2026年の日本対台湾バスケは、男子日本代表とU18女子日本代表がそれぞれ重要な勝利を挙げました。男子は9月16日の第20回アジア競技大会・準々決勝でチャイニーズ・タイペイ代表を85-78で撃破。U18女子は10月4日のFIBA U18女子アジアカップ2026で台湾代表に83-55と快勝しました。
男子の試合では黒川虎徹が両チーム最多の23得点を記録し、日本は準決勝進出を決定。U18女子も大会初戦から攻撃力を発揮し、最終的には決勝進出を果たしました。両試合はカテゴリーこそ異なりますが、日本バスケットボールの現在地を知るうえで興味深い結果です。
【2026年最新結果】日本対台湾バスケは男子85-78、U18女子83-55で日本が勝利

2026年の日本対台湾バスケでは、男子とU18女子の両カテゴリーで日本が勝利しました。まずは、それぞれの試合結果を整理します。
男子日本代表:9月16日のアジア大会準々決勝で85-78
2026年9月16日、愛知・名古屋で開催された第20回アジア競技大会の男子バスケットボール準々決勝で、日本代表はチャイニーズ・タイペイ代表と対戦しました。
試合結果は日本85-78チャイニーズ・タイペイ。日本は序盤から守備で相手の攻撃を制限し、試合の主導権を握りました。
各クォーターの得点は以下のとおりです。
- 第1クォーター:日本16-9台湾
- 第2クォーター:日本28-23台湾
- 第3クォーター:日本24-17台湾
- 第4クォーター:日本17-29台湾
- 最終スコア:日本85-78台湾
日本は第3クォーター終了時点で19点のリードを確保。しかし、最終クォーターでは台湾の反撃を受け、点差を7点まで縮められました。
それでも最後までリードを守り、準決勝進出を決定。2023年杭州大会の準々決勝で敗れた相手に対し、雪辱を果たす結果となりました。
U18女子日本代表:10月4日のアジアカップで83-55
女子の世代別代表でも、日本は台湾を圧倒しました。
2026年10月4日、マレーシアのスレンバンで開催されたFIBA U18女子アジアカップ2026・ディビジョンAのグループB初戦で、日本はチャイニーズ・タイペイに83-55で勝利しました。
前半終了時点では34-32とわずか2点差でしたが、第3クォーターに25-10と大きく引き離します。さらに第4クォーターも26-11と圧倒し、最終的に28点差をつけました。
男子の85-78は守備と試合運びが光った接戦、U18女子の83-55は後半の攻撃力が際立った試合です。両カテゴリーで日本の競争力が示された点が、2026年の対台湾戦の特徴です。
【男子85-78の勝因】黒川虎徹の23得点と組織的ディフェンス
2026年9月16日の男子日本代表戦は、単純に得点力で台湾を上回った試合ではありません。日本バスケットボール協会の大会レポートでは、守備の強度、リバウンド、選手交代を含めたチーム運営が勝因として紹介されています。
黒川虎徹が23得点でチームをけん引
この試合で最も目立ったのは、ポイントガードの黒川虎徹です。
黒川は両チーム最多の23得点をマーク。第2クォーターではアレックス・カークとのピック&ロールを活用し、相手の守備状況を見ながら得点とアシストの両方で貢献しました。
カークに相手の注意が集まれば自らドライブで攻め、コーナーにスペースができれば3ポイントシュートを狙う。状況に応じてプレーを選択する判断力が、日本の攻撃を支えました。
また、小川敦也も15得点を記録。カークとの連係や3ポイントシュートで得点を重ね、黒川とともに攻撃の中心を担いました。
日本が勝利を引き寄せた3つのポイント
1. 序盤から守備で主導権を握った
日本は相手のガードに対して積極的にプレッシャーをかけ、簡単に攻撃を組み立てさせませんでした。第1クォーターを16-9で終えたことが、その後の試合展開に大きく影響しました。
2. アレックス・カークを中心にリバウンドを確保した
相手にタフなシュートを打たせるだけでなく、その後のリバウンドにも複数の選手が積極的に参加。台湾にセカンドチャンスを与えにくい状況を作りました。
3. タイムシェアで運動量を維持した
吉本泰輔ヘッドコーチは選手の出場時間を適切に分配。日本で最も出場時間が長かった金近廉でも約24分半にとどまりました。一方、台湾は30分を超えて出場した選手が4人いました。
日本バスケットボール協会の試合報告によると、カークの出場時間も第3クォーター終了までで18分に抑えられています。終盤の台湾の反撃に対しても、日本が運動量と集中力を維持できた背景には、この選手起用がありました。
