2026年11月5日現在、海外クラブでプレーする日本人サッカー選手は、欧州の主要リーグだけでなく、アメリカ、アジア、北欧など世界各地に広がっている。AssistSideの2026年11月5日集計によると、今季、日本国外のクラブで出場記録がある日本人選手は288人(男子243人・女子45人)。所属国・地域は42に及ぶ。
男子では、プレミアリーグの鈴木彩艶、ラ・リーガの久保建英、ブンデスリーガの堂安律や鈴木唯人らが注目を集める。一方、女子もイングランドのFA女子スーパーリーグやアメリカのNWSL、ドイツ女子ブンデスリーガなどで日本人選手が存在感を発揮している。2026年夏には鈴木彩艶のアストン・ヴィラ移籍をはじめ、所属クラブの顔ぶれにも大きな変化があった。
【2026年11月最新】海外でプレーする日本人サッカー選手は何人?所属国とリーグの分布

海外組の規模を把握するうえで注目したいのが、288人という数字だ。これは単に海外クラブと契約している選手の人数ではなく、2026年シーズンまたは2026-27シーズンに、日本国外のクラブで実際に出場記録が確認できる選手を集計したものだ。
集計対象にはリーグ戦だけでなく、国内カップ戦や国際大会も含まれ、日本代表での出場は含まれない。また、今季まだ出場記録がない登録選手も別に17人いる。
日本人選手が多い海外の国・地域
AssistSideの11月5日時点のデータを国・地域別に見ると、イングランドとドイツが大きな受け皿となっている。
- イングランド:37人
- ドイツ:32人
- ベルギー:26人
- シンガポール:25人
- アメリカ:22人
- タイ:11人
- カンボジア:9人
- インドネシア:8人
- オーストラリア:8人
- スウェーデン:8人
- フィンランド:8人
- オランダ:7人
ここで注意したいのは、上記がリーグ別ではなく所属国・地域別の数字であることだ。イングランドの37人にはプレミアリーグだけでなく、EFLチャンピオンシップや女子リーグの選手も含まれる。
また、海外組は欧州5大リーグだけで構成されているわけではない。ベルギー、オランダ、スコットランド、北欧、東南アジアなど、出場機会を得られる環境を求めて移籍する選手も多い。
海外組が増えている背景
日本人選手の海外移籍が広がった背景には、欧州クラブによる日本市場への関心、育成年代からの国際経験、選手の戦術理解度に対する評価がある。
特にベルギーやオランダは、若手選手が欧州サッカーに適応するための経由地として知られる。実際に、シント・トロイデンなどで経験を積んだ選手が、ドイツやイングランド、フランスなどへステップアップする例も見られる。
ただし、移籍先のリーグの知名度だけで成功を判断することはできない。出場時間、ポジション、監督の戦術、競争相手の存在まで確認する必要がある。
【男子海外組】三笘薫・久保建英・鈴木彩艶ら注目選手の現在地
2026-27シーズンの男子海外組では、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、ラ・リーガを中心に、日本代表経験者が各クラブでプレーしている。
なかでも注目度が高いのは、ゴールキーパーの鈴木彩艶、攻撃の中心を担う久保建英、堂安律、鈴木唯人、そして守備陣の伊藤洋輝だ。選手ごとに出場状況は異なり、レギュラーとして定着している選手もいれば、出場機会を増やしている途中の選手もいる。
三笘薫|ブライトンで復帰を目指すドリブラー
三笘薫はイングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する。左サイドからの突破と、相手守備陣を引きつけて生み出すチャンスメークが持ち味だ。
2026-27シーズンは、11月5日時点のゲキサカの公式戦出場記録で、プレミアリーグ、国内カップ、欧州カンファレンスリーグの出場はいずれも0試合となっている。
三笘のように個人の突破力を攻撃の軸にする選手は、復帰後のコンディションや試合勘が重要になる。出場記録がない時期に過去のシーズンの成績をそのまま今季の数字として扱わないことも大切だ。
