2026年8月1日、福島県のJヴィレッジスタジアムで行われた男子決勝は、静岡学園と近畿大学附属高校の対戦となった。
試合は静岡学園が2-1で勝利。最後まで勝敗の分からない接戦を制し、念願のインターハイ初優勝を達成した。
決勝の得点経過
| 時間 | 得点者 | スコア |
|---|---|---|
| 19分 | 静岡学園・泉新 | 1-0 |
| 30分 | 近大附属・藤川澄生 | 1-1 |
| 70分+5分 | 静岡学園・沢井翼 | 2-1 |
前半19分、泉新のゴールで静岡学園が先制。しかし30分には近大附属の藤川澄生が得点し、1-1で前半を終えた。
後半は両校ともに決定的なチャンスをうかがう展開となった。
そして迎えた後半アディショナルタイムの70分+5分。静岡学園の沢井翼が勝ち越しゴールを決め、試合を決定づけた。
JFAの公式試合記録でも、泉新、藤川澄生、沢井翼の3人が得点者として記録されている。
静岡学園にとって歴史的な優勝
今回の優勝は、静岡学園サッカー部にとって創部初の全国高校総体制覇だった。
同校は2011年度にも全国大会の決勝へ進出したが、そのときは準優勝。2026年は15年ぶりに決勝の舞台へ戻り、ついに夏の全国タイトルを手にした。
また、静岡県勢にとっても大きな節目となった。インターハイ男子での県勢優勝は、1996年の清水市立商業以来、30年ぶりとなる。
一方、準優勝の近大附属も高い勝負強さを示した。12大会ぶりの出場から決勝まで進み、最後まで優勝校を苦しめた点は今大会を象徴する戦いだった。
【男子全試合結果】1回戦から準決勝まで全50試合のスコア一覧

男子大会は全国51校によるノックアウト方式で実施された。
7月25日の1回戦から8月1日の決勝まで、合計50試合が行われた。ここでは各ラウンドのスコアをまとめる。
1回戦の結果(7月25日)
| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 佐賀東-西京 | 4-2 |
| 鳴門-桐光学園 | 0-1 |
| 四日市中央工-専大北上 | 0-2 |
| 前橋育英-鵬学園 | 3-0 |
| 東山-青森山田 | 0-1 |
| 国士舘-高知中央 | 2-2(PK2-4) |
| 国見-近大附属 | 1-2 |
| 日章学園-米子北 | 2-1 |
| 富山第一-帝京大可児 | 0-0(PK4-3) |
| 矢板中央-四国学院大香川西 | 1-0 |
| KBC高等学院-松本国際 | 0-5 |
| 大阪桐蔭-旭川実業 | 2-5 |
| 大分-立正大淞南 | 1-1(PK7-6) |
| 鹿島学園-畝傍 | 4-1 |
| 豊川-聖和学園 | 2-3 |
| 岡山学芸館-桐蔭学園 | 2-3 |
| 初芝橋本-山形明正 | 1-3 |
| 丸岡-瀬戸内 | 1-1(PK7-6) |
| 今治東-成立学園 | 0-1 |
1回戦では、前橋育英や鹿島学園などが勝利した一方、東山、米子北、大阪桐蔭といった注目校が敗退した。
特に東山と青森山田の対戦は、青森山田が1-0で勝利。強豪同士の対戦が序盤から実現した。
2回戦の結果(7月26日)
| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 神村学園-佐賀東 | 5-1 |
| 桐光学園-専大北上 | 2-1 |
| 滝川第二-前橋育英 | 3-1 |
| 青森山田-山梨学院 | 1-2 |
| 昌平-高知中央 | 1-0 |
| 近大附属-帝京安積 | 2-1 |
| 明桜-日章学園 | 1-1(PK3-5) |
| 富山第一-市立船橋 | 0-0(PK5-4) |
| 尚志-矢板中央 | 1-2 |
| 松本国際-旭川実業 | 1-1(PK7-8) |
| 静岡学園-大分 | 8-0 |
| 鹿島学園-新潟明訓 | 2-1 |
| 九州国際大付-聖和学園 | 1-0 |
| 桐蔭学園-近江 | 2-1 |
| 山形明正-丸岡 | 4-1 |
| 成立学園-大津 | 0-2 |
静岡学園は大分に8-0で快勝。攻撃力の高さを印象づけ、3回戦へ進出した。
一方、青森山田は山梨学院に1-2で敗退。市立船橋も富山第一とのPK戦に敗れ、序盤で姿を消した。
3回戦の結果(7月28日)
| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 神村学園-桐光学園 | 1-1(PK4-5) |
| 滝川第二-山梨学院 | 1-0 |
| 昌平-近大附属 | 1-2 |
| 日章学園-富山第一 | 1-0 |
| 矢板中央-旭川実業 | 1-2 |
| 静岡学園-鹿島学園 | 2-2(PK5-3) |
| 九州国際大付-桐蔭学園 | 0-2 |
| 山形明正-大津 | 1-2 |
3回戦では、前年優勝校の神村学園が桐光学園と1-1で引き分け、PK戦の末に敗退した。
静岡学園も鹿島学園との試合で2-2となったが、PK戦を5-3で制して準々決勝へ進んだ。
近大附属は昌平を2-1で破り、こちらも上位進出を決めた。
準々決勝の結果(7月29日)
| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 桐光学園-滝川第二 | 1-1(PK1-4) |
| 近大附属-日章学園 | 2-1 |
| 旭川実業-静岡学園 | 2-3 |
| 桐蔭学園-大津 | 0-1 |
準々決勝では、静岡学園が旭川実業との打ち合いを3-2で制した。
近大附属も日章学園を2-1で下し、準決勝へ進出。滝川第二と大津も勝ち残り、ベスト4が確定した。
準決勝の結果(7月31日)
| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 滝川第二-近大附属 | 0-0(PK3-4) |
| 静岡学園-大津 | 1-0 |
第1試合は滝川第二と近大附属が互いに得点を許さず、PK戦へ突入。近大附属が4-3で勝利し、決勝進出を決めた。
もう一方の試合では、静岡学園が大津を1-0で撃破。
こうして近大附属と静岡学園による決勝が実現した。
【インターハイベスト4と最終順位】2026年男子大会の勢力図
2026年の男子大会で最後まで勝ち残ったのは、静岡学園、近大附属、滝川第二、大津の4校だった。
最終順位は以下のとおり。
静岡学園(静岡県)2-1
決勝で近大附属に勝利
近大附属(大阪府)
決勝で静岡学園に1-2
3位・滝川第二
兵庫県・準決勝PK負け
3位・大津
熊本県・準決勝敗退
ベスト4の勝ち上がりと関係性
| 学校 | 都道府県 | 準決勝 | 最終結果 |
|---|---|---|---|
| 静岡学園 | 静岡 | 大津に1-0 | 優勝 |
| 近大附属 | 大阪 | 滝川第二に0-0、PK4-3 | 準優勝 |
| 滝川第二 | 兵庫 | 近大附属にPK3-4 | 3位 |
| 大津 | 熊本 | 静岡学園に0-1 | 3位 |
※3位決定戦は実施されていないため、滝川第二と大津は同率3位として扱う。
この結果から注目したいのは、静岡学園と近大附属が異なる形で決勝に到達した点だ。
静岡学園は準々決勝で旭川実業に3-2、準決勝では大津に1-0と、試合を重ねるごとに勝負強さを発揮した。
対する近大附属は、準々決勝の日章学園戦を2-1で勝ち抜き、準決勝ではPK戦を制した。接戦をものにする粘り強さが決勝進出につながった。
男子大会の得点王
今大会の男子得点ランキングでは、静岡学園の坂本健悟が5得点でトップに立った。
2位以下には旭川実業のオニブチジデオフォー太郎、山形明正の山本将吾と増田琉輝、桐蔭学園の武本陽向、鹿島学園のワーズィージェイヴェン勝、近大附属の久下彬が3得点で並んだ。
優勝校の選手が得点ランキングでも首位となったことは、静岡学園の攻撃力を示す数字の一つだ。
【全国高校総体サッカー組み合わせ】2026年のトーナメント表と大会方式
2026年の男子大会は、全国51校が参加する一発勝負のトーナメント方式で開催された。
大会期間は7月25日から8月1日まで。福島県のJヴィレッジを中心に、いわき市、楢葉町、広野町などの会場が使用された。
静岡学園・近大附属の勝ち上がり
決勝に進出した2校のトーナメント経路を整理すると、次のようになる。
静岡学園の勝ち上がり
- 2回戦:大分に8-0
- 3回戦:鹿島学園に2-2(PK5-3)
- 準々決勝:旭川実業に3-2
- 準決勝:大津に1-0
- 決勝:近大附属に2-1
近大附属の勝ち上がり
- 1回戦:国見に2-1
