2026年11月3日(火)、明治神宮野球場で行われた秋季リーグ第8週の最終戦は、立教大学と明治大学が対戦。明大が7-0で立大を破り、勝ち点4を獲得した。
東京六大学野球連盟の公式試合情報によると、この試合では明大が15安打7得点と打線を活性化させた。内藤選手と為永選手がそれぞれソロ本塁打を放ち、投手陣は平嶋桂知投手、松本直投手の継投で立大を無得点に抑えた。
第8週の立大-明大戦は、次のような結果だった。
- 10月31日:立大 3-4 明大
- 11月1日:明大 2-8 立大
- 11月2日:雨天等による中止
- 11月3日:立大 0-7 明大
明大は初戦を取った後、第2戦を落としたものの、最終戦で快勝。2勝1敗として勝ち点を手にした。
この結果、明大は勝ち点4で単独首位を維持。残すは第9週の早慶戦となり、秋季リーグの優勝争いは最終局面を迎えている。
【2026年秋季リーグ順位表】6大学の勝敗・勝ち点・勝率を比較

11月3日時点の公式順位表は以下のとおり。
出典:東京六大学野球連盟公式順位表。2026年11月3日現在。
明大が首位なのは勝率ではなく勝ち点が多いため
この順位表で注目したいのは、明大と慶大の勝率が逆転している点だ。
慶大の勝率は.700で、明大の.692を上回っている。それでも明大が首位なのは、東京六大学野球が勝ち点制を採用しているためである。
東京六大学野球連盟の規定では、同じ大学との対戦で2勝したチームに勝ち点1が与えられる。6大学の総当たり戦で、順位は勝ち点の多い順に決定する。
勝ち点が同じ場合には勝率を比較し、勝率の計算では引き分けを試合数に含めない。1位の大学が勝ち点と勝率の両方で並んだ場合は、優勝決定戦が実施される。
そのため、単純な勝利数や勝率だけで順位を判断すると、優勝争いを読み違える可能性がある。
【6大学別の試合結果】早大・慶大・明大・法大・立大・東大の戦績
ここでは、各大学の秋季リーグでの戦いを振り返る。勝ち点の獲得状況だけでなく、優勝争いに影響した直接対決にも注目したい。
1.明治大学野球部:勝ち点4で優勝に最も近い位置
明大は13試合で9勝4敗、勝ち点4を獲得した。
今季の特徴は、対戦カードを勝ち切る試合運びにある。
特に慶大との対戦では、初戦を9-5で落とした後、7-3、5-0と連勝。優勝争いの直接対決で勝ち点を獲得した。
一方、早大には3試合を戦って1勝2敗。勝ち点を落としており、このカードがシーズン全体を振り返るうえでの要点となる。
最終戦の立大戦では7-0と快勝し、首位を確保した。
明大の注目ポイント
- 勝ち点4で単独首位。
- 慶大との直接対決を制した。
- 立大との最終戦で7得点の快勝。
- 早慶戦の結果次第で優勝が決まる。
2.慶應義塾大学野球部:勝率.700で明大を追う
慶大は7勝3敗、勝ち点3で2位につける。
勝率.700は全大学の中で最も高い。消化試合数が10試合と明大より少ないことも特徴だ。
東大、立大との対戦では2連勝。法大との対戦も2勝1敗で勝ち点を獲得した。
ただし、明大との直接対決では初戦に勝利したものの、その後2連敗。結果的に優勝争いの主導権を明大に渡すことになった。
投手陣では渡辺和大投手、広池浩成投手が個人成績ランキング上位に入っている。
慶大にとっては、最終週の早慶戦がシーズンの成否を決める大一番となる。
3.法政大学野球部:勝ち点3で3位を確保
法大は13試合で7勝5敗1分、勝ち点3。
早大との対戦では2勝1敗で勝ち点を獲得し、立大との対戦でも引き分けを挟んで2勝を挙げた。
一方、明大には2連敗、慶大にも勝ち点を許している。
個人面では井上和輝選手が打率.396で打撃ランキング3位。投手では助川太志投手が42イニングを投げ、41奪三振を記録している。
投打の主力選手が上位成績に名を連ねている点は、法大の今季を評価するうえで見逃せない。
4.早稲田大学野球部:早慶戦でシーズンを締めくくる
早大は5勝5敗、勝ち点2で4位。
明大との対戦では、3試合を戦って2勝1敗。明大から勝ち点を奪った実績がある。
また、東大との対戦では2連勝を収めた。
一方、法大と立大にはそれぞれ勝ち点を許しており、安定して勝ち点を積み上げることができなかった。
打撃では德丸快晴選手が打率.361をマーク。投手陣では髙橋煌稀投手が防御率2.53、32イニング、30奪三振と好成績を残している。
最終週の慶大戦は、単なる伝統の一戦ではない。明大の優勝を決める可能性もある重要なカードだ。
5.立教大学野球部:上位打者の活躍が光る
立大は5勝6敗1分、勝ち点2で5位。
法大、慶大、明大には勝ち点を与えたものの、早大と東大には勝ち点を獲得している。
チーム成績では上位に届かなかったが、個人成績では存在感を示した。
越後駿祐選手が打率.457でランキング1位、落合智哉選手が.400で2位に入った。河野優輝選手、本間律輝選手も上位に位置している。