久保建英|レアル・ソシエダで攻撃を担う存在
久保建英はスペインのレアル・ソシエダに所属。ラ・リーガで培った経験と、狭いスペースで相手をかわす技術を武器に、攻撃の局面で重要な役割を担っている。
AssistSideの11月1日時点の集計では、今季の公式戦は9試合出場、381分、1得点、1アシスト。内訳はラ・リーガ6試合、ヨーロッパリーグ3試合となっている。
リーグ戦だけを見ると6試合で1得点1アシスト。欧州カップ戦にも出場しており、国内リーグと国際大会を並行して戦うシーズンとなっている。
久保の評価では、得点やアシストだけでなく、ドリブルで相手を引きつけた後のパス、チャンスにつながるキーパス、ボールを失わずに攻撃を継続する能力も重要だ。
鈴木彩艶|パルマからアストン・ヴィラへ移籍
2026年夏の大きな移籍の一つが、GK鈴木彩艶のアストン・ヴィラ加入だ。
パルマは2026年8月19日、鈴木のアストン・ヴィラへの完全移籍を公式発表した。鈴木はパルマで2シーズンにわたり正GKとしてプレーし、セリエAで経験を積んだ後、イングランドへ新天地を移した。
AssistSideの11月1日時点の記録では、アストン・ヴィラで公式戦11試合出場、945分、9失点、38セーブ。プレミアリーグだけでも7試合に先発している。
特筆すべきは、プレミアリーグだけでなくチャンピオンズリーグでも出場機会を得ている点だ。欧州最高峰の舞台で経験を積めることは、日本代表の守護神としても大きな意味を持つ。
堂安律|フランクフルトで攻撃の選択肢を増やす
堂安律はドイツのアイントラハト・フランクフルトに所属する。右サイドを主戦場としながら、中央に入って攻撃を組み立てるプレーも得意としている。
AssistSideの11月1日時点の集計では、7試合出場、577分、1アシスト。ドイツ・ブンデスリーガ公式サイトも、リーグ戦7試合すべてに先発したと紹介している。
今季は得点こそ記録していないものの、継続的に先発の座を確保していることが評価材料になる。攻撃的MFとして、味方との連係やボールを受ける位置の工夫にも注目したい。
鈴木唯人|ブンデスリーガで得点力を発揮
今季の日本人選手で得点面から注目したいのが、SCフライブルクの鈴木唯人だ。
AssistSideの11月2日時点の集計では、公式戦13試合、949分、4得点。ブンデスリーガでは得点ランキング8位タイに位置する数字となっている。
得点を奪えるMFは、チームにとって攻撃の選択肢を広げる存在だ。日本代表でも攻撃的なポジションを担う鈴木唯人にとって、クラブでの継続的な結果は大きなアピール材料になる。
伊藤洋輝|バイエルンで出場機会を積み上げる
伊藤洋輝はドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに所属するDFだ。センターバックを中心に、左利きの守備者としてビルドアップにも関与できる。
ブンデスリーガ公式サイトの11月1日付の紹介では、今季のリーグ戦出場は1試合、先発は0試合。AssistSideの11月上旬の全大会集計では4試合、118分となっている。
バイエルンのようなタイトルを争うクラブでは、ポジション争いも激しい。伊藤にとっては、限られた出場機会のなかで守備の安定性やパス精度を示し、継続的な起用につなげることが課題となる。
遠藤航|リバプールで出場機会を待つ
遠藤航はイングランドのリバプールに所属する守備的MFだ。ボール奪取、危険なスペースのカバー、試合終盤の守備固めなど、チームのバランスを整える能力を持つ。
一方、2026-27シーズンは出場機会が限られている。11月上旬の記録では今季の公式戦出場はなく、直近の試合でもベンチ入りのみ、またはメンバー外となっている。
遠藤の評価では、出場時間だけでなく、チームがどのような中盤の構成を採用しているかも重要になる。リバプールでのポジション争いは、日本代表における役割を考えるうえでも注目点だ。
【2026-27最新データ】海外日本人選手の所属クラブ・成績比較一覧