第4クォーターの反撃は今後の課題
一方で、日本にとって課題も残りました。
第3クォーター終了時点では19点差だったものの、最終クォーターは17-29。台湾の反撃を受け、試合終盤には大きく点差を縮められています。
勝ち切ったことは評価できますが、リードを保つためのボール運びや終盤の判断には改善の余地があります。特に相手が守備の強度を上げてくる時間帯に、どのように攻撃を安定させるかが今後の課題です。
【U18女子アジアカップ2026】日本83-55台湾の詳細と大会最終結果
U18女子日本代表の台湾戦では、前半の接戦から後半に一気に抜け出す展開となりました。
竹内美弥が14得点、複数選手が2桁得点
FIBA公式の試合記録によると、日本の得点は以下のとおりです。
- 竹内美弥:14得点
- 坂田萌:12得点
- 小池茉鈴:11得点
- 松本莉央:11得点
- 大槻佳子:11得点
- 勝部莉子:10得点
6人が2桁得点を記録しており、特定の選手に依存しない攻撃が特徴でした。
特に注目されたのは第3クォーターです。日本はこの10分間で25得点を挙げ、台湾を10得点に抑えました。
小池茉鈴が11-0の連続得点につながる攻撃を生み出し、竹内や大槻も得点を重ねました。前半終了時の34-32という僅差から、試合の流れを完全に日本側へ引き寄せています。
日本は準優勝、竹内美弥は大会MVPを受賞
台湾戦の勝利だけでなく、その後の大会成績にも注目したいところです。
日本はグループリーグで勝ち進み、準決勝では韓国を80-43で撃破。8年ぶりとなる決勝進出を果たしました。
決勝の相手はオーストラリア。日本は最後まで競り合いましたが、最終スコア82-83で惜敗し、準優勝となりました。
一方、竹内美弥は大会MVPを受賞。台湾戦でも14得点を記録した竹内は、決勝では25得点を挙げるなど、大会を通して日本の中心選手として活躍しました。
つまり、83-55という台湾戦の結果は、日本が大会全体で決勝まで進んだ好調な戦いの出発点でもありました。
【歴代対戦成績】日本代表と台湾代表の勝敗・過去の対戦経緯
日本と台湾の男子代表は、アジアの大会で繰り返し対戦してきたライバルです。2026年の85-78を理解するには、過去の対戦経緯も押さえておく必要があります。
2023年アジア大会では日本が66-85で敗北
2023年10月3日、杭州で開催された第19回アジア競技大会の男子準々決勝では、日本はチャイニーズ・タイペイに66-85で敗れました。
当時の日本は3ポイントシュートが32本中5本しか成功せず、リバウンドでも35対54と大きく差をつけられました。序盤から相手に主導権を握られ、準々決勝で大会を終えています。
この敗戦から約3年後、同じアジア大会の準々決勝で日本が85-78と勝利したことは、対戦の歴史を振り返るうえでも大きな意味を持ちます。
FIBA公式記録に見る歴代対戦成績
FIBAが2025年8月4日時点で公表したシニア大会の対戦集計では、チャイニーズ・タイペイ側の日本戦成績は7勝13敗。つまり、日本が13勝7敗とリードしていました。
その後のFIBAワールドカップ2027アジア地区予選でも、日本は2025年11月28日に90-64、12月1日に80-73で台湾に連勝しています。
以下は、近年の主要な対戦経緯をまとめたものです。
| 時期・大会 | カテゴリー | 試合結果 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 2023年10月・杭州アジア大会 | 男子 | 日本66-85台湾 | 台湾が準々決勝で勝利 |
| 2025年11月28日・W杯予選 | 男子 | 日本90-64台湾 | 日本が26点差で勝利 |
| 2025年12月1日・W杯予選 | 男子 | 台湾73-80日本 | 日本がアウェーでも勝利 |
| 2026年9月16日・愛知名古屋アジア大会 | 男子 | 台湾78-85日本 | 日本が準決勝進出 |
| 2026年10月4日・U18女子アジアカップ | U18女子 | 日本83-55台湾 | 日本が28点差で快勝 |
なお、FIBAの13勝7敗という数字は同資料のシニア大会集計に基づくもので、すべての大会やカテゴリーを含む無条件の通算成績ではありません。U18女子の試合も男子シニア代表の歴代対戦成績には含まれません。
チャイニーズ・タイペイ代表はどんなチーム?