打撃ランキング上位10人に立大の選手が複数名入っていることは、今季の大きな特徴だ。
6.東京大学野球部:勝利を目指して最終戦まで戦う
東大は10試合で0勝10敗、勝ち点0。
今季は慶大、明大、法大、早大、立大のすべてに勝ち点を許す結果となった。
明大との対戦では10-0、17-3と大差で敗れ、法大との最終戦でも15-0という結果だった。
ただし、大学野球のリーグ戦では、順位だけでなく各試合での経験や個々の選手の成長も見逃せない。
強豪校との対戦を通じてどのような課題を克服し、次のシーズンにつなげるかも、東大野球部を追ううえでの注目点となる。
【雨天中止・順延情報】2026年秋季リーグで変更された試合日程
2026年秋季リーグは、複数のカードで試合中止や日程変更が発生した。
特に9月後半は予定どおりに試合が進最初に、10月に入ってからも一部のカードが順延されている。
主な中止・順延の経緯
- 9月20日・21日:第2週の法大-立大、東大-明大が中止。9月22日に試合が行われた。
- 9月26日・28日・29日:第3週の慶大-立大、早大-明大が中止。9月30日、10月6日に順延分を実施。
- 10月24日・26日:法大-東大戦が中止。10月25日、27日に試合を実施。
- 11月2日:立大-明大の試合が中止となり、11月3日に開催。
東京六大学野球連盟は、9月20日の試合について、台風25号の接近に伴う荒天予想と安全確保を理由に中止・順延を発表している。
その後も公式日程には中止と振替日が記録されており、予定表だけでなく実際の開催結果を確認することが重要だ。
雨天中止と順延で気をつけたい3つのポイント
1.中止と引き分けは別の扱い
中止は試合が成立していない状態であり、引き分けとは異なる。法大-立大戦の3-3は試合結果としての引き分けである。
2.順延日は必ずしも翌日とは限らない
神宮球場の使用日程やプロ野球との併用、予備日などによって、振替日は数日後になる場合がある。
3.勝ち点が決まるまで対戦カードが続く
2勝先取方式のため、1勝1敗となった場合は第3戦が必要になる。雨天中止によって第3戦が後日に移ることもある。
したがって、東京六大学野球の試合日程を確認するときは、当初の日程だけでなく、連盟が発表する最新の試合一覧を見ることが欠かせない。
【個人成績ランキング】打率トップは越後駿祐、防御率トップは広池浩成
チーム順位と並んで注目したいのが、2026年秋季リーグの個人成績だ。
11月3日までの公式記録では、打者部門で立大の越後駿祐選手、投手部門で慶大の広池浩成投手がそれぞれランキング1位となっている。
打者ランキング上位5人
| 順位 | 選手 | 大学 | 打率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 越後駿祐 | 立大 | .457 |
| 2位 | 落合智哉 | 立大 | .400 |
| 3位 | 井上和輝 | 法大 | .396 |
| 4位 | 河野優輝 | 立大 | .389 |
| 5位 | 本間律輝 | 立大 | .385 |
トップの越後選手は35打数16安打。打率.457という数字は、規定打席に到達した選手の中で際立っている。
2位の落合選手も打率.400を記録し、2本塁打、9打点をマークした。
法大の井上選手は19安打でランキング3位。打率だけでなく安打数でも上位に位置する。
また、明大の田上夏衣選手は打率.333ながら3本塁打、16打点を記録している。打率ランキングだけでは見えにくい得点への貢献度にも注目したい。
投手ランキング上位5人
| 順位 | 選手 | 大学 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 広池浩成 | 慶大 | 2.08 |
| 2位 | 湯田統真 | 明大 | 2.53 |
| 2位 | 髙橋煌稀 | 早大 | 2.53 |
| 4位 | 渡辺和大 | 慶大 | 2.89 |
| 5位 | 田中優飛 | 立大 | 2.92 |
広池投手は防御率2.08でトップ。21回2/3を投げ、28奪三振を記録している。
湯田投手は32イニングで防御率2.53、3勝1敗。髙橋投手も同じ防御率2.53で、30奪三振を挙げた。
投手部門では、単に防御率が低いかどうかだけでなく、投球回数、奪三振数、勝敗も合わせて見ると、各選手の役割や貢献度が理解しやすい。
個人成績を見るときの規定打席・規定投球回
東京六大学野球連盟では、ランキングの対象となるための基準が定められている。
- 規定打席:チーム試合数×3.1
- 規定投球回:チーム試合数×2
例えば、10試合を消化したチームの場合、打者は31打席、投手は20イニングが基準となる。
この規定を満たさない選手は、打率や防御率が優れていても、公式ランキング上では規定到達者と同じ順位付けにならない。
【早慶戦と優勝条件】11月7日・8日の結果で2026年秋季王者が決まる