ここでは、男子海外組の主要選手について、所属クラブと今季の出場状況を整理する。大会別の集計期間が異なるため、数字には各データの更新時点を併記している。
| 選手 | 所属クラブ・リーグ | 出場・出場時間 | 得点・アシスト | 現状・注目点 |
|---|---|---|---|---|
| 三笘薫 | ブライトン イングランド |
公式戦0試合 | 0得点・0アシスト | 公式戦への復帰が焦点 |
| 久保建英 | レアル・ソシエダ スペイン |
9試合・381分 | 1得点・1アシスト | リーグ戦と欧州大会で出場 |
| 鈴木彩艶 | アストン・ヴィラ イングランド |
11試合・945分 | 9失点・38セーブ | プレミアリーグで先発出場 |
| 堂安律 | フランクフルト ドイツ |
7試合・577分 | 0得点・1アシスト | リーグ戦7試合先発 |
| 鈴木唯人 | SCフライブルク ドイツ |
13試合・949分 | 4得点・0アシスト | ブンデスリーガ得点ランキング8位タイ |
| 伊藤洋輝 | バイエルン ドイツ |
4試合・118分 | 0得点・0アシスト | 複数大会で出場機会を獲得 |
| 遠藤航 | リバプール イングランド |
公式戦出場なし | 0得点・0アシスト | 中盤のポジション争いが続く |
出典:AssistSide、ゲキサカ、ブンデスリーガ公式サイト。久保・堂安は2026年11月1日時点、鈴木彩艶は11月1日時点、鈴木唯人は11月2日時点の集計を中心に掲載。伊藤は11月上旬の全大会集計。三笘・遠藤は11月5日前後の出場記録を参照。代表戦は含まない。
リーグ別に見る主な日本人選手
プレミアリーグ(イングランド)では、鈴木彩艶がアストン・ヴィラ、鎌田大地と冨安健洋がクリスタル・パレス、田中碧がリーズ、前田大然がイプスウィッチ、守田英正がハル・シティなどに所属する。
ブンデスリーガ(ドイツ)では、堂安律がフランクフルト、伊藤洋輝がバイエルン、佐野海舟がマインツ、鈴木唯人と後藤啓介がフライブルク、板倉滉がボルシア・メンヒェングラートバッハ、町田浩樹がホッフェンハイムでプレーする。
ラ・リーガ(スペイン)では久保建英がレアル・ソシエダでプレー。日本人選手の移籍先としてもスペインは重要な選択肢となっている。
リーグ・アン(フランス)では、南野拓実がモナコ、中村敬斗がリヨン、上田綺世がリールなどに所属している。
セリエA(イタリア)では菅原由勢がカリアリでプレー。イングランドやドイツに比べると人数は少ないが、各国で日本人選手の活動範囲は広がっている。
【女子海外組も注目】長野風花・清家貴子・谷川萌々子らの所属クラブと成績
海外でプレーする日本人選手を男子だけで見ると、全体像を見誤る。女子サッカーでも、日本代表経験者や若手選手が欧州やアメリカのクラブで重要な役割を担っている。
AssistSideの2026年11月1日時点の集計では、海外クラブに所属する日本人女子選手は45人、9リーグ。内訳ではFA女子スーパーリーグが21人、NWSLが6人、女子ブンデスリーガが5人、スウェーデンのダームアルスヴェンスカンが4人となっている。
イングランド女子スーパーリーグの日本人選手
イングランドのFA女子スーパーリーグには、長野風花、宮澤ひなた、山下杏也加、清家貴子、古賀塔子、松窪真心、藤野あおば、熊谷紗希、籾木結花らが所属している。
特に目を引くのが清家貴子の得点力だ。11月1日時点でブライトン女子に所属し、リーグ戦などで8試合出場、710分、4得点を記録している。
リバプールFCウィメンの長野風花は10試合出場、754分、2アシスト。マンチェスター・ユナイテッドWの宮澤ひなたも9試合に出場している。
また、チェルシー・ウィメンの松窪真心は10試合で2得点2アシスト。エヴァートン女子の籾木結花は10試合で1得点3アシストと、得点とチャンスメークの両面で数字を残している。
アメリカNWSLで活躍する日本人選手