台湾代表は、国際バスケットボールでは主にチャイニーズ・タイペイ(Chinese Taipei)という名称で登録されています。
日本との対戦では、ガード陣のボール運びや3ポイントシュート、速い攻守の切り替えが試合のポイントになります。2026年の男子準々決勝でも、終盤に台湾が反撃した背景には、攻撃のテンポを上げて得点を重ねる力がありました。
日本が勝つためには、単に得点力で上回るだけでなく、相手の攻撃の起点を抑え、リバウンドから攻撃の回数を確保が必要です。
【男子バスケ日本代表】2026年アジア大会のメンバーとスタメン
2026年のアジア大会に出場した男子日本代表は、吉本泰輔ヘッドコーチが率いる12人のチームでした。
日本代表の大会登録メンバー12人
日本バスケットボール協会が発表した男子日本代表の大会メンバーは次のとおりです。
- アレックス・カーク(C)
- シェーファー アヴィ幸樹(C)
- 津屋一球(SG)
- 高島紳司(SG)
- 黒川虎徹(PG)
- 狩野富成(C)
- 小川敦也(PG)
- 山内ジャヘル琉人(SG)
- ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG)
- 金近廉(SF)
- 山﨑一渉(SF)
- 川島悠翔(PF)
ヘッドコーチは吉本泰輔です。
台湾戦のスターティングメンバー5人
JOCの大会報告によると、台湾戦で日本が先発起用したのは次の5人です。
- PG:小川敦也
- SG:高島紳司
- SF:金近廉
- PF:川島悠翔
- C:アレックス・カーク
予選ラウンドから継続して同じスターティングファイブを起用した点も特徴です。
一方、途中出場の黒川虎徹やジャン・ローレンス・ハーパージュニアも重要な役割を担いました。特にハーパーの守備は、相手のターンオーバーを誘発するきっかけとなりました。
先発5人の安定性と、ベンチメンバーを活用した運動量の維持。この組み合わせが、2026年の日本代表の強みでした。
【試合日程・開始時間・テレビ放送】日本対台湾バスケはどこで見られた?
2026年9月16日の男子日本対台湾戦はすでに終了しています。試合を見逃した人向けに、当時の開催情報と放送・配信状況を整理します。
男子日本対台湾の試合日程
- 開催日:2026年9月16日(水)
- 大会:第20回アジア競技大会
- 競技:男子5人制バスケットボール準々決勝
- 試合開始:19時20分
- 会場:愛知国際アリーナ(IGアリーナ)
- 対戦:日本対チャイニーズ・タイペイ
- 結果:日本85-78台湾
テレビ放送・ネット配信は?
男子準々決勝の日本対台湾戦は、当時の大会配信案内ではU-NEXTでライブ配信されました。
一方、TBS系列の地上波放送やTVerでのライブ配信は、この準々決勝については予定されていませんでした。男子バスケットボールの地上波中継は、9月18日の準決勝などに組まれていました。
そのため、試合をリアルタイムで視聴する場合はU-NEXTが主な選択肢でした。現在の見逃し配信の公開状況や視聴期限は、サービス側の最新案内を確認する必要があります。
U18女子の試合配信について
10月4日から10日まで開催されたFIBA U18女子アジアカップ2026は、FIBA公式YouTubeチャンネルで全試合のライブ配信が案内されていました。
男子のアジア大会と女子のU18アジアカップでは大会運営や配信方法が異なるため、視聴する際には大会名とカテゴリーを確認することが大切です。
次の日本代表の試合予定
2026年11月5日時点で、男子シニア代表の次の主要な国際試合はFIBAワールドカップ2027アジア地区予選のWindow5です。
- 2026年11月26日:日本対レバノンではなく、レバノン対日本(アウェー)
- 2026年11月29日:カタール対日本(アウェー)
これらは台湾戦ではありません。次回の日本対台湾戦については、現時点で新たな対戦日程は発表されていません。
【日本代表の最新成績】FIBAワールドカップ2027予選と今後の展望
2026年の日本代表を評価するうえで、アジア大会だけでなくFIBAワールドカップ2027アジア地区予選の成績も重要です。
男子日本代表は2次ラウンドで6勝2敗
FIBA公式の2027年ワールドカップアジア地区予選の順位表では、2026年8月終了時点で日本は6勝2敗、勝ち点14。2次ラウンドのグループFでレバノンと並ぶ上位につけています。
同グループには中国、韓国、カタール、サウジアラビアも所属しています。日本にとっては、ワールドカップ出場権を確保するために一戦ごとの結果が重要になる段階です。