- 2回戦:帝京安積に2-1
- 3回戦:昌平に2-1
- 準々決勝:日章学園に2-1
- 準決勝:滝川第二に0-0(PK4-3)
- 決勝:静岡学園に1-2
静岡学園は2回戦から登場した一方、近大附属は1回戦から勝ち上がった。
両校の決勝進出までの道のりは異なるが、どちらも厳しい接戦を経験していた。
2026年大会の日程
| 日程 | 男子の試合 |
|---|---|
| 7月25日 | 1回戦 |
| 7月26日 | 2回戦 |
| 7月27日 | 休養日 |
| 7月28日 | 3回戦 |
| 7月29日 | 準々決勝 |
| 7月30日 | 休養日 |
| 7月31日 | 準決勝 |
| 8月1日 | 決勝 |
試合時間は原則70分(35分ハーフ)。規定時間で決着がつかない場合はPK戦で勝敗を決める方式で、決勝のみ延長戦が設けられていた。
【女子インターハイサッカー結果】藤枝順心が十文字を3-0で破り優勝
男子大会とともに注目された女子大会では、静岡県代表の藤枝順心が全国の頂点に立った。
決勝は2026年7月31日、リアルター夢りんご東光スポーツ公園球技場Aで開催。対戦相手は東京都代表の十文字だった。
試合結果は藤枝順心3-0十文字。
藤枝順心は前半から主導権を握り、3得点を奪って完勝した。
女子決勝の得点経過
| 時間 | 得点者 | スコア |
|---|---|---|
| 9分 | 藤枝順心・花澤麻里衣 | 0-1 |
| 13分 | 藤枝順心・酒井美祐 | 0-2 |
| 54分 | 藤枝順心・西梨恋 | 0-3 |
前半9分に花澤麻里衣が先制すると、わずか4分後の13分には酒井美祐が追加点を記録。
後半54分には西梨恋が3点目を決め、藤枝順心が試合を決定づけた。
JFAの公式記録でも、3人の得点と最終スコアが確認できる。
女子準決勝の結果
| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 十文字-柳ヶ浦 | 2-2(PK5-4) |
| 神村学園-藤枝順心 | 2-2(PK4-5) |
藤枝順心は神村学園との準決勝で2-2と引き分け、PK戦を5-4で制して決勝へ進んだ。
十文字も柳ヶ浦との接戦をPK戦で制しており、両校とも厳しい準決勝を勝ち抜いていた。
女子大会の優勝・準優勝
藤枝順心(静岡県)3-0
決勝で十文字に勝利
十文字(東京都)
決勝で藤枝順心に敗退
藤枝順心にとって、今回の優勝は2年ぶり。学校の公式発表でも、ハイプレスを機能させて全国制覇を達成したことが報告されている。
男子の静岡学園に続き、女子でも静岡県代表が優勝したことは、2026年のインターハイサッカーを象徴する結果となった。
【都道府県予選結果と歴代優勝校】2026年の代表校・過去の王者を整理
インターハイに出場するためには、各都道府県の予選を勝ち抜く必要がある。
2026年の男子全国大会は51校で争われた。基本的には各都道府県から1校が出場し、東京都、神奈川県、大阪府、開催県の福島県には追加の出場枠が設けられた。
都道府県予選と全国大会の関係
2026年の出場枠は次のとおり。
- 各都道府県の基本枠:1校
- 東京都:2校
- 神奈川県:2校
- 大阪府:2校
- 福島県:2校
47都道府県の基本枠に追加枠4校を加え、合計51校となった。
各県の予選結果を確認するときは、代表校の名前だけでなく、何大会ぶりの出場か、県内の強豪校をどのように破ったかも注目したい。
例えば、2026年の静岡県代表は静岡学園、大阪府代表の一つは近大附属だった。両校が全国決勝で顔を合わせたことは、各県予選から続く勝ち上がりの集大成でもあった。
高校サッカーのインターハイ歴代優勝校
2026年の静岡学園は、男子インターハイの新たな歴代優勝校に加わった。
JFAが公表している歴代優勝記録をもとに、近年の優勝校を振り返る。
| 年度 | 優勝校 | 都道府県 |
|---|---|---|
| 2019年 | 桐光学園 | 神奈川 |
| 2020年 | 大会中止 | ― |
| 2021年 | 青森山田 | 青森 |
| 2022年 | 前橋育英 | 群馬 |
| 2023年 | 明秀日立 | 茨城 |
| 2024年 | 昌平 | 埼玉 |
| 2025年 | 神村学園 | 鹿児島 |