アメリカのNWSLでは、田中美南、三浦成美、守屋都弥、小山史乃観、山本柚月、遠藤純らがプレーしている。
2026年11月1日時点の記録では、ユタ・ロイヤルズWの田中美南が24試合出場、6得点、5アシスト。同クラブの三浦成美も23試合に出場し、2得点を記録している。
小山史乃観はノースカロライナ・カレッジWで29試合に出場。山本柚月はデンバー・サミットWで20試合4得点4アシストを記録している。
NWSLは秋開幕の欧州リーグとシーズンの進行が異なるため、試合数を単純比較することはできない。年間を通じた出場時間やチーム内での役割を見ることが重要だ。
ドイツ女子ブンデスリーガの谷川萌々子
女子ブンデスリーガでは、バイエルン・ミュンヘン女子の谷川萌々子が注目選手だ。
11月1日時点の集計では、11試合出場、803分、4得点、2アシスト。中盤の選手でありながら得点にも関与し、攻撃面で存在感を示している。
マインツ05女子には今井裕里奈、瀧澤莉央、松本真未子が所属する。日本人選手が複数人同じクラブに在籍するケースもあり、女子サッカーの国際的なネットワークが形成されている。
【2026年夏の移籍市場】鈴木彩艶・冨安健洋・上田綺世らの移籍動向
2026年夏は、FIFAワールドカップ北中米大会後の移籍市場ということもあり、日本人選手の動きが活発だった。
欧州主要リーグの夏の移籍市場は、2026年9月1日(日本時間9月2日)に締め切られた。日刊スポーツなどの報道や移籍記録を見ると、代表クラスから若手選手まで幅広い移籍が成立している。
主な移籍と新天地
- 鈴木彩艶:パルマからアストン・ヴィラへ完全移籍。イタリアからイングランドへのステップアップ。
- 冨安健洋:アヤックスからクリスタル・パレスへ移籍。
- 板倉滉:アヤックスからボルシア・メンヒェングラートバッハへ移籍。
- 前田大然:セルティックからイプスウィッチへ移籍。
- 上田綺世:フェイエノールトからリールへ移籍。
- 後藤啓介:シント・トロイデンからSCフライブルクへ移籍。
- 守田英正:スポルティングCPからハル・シティへ移籍。
- 菅原由勢:サウサンプトンからカリアリへ移籍。
- 中村敬斗:スタッド・ランスからリヨンへ移籍。
- 佐野航大:NECナイメヘンからPSVアイントホーフェンへ移籍。
こうした移籍のなかで、特に注目したいのが鈴木彩艶だ。セリエAで正GKとして経験を積んだ後、チャンピオンズリーグにも参加するアストン・ヴィラへ移ったことで、欧州トップレベルの大会に継続して挑戦できる環境を得た。
また、上田綺世のリール加入や中村敬斗のリヨン移籍は、フランスでプレーする日本人選手の顔ぶれにも変化をもたらした。移籍先でどれだけ試合に出場し、結果を残せるかが次の評価につながる。
移籍情報を見る際に注意したいこと
海外移籍のニュースでは、完全移籍、期限付き移籍、期限付き移籍からの復帰、フリー移籍などが混在する。
また、移籍が決まったことと、新天地でレギュラーを獲得したことは別の話だ。契約形態や移籍金だけでなく、実際の出場試合数や先発回数を追うことで、移籍が選手のキャリアに与えた影響を把握しやすくなる。
【海外組日本代表の現在】2026年11月の招集メンバーと今後の注目点
海外組の現在地を知るうえで重要なのが、日本代表への招集状況だ。
日本サッカー協会は2026年11月4日、シンガポールで開催されるブラジル代表戦とパラグアイ代表戦に向けて、SAMURAI BLUEの28人を発表した。試合は11月14日にブラジル、11月17日にパラグアイと対戦する予定だ。
発表された28人のうち、所属先が海外クラブの選手は24人。日本国内クラブ所属の選手は4人であり、代表の中心が海外でプレーする選手によって構成されていることが分かる。
11月招集メンバーの主な海外組
GKでは、鈴木彩艶(アストン・ヴィラ)と小久保玲央ブライアン(シント・トロイデン)が選出された。