2026年8月のWindow4では、日本はサウジアラビアに106-78、カタールに123-70で連勝しました。特にカタール戦では123得点を記録し、攻撃力の高さを示しました。
2026年アジア大会では銀メダルを獲得
男子日本代表は台湾戦の後も勝ち進み、9月18日の準決勝では中国を97-77で撃破しました。
しかし、9月20日の決勝では韓国に57-67で敗れ、最終順位は2位。日本は銀メダルを獲得しました。
予選ラウンドではインドネシアに98-53、サウジアラビアに86-80で勝利した一方、韓国には83-100で敗れています。決勝でも韓国に敗れたことから、アジアの強豪国との試合では守備の継続性や攻撃の安定性が今後の課題として残りました。
【プロの結論】日本対台湾の結果を評価するときに見るべきポイント
2026年の日本対台湾バスケから読み取れるのは、日本代表がカテゴリーごとに着実に成果を残していることです。
ただし、85-78と83-55を同じ基準で比較することはできません。男子シニア代表とU18女子代表では、選手の年齢、競技環境、戦術、対戦相手の構成が異なります。
試合結果を正しく評価するには、次の3点を意識するとよいでしょう。
- カテゴリーを確認する:男子シニア、女子シニア、U18などを混同しない。
- 大会の位置づけを確認する:アジア大会、FIBAワールドカップ予選、U18アジアカップでは大会の目的が異なる。
- スコアだけでなく試合内容を見る:得点者、リバウンド、3ポイント成功率、クォーターごとの流れも重要。
特に男子85-78の試合では、黒川虎徹の23得点だけでなく、組織的な守備と選手交代による運動量の維持が勝因になりました。一方、U18女子の83-55では、6人が2桁得点を挙げる選手層の厚さが際立ちました。
日本代表の現在の実力を判断するなら、単発の勝敗だけでなく、複数の大会における継続的な成績と試合内容を合わせて見ることが重要です。
【日本対台湾バスケ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の男子日本対台湾バスケの試合結果は?
A1:2026年9月16日のアジア競技大会男子準々決勝で、日本がチャイニーズ・タイペイに85-78で勝利しました。黒川虎徹が両チーム最多の23得点を記録しています。
Q2:U18女子日本対台湾の試合結果は?
A2:2026年10月4日のFIBA U18女子アジアカップで、日本が83-55で勝利しました。竹内美弥が14得点を挙げ、日本は最終的に大会準優勝となりました。
Q3:男子日本対台湾戦は何時から開催され、どこで配信された?
A3:2026年9月16日19時20分から愛知国際アリーナで開催されました。当時はU-NEXTでライブ配信され、TBS系列の地上波放送やTVerでのライブ配信は予定されていませんでした。
Q4:日本代表と台湾代表の歴代対戦成績は?
A4:FIBAの2025年8月4日時点のシニア大会集計では、日本が13勝7敗とリードしていました。その後、2025年のワールドカップ予選でも日本が2連勝しています。なお、全大会・全カテゴリーの通算成績とは集計範囲が異なります。
Q5:日本対台湾の次のバスケの試合はいつ?
A5:2026年11月5日時点で、男子シニア代表の次回対戦日は発表されていません。日本男子代表は11月26日にレバノン、11月29日にカタールとワールドカップ予選で対戦する予定です。
まとめ:2026年の日本対台湾バスケは両カテゴリーで日本が勝利
2026年の日本対台湾バスケは、男子日本代表が9月16日のアジア大会準々決勝で85-78、U18女子日本代表が10月4日のアジアカップで83-55と、両カテゴリーで日本が勝利しました。
男子は黒川虎徹の23得点と組織的な守備が勝利の原動力となり、アジア大会では最終的に銀メダルを獲得。U18女子は竹内美弥ら複数選手の活躍で決勝まで進み、準優勝という結果を残しました。
2023年のアジア大会では台湾に敗れていた男子日本代表が、2026年に同じ準々決勝で勝利したことも見逃せないポイントです。
今後はFIBAワールドカップ2027アジア地区予選のWindow5が大きな注目材料となります。日本代表がアジアの強豪国との対戦を通じて、どこまで実力を高められるか。2026年の対台湾戦は、その成長を示す重要な記録として位置づけられます。
主な事実確認資料: 日本バスケットボール協会の男子大会レポート・大会総括、JOCの試合記録、FIBAのU18女子公式試合記録・大会順位表、FIBAワールドカップ予選の公式順位表を参照しています。