の音頭で開催 |
| 2026年 | ソフトバンクがリーグ3連覇 | 栗原陵矢選手会長が乾杯を担当 |
この年表で押さえたいのは、リーグ優勝のたびに必ず同じ形式のビールかけが実施されてきたわけではないという点だ。
特に2020年は、新型コロナウイルスの影響で通常のビールかけは行われなかった。くす玉やクラッカーを使った縮小形式の祝勝会となったことが、RKBの報道で紹介されている。
歴代の選手会長とビールかけの関係
ビールかけでは、選手会長が乾杯の音頭を取ることが恒例となっている。
- 2011年:川崎宗則。リーグ連覇の祝勝会で掛け声を担当。
- 2014年:松田宣浩。リーグ優勝時に乾杯の発声を担当。
- 2015年:松田宣浩。「熱男!」の掛け声で祝勝会を盛り上げた。
- 2017年:長谷川勇也。選手会長としてビールかけを開始。
- 2024年:周東佑京。4年ぶりのリーグ優勝で乾杯を担当。
- 2026年:栗原陵矢。福岡移転後初のリーグ3連覇を祝う音頭を取った。
球団公式記録や報道を確認すると、選手会長が優勝の喜びをチーム全体に広げる役割を担ってきたことが分かる。
【ホークスTVで視聴できた?】2026年ビールかけのマルチアングル配信
2026年の祝勝会では、現地でのビールかけだけでなく、映像配信にも注目が集まった。
球団の公式動画配信サービス「ホークスTV」は、2026年9月17日のリーグ優勝を記念し、歓喜のビールかけをマルチアングルで生配信・見逃し配信すると案内した。
マルチアングル配信とは?
通常のテレビ中継では、基本的に制作側が選んだカメラ映像を見ることになる。
一方、マルチアングル配信は複数のカメラ映像を活用し、異なる視点から同じイベントを楽しめる仕組みだ。
今回の配信では、ホークスTV独占カメラも交えた生配信が告知された。
公式配信の番組構成には、次のコンテンツが並んでいた。
- 2026年リーグ優勝の共同記者会見
- マルチアングルによる歓喜のビールかけ
- 監督・選手インタビュー
- 「和子の部屋」などの優勝関連企画
特にビールかけの配信は、9月17日23時11分開始の番組として公式ページに掲載されていた。
見逃し配信も案内された
公式の配信ページでは、生配信だけでなく見逃し配信も案内されている。
そのため、試合や祝勝会の時間にリアルタイムで視聴できなかったファンにも、映像を楽しむ機会が用意された。
なお、現在の視聴可否や会員条件については、配信ページの最新表示を確認する必要がある。過去に見逃し配信が案内されたことと、2026年11月現在も無期限で視聴できることは同じではない。
【プロの結論】2026年のビールかけが示すホークスの歴史と3連覇の価値
2026年のビールかけは、単なる優勝後の恒例イベントではない。
南海ホークス時代から続く球団の歴史、福岡移転後のチームづくり、そして現在の選手たちが築いた新たな記録が、一つの祝勝会に重なっている。
3連覇の価値は福岡移転後初という点にある
今回の記録を正確に理解するには、優勝回数の数え方にも注意したい。
NPBは2026年の優勝を「3年連続22度目のパ・リーグ優勝」と発表している。
一方、福岡ソフトバンクホークスの球団公式発表では、前身球団時代も含めて通算24回目、ソフトバンクホークスとして9回目のリーグ優勝と説明している。これは一リーグ時代の優勝などを含む集計範囲の違いによるものだ。
数字の違いだけを見て、どちらかが誤っていると判断するのは適切ではない。リーグ優勝回数なのか、前身球団を含む球団史上の優勝回数なのか、集計対象を確認することが大切だ。
ビールかけは球団の歴史を共有する儀式
1959年の南海ホークス、2000年の炭酸水かけ、2020年のコロナ禍による縮小開催。そして2026年のビール3000本を使った祝勝会。
それぞれの時代の事情を反映しながら、優勝を仲間と分かち合うという目的は変わっていない。
また、栗原陵矢が乾杯を担当したことも象徴的だ。優勝の喜びを選手会長が代表して言葉にし、監督やオーナー、スタッフを含めた球団全体で共有する。この流れがホークスの祝勝会を支えている。
情報を調べる際に間違えやすい3つのポイント
- リーグ優勝と日本一を混同しない。 2026年9月17日に決まったのはパ・リーグ優勝であり、日本一とは別のタイトルである。
- ビールかけの起源は1959年とされる。 ただし、誰が最初に発案したかという細部には複数の説明がある。
- 飲料の準備数は開催年ごとに違う。 2017年のコーラ480本と2026年の240本を混同しないことが大切だ。
こうした点を押さえれば、過去のニュース記事やSNSで共有される写真・動画を見た際にも、開催年やイベントの位置づけを正しく理解できる。
【ソフトバンクのビールかけに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ソフトバンクの2026年のビールかけはいつ開催された?
2026年9月17日、パ・リーグ3連覇を決めた試合後に大阪市内のホテルで開催された。優勝を決めた試合は京セラドーム大阪でのオリックス戦だった。
Q2:2026年のビールかけでビールは何本用意された?
ビールは3000本。さらに日本酒30本と4樽、コカ・コーラ240本、シャンパン1本が準備されたと報じられている。
Q3:乾杯の音頭を取った選手は誰?
選手会長の栗原陵矢。祝勝会で「休み前です。ガンガンいきましょう。福岡ソフトバンクホークス3連覇!」と呼びかけた。
Q4:小久保裕紀監督はビールかけで何とコメントした?
「みんなおめでとう。最高の準備をしていただいた関係者の皆さん、ありがとうございます。ばか騒ぎしていきたいと思います」とあいさつした。
Q5:日本で最初にビールかけをした球団は?
1959年の日本シリーズで日本一になった南海ホークスが、日本初のビールかけを行ったとされている。メジャーリーグのシャンパンファイトを参考にしたという説が広く紹介されている。
Q6:2000年のダイエーホークスは本当に炭酸水を使った?
その通り。2000年の祝勝会では、ビールではなく「優勝水」と名付けられた炭酸水が使われたとRKB毎日放送が報じている。
Q7:2026年のビールかけはホークスTVで見られた?
ホークスTVがマルチアングルによる生配信と見逃し配信を公式に案内した。独占カメラを交えた映像も配信対象だった。
まとめ:ソフトバンクのビールかけ2026は球団史に残る3連覇の祝勝会
2026年9月17日、福岡ソフトバンクホークスはオリックスに7対1で勝利し、福岡移転後初となるリーグ3連覇を達成した。
大阪市内のホテルで開催された祝勝会では、栗原陵矢選手会長が乾杯の音頭を取り、ビール3000本、日本酒30本と4樽、コカ・コーラ240本、シャンパン1本が用意された。
小久保裕紀監督は選手や関係者を祝福し、次のタイトル獲得も見据えた言葉を残した。
加えて、1959年の南海ホークスによるビールかけの元祖説や、2000年の炭酸水を使った祝勝会など、ホークスには独自の歴史がある。
今回の3連覇は、その長い球団史に新しいページを加える出来事となった。ビールかけの映像や歴代の記録を振り返ることで、単なる優勝祝いにとどまらない、ホークスという球団の歩みも見えてくる。今後もポストシーズンの記録とともに、2026年の歓喜の夜はファンの記憶に残り続けるだろう。