DFでは、板倉滉(ボルシアMG)、渡辺剛(フェイエノールト)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、伊藤洋輝(バイエルン)、瀬古歩夢(ル・アーヴル)、菅原由勢(カリアリ)、鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)らが名を連ねる。
MF・FWでは、伊東純也(ゲンク)、南野拓実(モナコ)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、坂元達裕(コベントリー)、前田大然(イプスウィッチ)、堂安律(フランクフルト)、田中碧(リーズ)、中村敬斗(リヨン)、佐野海舟(マインツ)、久保建英(レアル・ソシエダ)、鈴木唯人(フライブルク)らが選ばれた。
加えて、松木玖生(サウサンプトン)、佐野航大(PSV)、福田師王(カールスルーエ)、後藤啓介(フライブルク)らも招集されている。
福田師王が日本代表初招集
今回の発表で注目を集めたのが、カールスルーエSCでプレーする福田師王の初招集だ。
若手FWの福田は、ドイツで経験を積みながら成長を続けている。クラブでのパフォーマンスが代表招集につながったことは、海外組の世代交代を考えるうえでも興味深い動きだ。
また、長期離脱から復帰した南野拓実や町田浩樹も代表に戻った。所属クラブでの復帰と代表への再招集が重なったことは、コンディションを取り戻すうえで大きな節目となる。
海外組の招集人数だけでは実力は判断できない
日本代表のメンバーに海外組が多いことは、国際的な経験を持つ選手が増えていることを示している。しかし、海外所属という事実だけで代表内の序列が決まるわけではない。
クラブで先発を続ける選手、途中出場から結果を残す選手、出場機会を待つ選手では、試合に向けた準備やコンディションが異なる。招集後の起用方法も、所属クラブでの状況と合わせて見る必要がある。
【プロの結論】海外日本人選手の本当の評価は出場時間とチーム内の役割で決まる
海外組を評価する際、最も分かりやすい数字は得点とアシストだ。しかし、ポジションによって求められる役割は異なるため、すべての選手を同じ基準で比較することはできない。
攻撃的な選手は得点・アシストだけでなくチャンスメークを見る
久保建英や堂安律のような攻撃的な選手は、得点とアシストに加え、キーパス、ドリブル成功数、ボール保持、チャンス創出も評価対象となる。
ゴールに直接関与していなくても、相手守備陣を引きつけて味方にスペースを与えるプレーはチームに貢献している。個人スタッツと試合内容を合わせて見ることが大切だ。
守備的な選手は先発数と出場時間を重視する
遠藤航、伊藤洋輝、板倉滉などの守備的な選手は、出場時間や先発数に加え、守備の安定性、パス成功率、インターセプト、対人守備などが評価材料となる。
GKの鈴木彩艶の場合は、失点数だけでなく、セーブ数、シュートストップ率、クロス対応、ビルドアップへの関与も重要だ。
海外組の成績を比較するときの5つの判断基準
- 出場試合数:今季どれだけ公式戦に出場しているか。
- 先発出場数:途中出場が中心なのか、主力として起用されているのか。
- 出場時間:短時間の出場が多いのか、90分近くプレーしているのか。
- ポジション別の貢献:得点、アシスト、守備、セーブなど、役割に合った指標で比較する。
- クラブと大会のレベル:リーグ戦、国内カップ、欧州大会のどこで結果を残しているか。
特に注意したいのが、リーグ戦の数字と全大会の数字を混同しないことだ。例えば、久保建英の9試合にはラ・リーガだけでなくヨーロッパリーグも含まれている。
同様に、女子のNWSLは年間カレンダーで進行する一方、FA女子スーパーリーグや女子ブンデスリーガは秋開幕のシーズン制だ。試合数の差だけで優劣を決めると、実態を正しく評価できない。
また、海外移籍が成功したかどうかを判断するには、移籍直後の成績だけでなく、半年から1年程度の継続的な出場状況を追うことも重要になる。
【サッカー海外日本人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、海外でプレーする日本人サッカー選手は何人いますか?