| 2026年 | 静岡学園 | 静岡 |
2020年は新型コロナウイルスの影響で大会が中止された。
過去の優勝校を見ると、市立船橋、国見、清水東、東福岡、青森山田など、全国高校サッカーを代表する名門校が並ぶ。
静岡学園は2026年に初優勝を果たしたことで、この歴史に新たな名前を刻んだ。
【プロの結論】インターハイの結果を見るときに押さえたい3つのポイント
インターハイの結果を単純な勝敗だけで判断すると、各校の実力や大会の特徴を十分に理解できない。
特に2026年大会から読み取れる要点は3つある。
1. 強豪校でも序盤敗退は珍しくない
青森山田、市立船橋、前橋育英といった全国的な知名度を持つ学校でも、今大会では早い段階で敗退した。
過去の優勝実績だけで次の試合の勝敗を予測するのは難しい。
2. PK戦への対応が勝ち上がりを左右する
静岡学園は鹿島学園との3回戦をPK戦で突破。近大附属も滝川第二との準決勝をPK戦で勝ち抜いた。
一発勝負のトーナメントでは、規定時間内の得点力だけでなく、PK戦に対応する精神面や準備も重要な要素となる。
3. ベスト4進出と優勝は別の評価軸
近大附属は準優勝、滝川第二と大津は3位だった。いずれも全国上位の成績だが、決勝を制した静岡学園とは最終順位が異なる。
大会の実績を比較するときは、優勝校だけでなく、準優勝、ベスト4、ベスト8まで確認すると、各チームの到達点が分かりやすい。
【インターハイサッカーの結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:インターハイサッカー2026の男子優勝校はどこですか?
A1:静岡学園高校です。2026年8月1日の決勝で近大附属を2-1で破り、創部初のインターハイ優勝を達成しました。
Q2:静岡学園と近大附属の決勝結果は何対何ですか?
A2:静岡学園が2-1で勝利しました。静岡学園は泉新と沢井翼、近大附属は藤川澄生が得点しました。決勝点は70分+5分に生まれました。
Q3:2026年男子インターハイのベスト4はどこですか?
A3:静岡学園、近大附属、滝川第二、大津の4校です。静岡学園が優勝、近大附属が準優勝、滝川第二と大津が3位となりました。
Q4:女子インターハイ2026の優勝校はどこですか?
A4:藤枝順心高校です。決勝で十文字を3-0で下し、2年ぶりの優勝を果たしました。
Q5:2026年インターハイサッカーの男子大会はいつ開催されましたか?
A5:2026年7月25日から8月1日まで開催されました。福島県のJヴィレッジを中心に試合が行われました。
Q6:2026年のインターハイ男子サッカーは何校が出場しましたか?
A6:全国51校です。各都道府県の代表校を中心に、東京・神奈川・大阪・開催県の福島に追加枠が設けられました。
Q7:2026年のインターハイサッカーで得点王になった選手は誰ですか?
A7:男子は静岡学園の坂本健悟で、5得点を記録しました。女子は神村学園の山野蒼空が5得点で得点王となりました。
まとめ:インターハイサッカー2026は静岡学園と藤枝順心が頂点に
2026年のインターハイサッカーは、男子で静岡学園、女子で藤枝順心が優勝した。
男子決勝では静岡学園が近大附属を2-1で破り、創部初の全国高校総体優勝を達成。沢井翼が決めた70分+5分の決勝ゴールは、大会を象徴する劇的な場面となった。
男子の最終順位は以下のとおり。
- 優勝:静岡学園
- 準優勝:近大附属
- 3位:滝川第二
- 3位:大津
女子では藤枝順心が十文字を3-0で下し、2年ぶりの全国制覇を果たした。
今回の大会は、名門校の早期敗退、PK戦での勝負強さ、そして静岡県勢の男女優勝など、見どころの多い大会だった。
インターハイの結果を振り返る際には、決勝スコアだけでなく、準決勝や準々決勝、各校の勝ち上がり、歴代優勝校との比較まで確認することで、高校サッカーの勢力図をより深く理解できる。
2026年の夏を制した静岡学園と藤枝順心。この2校の優勝は、全国高校サッカーの歴史に残る大きな成果となった。
主な参照資料:日本サッカー協会(JFA)2026年度大会公式記録・歴代優勝チーム一覧、静岡学園中学校・高等学校公式活動報告、藤枝順心中学校・高等学校公式発表、U18サッカー順位確認システム、ユースタッツ。