2026年秋季リーグ最大の注目カードは、第9週の早慶戦だ。
東京六大学野球連盟の公式発表によると、試合は明治神宮野球場で次の日程により開催される。
第1回戦13:00
早稲田大学-慶應義塾大学
第2回戦
13:00
慶應義塾大学-早稲田大学
会場:明治神宮野球場/開門予定10:30
早慶戦の結果別・優勝決定条件
今回の早慶戦は、明大と慶大の優勝争いを左右する。
東京六大学野球連盟が11月3日時点で公表している優勝条件は、次の3パターンだ。
早大が勝ち点を獲得
明治大学が優勝
早大が慶大との対戦を2勝先取で制すれば、明大の優勝が決まる。
慶大が2勝1敗
明大-慶大の優勝決定戦
慶大が勝ち点を獲得しても、明大と慶大による優勝決定戦が必要になる。
慶大が2勝0敗
慶應義塾大学が優勝
慶大が連勝すれば、勝ち点4となり、逆転優勝が決まる。
つまり、明大は早慶戦の結果を待つ立場にある一方、慶大は自力で優勝を狙える状況だ。
慶大が連勝すれば優勝、1敗を挟んで勝ち点を獲得すれば優勝決定戦となる。早大が勝ち点を奪えば明大が優勝する。
早慶戦で注目したい選手と勝負のポイント
早大では、打率.361の德丸快晴選手と、防御率2.53の髙橋煌稀投手に注目したい。
慶大では、防御率2.08の広池浩成投手、2.89の渡辺和大投手が投手ランキング上位に入っている。
特に短期決戦では、先発投手の立ち上がり、救援投手の投入タイミング、得点圏での打撃が勝敗を左右する。
両校とも勝ち点を獲得するためには2勝が必要であり、初戦を取ったチームが優勝争いを大きく動かす可能性がある。
早慶戦の観戦・速報確認方法
公式発表では、早慶戦の応援席券は両校とも予定枚数が完売しており、当日の応援席販売はない。内野自由席と外野席は当日販売の対象となっている。
また、東京六大学野球連盟は全試合のライブ動画配信とハイライト動画を案内している。
試合当日は、次の情報を確認すると便利だ。
- 東京六大学野球連盟:試合日程、試合結果、順位表
- BIG6 Scorebook:試合ごとのボックススコア、選手別成績
- 連盟の動画配信:ライブ映像、試合ハイライト
速報を追う場合は、試合途中のスコアと試合終了後の公式記録を区別して確認したい。
【東京六大学野球結果速報に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年秋季リーグの現在の首位はどの大学ですか?
A1:11月3日の第8週終了時点では明治大学です。13試合で9勝4敗、勝ち点4、勝率.692で首位に立っています。
Q2:2026年秋季リーグの早慶戦はいつ開催されますか?
A2:11月7日(土)と8日(日)です。両日とも13時開始予定で、会場は明治神宮野球場です。
Q3:慶應義塾大学が優勝する条件は何ですか?
A3:早慶戦で2勝0敗とし、勝ち点を獲得することです。2勝1敗の場合は、明大との優勝決定戦になります。
Q4:東京六大学野球の勝ち点はどのように決まりますか?
A4:同じ大学との対戦で先に2勝したチームに勝ち点1が与えられます。勝ち点が同じ場合は勝率で順位を決めます。
Q5:2026年秋季リーグの打率1位は誰ですか?
A5:11月3日現在、立教大学の越後駿祐選手です。打率.457を記録しています。
Q6:投手の防御率ランキング1位は誰ですか?
A6:慶應義塾大学の広池浩成投手です。防御率は2.08です。
Q7:雨天中止になった試合の結果はどこで確認できますか?
A7:東京六大学野球連盟の公式日程・結果と、BIG6 Scorebookで確認できます。中止となった試合の振替日や、実際に開催された試合のスコアも掲載されています。
まとめ:2026年秋季リーグは早慶戦が優勝争いの決着を左右する
2026年秋季の東京六大学野球は、11月3日の第8週終了時点で明大が勝ち点4を獲得し、首位に立っている。
慶大は勝ち点3ながら勝率.700と高い数字を残しており、早慶戦での連勝による逆転優勝を狙う。
個人成績では、立大の越後駿祐選手が打率.457で打者ランキングのトップ。投手部門では慶大の広池浩成投手が防御率2.08で首位に立っている。
今後の注目要点は次の4つだ。
1. 11月7日・8日の早慶戦の試合結果
2. 明大の優勝決定、または慶大との優勝決定戦の実施
3. 打者・投手ランキングの最終的な順位
4. 雨天中止や順延に伴う日程変更の有無
東京六大学野球は、勝ち点制によって順位が決まるため、単純な勝率だけでは優勝の可能性を判断できない。試合結果、勝ち点、勝率をセットで確認することが、正確にリーグ戦を楽しむポイントとなる。
2026年秋季リーグの最終的な優勝校を決める早慶戦。明大が逃げ切るのか、慶大が逆転するのか。最後の2試合から目が離せない。
記事の記録基準日:2026年11月3日(試合結果・個人成績・順位)。次回予定:11月7日・8日早慶戦。