A1:2026年11月5日時点のAssistSideの集計では、今季、日本国外のクラブで出場記録がある日本人選手は288人です。内訳は男子243人、女子45人で、42の国・地域に広がっています。
Q2:海外組の日本人選手が最も多い国はどこですか?
A2:2026年11月5日時点ではイングランドが37人で最多です。ドイツ32人、ベルギー26人、シンガポール25人、アメリカ22人と続きます。なお、この数字には男女や複数のカテゴリーのリーグが含まれます。
Q3:三笘薫の2026-27シーズンの成績は?
A3:三笘薫はブライトンに所属しています。2026年11月5日時点の公式戦出場記録では、リーグ戦、国内カップ、欧州カンファレンスリーグの出場はいずれもありません。
Q4:久保建英は現在どこのクラブでプレーしていますか?
A4:スペインのレアル・ソシエダです。AssistSideの11月1日時点の集計では、2026-27シーズンは公式戦9試合、1得点、1アシストを記録しています。
Q5:2026年に海外移籍した日本代表選手は誰ですか?
A5:鈴木彩艶のアストン・ヴィラ移籍、冨安健洋のクリスタル・パレス加入、板倉滉のボルシアMG加入、前田大然のイプスウィッチ移籍、上田綺世のリール加入などが主な動きです。
Q6:女子の海外組で活躍している日本人選手は誰ですか?
A6:長野風花、清家貴子、宮澤ひなた、藤野あおば、谷川萌々子、田中美南、山下杏也加らが注目選手です。所属リーグやシーズンの進行によって出場数や得点数は異なります。
Q7:海外組の成績はどこを見れば比較できますか?
A7:日本サッカー協会の代表招集発表、各クラブの公式記録、リーグ公式サイト、AssistSideなどの選手別スタッツを組み合わせると把握しやすくなります。リーグ戦のみか全大会合計か、集計日がいつかを確認が必要です。
まとめ:2026-27シーズンは海外組の層の厚さと世代交代に注目
2026年11月現在、海外でプレーする日本人サッカー選手は男子243人、女子45人の計288人に達している。イングランド、ドイツ、ベルギーを中心に、世界42の国・地域で日本人選手が出場機会を得ている。
男子では、アストン・ヴィラで挑戦する鈴木彩艶、レアル・ソシエダの久保建英、フランクフルトの堂安律、フライブルクで得点を重ねる鈴木唯人が注目選手だ。一方、三笘薫や遠藤航のように出場機会が限られている選手の今後も見逃せない。
女子では清家貴子、長野風花、谷川萌々子、田中美南らが結果を残している。男子だけでなく女子の海外組も、日本サッカーの国際競争力を支える存在となっている。
加えて、2026年11月の日本代表28人のうち24人が海外クラブ所属という状況は、海外での経験が代表チームの土台になっていることを示す。
今後の2026-27シーズンで注目したいのは、移籍した選手が新天地でどこまで出場時間を伸ばせるか、若手選手が主力へ成長できるか、そして負傷などで出遅れた選手がどのタイミングで復帰するかという点だ。
海外組の本当の価値は、所属クラブの知名度や移籍金だけでは決まらない。継続的な出場、チームへの貢献、代表でのパフォーマンスまで追うことで、日本人サッカー選手の現在地と今後の可能性がより鮮明になる。
主な参照資料: 日本サッカー協会、FIFA、ブンデスリーガ公式サイト、AssistSide、ゲキサカ、日刊スポーツ。